車の前後ドアが損傷した場合は早めの修理が大切です

車の前後ドアが損傷した場合は早めの修理が大切です
車の前後ドアが損傷した場合は、放置をせずに早めに修理することが大切です。放置をすると、サビが発生する可能性があります。

軽度な傷であれば、タッチペンを使った応急処置がおすすめです。しかし、損傷箇所を確実に修理したいのであれば、業者に任せるのが無難です。

ドアの損傷具合によっては、ドアをまるごと交換する必要があります。ドアを交換するためには、それなりの期間を要します。

外国車は、国産車に比べると修理費が高くなる傾向にあります。修理を依頼する際は、見積もりをしてもらいましょう。

車の前後ドアが損傷した場合は早めの修理をおすすめします

車の前後ドアに傷や凹みができてしまった場合、修理を早めに行うべきでしょうか?結論から申し上げると、早めの修理をおすすめします。

こちらでは、早めの修理が必要な理由とダメージが軽度な場合におすすめの応急処置方法について解説します。

なぜ早めの修理が必要なのか?

傷や凹みがある場合、塗装が剥げてしまっている可能性が高いです。塗装が剥がれた状態では雪や雨などがたやすく侵入し、空気と触れ合うことで酸化が進んでいきます。

その状態を放置し続けると、サビが発生してしまうのです。サビは塗装の内側から徐々に広がるため、初期の段階だと見た目はそれほど悪くない場合もあります。

しかし、修理をしないと状態は悪くなっていき、気付いた時にはかなりの範囲までサビが進行しています。サビが酷くなればなるほど修理費用は高くなっていきますので、早めの対応が大切なのです。

ダメージが軽度な場合の応急処置方法

ダメージが軽度であれば、タッチペンで応急処置することができます。タッチペンはカー用品を扱っているお店、もしくはホームセンターなどで販売されています。

タッチペンを使って応急処置する手順としては、以下の通りです。

  1. 損傷箇所を綺麗に洗う
  2. 損傷部位の周りをマスキングする
  3. タッチペンを使って塗料を乗せる
  4. 表面処理を行う
  5. ワックスで仕上げる

まずは損傷した箇所を洗浄します。汚れたままだとうまく塗料を乗せることができません。

脱脂スプレーなどを使って油を拭き取り、損傷部位の周辺にあるめくれた塗料を取り除きます。耐水ペーパーを使うとより綺麗に除去できます。

綺麗に洗浄できた後は、損傷部位周辺をマスキングしましょう。マスキングをしないと、タッチペンの塗料が飛び散った時に、余計な手間がかかります。

この段階まで終えたら、次にタッチペンを使って応急処置を行っていきます。損傷部位を覆うようなイメージで塗料を乗せていくと良いでしょう。

多少多めに塗料を乗せておくと、乾燥した時に綺麗な仕上がりになります。タッチペンを使用後、塗料を十分に乾燥させたら、サンドペーパーを使って表面を処理していきます。

はじめは400番からスタートし、最終的には1000番までのサンドペーパーを使って研磨すると綺麗に処理できるはずです。表面処理が終われば、コンパウンドを使ってさらに表面を美しくし、ワックスを使って塗装を保護すれば完了です。

損傷の修理はプロに任せた方が良いです

損傷の修理はプロに任せた方が良いです
損傷部位を確実に修理したい場合は、ご自身で行うのではなく、プロに依頼をすることをおすすめします。こちらでは、プロに任せた方が良い理由と、修理費用の相場についてお伝えします。

プロでないと綺麗に仕上げるのは難しい

損傷があまり大したことがない場合は、ご自身で修理することも可能です。しかし、修理するためには専用の道具を用意しなければなりません。

それなりの費用がかかりますし、揃えられたとしても修理するにはかなりの手間がかかります。また、車の修理を綺麗に行うためには、経験が必要不可欠です。

素人の方がいきなり修理に挑戦しても、なかなか上手に仕上げるのは難しいです。スピーディーかつ美しく修理をしたいのであれば、プロに任せるのが無難でしょう。

傷や凹みの修理を依頼した場合にかかる費用の相場

傷や凹みの修理を業者に依頼した場合、どのくらいの費用が必要となるのでしょうか?損傷が軽微であれば、数万円もあれば修理可能です。

細いひっかき傷ぐらいであれば、数千円ほどで対応してくれる業者もいます。凹みがある場合は、だいたい2万円から修理できます。

あまりにも損傷が酷い場合は、ドアをまるごと交換する必要があります。ドア1枚につき交換費用が10万円ほどです。

実際にどの程度の金額が必要となるのかは、損傷の具合や業者ごとに異なります。修理を依頼する際は、見積もりをしてもらってから修理をする業者を決めると良いでしょう。

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ドアの損傷が酷い場合は交換することもあります

前後ドアの損傷があまりにも酷い場合は、塗装を行ったり凹みの修理を行ったりするだけでは元通りになりませんので、ドアを交換する必要があります。では、具体的にどのような損傷の場合だと、ドアの交換を行わなければならないのでしょうか?

こちらでは、どのようなケースの場合だとドアの交換が必要となるのかに加え、ドアの修理にかかる期間に関してもお伝えします。

どのようなケースでならドアの交換が必要となるのか?

