車乗り換えの際は、タイヤの溝が1.6mm以上あればそのまま査定に出しましょう

車乗り換えの際は、タイヤの溝が1.6mm以上あればそのまま査定に出しましょう
新品のタイヤに付け替えるかどうかは、タイヤの摩耗度を見ましょう。日本自動車査定協会の査定基準ではタイヤの溝が1.6mm以上あれば、古タイヤでも査定額に響かないとされています。

新品のタイヤは半値位にはなってしまいますが、別売りにするのが無難です。ただし、既に新しいタイヤに付け替えた場合はそのまま査定に出しましょう。

交換するのに工賃がかかるので損になります。また、タイヤを外して車体と別々に売るには不動車となり、価値がかなり下がるのでやめた方が良いでしょう。

タイヤを購入したからといって、売り時を逃すと車の価値はどんどん下がるのでタイミングを逸しないように注意が必要です。不要となったタイヤはタイヤ買取店やオークションを利用すれば手軽に売却できて便利です。

タイヤ買取店の場合、1本からでも引き取ってもらえます。廃棄処分の古タイヤは、処分に費用がかかる可能性もあります。

乗り換え車を購入する販売店などで引き取ってもらえないか問い合わせてみましょう。

新品のタイヤを付けるかどうかはタイヤの摩耗度で判断します

新品のタイヤを購入したばかりなのに、車の故障やライフスタイルの変化などで急に車の乗り換えが必要となる場合もあります。そんな時、新しいタイヤをどうするか迷う人もいるかもしれません。

また既に付け替えてしまった場合、査定に出すと買取額が高くなるのか、変わらないのかも知っておいた方が良いでしょう。

タイヤの溝がない場合は新品のタイヤに装着を

まだ新しいタイヤに交換していない場合、手放す前に交換してしまうのはもったいない気がします。古いタイヤを装着したまま、中古車買取業者に査定に出したいという人もいるでしょう。

車の査定基準にタイヤの摩耗度も含まれます。すり減って溝がほぼないようなタイヤは、査定額が減額となる場合もあるからです。

タイヤの摩耗が激しい場合は、買取に出す前に新しいタイヤに交換しなければ査定額が減額となる可能性もあるので注意が必要です。

タイヤを外すと不動車に

新品のタイヤと交換してしまった場合、何となく惜しいので外して車とタイヤを別売りにすれば良いと考える人もいるでしょう。しかし、タイヤのない車はもはや走行できない車、不動車になります。

査定額はタイヤの金額以上に大幅にダウンとなるので確実に損をします。また、新品のタイヤのみを単体で売っても、購入金額の半値以下になる場合がほとんどです。

外すのに必要な工賃などを考えるとさほど利益が出るとは思えません。既に新品のタイヤを装着してしまった場合は、外さない方が良いでしょう。

古タイヤでも溝が1.6mm以上あれば、査定額で減額とはならないとされています

古タイヤでも溝が1.6mm以上あれば、査定額で減額とはならないとされています
タイヤが査定に及ぼす影響

車を買取に出す際に、タイヤが査定額にどの程度影響するかは気になるところです。タイヤの査定基準に関して実は業者間では大きな違いはありません。

なぜなら中古車買取業者は、一般財団法人日本自動車査定協会の定める基準に基づき、査定を行っているからです。査定基準では、予め傷やへこみ、走行距離などの項目に基づき、点数を加点、減点する方式となっています。

しかし、人気の車種などはやや査定額が上がるなど、業者によっては車種に関しては加減点数が多少違ってくる場合もあります。タイヤの場合は劣化や摩耗度が重要となるので、業者間の違いはないでしょう。

日本自動車査定協会の基準

基本的にタイヤの溝が残っていれば減点対象とはなりません。基準となる溝は1.6mmです。

1.6mmの溝がないと数万円査定額が下がると言われています。逆を言えば1.6mmの溝があれば、新品でも使い古したタイヤであってもあまり査定額に差が出ないということになります。

そのため、新品のタイヤを残しておいたら少しでも得するのではないか、と思う人もいるでしょう。まだ新しいタイヤに交換していない場合もあります。

今のタイヤが古くても溝が1.6mm以上あれば、わざわざ買取前に新しいタイヤに交換する必要はないです。タイヤ交換には工賃がかかる上に、交換しても査定額にも大きく影響せず、古いタイヤが残るだけなので逆に損してしまいます。

あまり利益にはなりませんが、古いタイヤのまま査定に出して買取してもらいましょう。残った新品のタイヤは半値位になったとしても別売りすれば出費の半分は回収できます。

新品タイヤの方が得だと思い込み、査定前に慌てて交換するのは得策ではありません。古いタイヤのままなら、まずは溝を確認します。溝が1.6mmないけれどまだ新品のタイヤに交換していない場合も工賃がかかります。

とりあえず、新しいタイヤを添えて査定に出すのも手です。業者によりますが交渉次第では減額を免れた上に新品のタイヤなので、少しは査定額にプラスしてもらえる可能性もあるでしょう。

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車の価値は年々下がるので、売り時を逃さないことが大事です

