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ムーブを高く買い取ってもらうために知っておきたいポイント
ムーヴは1995年に発売開始されており、今までにいくつものグレードを出している車種のひとつです。今回はムーヴを高く買い取ってもらうためのポイントをご紹介します。
<ポイント1:グレード>
ムーヴは今までにいくつものグレードを出しており、販売されたグレードとしては、Lグレード、Xグレード、Xターボグレード、カスタムX、カスタムRXなどがあります。
ただし、グレードによって人気は異なり、人気のあるグレードほど高値での買取が期待できるのが特徴です。販売されているムーヴのなかでも、「カスタムX」や「カスタムRX」のグレードのものは査定額がアップしやすいといわれています。
カスタム仕様車は、プレミアム感のあるインテリアとエクステリアであり、特にアニバーサリー仕様のカスタムRXは高値になるのが傾向です。カスタム仕様のムーヴなら、10年や13年落ちの年式が古い場合や、走行距離が10万kmや15万kmを超えるものであっても、思った以上の値段がつきます。
また、ムーヴは海外でも人気の車種です。そのため、海外に流通網を持っているような買取業者だと、国内で人気のないグレードのムーヴでもある程度の査定額がつくことがあります。
<ポイント2:人気ボディカラー>
ムーヴはボディカラーによっても人気に差があります。人気のボディカラーは、それだけ中古市場で需要が高まるために、買取価格も高くなるのが傾向です。ムーヴにおいても黒系と白系のカラーは人気があり、ムーヴの黒はブラックマイカメタリック、シロはパールホワイトです。
ブラックマイカメタリックは、軽自動車に見えないような重厚感があり、単色の黒にはない輝きと透明感があるカラーとなっています。ブラックマイカメタリックは男性からも女性からも支持が高いカラーです。
パールホワイトは、3層塗りとなっており、塗るのに手間がかかるので特別塗装料金のかかるボディカラーでもあります。シンプルなカラーながらも高級感があり、査定価格が高くなることが多いのが特徴です。パールホワイトは老若男女問わず人気があります。
これら2つのボディカラーだと、数万円の査定額アップは期待できるでしょう。ムーヴには単色のホワイトのボディカラーもありますが、パールホワイトほど人気ではありません。ムーヴの中古車を購入する層としては、10~20代の学生や社会人が多く、その層に人気のボディカラーが黒系や白系です。
<ポイント3:装備品の充実>
装備品が充実していると、ムーヴでの査定額アップが期待できます。それはノーマルグレードでも、特別仕様車だと装備品が充実しているので、査定額アップが見込めるでしょう。
中古車の購入層は純正オプションの装備品を好むので、純正パーツが多いと査定額でプラスです。一方で、社外品の装備品は、ムーヴ買取ではプラスにならず、場合によってはマイナスになります。
ムーヴの「L」グレードの上位である「X」グレードは、快適な装備品が多く付いており、キーフリーシステム、プッシュボタンスタート、チルトステアリングなどです。これらの装備があると、買取額アップになりやすいでしょう。
カスタム仕様では自発光式2眼メーターなど、カスタムRSでは15インチアルミホイールなどの装備があり、これらも査定額でプラスに働きます。
どのグレードのムーヴでも、LEDヘッドランプやアルミホイール、純正ナビは人気なので、これらの装備品があれば買取価格でプラスが期待できるでしょう。もし純正アルミホイールを持っているならば、査定時に申告するのを忘れないでください。装備品のなかでは安全装備も見逃せず、その有無によっても査定額に響きます。
ムーヴであれば、スマートアシスト、ヒルホールドシステム、バックカメラなどの安全装備です。バックカメラは、後方を映すのみならず、車を真上から見ているような映像で自分の車の動きを確認できるカメラシステムなので、高価買取が期待できます。
1995年式(平成7年式)の初代ムーブ(L610S,L602S,L600S)の買取相場
