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ホイールの小さな傷なら車の査定額にさほど影響は与えないと言われています
タイヤのホイールの傷が、小さくて爪に引っ掛からない程度の軽い傷なら、査定額が下がることはまずないと言われています。ただホイールはタイヤの負担を減らし、ブレーキを正常に作動させるという重要な役割を担っています。
そのため大きな傷や亀裂は車の走行性能に関わるので、査定額が減額される理由となるのです。査定前に修理に出すという人もいますが、場合によっては修理代が高くついてしまうことがあります。
自分で直すにも上手にやらないとかえって目立ってしまいます。傷の程度によってはそのまま査定に出したほうがよいケースもあります。
小さくて浅い傷なら査定額はほぼ減額されないと言われています
車を買取に出す前に、タイヤのホイールを見ると擦ったような傷がついているのに気づくこともあるでしょう。査定額が下がるのでは?と心配になりますが、一般的に小さな傷や浅い傷ならほぼ査定額に影響はないと言われています。
傷を撫でて爪に引っ掛からない、線がついた程度の傷なら、買取業者のほうで簡単に修理することができるので問題ないとされています。ホイールの評価は、一般社団法人日本自動車査定協会のホイール査定基準で決められています。
うすい擦り傷やくすみなどは価値減点の対象ですし、傷や腐食、亀裂などがある、デザインやサイズ規格が違うものは交換となりこちらも減点の対象です。ホイールの径によって点数が異なり、たとえば1本の価値減点はホイールの径が19以上だと12点、大きさが小さくなると減点点数が減り、13以下では5点となっています。
1本の交換点数はホイールの径19以上は47点で、13以下では20点となっています。ただこの規定はあくまでも目安基準なので、査定額の決定は基本的に各買取業者の裁量に任されています。
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ホイールにはタイヤの負担を減らす、ブレーキ熱を冷ますなどの役割があります
ホイールの大きな傷や深い傷、中心に向かってついている傷や亀裂や変形などは査定額に影響が出る場合が多いとされています。それは、見た目が悪いというのも理由の一つですが、車の走行にも関係しているからです。
ホイールは車のタイヤにかかる負担を減らす役割を担っています。ブレーキをかけると熱が発生しますが、ホイールは回転することで外の冷たい空気を取り込み、ブレーキ熱を冷ます重要な働きがあるのです。
そのためホイールに傷や亀裂があることで、ホイールの機能性が弱まり、タイヤに負荷がかかってバランスが崩れたり、バーストしたりというリスクが高まります。またブレーキの熱が放出されにくくなるのでブレーキの利きが悪くなりやすく、故障する場合もあります。
ホイールは見た目のデザイン性だけではなく、車を安全に走行させるための重要な役割を担っていることも知っておきましょう。買取時だけではなく、大きく深い傷がついた場合は早めの修理しておくことが大事です。
放置すると傷がさらに広がり、錆びついてしまうなど悪化します。そうなると修理にも費用がかかり、交換しなければならなくなるので注意しましょう。
査定前に修理に出すとかえって高くつく場合があります
タイヤのホイールに傷がある場合、車の買取に出すまでに修理にしたほうがよいのではと考える人もいるでしょう。修理業者に出す場合は、ホイールの大きさや種類、傷の程度や修理方法によって修理代は違ってきます。
一般的相場としては、中級レベルまでのホイールだと1本あたり1万3000円位、高級車だと1本あたり1万4000円位となっており、傷が深く大きいと更に高くなる可能性があります。また特殊なカットを施したスタイリッシュなデザインのダイヤモンドカットホイールや、アルマイト加工(陽極酸化処理)を施したホイール、特殊な塗料を数回吹きかけるハイパー塗装などは相場よりもやや修理費用が高くなると言われています。
プロによる修理なので見た目の完成度は高いですが、修理費はやはりかさんでしまうものです。また修理期間も1週間から10日ほどかかるケースもあります。
修理費を抑えるために、軽度の傷なら自分で直してみるという人もいるでしょう。アルミパテやホイールクリーナーなどの必要な道具を購入すれば、1万円以下で自力で直すことも可能です。
ただ腕に自信がないと失敗するリスクもあります。傷が余計に目立ってしまう、塗装が剥がれて傷が広がるといった二次被害が起こる可能性もあるので、自分で直せるかを十分検討してからにしましょう。
自信がないなら、あえて直さないで査定に出したほうがよいとも言えます。
(まとめ)ホイールの傷は車の査定にどう影響するの?
タイヤのホイールは小さくて目立たない傷ならば、査定額の減額にはまずつながらないとされています。ホイールは車の走行性能に関わる重要なパーツなので、大きな傷は減額の対象となってしまいます。
タイヤのホイールの小さくて浅い傷なら、査定額にも影響がないと一般的には考えられています。日本自動車査定協会の基準で、傷のあるホイールは大きさによって減点点数が定められていますが、業者によって査定結果は異なるので一概には言えないのが現状です。
ホイールはタイヤのバランスを整えて負担を軽減させる、回転して外気を取り込むことでブレーキ熱を冷ますという役割を担っています。大きな傷や亀裂があると、走行に支障きたす場合や、ブレーキの故障にもつながるとされています。
ホイールに傷があると査定前に修理に出す人もいますが、ホイールの種類や塗装方法などによってはかなり修理費が必要となる場合があります。また自分で直すのも余計傷が目立つリスクがあるので、そのまま査定に出したほうよい場合もあります。