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プリウスを高く買い取ってもらうポイント
<ポイント1:グレード>
プリウスには、AシリーズやLシリーズなどの多くのグレードがあります。その中でも特に高値がつきやすいのが高級感あるAシリーズです。
巻き込み警報やパーキングサポートなどの安全装置がついていることも人気の一因となっており、買取価格が高くなりやすいと言われています。Aシリーズの中でも特にAプレミアムは主要装備が充実しているために、買取価格が高くなる傾向にあります。
Aシリーズは2015年に発売されたグレードであり、販売開始から2020年現在まで乗っていた場合でも、法定耐用年数である6年に達していないため人気です。
<ポイント2:年式>
年式が新しいほど高値での買取が期待できます。年式は1年古くなれば、買取相場は下がります。Aシリーズでも1年経つごとに買取相場は下がります。
そのために、少しでも高くプリウスを売りたいと思っているならば、購入からなるべく早い時期に売ることがポイントです。ためらっていると売るタイミングを失い、買取相場も徐々に下がってしまいます。
Aシリーズと並び人気があるのがSシリーズです。このシリーズは廉価版のEグレードに、標準装備をつけた仕様のグレードであり、販売台数の多いものとなっています。
また、価格を抑えても主要装備が充実しているので販売台数も多く、加えて需要が高いため、安定した取引、買取価格も高くなりやすいという特徴があります。Sシリーズの中でもスポーツ仕様は特に人気があります。
<ポイント3:走行距離>
初代や2代目などのような古いモデルは、プリウスのモデルチェンジによる査定額減少は避けられませんが、走行距離が少なければ経過年数を多少でもカバーできるでしょう。一般的な走行距離の目安は1年で約1万kmといわれており、走行距離10万km以上の車を過走行車と言います。
どのシリーズでも走行距離が多いと査定額減少に繋がるので走行距離には注目しておく必要があります。例えば、プリウスを高値で売りたいなら、当然、走行距離は短い方が良く、3万km以内の走行距離だと高値を期待できます。
一般的に走行距離が伸びるほど買取価格は下がるとされていますが、プリウスの初代は違います。走行距離を気にしない買取業者が多く存在します。なぜなら、初代は海外に輸出する業者が多く、海外では走行距離を気にしないという傾向があるからです。
そのため、多少長く走っていた車だとしても、価格を下げずに売ることができます。
<ポイント4:ボディカラー>
ボディカラー(車体の色)は素人でもわかるので査定額に響き、人気の色と不人気の色を比べると査定額は10万円前後違うといわれています。人気の色はブラックとホワイト。
最近ではシルバー系も人気があります。シルバー系は細かい傷が目立ちにくいという理由から人気が高く、グレー系も同じ理由で査定額にはそれほど響いていません。
<ポイント5:内装・外装>
内装が綺麗になっていると好印象を持たれます。逆に汚い内装だと印象が悪く査定にも響きます。
査定を受ける前に車内の掃除をするだけでなく、洗車などして外からの見た目も綺麗にしておきましょう。もし、外装に凹みや傷があるなら、査定時はそのままで良いです。
修理するとお金がかかり、直しても査定アップには繋がりません。また、意外に気がつきにくいのが臭いです。
芳香剤やタバコの臭いは簡単には取れませんので、半日〜1日かけてしっかり換気をして臭いを消すようにしてください。
<ポイント6:ハイブリッド機能>
プリウスのウリとなっている機能なのでハイブリッド機能が故障していれば高値を期待する以前にお話しになりません。プリウスは、ガソリン以外にバッテリーと駆動用モーターを使いハイブリッドを実現しています。
リッター18km以上走るようであれば、ハイブリッド機能に問題はありません。しかし、それ以下であればハイブリッド機能のどこかが故障している可能性があります。
プリウスのウリであるハイブリッド機能が故障しているとなると、大幅な買取価格減少は避けられませんので査定の前には必ず確認しておきたいポイントです。
【1代目】1997年~2003年式(平成9年~平成15年式)のプリウス(NHW10,NHW11)の買取相場
年式 ごとの買取相場は以下のようになっています。
1997年 : 2.1万円~7.4万円
1998年 : 3.6万円~7.4万円
1999年 : 2.7万円~8.9万円
2000年 : 3.1万円~6.4万円
2001年 : 2.6万円~11万円
2002年 : 2.6万円~6.9万円
2003年 : 4.6万円~16.8万円
【1代目】1997年~2003年式(平成9年~平成15年式)のプリウス(NHW10,NHW11)の特徴
モデルの概要
