代理人に依頼して車買取手続きするのは可能です


自分の車をほかに代理人を立てて、買取手続きを進めることは可能です。しかしあくまでも車の保有者がマイカーを売却することに同意している場合に限られます。

まず大原則として、車は所有権のある資産です。このため基本的には、所有者本人が買取手続きの依頼をしなければなりません。

車の所有権を持っているのは、車検証に書かれている所有者の方です。この所有者が指定された書類を準備して契約することで、はじめて車の売買手続きは完結します。

所有者以外が車買取するには条件があります

基本的には、所有者以外の人が車の売買手続きを進めることはできません。しかしその人が認めた代理人に手によって買取手続きを代行することはできます。

代理人へ依頼する方法

代理人になるためには、条件が2つあります。それは車の所有者の許可を受けていること、買取手続きをするにあたっての必要書類を所有者に準備してもらうことです。

後者の必要書類は、所有者の用意するもの以外に代理人が個別に準備するものもあります。所有者当人が車の売却手続きをするときよりも、必要書類はどうしても多くなります。

これは正当な売買手続きをするためにも必要なことです。

必要書類が多くなる理由

必要書類を準備してもらう場合は、膨大な書面が必要になりますが、これには理由があります。もし代理人売却のハードルを低くしてしまうと、盗難車両の売買も簡単にできてしまうからです。

本当に車の保有者当人が今回の売買手続きに同意しているか、買取業者とも再三確認しておく必要があります。犯罪防止のため代理人が売却するには、少し複雑な手続きが必要なことはあらかじめ理解しておきましょう。

所有者の準備する書類は7つあります

所有者が車買取手続きを代理人に委託する場合には、書類が必要です。以下でそれぞれご説明いたします。

①車検証

①車検証
車検証は、自分で買取手続きをする場合でも必要なものです。

車買取手続きは具体的に言うと、車検証に記載されている名義変更するための手続きと思ってください。このため車検証の提出は必要不可欠です。

通常車検証入れというケースがあって、その中に保管されています。車のダッシュボード内で保管しているケースが多いので、こちらを確認しましょう。

②リサイクル券

②リサイクル券
車検証入れの中にリサイクル券も同時に保管されていることが多いです。これが2つ目に必要な書類です。

廃車処理にするにあたって必要な料金が記載されています。しかしリサイクル券はなくしてしまっても、買取業者がネット上で料金の確認はできるので手続きに支障をきたすことは少ないです。

③自賠責保険証明書

自賠責保険証明書も、車検証入れの中に入っているはずです。車検付きで買取を進める場合には、自賠責保険の名義変更をする必要があります。

中には車検切れになっている車を売却しようと思っている人もいるでしょう。この場合には自賠責保険も切れているため、保険証も必要なくなります。

④自動車税納税証明書

④自動車税納税証明書
自動車税を納税していない車の買取はできないので、納税したことを証明する書類は必須です。

自動車税の請求書が毎年自宅に届くはずです。銀行やコンビニなどで支払いができ、公共料金の時のように印鑑の押された紙切れを返されますがこれが証明書になります。

もしかすると捨ててしまった、なくしてしまったという人も出てくるでしょう。その場合都道府県税事務所で再発行はお願いできます。

ちなみにこの再発行手続きは代理人がお願いすることも可能です。買取業者の中には無料で代行してくれる場合もありますから、手元にない場合には担当者に相談するとよいです。

⑤印鑑登録証明書

⑤印鑑登録証明書
5つ目に必要な書類は印鑑登録証明書です。これは、いわゆる印鑑証明のことを指します。

印鑑証明を発行してもらうためには、役所で印鑑登録をする必要があります。もし印鑑登録を済ませていなければ、この登録手続きをまずしておきましょう。

もし所有者が離れたところにいる場合には、お願いして郵送してもらいましょう。売買契約をする際に実印は必須、それを証明する書類も必要になるわけです。

⑥譲渡証明書

6つ目が譲渡証明書です。買取業者が用意してくれる書類の一つで、必要事項を記入して、提出をしましょう。

この譲渡証明書には押印する欄があるのですが、これが実印であるかどうかを確認するために印鑑証明が必要です。本人が売却について希望していることを証明するための納品類になり得ます。

⑦委任状

最後の必要書類が委任状です。これは目の前にいる代理人に対して車の保有者が確実に買取手続きを任せたことの証明になります。

もし委任状がなければ、車買取を代理人が実行できないとも言えます。委任状についても買取業者の方で準備している場合が多いです。

こちらに車の所有者の署名・捺印をする必要があります。もちろん捺印する印鑑は実印となります。

買取の相談をする際にこの委任状を担当者にお願いしておくと手続きはスムーズです。この場合も離れた場所で暮らしている場合には、郵送して必要事項を記入して返送してもらいましょう。

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代理人が準備する必要書類は2つあります

車の所有者のほかにも代理人自身が準備する書類もいくつかあります。書類に不備があると、買取手続きの進められなくなる恐れがあるので確認しましょう。

①委任状

まずは委任状です。委任状は所有者本人が準備すべきものでは?と思う人もいるでしょう。

ここでいうところの委任状は、「本人に成り代わって、代理人が買取業者に対して名義変更の手続きを委任する」という意味合いがあります。まず所有者が買取手続きを代理人に委任して、代理人が買取業者に手続きを委任するという2段階の手続きが必要です。