1995年(平成7年)式の初代(ムーヴ)の買取相場を確認してみましょう。
<年式/買取相場>
1995年/0.6万円 ~ 0.7万円
1996年/0.7万円 ~ 1.1万円
1997年/0万円 ~ 2.5万円
1998年/0万円 ~ 4.2万円
初代のムーヴは1995年発売であり、すでに発売から20年以上経過しています。そのために、初代のムーヴはどの年式でも、買取ではほとんど値がつきません。若干値段がつくぐらいです。
1995年式(平成7年式)の初代ムーブ(L610S,L602S,L600S)の特徴
モデルの概要
現在はすでにダイハツの看板車種となったムーヴは、1995年に発売開始。自動車の価値観を新しい方向に動かしたいという願いから、ムーヴという車名になったのです。
初代のベースはL500系のミラ。インパネはミラをそのまま使用し、マニュアル車はパートタイム4DWであり、オートマチック車はフルタイム4DWです。初代からマニュアル車とオートマチック車が発売されています。
外装デザインはイタリアの会社とダイハツの合作です。縦型テールランプやグリルレスのフロントという特徴のあるデザインとなっています。ミラと全体的な仕様は変わりありませんが、頭上空間を高く取っているのがムーヴです。
上品なデザインで、快適な室内空間を確保し、使い勝手が良いので、軽自動車のトールワゴンとして人気が出ました。ドア枚数は5枚で、上級モデルにリアシートヘッドレストが装備されています。エンジンは新しく開発したDOHCエンジンを採用し、ターボ仕様もあります。FFのみターボ仕様です。
1996年5月になると一部を改良。パワードロックを全車に装備し、どのモデルでも前席にエアバックシステムを導入します。ターボ仕様では13インチのディスクブレーキに変更し、エンジンは3気筒だったのが4気筒になりました。
初期モデルでは、シルバーのボディからに、エアロパーツを黒または赤にするツートンからのバージョンが用意されたのです。1997年になると再度一部を改良し、カスタム仕様を追加します。これがメーカ仕様のカスタムの先駆けとなり、人気のグレードとなっていったのです。ムーヴのカスタム仕様は裏ムーヴとも呼ばれました。カスタムはスポーティーに仕上げたモデルです。
初代のムーヴはワゴンRをコピーしたものだという批判もありましたが、優れた車内空間や使い勝手の良さが評価されていき、売上は上々。発売当時からワゴンRと人気を分けるベストセラー車種となっています。
初代モデルは1998年に生産終了し、その後在庫販売となり、販売も終了しました。
人気が高いグレード
1997年に追加された「カスタム仕様車」が人気です。メッキグリルにフラッシュサイドのフェンダーが特徴であり、エアロカスタムも仕様として追加されました。
エアロカスタムは、通常モデルのムーヴよりも車高を15mm低くしており、ローダウンサスペンションを搭載しています。エアロパーツにアルミホイールを組み合わせ、専用のインテリアもあり、ほかのグレードのムーヴよりも特徴的。
フロントグリルのロゴである“MOVE”はインパクトのある赤色を使用。その後は銀色になり、最後に金色に変わりました。このMOVEの文字がほかのグレードと違うのが大きな特徴であり、外見でもすぐに違いがわかります。
ヘッドライト横のウインカーのレンズが透明になり、ガーニッシュは黒色または銀色だったのが透明タイプに変更。カスタム仕様では、フェンダーやボンネット、そしてバンパーが専用のものになっています。
カスタム仕様は標準仕様のモデルとは違いエアロパーツなどがあるので、スポーティーなデザインとなっています。
1998年式(平成10年式)の2代目ムーブ(L910S,L902S,L900S,L912S)の買取相場
1998年に発売された2代目(ムーブ)の買取相場をご紹介します。
<年式/買取相場>
1998年/0万円 ~ 4.2万円
1999年/0万円 ~ 7.6万円
2000年/0.6万円 ~ 9.1万円
2001年/0.3万円 ~ 12.7万円
