車の維持費は軽自動車など車種によって違いがあります。そのため、車種ごとに維持費を比較するとどの程度差額が生じるのか分かりやすいでしょう。そして、維持費の安い車種が把握できます。

維持費の安い車を知って車選びの参考にしましょう!

車の維持費は何がかかる?

車の維持費は何がかかる?
車の維持費は大きく分けて以下の4つがあります。

1.税金

車を所有すると税金がかかります。「自動車税・軽自動車税」と「自動車重量税」の2つです。

・軽自動車税の料金
年額一律で1万800円です。

・自動車税の料金
排気量によって税額が変わり、3万~11万円位になります。

・自動車重量税の料金
車の重さによって税額が変わります。車検時に納め、約9000円~5万円位までです。

2.保険料

万一の交通事故に備えて保険にも加入しなければなりません。

・自賠責保険料の料金
車種によって額は多少違いますが、約2万2000円程で車検時に支払います。

・任意保険の料金
補償をカバーする形で、ほとんど全てのドライバーが加入するのが任意保険です。車種や年式、ドライバーの年齢などで保険料には差が生じます。金額は、年間約8万~15万円程度です。

3.燃料費

ガソリン代は車の燃費や使用頻度、走行距離によって違ってきます。毎日通勤で使うとなると燃費が良い車でも月に1万円程度はかかってしまうでしょう。

燃料費の他には、駐車場代や有料道路を使えば通行費もかかります。

4.メンテナンス費用

・車検費用
約5万~15万円位です。

・オイルやタイヤ交換などの整備費用
年間約4万~7万円位必要です。

これらの金額をトータルすると年間維持費は結構かかってしまうと言えるでしょう。

維持費が安い車の選び方 燃費

維持費が安い車の選び方 燃費
車の維持費のうち、車を使う度に消費されるガソリンは維持費全体の2~3割となります。結構な割合をガソリン代が占めているので、維持費を節約するにはガソリン代を軽減させるのが効果的だと言えるでしょう。

ガソリン代を軽減させるには「燃費性能の良い車種」に注目し、選ぶことが大事です。燃費が良い車はエンジンへの負荷が軽く、少しのガソリンでも長距離走行することができる車になります。

「軽自動車」は車両も軽く排気量も少ないため、エンジンへの負担も軽く一般的に燃費が良いとされる車種です。

さらに、「コンパクトカー」も普通車ながら軽量級で、軽自動車よりやや排気量が多い位の車もあるので、燃費性能は良い方です。

また、ガソリンと電気を併用させてエンジンを動かし走行をサポートする「ハイブリッド車」や、「電気自動車」などのエコカーに乗り換えるのも燃費費削減につながるでしょう。

維持費の安い車の選び方 メンテナンス費

維持費の安い車の選び方 メンテナンス費
購入から3年後、以後2年ごとに受けなければならない車検や、1年もしくは2年に1回の法定点検などのメンテナンス費用も、維持費では結構な割合を占めます。

車検費用は軽自動車の方が普通車よりも安いです。

また、一般的に外車はメンテナンス費用が高い傾向にあります。

なぜ外車のメンテナンス費は高いのでしょうか?
外車の部品や整備に必要な工具が国内の工場にない場合は、海外から取り寄せなければなりません。輸送費が加算され工賃も高くなってしまいます。外車の中には電気系統が弱く故障しやすい車もあるので、修理費がかさんでしまいます。

また、スポーツカーなど加速を重視した車種は、エンジンに負荷がかかりやすくオイルエレメントの交換時期が他の車種よりも早い場合があります。タイヤの摩耗も進みやすいため、その分メンテナンス費用が高くなってしまうのです。

メンテナンス費を節約するには、こういった整備が頻繁に必要な車種、故障しやすい車種は避けた方が良いでしょう。

維持費の安い車の選び方 税金にも着目

維持費の安い車の選び方 税金にも着目
維持費の中で自動車税・軽自動車税は排気量によって税額が決まります。排気量が多いと税額が高いです。

排気量の少ない軽自動車やコンパクトカーを選ぶと、税額が抑えられます。概ね2年分を納める自動車重量税は、車両重量が重いと税額が高くなるので、軽量級の車種を選ぶと維持費節約につながるでしょう。