現在トヨタ自動車会長となっている内山田竹志氏が開発責任者を努め、開発プロジェクト名「G21プロジェクト」としてハイブリッド自動車の開発を進め、1997年12月、世界初となる量産ハイブリッド自動車として誕生しました。正式発表後に発売が開始されました。
小型5ナンバー4ドアセダンのサイズとなっており、車のデザインはアメリカにあるCALTYが担当しています。CALTYは歴代セリカなどのデザインも手がけたデザインスタジオです。
未来の自動車のイメージにふさわしいエクステリアをデザイン。当時としては珍しく、フロントグリルとボンネットをつなぎ目なく繋いだデザインとなっており、未来性をイメージさせるばかりではなく、空気抵抗減少にも役だっています。
車両の全高は高めにし、座席の位置を上げ、乗り降りを容易にすると共に、車内空間を有効に使えるようにしています。これは当時のセダンとしては、画期的なものと言われています。
ホイールは、専用の超軽量アルミホイールを採用し、空気抵抗を減らすために樹脂製のカバーを装備するという珍しい構造です。これは2代目以降にも引き継がれています。
プリウスは随所にこのような画期的な構造を採用し、世界初の量産型ハイブリッド自動車にふさわしいいで立ちをしています。インテリアでは、センターメーターを採用。
当時、センターメーターを採用している車種はほとんどありませんでしたが、初代プリウスが採用したことで、他社でも採用する車種が増えたという先駆け的な存在です。マルチインフォメーションディスプレイを搭載し、最初から装備品として盛り込まれている設計です。
このマルチインフォメーションディスプレイの装備は、後に発売される乗用車全般のデザインに影響を与えたと言われております。プリウスでは、独自駆動方式を採用しているのでタコメーターは水温計で省かれています。
5ナンバーサイズいっぱいの全幅を採用した室内空間は小型化されたバッテリーも作用し、広い車内空間を実現しました。ハイブリッド自動車であり、駆動ユニットが特徴的。
駆動ユニットはToyota Hybrid Systemと呼ばれており頭文字をとってTHSといいます。1NZ-FXE型ガソリンエンジンに1CM型永久磁石式同期モーターを併用して、動力を発生しマイナーチェンジを行い1CM型は2CM型になりました。
初代モデルの燃費は28.0km/Lであり、当時発売のガソリンエンジン車と比べると、驚異的な燃費でした。初代モデルの最終バージョンでは31.0km/Lまで燃費が伸びます。
低排出ガス車認定制度においては、超低排出ガス認定車であり、温室効果ガスであるCO2の排出量も半分にしています。
販売価格は215万円と、同程度のサイズでもあるカローラの販売価格(152.7万円)と比較しても、決して安いとはいえません。
しかし、ハイブリッドシステムのコストを考えると、原価を大きく割っていると考えられます。年間販売台数は2万台を超えることはなく、最終モデルになるころには1万台を割り込み、残念ですが大ヒットするほどではありませんでした。
しかし、ハイブリッド自動車の礎を築くには、十分すぎる販売台数を記録し、その後2台目の大ヒットに繋がることとなります。2代目以降は3ナンバーとなるので、ハイブリッド自動車アクアの発売まで5ナンバーは登場しません。
人気が高いグレード
初代プリウスはすでに発売から15年以上経過しているため、現存する数は少なめです。グレードとしてはG、Gセレクション、Sプレミアと装備を充実させたグレードや特別仕様車は人気があります。
・Gグレード
本革巻きのステアリングホイールを採用し、軽い弾力感があり、手に吸い付く感じでドライビングを楽しめます。シートはソフトレザーシート。
ヘッドレストもソフトレザーで、体と頭にフィットします。8ウェイパワーシート、クルーズコントロールなどの装備もあります。
安全装備としては、ABSブレーキアシストとエアバッグを装備。エアバッグは3種類装備されているため、側方と前方からの衝撃から体と頭を守ってくれます。
ただしこのGグレードは初代プリウスのグレードなので、現在はほとんど中古市場に出回っていません。
・Sグレード
必要最低限の装備で車両価格を抑えており、装備を充実させたのがSプレミアです。本革シートや本革巻きステアリング、パワーシート、シートベンチレーションなどを装備しています。
ヘッドランプはハロゲン式ヘッドランプになっており、明るさを確保し、夜間の走行時の視界を確保しやすくします。その他の装備では、DVDボイスナビゲーションシステム、クルーズコントロールなどを搭載します。
1代目はトヨタプリウス10系と呼ばれており、中古市場に出回る数が少なく2代目以降と比べるとバッテリーの寿命が短い傾向にあります。
【2代目】2003年~2011年式(平成15年~平成23年式)のプリウス(NHW20)の買取相場
年式ごとの平均買取相場は以下のとおりです。
2003年 : 4.6万円~16.8万円
2004年 : 8万円~11.3万円
2005年 : 8.8万円~16.5万円
2006年 : 9.8万円~20.8万円
