一生涯にあたる約50年ほど車を所有、維持するにはかなりの費用が必要となります。

車は1回の購入に限らす、生涯で数回にわたり乗り換えるでしょう。数回の購入費にプラスして年間維持費もかかるので、経済的に負担が重い人もいるはずです。

車の使用頻度に応じて、車を手放す判断をしたほうが良い場合もあります。また、維持費を節約する方法もいくつかあるので、参考にして生活に取り入れてみてください。

車にかかる費用・維持費と購入費

車にかかる費用・維持費と購入費
車を所有、使用し続けるには購入費以外にも維持費がかかります。

車購入の際は、車両本体価格と諸経費でまとまったお金が必要です。しかし、お金の準備ができなくても、ローンを組めば分割で返済できます。

ただ、ローンには金利がつくので、実際には購入額を上回るお金を返済することになるはずです。

金利はいくらぐらいでしょうか?
ローンの種類によって差がありますが、大体約1~10%となっています。

そして、車を維持するには「税金」「保険料」「燃料費」「メンテナンス費」が必要です。維持費は車種によって違いがあります。

ローン返済金に維持費が加算されるので、車にかかる支出は増えることになるでしょう。そのため、車を1台所有するには数十万円と、まとまったお金がかかると言えます。

購入前に維持できるかどうかを十分検討することが大事です。

車の買い替えタイミング

車の買い替えタイミング
車は一度新車で購入しても、そのまま何十年も乗り続けるのは難しいとされています。

国産車は性能に優れているので、10年以上乗り続けても故障して動かなくなる可能性は低いです。しかし、実際に10年以上同じ車に乗る人は一般的に少ないです。

車を長年乗り続けると車の主要な部品が消耗、劣化するので、メンテナンス費用がかさみます。更に、長年の使用でエンジンに負荷がかかり、燃費が悪化するなど結局維持費が高くなってしまうのです。

車の乗り換えのタイミングは人によって違いがありますが、車検時にある程度の費用がかかることを考えて、車検前のタイミングで乗り換える人が多いです。

車検の初回は購入から3年後と、それ以降は2年ごとに行われます。そのため、大体新車購入から5年、7年もしくは9年後に買い替える人が多いでしょう。

長距離通勤などで年間走行距離が多いと、もう少し早く乗り換える人もいます。

軽自動車の月間と一年間の維持費について

軽自動車の月間と一年間の維持費について
軽自動車は税金や自動車保険料も普通車よりも安く、一般的に燃費が良いので、車の維持にかかるコストも比較的安いと言われています。

