「ロッキー」は、初代はライトクロカンとして1990年6月に発売され、2代目はクロスオーバーSUVとして2019年9月に発売された車です。初代は2002年に販売終了となっており、その後22年7か月というブランクを経て復活を果たしました。しかし、2代目に関してはそのイメージからロッキーという車名になっているだけで、1990年代に販売していた初代の後継車でないとされています。初代はラダーフレームの上にガソリンエンジンを搭載したライトクロカンであり、ルーフは着脱式なのでオープンボディにすることが可能でした。初期はMTのみでしたが、のちにATも追加されています。日本国内では1997年に販売終了となりましたが、海外では2002年まで販売されていました。2代目は2019年に登場します。5ドアのクロスオーバーSUVであり、エンジンはターボエンジンが採用されました。コンパクトSUVは3ナンバーがほとんどという中で、5ナンバーサイズの貴重なクロスオーバーSUVです。ターボエンジンは低回転からもトルクを発生させ、スムーズな走りと加速を実現しました。さらに、ダイハツのプラットフォームである「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」を採用。このプラットフォームのおかげで、小回りの利く車となっているのが特徴です。また、トヨタとの共同開発車となっており、トヨタでは「ライズ」という車名で販売されています。大容量のラゲッジスペースを確保しており、さまざまな荷物を積み込むことが可能です。ラゲッジスペースの容量は、後部座席を使用すると369Lという容量を確保しました。さらに、二段可変式のデッキボードを使えば、フラットラゲッジモード、下段モード、大容量モードと用途に合わせて容量を変えられます。そんな「ロッキー」に設定されたグレードはベーシックグレードの「L」から始まり、「X」「G」「Premium」という4種類のラインナップです。ダイハツの予防安全機能である「スマートアシスト」は、全グレードで標準装備されています。特に「G」と「Premium」に関しては、新世代スマートアシストとなっており、走行車対応衝突軽減ブレーキやパーキングアシスト、後方確認サポートなどの機能が追加されているのが特徴です。また、2代目の「ロッキー」には、スマートフォンを活用したコネクト機能の「ダイハツコネクト」も搭載されています。これにより、事故や故障が起きてしまった際にサポートしてもらえるほか、車検や点検の案内やリコール情報を知らせてもらうことが可能です。※記載の文章は、2021年7月時点の情報です。