2007年 : 12.8万円~19.6万円
2008年 : 13.2万円~24.9万円
2009年 : 12.5万円~44.8万円
2010年 : 21.5万円~47.9万円
2011年 : 30万円~55万円
【2代目】2003年~2011年式(平成15年~平成23年式)のプリウス(NHW20)の特徴
モデルの概要
1代目の4ドアセダンから、2代目は5ドアハッチバックへとボディ形状が大きく変更されます。フルモデルチェンジ時にボディ形状が大きく変わるのは珍しいことです。
2代目からは、国内市場を考慮し、ボディをやや大型化しました。ホイールベースで2,700mmとなって、1代目の小型自動車からミドルクラスにチェンジです。
車幅は1,725mmと大きくなり、日本市場では3ナンバー登録となりました。ホイールのスタックボルトは、4本から5本へと変更。
給油口は右側から左側に変更し、CピラーとDピラーの間に窓を追加しました。サイズは大型化しましたが、重量は140kg軽量化しています。
このようにして大幅な変更を加え、2代目として月間販売台数目標を3,000台に掲げて、日本市場での販路を拡大させていきました。2代目からはプリウスを含むハイブリッド自動車では、HYBRID SYNERGY DRIVEのブランドを展開しています。
装備されたエンブレムにはHYBRID SYNERGY DRIVEの文字が映えており、ブランドのイメージが演出されています。
2代目は、Toyota Hybrid System IIというTHSからの発展型のユニットを搭載。
エンジンは1代目と同じですが、回転数を5,000rpmまで増やしました。モーターの出力は従来の33kWから50kWへと大幅アップ。
エンジンとモーターをパワーアップしながらも、燃費は35.5km/Lと伸ばし4人乗りのハイブリッド自動車としては、当時世界一の燃費性能を発揮しました。バッテリーには、ニッケル水素充電池を使用。
トヨタのハイブリッドシステムは他の車種やトラック、バスなどにも採用されました。プリウスは横から見ると三角形のようなシルエットをしており、これをトライアングル・シルエットと言います。
2003年にグッドデザイン賞を受賞し、3代目にもトライアングル・シルエットが採用されました。2代目では数々の革新的なシステムを装備しています。
EVモードはモーターのみで走行可能なモードです。パーキングアシストでは、後方カメラで場所を指定するだけで自動ハンドルによる駐車が可能になります。
S-VSCは、横滑り防止機能と電動パワーステアリングを統合したシステムです。キーをポケットに入れたままドアノブを手で触れるだけでロック解除できるスマートエントリー、アイドリングストップ中にもバッテリーを使ってエアコンを動かせる電動インバーターエアコンは、その後のトヨタハイブリッド自動車の主要装備になりました。
2代目モデルをベースに、プリウスサーキットバージョンも作られました。外観はF1をイメージしており、内装は遮音材を使うなどして快適性を上げ、ロールゲージを車内に取り付けるなど、一般車のレーシング仕様と同じような構造としています。
エンジンはカローラ用のものを使用し、バッテリーは直接外気で冷却できるようにするなど、大幅なチューニングがされています。ブレーキは欧州仕様にしてブレーキ性能を高めました。
人気が高いグレード
2代目は最終モデルがすでに発売開始から10年以上経過していますが、人気が高いので豊富な数が中古市場に出回っています。人気のあるグレードは、G、Sツーリングセレクション、ツーリングセレクションなどの装備やエアロパーツを充実させたグレードです。
スポーティーなモデルは人気があります。ハイブリッドシステムがTHS-Ⅱになってバッテリー寿命が伸び、システムの信頼性が高まったので発売から時間が経っていますが2代目は今も人気です。
革新的なインテリジェントパーキングアシストを装備したモデルも人気があります。ツーリングセレクションは、1代目からあるユーロパッケージを昇華させて、走行性能を向上させたモデルです。
上級オプションパッケージであり、車体底にはフロアアンダーカバー、リアバンパースポイラーを装備しています。リアゲートに大型のリアスポイラーを装備して空気抵抗を少なくし、走行性能をアップしています。
ホイールは、16インチアルミホイールです。専用サスペンションを搭載することで、走行時の安定性をアップしています。
シートには本革シートを使っています。このように走行性能をアップしたモデルですが、低燃費タイヤは採用していないために、他のグレードと比べると燃費は少し悪く、快適な走りを求める人向けのグレードと言えるでしょう。
ツーリングセレクションは、3代目や4代目にも登場するグレードであり、長い間支持されていきます。
【3代目】2009年~2015年式(平成21年~平成27年式)のプリウス(ZVW30)の買取相場
年式ごとの平均買取相場をご紹介します。