2002年/0.3万円 ~ 6.9万円
2代目ムーヴでも、発売から20年以上経過しているため、査定額は期待できるものではありません。値がついても高値での買取は難しいでしょう。
1998年式(平成10年式)の2代目ムーブ(L910S,L902S,L900S,L912S)の特徴
モデルの概要
初代が発売されてから、すぐに軽自動車の衝突安全性の見直しの規格改正が行われたため、ムーヴは1998年に2代目が発売されました。
プラットフォームは初代モデルの設計の多くの部分を継承し、規格改正の新規格に対応させるために一部の設計を変更することでコストを抑えています。基本は初代モデルをベースにしており、デザインは1988年の現代風にしました。初代よりも2代目はドアアウターパネルを多く使っています。
2代目の前期モデルはイタリアのデザイナーがデザイン担当。カスタム仕様もあり、フロントグリルやフロントフェンダーなどのデザインが標準仕様と違います。初代でミラと共有のインパネは2代目からはムーヴ専用設計となり、2代目は標準仕様とカスタム仕様の2本立てです。
カスタム仕様は、エンジンの吸気方法でターボ仕様のエアロダウンカスタムと、自然吸気のカスタムの2つがあります。どちらもエアロパーツは同じですが、2代目には、快適装備がオプションで設定されました。
・電動サンルーフ
・オートエアコン
・オートチェンジャー
・つり下げ型スピーカー
・コンパクトナビ
・キーレスエントリー
・パワーウィンドウ
などの装備です。
もっとも下のグレードであるCGグレードでは、パワーウィンドウ、キーレスエントリーは注文装備となっています。2代目からはカスタム仕様にタコメーターが装備されています。
1998年に2代目としてフルモデルチェンジしているため、安全装備が充実しているのが特徴です。一部のグレードはABSやトラクションコントロールを装備しています。横滑り防止装置やデュアルエアバッグも搭載されたほか、1999年には女性向けの特別仕様車のハローキティモデルが登場しました。これはハローキティのエンブレム、メーターパネルなどが装備しているモデルです。
2000年になるとマイナーチェンジし、独自のTOPAZ触媒を採用したことによって、排出ガスをクリーンにしました。初代と比べて2代目は車内空間の快適性や安全装備を充実させたことで、より魅力のあるムーヴとなっています。販売も初代と同じく好調でベストセラーを記録しました。
人気が高いグレード
初代に続いて、2代目のムーヴでもカスタム仕様が人気です。カスタム仕様は6種類がラインナップされました。
・フルタイム4DWで5速MTになっているカスタムM4
・前輪駆動でオートマのカスタムFF
・四輪駆動でオートマのカスタム4WD
の3つがあります。
さらには車高を下げてエアロダウンにしたモデルにも、上記の3タイプがそれぞれありました。エンジンは3気筒の自然吸気とターボの2つが用意されており、トランスミッションはすべてCVTです。ボディの骨格構造の改善を行い、軽量化を図るとともに安全性能の向上を確立しました。
カスタム仕様にも安全装備をつけており、自動ブレーキや誤発進抑制、エアバッグなどの安全システムが搭載されているのが特徴です。
女性向けのハローキティ仕様のムーヴも、2000年10月にはカスタム仕様をベースに設計が変更されています。カスタム仕様も、ボディを一回り大きくして、全高も初代よりも高くしており、ボディ拡大によって初代よりも車両重量も重くなりました。
2002年式(平成14年式)の3代目ムーブ(L160S,L150S,L152S)の買取相場
2002年(平成14年)式の3代目(ムーブ)の買取相場をご紹介します。
<年式/買取相場>
2002年/0.3万円 ~ 6.9万円
2003年/0.4万円 ~ 13万円
2004年/0.2万円 ~ 38.5万円
2005年/0.9万円 ~ 13.9万円
2006年/1万円 ~ 20.6万円
3代目のムーヴになると、買取価格は少しの価格が期待できるようになります。状態の悪いムーヴでも多少値はつくようになります。
