法定点検を受けると車の査定額が上がる可能性はあります

法定点検を受けると車の査定額が上がる可能性はあります
法定点検を受けている車は、整備状況を説明しやすく、査定で安心材料になることがあります。点検整備記録簿や整備明細が残っていれば、車の管理状態を伝える資料として使えます。

ただし、法定点検を受けているだけで査定額が必ず上がるとは限りません。査定では、点検履歴に加えて、年式、走行距離、外装・内装の状態、修復歴、消耗部品の状態などが総合的に見られます。

この記事では、法定点検が車の査定でどのように評価されるのかをはじめ、メンテナンスの歴史を証明する「点検整備記録簿」の重要性や、査定前に必ず確認しておきたいポイントについて解説します。

法定点検は義務ですが、受けなくても罰則はありません

車の法定点検というのは、道路運送車両法に規定されています。1年後に受ける12ヶ月点検と、2年ごとに受ける24ヶ月点検があり、それぞれ点検項目が異なります。

12ヶ月点検は26項目、24ヶ月点検は56項目もあります。ブレーキやタイヤ、ハンドルなど自動車の走行に関する部分を細かく点検していきます。

法定点検は受けなくても罰則はないので、受けずに終わるという人もいるでしょう。しかし車を買取に出す際に法定点検を受けた記録があると、査定額アップにつながると言われているのです。

一般社団法人日本自動車査定協会の査定基準によると、査定を受ける日から1年以内に法定点検を受けていると、査定時に15点加点することが可能で、1万5000円査定額がアップすると規定されているのです。ただし必ずしも加点しなければいけないという解釈にはなりません。

買取業者によっては加点しない場合もあります。また記録で法定点検を受けていることが確認できないと、加点の対象にもならないので注意しましょう。

ディーラーよりも整備業者で行うほうが費用が安いとされています

車の検査なら車検を受けているから問題ないのでは?と思われる人もいるでしょう。しかし車検と法定点検は違います。車検は2年に1回受けることが法律で義務づけられており、国が行う検査です。

車検を受けないと、無車検で法律違反となるうえに罰則が設けられていて、公道を走行することができません。一方で法定点検は義務ですが、受けなくても公道を走ることは可能です。

法定点検は、人でいう健康診断のようなものです。故障を予防し、安全に車を走行させるためのものです。

法定点検は、ディーラー・整備工場・ガソリンスタンドなどで受けることができます。法定点検を受けると、基本料に部品交換にかかる費用、工賃がかかります。

大体12ヶ月点検では、エンジンオイルやオイルエレメント、ブレーキパッドなどを交換する場合が多いとされています。ディーラーで受けると、電子制御されている細やかな部分まで点検してもらえます。

ただ修理部位の部品交換などが純正のものが使われることがあり、故障していない部位に関してもその周辺一式を交換する必要が出てくると、点検費用がかさむ可能性があります。整備工場だと、部品交換も中古のパーツを使うなどして費用を抑えてもらえる場合がありますが、電子制御の部分までは対応できない場合もあります。

ガソリンスタンドは他の所よりも一般的に金額が高めに設定されています。

費用もかかるので、法定点検を査定前にあえて受ける必要はないとされています

費用もかかるので、法定点検を査定前にあえて受ける必要はないとされています
法定点検を受けていることは、車が定期的に管理されていたことを示す材料になります。ただし、査定前にあえて費用をかけて法定点検を受ければ、必ずその分だけ査定額が上がるとは限りません。

法定点検を受けていれば、定期点検整備記録簿に整備内容が残ります。記録簿があると、オイル交換や消耗部品の交換履歴、点検の実施状況を説明しやすくなり、管理状態の判断材料になります。一方で、点検を受けていないだけで直ちに大きく減額されるとは限らず、実際の車両状態や整備履歴全体が見られます。

車検は公道を走るために保安基準へ適合しているかを確認する手続きであり、法定点検は故障や劣化を予防するために車の状態を点検・整備するものです。売却直前に高額な点検や整備をするより、これまでの記録簿やメンテナンスノートを用意して査定時に提示する方が現実的です。

費用をかける前に、点検した場合の査定への影響を買取店に確認しておくと無駄な出費を避けやすくなります。

よくある質問(FAQ)

車の法定点検を受けていると査定額は上がるの?
法定点検を受けているだけで必ず査定額が上がるとは限りません。ただし、点検整備記録簿などで定期的な点検や整備の履歴を確認できる場合は、車が適切に管理されていたことを示す材料になります。
査定前に準備しておくとよい点検関係の書類は何ですか?
査定前に点検整備記録簿、整備明細、部品交換の記録を確認しましょう。法定点検や消耗部品の交換履歴が分かる資料があると、車の管理状態を説明しやすくなります。
査定前にあえて法定点検を受けるべきですか?
売却直前に費用をかけて法定点検を受けても、その費用分だけ査定額が上がるとは限りません。費用をかけて新たに点検を受けるより、残っている記録を整理して提示する方が現実的です。

(まとめ)車の法定点検を受けていると査定額は上がるの?

1.法定点検を受けると車の査定額が上がる可能性はあります

法定点検を受けると、車に対するメンテナンスがきちんと行われている証明になるので、査定額が上がる可能性があります。ただ上がるかどうかは買取業者によりますが、受けているなら記録簿を見せて交渉するとよいでしょう。

2.法定点検は義務ですが、受けなくても罰則はありません

車の法定点検は受けないという人もいますが、買取に出す際に受けた記録があると査定額がアップする場合があります。日本自動車査定協会の基準では、査定日から1年以内に法定点検を受けると15点加点が付くとされています。

3.ディーラーよりも整備業者で行うほうが費用が安いとされています

法定点検は法律で定められていますが、受けなくても罰則はありません。ディーラーに依頼するよりも、整備工場で受けたほうが部品交換や工賃などの費用面でみるとお得だとされています。

4.費用もかかるので、法定点検を査定前にあえて受ける必要はないとされています

法定点検を受けていると、査定額がプラスになる可能性が高いでしょう。ただ法定点検を受けて居なくても、日頃からきちんと整備されていれば減額にはならないものです。

費用もかかるので査定前に慌てて受ける必要はないと考えられています。


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