税金の場合は「エコカー減税」対象車に乗れば、減税されるので税金面では同クラスの車よりは税金が安くなります。また初年度登録から13年以上、もしくは15年以上経過した古い車は逆に増税となってしまいます。

増税となる前に、乗り換えを検討してもいいかもしれません。

車維持費の安い車種ランキング

車維持費の安い車種ランキング
車の維持費は車種によって差が生じます。維持費の安い車種をランキングで見ていきましょう。

1位.軽自動車

軽自動車は排気量が少なく、重量も軽いので税金がまず安いのが特徴です。軽自動車税は一律で金額が決まっており、重量税も1万円かからない位です。

そして自賠責保険料も普通車よりやや安く、任意保険に関しても条件次第では年間5万~7万円位に収まる場合もあります。軽自動車は燃費が良いのでガソリン代もさほど高くありません。

また、車検費用も普通車より安く、タイヤやオイルなどの交換費用も高額ではないので所有しやすいと言えるでしょう。

2位.コンパクトカー

コンパクトカーは普通車に分類されます。軽自動車と普通自動車の中間位の大きさで、排気量は2000㏄以下の車です。

軽自動車よりは税金や自賠責保険料は上がりますが、燃費性能に優れた車が多いので燃料費はある程度抑えられます。

3位.ミニバン

乗車定員5名以上で車内スペースが広いのが特徴です。ミニバンは大きさや排気量によってクラス分けがなされています。

小さなSSクラスだと排気量も1500ccです。一番大きなLLクラスだと排気量3500㏄の車もあるので、維持費が高くなってしまいます。

また、エンジンへの負担も大きいのでどうしても燃費が悪くなりがちです。

4位.SUV

SUVは多目的スポーツ車とも呼ばれ、馬力のある走りが特徴の車です。特に山道や曲がりくねった坂道などでも安定した走りを実現させてくれます。

しかし、フルパワーが出せる強力エンジンが備わっており、燃費は悪くなってしまいます。車両重量も重く排気量も大きいので税額も高くなり維持費がかさみます。

車種ごとで維持費を比較

車種ごとに年間維持費を比較するといくら位違いがあるのか把握しやすいでしょう。

燃料費はガソリン単価を130円/ℓで年間走行距離1万㎞と設定しています。

・軽自動車
燃費17.5㎞/ℓとして燃料費を計算すると、年間維持費は約23万円です。

・コンパクトカー
燃費18.5㎞/ℓとして燃料費を計算すると、年間維持費は約28万円です。

・普通車(ミニバンを想定)
燃費10.5㎞/ℓとして燃料費を計算すると、年間維持費は約39万円です。

軽自動車とコンパクトカーでは約5万円、コンパクトカーと普通車でも約11万、軽自動車と普通車では約16万円維持費に差が生じます。

もちろん車によっては燃費なども変わってくるので一概には言えませんが、数万円は違いがあります。

維持費の安い車 軽自動車
維持費の安い車 軽自動車
ダイハツ「タント」

軽自動車の中でも、維持費が割と安いのがダイハツ「タント」です。天井が高く、広く感じる車内と乗り降りしやすいスライドドアが魅力となっています。
燃費が2WDで27.2㎞/ℓとかなりの高水準を誇ります。新車でも車両本体価格は約125万円からとリーズナブルです。

ダイハツ「ミライース」

年間維持費が約13万円で、燃費も32㎞/ℓと高いのが魅力です。

スズキ「アルトラパン」

燃費33.1㎞/ℓと性能が良いのが特徴です。年間維持費も約13万2000円と安くなっているので購入、使用しやすいと言えます。

また、下記の軽自動車も維持費が安いとして人気を集めています。

  • マツダ「フレア」や「キャロル」
  • スズキ「ワゴンR」
  • スバル「プレオプラス」

また、各軽自動車はグレードがあり、グレードが違えば維持費も多少差が出るので注意しましょう。

維持費の安い車 コンパクトカー
維持費の安い車 コンパクトカー
トヨタ「アクア」

ハイブリッドカーなので燃費性能はかなり優れており、燃費は38㎞/ℓを誇ります。また、燃費を最優先に考え、アクセルやエアコンの稼働力を調整するエコドライブモードが備わっています。新車販売価格もハイブリッドカーなのに200万円以内とお値打ちなのも人気の理由の一つです。