2002年式(平成14年式)の3代目ムーブ(L160S,L150S,L152S)の特徴
モデルの概要
3代目のムーヴは、標準仕様ではカジュアルで上質感のある内装・外装であるのに対し、カスタム仕様はスポーティーな内装・外装にして若者向けに先進的なデザインを取り入れています。
全体的にプラットフォームの一新によって、カジュアル志向の強いフォルムが特徴です。新プラットフォームによって、室内スペースは広くなり、乗り降りがしやすくなりました。大きく開くドアによって乗り降りしやすく、買い物にも便利な車になっています。
3代目からはリアにあるナンバープレートの位置が変更となり、標準仕様ではリアバンパーに、カスタム仕様ではバックドアに設置されました。
プラットフォームは新開発を行い、オプションでは、
・エアコン
・オーディオ
・車両表示可能なナビ
・レーダークルーズコントロール
などと先進的な装備が用意されたのです。
3代目からはカスタム仕様の最上級グレードであるエアロダウンカスタムの名前は消えて、カスタムRSに変更となります。
2002年10月にフルモデルチェンジを行い、ムーヴは3代目になりました。3代目の形式はEFエンジンの2WDがL150S、JBエンジンの2WDがL152S、4WDはエンジンに関係なくL160Sとなっています。L、カスタムX、Rの4WDにのみ5MTモデルがあるのが特徴です。
2003年には特別仕様車のカスタムXリミテッドとカスタムRリミテッドを発売。両方とも電動のドアミラーやLEDランプなどを装備しています。
2004年5月になると、カスタムのLとRSグレードを基本にして、特別仕様車のVserectionを発売しました。Lグレードの特別仕様車は、タコメーターやオートエアコン、14インチアルミホイールを装備しています。RSグレードの特別仕様車は、専用のHDDナビや4ドアスピーカーなどを装備のハイグレード仕様です。
2005年8月には、ムーヴの発売10周年を記念し、カスタムLを基本にして、14インチアルミホイールやドアミラーターンランプなどを装備した特別仕様車のカスタムVSを発売しました。
2006年9月には3代目ムーヴの生産は終了したため、在庫のみ販売となります。その後、10月に4代目と入れ替わる形で、3代目の販売が終了しました。
人気が高いグレード
3代目は、カスタム仕様の「ムーヴカスタム」と標準仕様の「ムーヴノーマル」の2パターンがあります。
それぞれの仕様でいくつかグレードがありますが、3代目でもカスタム仕様のグレードが人気です。標準仕様をベースにして、スポーティーな内装と外観にしており、専用の丸いヘッドライト、メッキグリル、アルミホイールなどを備えています。内装はブラックを基調に、タコメーター付きスピードメーター、カスタムの最上級グレードになると本革ステアリングを装備。
2004年にはマイナーチェンジで内外装の変更を行い、バンパー周りを刷新します。カスタムのなかでもカスタムRとカスタムRSでは、15インチアルミホイールを装備したのです。マイナーチェンジしたムーヴのカスタムは、より上質感のあるデザインのインテリアとなっています。若干の変更ですが、それでもインテリアは良くなっており、最新モデルには敵わないまでも、それを補うデザインとパッケージングが魅力です。
2006年式(平成18年式)の4代目ムーブ(L185S,L175S)の買取相場
2006年(平成18年)式の4代目(ムーブ)の買取相場をご紹介します。
<年式/買取相場>
2006年/1万円 ~ 20.6万円
2007年/0万円 ~ 26.2万円
2008年/3.6万円 ~ 49.2万円
2009年/6.1万円 ~ 42.2万円
2010年/7.7万円 ~ 51.3万円
買取相場には最低額と最高額という範囲がありますが、4代目になると最低額でもある程度の値がつくようになります。そのため、4代目のムーヴは状態が良ければ高値での買取も可能です。
2006年式(平成18年式)の4代目ムーブ(L185S,L175S)の特徴
モデルの概要