そんな軽自動車の維持費の内訳を見ていきましょう。

・軽自動車税
一律1万800円

・自動車重量税
1万2300円

・自賠責保険料
2万2000円

・自動車保険
保険内容によっても違いますが、約8万円とします。

・燃料費
ガソリン1ℓあたり130円、年間走行距離を1万㎞で燃費を15㎞/とすると約8万3000円程

・駐車場代
地域によって価格に差はありますが、約10万円とします。

・メンテナンス費
車検と点検代、オイル交換などの消耗品代を含めると約4万5000円程度です。

上記の条件だった場合、月間の維持費は約3万円で、年間だと約35~38万円ほどかかる計算になります。

コンパクトカーの月間と一年間の維持費について

コンパクトカーの月間と一年間の維持費について
コンパクトカーは普通車ですが排気量が小さく重量も軽めなので、税金は他の普通車よりは安く燃費も良いとされています。

排気量1.5ℓのコンパクトカーを例に、維持費の内訳を見ていきましょう。

・自動車税
3万500円

・自動車重量税
1万6400円

・自賠責保険料
1万775円

・自動車保険
保険内容によっても違いますが、約8万5000円とします。

・燃料費
ガソリン1ℓあたり130円、年間走行距離を1万㎞で燃費を12㎞/とすると約10万4000円ほどになります。

・駐車場代
地域によって価格に差はありますが、約10万円とします。

・メンテナンス費
車検と点検代、オイル交換などの消耗品代を含めると約5万3000円程度です。

上記の条件だった場合、月間の維持費は約3万6000円前後で、年間だと約44~47万円ほどかかる計算になります。

普通車(ミニバン)の月間と一年間の維持費について

普通車(ミニバン)の月間と一年間の維持費について
普通車の中でもミニバンは重量があって排気量も大きいので、税金や保険料もどうしても高くなります。

排気量2.5ℓのLクラスミニバンを例に、維持費の内訳を見ていきましょう。

・自動車税
4万5000円

・自動車重量税
1万6400円

・自賠責保険料
約1万2900円

・自動車保険
保険内容によっても違いますが約9万円とします。

・燃料費
ガソリン1ℓあたり130円、年間走行距離を1万㎞で燃費を9㎞/とすると約13万9000円ほどになります。

・駐車場代
地域によって価格に差はありますが、約10万円ほどかかります。

・メンテナンス費
車検と点検代、オイル交換などの消耗品代を含めると約6万円ほどになるでしょう。

上記の条件だった場合、月間の維持費は約4万3000円前後で、年間だと約50~53万円ほどかかる計算になります。

軽自動車の生涯維持費

軽自動車を20歳~70歳まで約50年間乗り続けるとします。その間、7年ごとに車を買い替える計算で生涯維持費を見てみましょう。

購入費

車の購入代金は下取り価格を差し引いて約130万円と仮定すると、生涯にかかる車の購入費は約930万円です。

維持費

車の維持費は年間約38万円として、50年間で約1900万円かかります。

軽自動車に一生涯乗り続けるとして、車の費用は「約2700万円」ほどかかる計算です。車の購入費や維持費が一番安いと言われている軽自動車でさえも、かなりの金額が車にかかっていることが分かります。

コンパクトカーの生涯維持費

コンパクトカーを20歳~70歳まで約50年間、一生涯乗り続けるとします。その間に、車を7年ごとに買い替えると仮定しましょう。

購入費

車の購入代金は下取り価格を差し引いて約210万円と仮定すると、生涯にかかる車の購入費は約1500万円です。

維持費

維持費も年間約47万円とすると、50年間で約2350万円になります。

コンパクトカーに乗り続けるとして、生涯にかかる車の費用は「約3850万円」もかかる計算です。3850万円もあれば、地方によってはマイホームが購入できる費用とも言えます。

普通車(ミニバン)の生涯維持費

普通車のミニバンを20歳~70歳まで約50年間、一生涯乗り続けるとします。その間に、例えば車を7年ごとに買い替えたとします。

購入費

車の購入代金は下取り価格を差し引いて約350万円と仮定すると、生涯にかかる車の購入費は約2450万円です。

維持費

維持費も年間約55万円とすると、50年間で約2750万円になります。

ミニバンに乗り続けるとして、生涯にかかる車の費用は「約5300万円」となる計算です。ざっくりとした計算ですが、何かと費用が高いミニバンに乗り続けると5300万円もかかるのはかなりの出費です。都会でマンションが購入できる位の費用です。

一生涯で別の車種に乗り換えるなら維持費はいくら?

一生涯で別の車種に乗り換えるなら維持費はいくら?
一生涯同じ車種を乗り続ける人もいますが、ライフスタイルの変化に伴い乗る車種を変える人も多いでしょう。

例えば、独身の頃は身軽なので、動きやすく維持費の安い軽自動車やコンパクトカーに乗るとします。結婚して子供が生まれると大きなミニバンに乗り換え、子供が独立して夫婦2人になったら再びコンパクトカーに変えるといった感じです。
子供の数によってはミニバンのグレードを上げなければいけません。また、子供が一人だとすれば車内が広いコンパクトカーでも十分だと思います。

