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ドア交換のみでピラーを修理していなければ、車の査定額は大きく下がることはないと言われています
ドア交換を行っても車の走行性能に関わる部分ではないので、査定額が大きく下がることはまずないとされています。ただドアと車体のつなぎ目の柱にあたるピラーという部分に修理があると、修復歴に含まれるため、査定額が下がる可能性はあります。
またドア交換のみならば査定額はマイナスにならないので、査定時には注意しましょう。ピラー以外には、フレームやクロスメンバーなどの部位修復歴に該当するので覚えておきましょう。
ドア交換のみだと修復歴には該当しないとされています
事故を起こした車は、査定額に響くと言われています。そもそも事故車というのは、事故により修復した車、修復歴車と呼びます。
査定時にお客様にわかりやすいように、事故車という言葉を用います。ドア交換の場合は、修復歴の中には含まれません。
実際に事故などでドア交換を行っていても、事故車にはならないという事です。しかしドアと車体のつなぎ目にある柱のようなフレーム、ピラーに凹みや傷がついていて塗装などの修理を行っていれば、修復歴車に含まれます。
ドア交換のみを行うのなら修復歴車に当たらないので、業者によって差はあるものの、一般的に査定額は大幅には減額されないと言われています。ただ交換していない場合に比べると、多少の減額は致し方ないと考えましょう。
ドアは車の骨格部分であり、車が走行する際に性能に関わる部分ではないからです。逆にエンジン部分などを修理していると、場合によっては査定額が大幅に減額される可能性があります。
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多少の知識があれば、ドア交換をしていても査定時に有利になります
修復歴車の事を知らないと、査定時に「ドア交換をしているので事故車ですね。査定額に影響します」と言われたら、仕方ないと減額を納得してしまいがちになります。ドア交換のみでピラーまで修理していなければ、修復歴車にならない、つまり事故車ではありません。
この知識があれば査定員にドアは交換したけど、ピラーは修理していませんと伝えることができます。修復歴車という言葉が分かっていて、どの部分を修理していれば事故車となるかまで把握していれば、査定員は「このお客さんは知識がある」とわかります。
そうなると無下に査定額を下げることもしにくくなります。ただ査定員にドア交換をしたのか質問されたら、正直に伝えましょう。
査定員もプロなので塗装の違いで見抜きます。光を当てると塗装の色がボディとドアの部分で異なります。
また交換から年数が経っていれば徐々に劣化していくものなので、ドアだけ塗装が新しいと微妙な色の違いが出てくるものです。
車の走行性能などに関わる部位の修理は修復歴になるとされています
修復歴車と言われるのは、車を修理した箇所にもよります。修復歴に含まれるのは、フロントからリアまでの車の骨組みとされるフレーム、車体の強度を上げるため、車体の横方向に設置されたクロスメンバーなどの修理です。
さらにフロントとリアで、ショックが設置されている部分のインサイドパネル、エンジンと車内を区切る板であるダッシュパネル、座席の足元部分のフロア、トランクの下の部分であるトランクフロア、屋根の部分のルーフも含まれます。ただ修理範囲がかなり狭い場合や、衝撃を受けた方向や程度によっては修復歴に含まれないこともあるので、ケースバイケースとも言えます。
ある程度大きな交通事故を起こさないかぎり、先述したような部位の修理や交換などは発生しません。小さな凹みや傷などがあって修理したとしても、必ずしも査定額が大幅減額となるわけではないことも覚えておきましょう。
修復歴車の査定額が大幅に減額されるのは、車の走行に関わる主要な部分が故障すると、修理しても走行に違和感を覚えたり、すぐに故障するかもしれないというリスクがあったりするからです。こういった車を好んで購入する人は少なく、同じ車種でも値段を下げないと中古車としても売れないという実情が査定額に反映されます。
(まとめ)ドア交換をしていると車の査定額は下がるの?
ドア交換のみでは、修復歴に当たらないので査定額が大幅減額される理由にはならないと言われています。ただしドア枠の細い柱であるピラーが修理されていると、修復歴に含まれる場合もあるので気を付けましょう。
ドア交換のみをしても、基本的には事故により修復した車、修復歴車には該当しないので、査定額の大幅減額にはならないとされています。ただしピラーを修理していると修復歴車に当たり、査定額が下がる可能性があるので確認しておきましょう。
ドア交換をしていても、ドア枠の柱にあたるピラーの修理をしていなければ修復歴車とは言えません。知識があれば、査定員にドア交換による査定額の減額を伝えられても、言い返すことができ減額を防げる可能性があるので覚えておきましょう。
修復歴に含まれるのは、車のフレーム・クロスメンバー・インサイドパネル・ダッシュパネルなど、車の走行性能や安全性に関わる部位です。またそういった個所でも小さな傷や凹みなどは、修復歴に含まれない場合もあり、ケースバイケースなのが現状です。