2006年10月にフルモデルチェンジして4代目になります。外観のデザインはヘッドライトからフロントガラスにかけて流れるような流線型の卵形となり、3代目までのムーヴとは大きくイメージが変わっています。
3代目と比べるとホイールベースで100mm広くなり、車内の空間を広げて快適性が増しているのが特徴です。リアシートは前後のスライドが可能。また、初代のムーヴにあったAピラーからのキャラクターラインが復活しました。そして、新開発の3気筒のエンジンを搭載しているのが特徴です。
一部のグレードではトランスミッションにCVTを採用し、燃費向上しました。標準グレードであるLには、5速のマニュアルもあり、カスタム仕様は一部のグレード以外では、ディスクチャージランプを装備しています。シャシーは7代目までミラと共通となり、5代目前期型までのムーヴではセンターメーターを採用したのです。
4代目では特別仕様車がいくつか販売されました。
2007年8月にはダイハツ創立100周年を記念し、特別仕様車のメモリアルエディションを発売。グレードのLをベースにしており、標準仕様とカスタム仕様の2つあります。
2008年6月には特別仕様車のL selectionを発売し、プッシュ式オートエアコン、チルトステアリングなどの快適装備を充実させた仕様が特徴のムーヴです。
2009年4月には特別仕様車のL VSやX VS、さらにはカスタム仕様のR VSを発売開始しました。L VSやX VSは14インチアルミホイールを装備し専用のブラックの内装になっています。高級感を持たせたほかにキーフリーシステムも搭載しているのが特徴です。一方、カスタム仕様のR VSでは、革巻のステアリングや専用シートの表革を採用しました。
2010年11月には4代目のムーヴは生産終了となったため、12月に発売は終了。4代目はスタイリングのイメージを変えたことによって、販売ではワゴンR以上のヒットとなります。また、プラットフォームも刷新したことで、安定性や乗り心地が向上し、基本性能がアップ。4代目はホイールベースでの拡張によって、車内快適性が高まったのが大きな特徴です。
人気が高いグレード
標準仕様のグレードは、
・L
・X
・Xリミテッド
の3つです。
カスタム仕様のグレードも、
・カスタムL
・カスタムX
・カスタムXリミテッド
の3つです。
ターボ搭載車は、
・カスタムR
・カスタムRS
をラインアップしました。
このなかでも最上級グレードの「カスタムRS」は、本革ステアリングホイールと、16インチアルミホイールが標準装備となっており、スポーティーなフォルムなので人気があります。
オプション装備では、エアバッグやドライビングアシストが選択することが可能です。挙動は安定しており、高速道路での安定感もあります。長いホイールベースに地面へのグリップ力によって、しっかりとした走りを体感できるグレードです。
ブレーキ性能も良いので、ブレーキでの走行コントロールもしやすく、これまでの軽自動車の水準を上回る操作性と安定性をもたらしたグレードといえます。ただし16インチのアルミホイールは、軽自動車では少し大きいと感じる方もいるようです。カスタムRSは、スポーティーな走りを体感でき、中古市場でも需要があります。
2010年式(平成22年式)の5代目ムーブ(LA110S,LA100S)の買取相場
古い年式のムーヴの買取相場は若干の値段しかつきませんが、今からおよそ10年前の2010年(平成22年)式の5代目(ムーブ)の買取相場はどうなのでしょうか。
<年式/買取相場>
2010年/7.7万円 ~ 51.3万円
2011年/14.3万円 ~ 59.4万円
2012年/16.8万円 ~ 73.4万円
2013年/27.2万円 ~ 83.8万円
2014年/17.3万円 ~ 93.4万円
5代目になると10年落ち以下の年式のモデルとなっており、発売からの年月が比較的新しいです。そのために、5代目ムーヴならばそれなりの買取価格が期待できます。
2010年式(平成22年式)の5代目ムーブ(LA110S,LA100S)の特徴
モデルの概要
5代目も歴代のムーヴと同じく「標準仕様」と「カスタム仕様」の2つを展開します。