一般的にはこのような乗り換えのパターンが多いとされています。

「30年間はコンパクトカー」「20年間はミニバン」を乗ったとした場合、生涯維持費はざっと4500万円程度です。

そうなると、同じ1台でずっと軽自動車やコンパクトカーを乗り続けるよりは生涯維持費は高くなりますし、ミニバンを乗り続けるよりは安くなるのです。

やはり、ハイクラスのミニバンを所有し続けるのは経済的な負担が大きいことが分かりますね。

家庭で必要な台数、期間を考えて計画的に車を保有する

家庭で必要な台数、期間を考えて計画的に車を保有する
車の生涯維持費は、一番安い軽自動車を乗り続けたとしても、かなりの金額になります。

人生の中で就職や結婚、出産や転勤など、ライフスタイルの変化が訪れる人も多いでしょう。生活の中で家族の人数に合わせて乗車定員や荷台の広さを考慮した車選びが必要となります。更に、通勤に車を使うかどうかも車所有に影響してきます。

子供ができたらミニバンに変えて家庭で所有する車の台数を減らす、もしくは夫婦どちらかの車は軽自動車に変えるのも良いかもしれません。

更に、交通の便が良いところに引っ越したら車を1台減らすなど、将来を見据えて生活に一番適した無駄のない車を選ぶことが維持費節約にもつながると言えます。

車を手放すことを考える

車の生涯維持費はマイホームが購入できるほどの出費になります。

交通の便が比較的良いところに住んでいるなら思い切って車を手放し、別の交通手段を考えてみるのも効果的です。

車を手放すだけでも、毎月数万円かかっていた維持費がカットできます。電車やバスなどで通勤するにしても、会社から通勤費が出ればある程度カバーできます。

カーシェアを利用する

カーシェアを利用する
車にかかる生涯維持費の中で、車の購入資金は1000万円以上とかなりの割合を占めます。

車を購入してローンを組めば、金利がプラスされたローンの返済が家計を苦しめることにもなるでしょう。さほど車を使用しないなら、思い切って車を手放して「カーシェア」を利用したほうが良いです。

カーシェアとは?
必要な時だけ車を借りられるサービスで、特定の車を数人の会員でシェアして使うシステムになっています。数十分から使えるので、ちょっとした買い物や送迎にも使えて便利です。料金も割とリーズナブルなので使いやすいと人気が高まっています。
レンタカーやタクシーを利用する

「通勤や通学には車は不要」
「買い物するお店も近くにあり月に数回もしくは年に数回車を使用できれば良い」
という人もいるかもしれません。

そうなると、もはや所有する必要性はないでしょう。

必要な時だけ1日単位で借りられる「レンタカー」なら手軽で経済的ですよ。レンタカー代を1日5000円~1万円として、月に数回借りても3~4万円にとどまります。

また、タクシーを使うという手もあります。タクシーを仮に1週間に5000円分使ったとしても、1ヶ月で約2万ほどの出費に抑えられます。

レンタカーとタクシーを併用したとしても、車を生涯維持するのに比べると半分以下の出費で収まるので、かなりお財布に優しいと言えるでしょう。

車の維持費を削減するには

車の維持費を削減するには
車を所有・使用し続ける上で、生涯維持費を少しでも節約するには、以下の4つを試してみてください。

  • 維持費の安い車を選んで購入すること
  • エンジンに負荷をかけないようにエコ運転をして、こまめにメンテナンスを行うこと
  • 車を購入しないでカーリースを利用する
  • 中古車を購入する

それぞれの内容について詳しく説明していきます。

税金・保険料が安い、燃費の良い車種選び

税金・保険料が安い、燃費の良い車種選び
車の維持費の中でも、税金は法律で納付が義務付けられているので絶対に免れない項目です。

しかし、税額は排気量や重量によって変わるので「排気量が少ない」「重量が軽い車種」を選ぶことで自動車税と自動車重量税が節約できます。

また、長年車を大事に乗り続けていても、維持費節約になるとは限りません。初年度登録から13年以上、もしくは15年以上経過した車は、税金が増額されてしまうので要注意です!