ホンダ「フィットハイブリッド」

こちらも維持費は割安です。燃費は37.㎞/ℓと性能が高く、エコモードなどのエコアシスト機能がついているのも特徴の一つとなっています。また、エンジン馬力があり、坂道での加速もスムーズです。

ダイハツ「トール」

こちらはガソリン車なのに、燃費が24.6㎞/ℓというのが魅力です。

他にも、下記のコンパクトカーは維持費が安いとして人気を博しています。

  • マツダ「デミオ」
  • 日産「ノート」
  • スズキ「スイフト」

紹介した車は全てエコカー減税対象車なので、税額が下がります。

維持費の安い車 普通車(ミニバン)
維持費の安い車 普通車(ミニバン)
トヨタ「シエンタハイブリッド」

普通車の中でも人気の高いミニバンで維持費が安いのがトヨタ「シエンタハイブリッド」です。燃費が27.2㎞/ℓとミニバンにしてはかなりの高水準を誇ります。
トヨタ自慢の自動ブレーキを装備し走行性能も安定しているので、乗りやすさでもダントツだと言われています。

ホンダ「フリードハイブリッド」

こちらもシエンタに並ぶ維持費の安さが魅力です。燃費は27.2 ㎞/ℓで排気量も1500㏄と少ないので税金も安い方です。

他にも下記のミニバンは維持費が安いとして人気があります。

  • トヨタ「プリウスα」
  • ホンダ「ジェイドハイブリッド」や「オデッセイハイブリッド」
維持費の安い車 普通車(SUV)
維持費の安い車 普通車(SUV)
スズキ「イグニス」

普通車でもSUVは比較的維持費が高いとされています。しかし、スズキ「イグニス」は中でもまだ維持費が安いと人気です。ハイブリッドが搭載されており、燃費は28.8㎞/ℓとなっています。

ホンダ「ヴェゼルハイブリッド」

こちらも風の抵抗を抑える構造や重厚感ある内装などが売りのSUVです。「イグニス」同様ハイブリッド搭載なので燃費も27.0㎞/ℓです。

他にも下記のSUVは維持費が安いとして人気があります。

  • スズキ「クロスビー」
  • マツダ「CX」シリーズ
  • トヨタ「C-HR」
スポーツカーは維持費が高いのか?
スポーツカーは維持費が高いのか?
  • スポーツカーは加速を重視したターボエンジンを搭載しているため、エンジンオイルが汚れやすく交換の回数も増えるのでメンテナンス費用がかさむ
  • タイヤのインチが大きいので、タイヤ代も普通より高くなる
  • アクセルを踏み込むと回転数が一気に上がるのでガソリンを消費し、燃費が悪くなる
  • ハイオク指定車が多いのでガソリン代が余計にかかる
  • スピードを出して高度なテクニックを駆使して運転する人が多いので、任意保険でも事故リスクが高く保険料もやや上乗せされているのが一般的
  • 無理な運転をする分、故障しやすいので修理代もかかる

スポーツカーは見た目にもスタイリッシュでスピードが出やすく、好んで乗る人もいます。ただ、どうしても他に普通車より維持費が高額になってしまうのは否めないでしょう。

外車は維持費が高いのか?

外車は維持費が高いのか?
外車はフォルムやデザインなどが洗練されていて、内装にも重厚感があるので好んで乗る人も多いです。しかし、外車は一般的に維持費が高いと考えられています。

なぜ外車は維持費が高いのでしょうか?
外国では、道路事情から一般道でもアメリカや北米、ヨーロッパでは時速80㎞と国内では高速並みの制限速度に設定されている道路があります。そのため、加速を重視した構造になっているので、燃費はさほど良くありません。
さらに、メンテナンスの際は部品交換をするにも国内に部品や工具がないと海外から取り寄せることになります。輸送費などがかかり、費用が高額になりがちです。また、電気系統が弱く故障しやすい車もあるので、修理の回数も国産車に比べると多いとも言われています。

一方でドイツ車のように、丈夫で故障しにくい車もあるので一概には言えません。外車を乗るならメーカーや車種をよく検討した方が良いでしょう。

維持費が安い外車やスポーツカーもある!