2010年12月にフルモデルチェンジしました。フルモデルチェンジでは約35kgの車体の軽量化を図り、エンジン特性を全面的に見直し、トランスミッションはCVTに統一し、大幅なシステムの改良を行ったのです。
アイドリングストップでの電動オイルポンプを廃止し、エンジンユニットを小型化。新エンジンにすることで、変速域制御も最適化されました。車両の横滑り防止システムとして、従来ABSを使用していましたが、5代目からはVSC方式に変更。アイドリングストップ機能を搭載することで燃費が4打目よりも上がっています。さらにソレノドバルブを省略するなどしてコストダウンを図っているのが特徴です。
その他にも、リアナンバープレートを2代目と同じくバンパー上に設置し、バックドアパネルはすべてのグレードで統一しています。ホイールベースは35mm狭くなりますが、室内幅は軽自動車では最大の1,350mmを確保し、フロアパネルと防音材によって室内の静寂性も高めているのが特徴です。
装備では全車にフルオートエアコンを装備し、エコドライブ度合いを示すecoリーフゲージを搭載。平均燃費や航行可能距離を切り替えて表示するディスプレイ、エアコン制御で燃費向上をするエコドライブモードスイッチを備えます。また、パナソニック製のデュフューザーがグレードによって標準装備となりました。
安全装備では、
・サイドエアバッグ
・カーテンシールドエアバッグ
・3点式シートベルト
が、セットになっているセーフティパックがカスタム仕様でオプションです。
外観のデザインでは、4代目と同じくヘッドライトからフロントガラスにかけての流線型で卵形のフォルムは変化なしですが、バンパー付近に少し凹凸があり、若干ごつごつしたイメージになっています。
2014年11月に生産終了となり、12月には発売終了し、6代目にバトンタッチ。燃費向上や安全性能を充実させるなどして、軽ワゴンのカテゴリではその存在を誇示しました。
人気が高いグレード
標準仕様は、
・L
・X
・Xリミテッド
の3つです。
カスタム仕様は、
・X
・Xリミテッド
・G
・RS
の4つです。
発売から比較的年月が経っていないので、5代目のムーヴは人気の年式でもあります。このなかでも、標準仕様とカスタム仕様両方にある「Xリミテッド」が人気です。
少ない燃費で目的地まで誘導してくれる省エネルート検索を搭載し、駐車時やバック時に安全確認できるバックモニターつきのナビを備え、燃費向上するエコドライブモードがあります。
女性にも優しいナノイーのデュフューザーもついており、最上級グレードになっています。各種エアバッグも備わっており、安全性も確保。また、サイドエアバッグ、カーテンシールドエバッグ、3点シートベルトと安全装備が充実しているのが特徴です。
ゆったりとした座り心地のベンチシート、プッシュボタンスタート、そしてキーフリーシステムと快適装備も多数あります。オプション装備には、リヤヒーターダクト、寒冷地仕様、6スピーカーパックなどが用意されているのが特徴です。
2014年式(平成26年式)の6代目ムーブ(LA160S,LA150S)の買取相場
続いては、2014年(平成26年)式の6代目(ムーブ)の買取相場をご紹介します。
<年式/買取相場>
2014年/17.3万円 ~ 93.4万円
2015年/40.3万円 ~ 99.2万円
2016年/42.5万円 ~ 109.2万円
2017年/46.1万円 ~ 107.1万円
2019年/~107万円
2019年/~111万円
6代目のムーヴは年式が新しいので、状態によって買取価格は大きく変化します。走行距離は短く状態が良ければ、買取相場の上限近くの値がつくこともあるようです。
2014年式(平成26年式)の6代目ムーブ(LA160S,LA150S)の特徴
モデルの概要
2014年12月にフルモデルチェンジを行い、6代目になりました。標準仕様とカスタム仕様という2つのラインナップがあるのは先代と同じですが、ボディの骨格構造や足回りを改良し、基本性能の向上に力を入れています。