交通事故などによって、ドアが大きく凹んでしまった場合、板金による修理は容易ではありません。あまりにも損傷の具合が複雑である場合は、ドアを交換することになります。

相手にぶつけられてドアが凹んでいる場合は、修理費用を請求できるので、経済的な負担をあまり気にする必要はないでしょう。一部の費用を自己負担する場合もありますが、負担する金額がそれほど高くないのであれば、ドアの交換も十分視野に入るはずです。

その他に、ドアの交換が必要となるケースとして考えられるのが、ドアの素材がカーボン、もしくはアルミの場合です。それらの素材がドアに使用されている場合、板金では修理できませんので、ドア交換にて対応することになります。

ドアの修理にかかる期間

ドアの修理を業者に依頼した場合、修理にかかる期間が気になる方もいらっしゃるでしょう。損傷具合によっても異なるので、絶対にこのくらいの期間がかかると断言することはできません。

目安としては、凹みの修理であれば5日間ほどかかります。ドアの交換をしなければならない場合は、最低でも1週間ほどかかるはずです。

「ドアの交換をするだけなのに1週間もかかるのか?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ドアの交換をするためには、時間を要する作業を行う必要があるため、数日で対応することは難しいのです。

外国車は修理費用が高くなる可能性が高いです

外国車は修理費用が高くなる可能性が高いです
外国車を修理する場合、国産車に比べると修理費用が高くなりがちです。なぜ修理費用が高くなるのでしょうか?

こちらでは、外国車の修理費用が高くなる理由をご紹介します。また、車のドアに傷がつく原因についてもお伝えしますので、修理をした後に傷を防止する際の参考情報としてお役立てください。

外国車はなぜ修理費用が高くなりがちなのか?

国産車の場合、パーツの交換が必要となったとしても比較的簡単にパーツを見つけることができます。しかし、外国車では交換できるパーツをすぐに見つけられるとは限りませんし、あったとしてもパーツの交換に手間取ってしまうことが多いです。

また、珍しい色が使用されている場合は、色を調合する高い技術力が必要となります。そのため、国産車に比べると外国車は修理費用が高くなるケースがあるのです。

もちろん外国車だからといって、必ずしも修理費が高くなるとは限りませんので、見積もりを業者に依頼することが大切です。

そもそも車のドアに傷がつく原因とは?

愛車のドアに傷がつく原因は様々です。以下では、傷がつく主な原因を3つ紹介します。

洗車

汚れが付着したボディをスポンジで擦った時に、小さな傷がつくことがあります。風がよく吹いている日に洗車をする際は、ホコリがボディに付着しやすいので注意しましょう。

また、洗車機で車を洗うことで傷がつく場合があります。最近の洗車機は改良されているので、傷がつくことはあまりありません。

しかし、昔の洗車機は硬い素材でできたブラシが使用されていたため、傷がつくことが多かったのです。古い洗車機で洗車する場合はご注意ください。

飛び石

前方を走っている車が道路に落ちている小石を跳ね上げ、それがボディに当たる時があります。小石が沢山落ちていそうな道路を走る際は、注意が必要です。

イタズラ

鍵やコインを使って、他人の車に傷をつけるイタズラがあります。犯人が見つからないケースもあり、泣き寝入りをする方もいるようです。

イタズラによる傷を防止するためには、セキュリティが万全の駐車場に停めることが大切です。駐車場選びをする際は、利便性だけでなく防犯性も重視しましょう。

(まとめ)車の前後ドアが損傷した場合は早く修理すべきか?

1.車の前後ドアが損傷した場合は早めの修理が大切です

車の前後ドアが損傷した場合は、サビが発生する前に早めの修理が大切です。損傷を確実に修理したい場合は、業者に依頼しましょう。

損傷の具合によっては、ドアをまるごと交換する必要があります。外国車は国産車に比べると修理費用が高くなりがちです。

2.車の前後ドアが損傷した場合は早めの修理をおすすめします

車の前後ドアが損傷している場合は、早めに修理しましょう。損傷を放置していると、サビが発生してしまいます。

損傷が軽度である場合は、タッチペンを使って応急処置することも可能です。

3.損傷の修理はプロに任せた方が良いです

ドアの修理を確実に行いたいのであれば、プロに依頼することをおすすめします。プロであれば、美しく仕上げてくれます。

どのくらいの修理費用がかかるのかは、損傷の具合や業者ごとに異なりますので、修理を依頼する際は見積もりをしてもらいましょう。

4.ドアの損傷が酷い場合は交換することもあります

ドアの損傷具合によっては、ドア交換をすることになります。凹みの修理であれば5日間ほど、ドア交換を行う場合は1週間以上かかります。

修理・交換の期間がどのくらい必要となるのかは、ケースごとに異なるので業者に確認しましょう。

5.外国車は修理費用が高くなる可能性が高いです

外国車は、国産車に比べるとパーツを探すのに手間取ったり、交換するのに時間がかかったりするため、修理費が高くなるケースがあります。車のドアは、「洗車」「飛び石」「イタズラ」などが原因で傷がつくことがあるので、修理後は注意しましょう。


※本記事は公開時点の情報になります。
記事内容について現在の情報と異なる可能性がございます。
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