維持費が安い外車やスポーツカーもある!
一般的に外車やスポーツカーは維持費が高い傾向にあります。ただ、大きさや排気量など選ぶ車種によっては、維持費を抑えられる場合もあるので見ていきましょう。

・ドイツ車のフォルクスワーゲンの「ポロ」と、ミニバンの中でも人気の「ゴルフトゥーラン」
この2つは燃費も良く、車両本体価格も高額ではないので手に入れやすいと言えます。

・フランス社のルノー「トゥインゴ」
手軽に乗れるコンパクトカーで燃費の良さが売りとなっています。

・スバル「インプレッサスポーツ」
・スズキ「スイフトスポーツ」
スポーツカーならこの2つです。燃費や車両本体価格などを考慮すると、まだ購入しやすいと言えます。

中古車は維持費が安いのか?

中古車は車両本体価格は新車に比べるとかなり抑えられる車も多いので、購入時にはお得感があります。しかし、中古だからパーツが消耗、劣化している、エンジン性能が落ちているというイメージを抱かれてしまいます。

確かに新車と同じレベルとはいかなくても、年式の新しい車なら性能が悪くなっているということはさほど感じられないはずです。また、中古車でも状態によっては燃費は良くて長く乗れる車もあります。

古い車を年式の新しい車に乗り換えることで税金が下がる場合もあるので、却って維持費が安くなる場合もあり得えます。今維持費が高い車に乗っているなら、中古車に乗り換えることで維持費を安くすることも十分可能でしょう。

中古で維持費が安い車を選ぶコツ

中古で維持費が安い車を選ぶコツ
中古車でも選び方によっては維持費を安くできます。

ガソリン代を抑える

燃費の良い軽自動車やコンパクトカーがおすすめです。ハイブリッド車などのエコカーも燃費が抜群に良いので選択肢に入れましょう。エコカーは新車だと車両本体価格が高く手が出しにくいですが、値段落ちする中古車ならまだ購入のチャンスがあります。

長く乗ることが大事

中古車でも3年落ち位までで、走行距離も5万㎞までのものを選ぶのがポイントとなります。

中古といっても、タイミングが良ければ未使用車と言ってメーカーが売り上げのために登録だけして使用していない車などが手に入ることもあります。実質新車と同じですが、登録が一度済んでいるので新車より安く購入できるのです。

また、試乗車や展示車なども中古販売店に流れてくれば安くなります。お値打ちな車はすぐには見つからないので、早めに販売店に依頼して探しておいてもらうのが賢明でしょう。

中古車への乗り換えは少しでも高い買取がお得

中古車への乗り換えは少しでも高い買取がお得
中古車の乗り換える際は、今乗っている車を手放すことになります。中古車市場で人気の車種なら、また中古車の需要が高まる「2、3月」だと高値で売却できる可能性があります。

今乗っている車をそのままディーラーに引き取ってもらう下取りは、あまり高値は期待できないでしょう。中古車買取を専門にしている業者に依頼すれば、独自の販路があるので少しは高く売却できるかもしれません。

買取額は次に乗る車の購入資金に回すことができるので、初期費用の負担も多少は軽減されます。

まとめ

1.車の維持費は、継続使用に必要な税金や保険料などを全て含んだ費用です。
2.燃費性能に優れた車はガソリン代を節約します。
3.排気量が少なく、重量が軽い車は税金が安いです。
4.それぞれの車種で維持費の安い車をは把握すれば、選ぶ際の参考になります。
5.外車やスポーツカーは維持費が高い傾向にあります。
6.中古車は初期費用が抑えらえ、選び方次第で維持費も安くなります。

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