アウターパネルをハイテンにして、骨格全体で衝撃を吸収するモノコック構造を進め、外板は樹脂にすることで車体重量は約20kg軽減。また、構造や素材の改良によって衝突安全性もアップしています。ボディの水抜き穴を少なくし、吸音材の配置の見直しを行い、ステアリングの剛性をアップしたことで車内でのノイズを低減したのです。フロントからサイドにかけて、ミラーや段差の形状の改良によって、風切音を低減しています。車内も外観もm全体的に静音性を高めた設計に変更されました。
外観のデザインは5代目の流線型から、段差のあるフォルムに変更しています。ヘッドライトを大型化し、グリルを新デザインにして前面から見るとXのようなイメージを持たせるデザインとなったのです。メーターはタコメーターを採用、内装はグレー、ホワイト、グレージュという3つの色でトーンを出しています。
燃費性能が向上し、2WDのターボ仕様車では27.4km/L、それ以外の2WDの自然吸気のエンジンでは31.0km/Lを実現。スマートアシストでは、後方にソナーセンサーを装備し、10km/h以下で走っているときには後方の障害物を感知し、アクセルペダルを踏んでも後方に壁があればバックしない、後方の衝突防止機能を取り入れました。
その他にもスマートアシストでは、自動ブレーキの衝突回避機能や、アクセルとブレーキの踏み間違えを防止する機能など、5つの安全機能がパッケージになっています。スマートアシストは6代目ではSAⅢとなっており、スマートアシストの改良版ということです。
5代目に続き横滑り防止機能はVSCのトラクションコントロールを全車に装備しています。全体的に6代目は派手な見た目の変化はありませんが、車体の剛性を高めることや、燃費を向上させることなどと、見えない部分での改良が多く行われました。
人気が高いグレード
6代目のムーヴには、
・L
・X
・Xターボ
の3つのグレードがあります。
XターボはXをベースにしたターボです。Lは価格を抑えたグレードであり、価格相応の性能と言えます。「X」は乗り心地や走行性能よりも価格を重視する人に人気のグレードです。
Lよりも価格は高いですが、その分乗り心地や走行性能はアップしており、3つあるグレードのなかで真ん中のグレードといえます。価格を高くせず、走行性能もある程度欲しいという人に人気です。車の性能と価格が一致しているという声もあり、コストパフォーマンスの良いグレードといえます。
そして「Xターボ」は、ターボ機能を搭載し、走行性能を求める人に人気のグレードです。マイルドなターボでエンジンが静かで、パワーモードで走るとパワフルなのが特徴。Xターボは、ターボエンジンになっていますが、それほど価格が高くならないというのも魅力です。坂道に住んでいる人や、高速道路をよく利用する人に人気があります。
走行距離による平均相場
走行距離による平均相場をチェックしておきましょう。
<走行距離/買取相場>
25,000km/170,000円~930,000円
50,000km/210,000円~720,000円
75,000km/130,000円~500,000円
100,000km/100,000円~310,000円
125,000km/10,000円~330,000円
150,000km/30,000円~50,000円
ムーヴもほかの自動車と同じく、走行距離は短いほど買取価格は高くなる傾向にあります。走行距離が短いとあまり使われていない車として、新中古のような感じで売り出せます。ただし、走行距離の長いムーヴでも、人気グレードや新しい年式だと思ったよりも買取価格が上がることも。中古車を買うときには、行距離を気にする人が多いため、10万km以上だと敬遠されがちです。そのため、走行距離が10万kmを超えたり、年式が古かったりったりするムーヴの買取価格はほとんど期待できないと考えていたほうがいいでしょう。目安として25,000kmごとに買取価格は一段下がります。ムーヴは走行距離で比較的相場がわかりやすい車種です。
ボディーカラーによる買取価格の比較
続いては、ボディカラーによる平均相場をご紹介します。
