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投稿者評価
平均
【このクルマの良い点】
平成はじめのマツダは、他チャンネル展開やこだわりすぎた職人気質など、商業的には瀕死の状態でした。そんなマツダが立ち直るきっかけを作ったモデルとして、初代デミオの果たした役割は極めて大きいと言えます。
正直、当時のマツダ車が「こんなの売れる?」というモデルばかりだった中、デミオの優れた実用性は特筆すべきものでした。パワートレインは地味だけど、とにかくシンプルで道具に徹した一台。窮屈さを感じないリヤシートやフルフラット化により拡大できるラゲッジスペースは、日常生活に欠かせない特徴です。
カローラでさえ3ナンバー化してしまった2020年代では、5ナンバーサイズのスリムボディの扱いやすさが際立ちます。全高も1,535mmと、立体駐車場に収まる絶妙な高さ。また4.7mという最小回転半径は、実はジムニーより小回りが利くというのはここだけの話です。
車としてとにかく使いやすい、初代デミオから思い付くワードはこれに尽きるといえます。
【総合評価】
初代デミオのデビュー当時、「小さく見えて、大きく乗れる デミオ」なんてキャッチコピーがありました。でも個人的には、いい意味でこじんまりとしたボディや、さりげなく乗っかったルーフレールなど、かわいらしい印象を感じたものです。
あとは「シンプルな機能美」って言うんでしょうか、とことん実用性を追求した結果、スポーツカーやセダンにはない潔さやキャラクターもデミオのルックスが持つ個性です。
日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞や、RJCカー・オブ・ザ・イヤーなどの受賞歴があることも思い出しました。エンジンやサスペンションなど、走行面では特筆すべき点がないのに受賞したという事実からも、デミオの実用性が高く評価されていたことがわかります。なお、その哲学は次世代以降のデミオや後継にあたるMAZDA2にも引き継がれています。
20年以上前のモデルだから台数も限られているデミオですが、GLグレードならABSが標準装備されていますので、今でも日常のアシ車としてそんなに不自由さを感じることはないでしょう。
普通自動車第一種運転免許(MT) / 大型自動車第一種運転免許 / 3級自動車整備士(ガソリン) / 保険募集人資格
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総合評価
外観のデザイン・ボディカラー | 走行性能 | 乗り心地 | 価格 |
---|---|---|---|
4.2 | 4.1 | 3.9 | 4.2 |
内装・インテリアデザイン・質感 | 燃費・経済性 | 装備 | |
3.6 | 4.1 | 3.6 |
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84.1
32
29.5
45.2