委任状の書式は別に決まっていません。しかし所有者が代理人に代理依頼をした旨が書かれていて、所有者並びに代理人の氏名・住所が記載されているものが必要です。

こちらの委任状も車買取業者で用意している場合が多いです。そこで買取依頼するときに担当者から入手しておくといいでしょう。

②身分証明書

もう一つの必要書類として、身分証明書があります。代理人が車買取手続きを遂行する際に、身分証の提示は確実に求められます。

委任状などで所有者の委任を受けていることは立証されています。しかし今後万が一発生するトラブル対策のために、身分証の提示が求められるわけです。

身分証明書は公的な書類で、顔写真の入っているものが求められます。具体的には、運転免許証・パスポート・マイナンバーカードなどが必要になります。

健康保険証は、顔写真の入っていないものが一般的です。ですから身分証として認められない恐れがありますから、注意しましょう。

所有者が海外にいる場合の印鑑証明のやり方について紹介します


代理人を立てて車売却しようとする人の中には、海外在住というケースもあるでしょう。この場合は一体どうすればよいのでしょうか。

印鑑証明書がないケースも多い

代理人が車買取をするためには、印鑑証明書が必要です。

しかし印鑑証明書を取得するには、市区町村役場などの窓口で手続きする必要があります。もし海外に生活の拠点がある場合、印鑑証明書を準備できません。

海外で暮らすにあたって、日本における住民登録を抹消しているはずです。前に印鑑登録している場合でも、住民登録抹消とともに取り消されているからです。

この場合には署名証明という手続きを所有者にしてもらう必要があります。

署名証明が印鑑証明書の代わりになる

署名証明は、所有者の住んでいる国にある日本大使館で、担当官の前で作成する書類です。

申請者の署名並びに押印が、領事の面前にてなされたことを証明できる書類になります。海外在留している日本人にとっての、印鑑証明に代わる書類です。

署名証明をするためには、日本国籍を有していることを証明できる書類を持参する必要があります。期限有効なパスポートを持っていくとよいでしょう。

申請書に必要事項を記入して、押印します。この手続きは先ほども見たように担当官の前で作成しなければならないため、申請書に前もって必要事項を記入しないでください。

この署名証明を現地で作成してもらって、それを国内の代理人に郵送してもらいます。そしてそれを持参して、代理人が買取手続きを進める形になります。

代理人を立てて車買取する場合は書類が多くなります

代理人を立てて車買取する場合は書類が多くなります
ここまで見てきたように、所有者が直接車の売買契約を交わすのと比較して、代理人にお願いしたほうが必要書類も多くなります。手続きも複雑になるため、面倒に感じられる人もいるでしょう。

書類が必要となる理由

しかし、本当に車の所有者がマイカーを売却する意志を持っている、それに関する全権を代理人に委任していることを証明する書類は必要です。この手続きを怠ると、盗難車両などを売却されかねないからです。

できれば所有者当人が売却手続きをした方がスムーズです。しかし、所有者が海外在住ですぐに帰国できない、病気療養で入院しているなどの都合でどうしても売買手続きに立ち会えないケースもあるでしょう。この場合には代理人に手続きを依頼するとよいです。

書類は不備の無いようにしましょう

所有者と代理人では、双方で準備すべき書類が上で見たように、非常に多く存在します。

もし、書類に一つでも不備があれば、買取手続きができなくなってしまいます。自分が代理人となった場合、必要書類を確認して所有者にも正しく準備してもらうよう、お願いしておきましょう。

(まとめ)他人名義の車買取を代理人に依頼できる?

1.代理人に依頼して車買取手続きするのは可能です

原則、車の所有者でないと売却はできません。ただしその所有者がなんらかの事情で直接売買に立ち会えない場合、その人の認めた代理人を立てて、当人に代わって買取手続きを進めてもらうことも同時に可能です。

2.所有者以外が車買取するには条件があります

車の所有者以外の代理人が売買手続きをするためには、保有者当人が今回の売却について同意していることが絶対の条件です。その上で所有者と代理人、それぞれが必要書類を集めて買取業者に提出する必要があります。

3.所有者の準備する書類は7つあります

車の所有者であることを証明するもの、実際に買取手続きを行う代理人に対して委任していることを証明する書類が必要です。代理人は売却する前に、必要書類を所有者から取り寄せる必要があります。

4.代理人が準備する必要書類は2つあります

代理人自身が準備しなければならない必要書類もいくつかあります。代理人である皆さんが車買取業者に対して名義変更手続きを任せるための委任状、後々のトラブル防止のための身分証明書です。

5.所有者が海外にいる場合の印鑑証明のやり方について紹介します

海外在住で車の買取手続きのできない場合、代理人に依頼することになるでしょう。この場合印鑑登録も抹消されているため、それに代わる署名証明と呼ばれる書類を準備する必要があります。

6.代理人を立てて車買取する場合は書類が多くなります

所有者が本当に代理人に車の売却を委託しているかどうか確認するため、必要書類は直接売るのと比較して多くなります。不備のないようにしっかり準備をして手続きを進めるとよいでしょう。


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グーネット買取ラボ編集部
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