<ボディカラー/平均買取相場>
オレンジ/78万円
パール/72万円
グレー/71万円
ブラック/68万円
レッド/65万円
パープル/65万円
ブラウン/64万円
ブルー/63万円
グリーン/63万円
イエロー/59万円
シルバー/59万円
ホワイト/57万円
ピンク/56万円
ベージュ/41万円
定番に人気カラーというとブラックとホワイトですが、ムーヴではブラックやグレーなどの黒系に買取価格が高くついています。
しかし、ホワイトはそれほどではありません。これはホワイトにパールを加えたホワイトパールというカラーが存在するからであり、そのパール系に人気が集まっているのです。
ベージュ系はおやじ臭いなどのイメージから、それほど好まれないカラーになっています。また、可愛さや派手さはあるものの、イエローやピンクのように目立つ色もあまり好まれない傾向にあります。
下取り価格と買取査定額との比較
最後にムーヴの下取り価格と買取査定額との比較をします。
<年式/走行距離/グレード/買取相場/下取り相場>
2010年/30,000km/カスタムR/43.2万円/53.7万円
2010年/50,000km/カスタムRS/36.8万円/47.3万円
2010年/100,000km/カスタムRS/28.1万円/38.6万円
2014年/30,000km/カスタムRS/79.6万円/90.0万円
2014年/50,000km/カスタムRS/73.3万円/83.6万円
2014年/100,000km/カスタムRS/64.8万円/75.1万円
買取相場と下取り相場の一例として、2010年と2014年で価格を比較しました。全体的に下取り価格の方が高くなる傾向にあります。買取は車を売って買い取ってもらうことであり、下取りは新しい車を買うにあたって、今乗っている車を買い取って次の車の購入資金に充てる方法です。
買取では人気グレードなどであれば、相場以上に高値になることもあります。
下取りは需要や人気に関係なく、どんな車でもある程度の値がつくものです。買取価格より高値になる傾向にありますが、車の状態によっては低い下取り額になることもあります。
まとめ
ムーヴには以下のような特徴があります。
・ミラをベースに開発した軽トールワゴン
・広い車内空間
・スマートアシストなどの安全機能
・通常仕様とカスタム仕様が基本
軽トールワゴンとして初代から人気があり、ムーヴという車両はその存在を確立しました。通常仕様とカスタム仕様があり、エアロパーツなどを使ったカスタム仕様が人気です。
お手頃価格で販売するためにハイブリッドは搭載せず、買いやすい価格帯の車となっています。安全装備や機能が充実し、6代目になると基本性能をアップし、5代目や6代目の最近のモデルは人気が高いです。
また、2WDと4WDのモデルがあり、ターボ仕様のカスタムもあります。軽快な走りを実感したい人には、ターボ仕様車が人気です。このような年式や仕様を理解したうえで、ムーヴの買取を依頼するようにしましょう。

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ダイハツ ムーヴ(令和3(2021)年9月)カタログ・スペック情報(現行モデル)
ボディタイプ | 軽-RV系 |
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ドア数 | 5ドア |
乗員定員 | 4名 |
型式 | 5BA-LA160S |
全長×全幅×全高 | 3395x1475x1630mm |
ホイールベース | 2455mm |
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トレッド前/後 | 1305/1265mm |
室内長×室内幅×室内高 | 2080x1320x1280mm |
車両重量 | 890kg |

ダイハツ ムーヴ の他グレード詳細
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