逆に、燃費基準に達している車種は税金が免除、もしくは燃費基準達成率に応じて減税の対象となるので、「エコカー」を選ぶのも税金対策となります!

メンテナンスとエコ運転で燃料費を節約

メンテナンスとエコ運転で燃料費を節約
車の燃費性能はガソリン代に直結します。日頃の運転の仕方を見直し、改善することは燃費向上につながるのです。
「急発進」と「急停止」はエンジンに負担をかけて燃費悪化を招きます。発進時はゆっくりアクセルを踏み、運転時は車間距離を保ちながら、信号が変わりそうになったら早めにアクセルから足を離すなど、エコ運転に心がけましょう。

また、車内を冷やしすぎないなど適切にエアコンを使用をし、不要な荷物は下ろして重量を軽くしておくのもポイントです。

そして、タイヤは重たい車両を支えているので、空気圧が減っているとタイヤを回転させるのに余分なエネルギーがかかってしまいます。タイヤの空気圧はこまめにチェックしておいてください。

オイル交換なども定期的に行うなど、メンテナンスをきちんとやっておくことも燃費向上につながります。

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車を所有しないカーリースで維持費軽減

日々の暮らしの中の移動手段として「車」が必要だが、「購入資金が捻出できない」「ローン返済も経済的に苦しい」という人も少なくありません。
そんな場合は「カーリース」を活用するのがおすすめです!

カーリースとは?
カーリースは、リース会社が希望する車を準備してくれるので、リース代(維持費込み)を毎月支払って一定期間、車を借りることができるサービスです。

購入資金が不要な上に、好きな車に乗れるので効率的だと言えるでしょう!

契約期間が終わったら車を返却し、新しく別の車でリース契約を結ぶことが可能です。ローンを組んで新車を購入するよりも、維持費込みのリース代は安いので生涯維持費を比較してもお得になります。

例えば、車を所有するのにローンの返済金をプラスした維持費を払うのは経済的に難しいとします。そんな家庭でも、子供が小さいうちなど、数年だけ車をリース契約して、楽に移動するというのも良い方法でしょう。
ある程度、子供が成長して公共交通機関でも移動できるようになれば、契約を辞めることもできます。

自分の車を所有しなくても良い、決まった期間だけ車を所有したいという人向けだと言えます。

中古車を上手に選んで購入費を抑える

中古車を上手に選んで購入費を抑える
新車では、購入時にまとまった資金が必要となります。ローンを組んでも数年にわたり金利のついた返済金を負担しなければならず、家計の大きな負担となるでしょう。
そんな時、中古車なら新車の半額程度で手に入る車があるので、生涯維持費として車にかかる費用を考えるとかなりお得です。

中古車なんてすぐに故障するでしょ…?
そんなことはありません。中古車でも年式が比較的新しい、古くても3年落ち位のもので走行距離も5万㎞ほどの質の良いものを選べば長く乗ることができます。

しかし、掘り出し物の中古車は簡単には見つからないと言われています。車の乗り換え時は時間に余裕をもち、中古車専門業者に希望の車を探しておいてもらうと見つかる可能性も高まります。

中古車を購入する場合、良いタイミングとかあるの?
中古車を購入するのであれば2、3月と9月あたりがおすすめです!会社の決算期や新生活を前に車が不要になって手放す人が増える時期だからです。

まとめ

①車一台の生涯維持費は車種によって違いはあるが、約3500~4000万円位かかると言われている。
②軽自動車は普通車と比較すると生涯維持費は安い。
③使用頻度が少ないなら、車を手放してカーシェアなど他の方法を考えるとお得。
④ライフスタイルに合わせて所有する台数や車種、使用期間を検討したほうがよい。
⑤維持削減には税金が安い、燃費の良い車を選び、エコ運転などに心がけましょう。
⑥中古車は購入価格が新車よりも安いので、生涯維持費が抑えられる。

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