車を維持費を概算して検討を

タイヤを購入した後で車を乗り換えるのはもったいないと思われがちです。もう少し我慢して、何とか2、3年は乗りつなごうと考える人もいるかもしれません。

乗り換えの理由にもよりますが、例えばエンジン系など車の主要部位の故障だと修理費用が100万円近くかかる場合もあります。交通事故による破損でも、程度によっては修理費がかさみます。

早めに乗り換えた方が長い目で見るとお得になる場合が多いので、目先の新品タイヤにこだわりすぎず、冷静に判断することが大事です。

売り時を逃すと損をする可能性も

中古車の価値というのは、購入後からすぐ下がり始め、年々下がっていきます。購入から3年で3~4割、5年経つと4~6割程度の価値になってしまいます。

もちろん、中古車市場での人気車種となれば、もう少し価値は上がるので一概には言えません。しかし、一般的な傾向としては1年先延ばしにするだけで査定額も下がっていき、上がることはありません。

売り時のタイミングを逃さないようにすることが大事です。新しいタイヤと交換してしまった場合は、査定時にタイヤが新品であることをアピールしてみましょう。

溝が査定基準をクリアしていれば、査定額に影響しないのが一般的です。しかし、交渉次第では数万円ほど査定額に加算してもらえる可能性もゼロではありません。

特に中古車市場で需要の高い車種なら、業者の方も買取したい気持ちが強いので意外と上乗せしてもらえるかもしれません。

不要タイヤは買取店やオークションなどを活用して処分しましょう

不要タイヤは買取店やオークションなどを活用して処分しましょう
タイヤ買取店へ持ち込む

不要となった古いタイヤ、もしくは新品のタイヤの処分も必要となります。タイヤ買取専門店に持ち込むという方法もその一つです。

中古や新品を含め、タイヤやホイールに特化して扱っているお店です。独自の販売ルートを開拓しているため、需要があれば高価買取も可能となるでしょう。

また、タイヤのみ、ホイールのみでも、4本そろっていなくても買い取ってもらえます。店舗に出向かなくても、宅配買取を行うところもあるので近所になくても自宅から発送できるため便利です。

ただ、お店によっては査定額に差が出ることもあるので、複数のお店で査定額を比較するといいでしょう。

オークションで売る

オークションでもよくタイヤが売買されています。購入希望者とダイレクトにやりとりができるので、手数料なども最小限に抑えられるため高く売れる可能性が高いと言えます。

しかし、写真撮影、投稿などの出品準備、梱包、配送、入金確認など一連の手続きを全て自分で行わなければなりません。また購入者によっては実物と違う、落札金が入金されないなどトラブルに発展するリスクも起こります。

普段からオークションを利用していて慣れているか、慣れている人に手伝ってもらえるという環境がある人におすすめです。

廃棄処分の場合

溝がなくて中古品としての価値がない古タイヤは廃棄処分するしかないでしょう。ただし、粗大ごみとしては出せない自治体がほとんどです。

タイヤを購入したお店で安価、もしくは無料で引き取ってもらえる場合もあるので問い合わせてみましょう。また、ガソリンスタンドでは1本300円~500円程度、不用品回収業者なら1本700円~引き取ってもらえる場合があります。

乗り換えで車を購入する際は、販売店に聞いてみれば無料か安価で引き取ってもらえることもあります。いずれにせよ、タイヤのサイズや種類によって引き取り額は変わってくることもあるので注意しましょう。

(まとめ)タイヤ購入後に車を乗り換える場合の対処法とは?

1.車乗り換えの際は、タイヤの溝が1.6mm以上あればそのまま査定に出しましょう

古タイヤの溝があって新品タイヤに付け替えていないなら、そのまま査定に出した方が良いでしょう。付け替えた場合は、新品のタイヤであることをアピールすれば加算の可能性もあります。

付け替えがまだで溝がないなら、新品のタイヤを添えて交渉しましょう。

2.新品のタイヤを付けるかどうかはタイヤの摩耗度で判断します

新品のタイヤを購入後に乗り換えが必要となった場合、タイヤが摩耗して溝がほぼない場合は交換が必要です。交換せずに売っても、購入額の半額位になるのが一般的です。

タイヤと車体は別々に売るとかなり査定額が下がります。

3.古タイヤでも溝が1.6mm以上あれば、査定額で減額とはならないとされています

車買取店が参考にする日本自動車査定協会の査定基準では、タイヤのは溝が1.6mm以上あれば減額にならないとしています。新品のタイヤを交換していない場合は、慌てて交換すると工賃がかかり損をする場合もあるので気を付けましょう。

4.車の価値は年々下がるので、売り時を逃さないことが大事です

車は年々価値が下がり、故障リスクも高くなります。新品タイヤを購入してしまった後でも必要であれば乗り換えた方が良いと言えます。

査定の際に、タイヤが新品であることをアピールすると査定額が上乗せされることもあります。

5.不要タイヤは買取店やオークションなどを活用して処分しましょう

不要となったタイヤはタイヤ専門買取店なら1本からでも引き取ってもらえる可能性があります。また、オークションを活用すれば手軽に売却できます。

廃棄処分となったタイヤは引き取り費用がかかることもあるので注意しましょう。


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記事内容について現在の情報と異なる可能性がございます。
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