2009年 : 12.5万円~44.8万円
2010年 : 21.5万円~47.9万円
2011年 : 30万円~55万円
2012年 : 44.3万円~85.5万円
2013年 : 56.3万円~105.9万円
2014年 : 61.5万円~107.7万円
2015年 : 71.9万円~165.4万円
【3代目】2009年~2015年式(平成21年~平成27年式)のプリウス(ZVW30)の特徴
モデルの概要
2代目と同じく3ナンバー車です。2009年5月から国内販売が開始されて、12月からはプラグインハイブリッドカーのプリウスPHVをリリース。
PHVは、2012年1月に市販開始しました。3代目モデルは、全体の9割以上を新開発して、リダクション機能付きTHS-Ⅱも開発しているのが特徴です。
エンジンは1.5Lから1.8Lに変更、モーターも3JM型に変更します。大型の水冷クーラーを搭載し燃費を向上させます。
排気熱再利用循環システムによって、エンジンの熱を暖気に使えるようになっており、冬の燃費低減に役立っています。ハイブリッドユニットは小型化することで、燃費は38.0km/Lを実現しました。
バッテリーは、リチウムイオンではなく安全性とコストを考えてニッケル水素電池を採用しています。2011年には、AC100V電源を1500Wまで使えるように改良し、コンセントオプションを設定しました。
走行では、標準走行モードに加えて、
・ドライブモード
・エコドライブモード
・パワーモード
・モーターのみのEVドライブモード
が選択できるようになりました。
2代目と比べると、車体は一回り大きいのが特徴です。機能としては、車外からエアコン操作可能なリモートエアコンシステム、ステアリングの触れた場所をセンターメーターに表示するタッチトレーサーディスプレイなどを搭載しています。
3代目は2代目と同じ、トライアングル・シルエットを採用しています。ムーンルーフを歴代の中では3代目で初めて採用し、その後部には太陽発電パネルを装備しました。
このパネルで発電した電力によって車内の換気を行えます。3代目が発売されると、当時のエコカー減税とエコカー補助金制度の効果もあり、プリウスは大ヒットします。
納車まで最大で10ヶ月かかるほどでベストセラーを記録しました。発売開始から1ヶ月では、販売台数目標1万台の18倍の約18万台の受注を受けています。
2009年6月には新車販売台数ランキングで軽自動車を含めた中で1位となり2010年12月まで首位を維持しました。フルモデルチェンジからは、1年以上安定した人気を維持しました。
販売台数が初代から数えて100万台を達成したことを受けて、2010年7月に特別仕様車が発売されます。3代目に外部充電機構を取り付けたのがPHVです。
これによって充電設備のある場所で専用コンセントをプラグインして繋げば、プリウスのバッテリーの充電が可能です。PHVでは、ハイブリッド車としては初のリチウムイオン電池を搭載し、燃費向上を図っています。
これによって、PHVでは57.0km/Lという燃費性能を実現しました。さらには最高速度100km、最大航行距離24kmまでならば、モーターのみでの走行ができます。
バッテリー残量低下に伴うモーター駆動ができなくなった場合は、ガソリンエンジンでの駆動が可能です。PHVの充電は家庭用電源を工事して対応させるか、各地にある充電スタンドで行えます。
トヨタディーラーには、充電スタンドのG-Stationがあり、有料となりますが充電できます。
人気が高いグレード
3代目プリウスは、ベストセラーとなったのでグレードが多くL・S・G・ツーリングセレクション・特別仕様車などがあります。その中でもSツーリングセレクションやGツーリングセレクションなどの、オプション装備を充実させたモデルは人気です。
オプション装備として、1500Wの電源を使えるアクセサリーコンセントも人気があります。グレードの中でも、純正カスタムモデルのプリウスG'sも登場しました。
ボディを少し補強し、エアロパーツ風エクステリア、スポーツシートとドレスアップモデルです。ツーリングセレクションは、走行性能をチューニングしたオプションパッケージです。
トヨタブランドでは初のLEDヘッドランプを採用。車体底にはフロアアンダーカバーを装備しており、乗り心地改善のチューニングしたサスペンションを搭載します。
また、パワーステアリングにはブラシレスモーターを使用し動作をスムーズにしています。低燃費タイヤではないので、燃費は他のグレードと比べると少し劣ります。
Gツーリングセレクションには、
・本革シート
・HDDナビゲーションシステム
・パーキングアシスト
・レーダークルーズコントロール
などの装備を搭載しているGツーリングセレクション・レザーパッケージもあります。
Lグレードは、
・ハロゲン式ヘッドライト
・オーディオ
・リモコンキー
などの基本装備がある他にフロアアンダーカバーを標準装備しているため、全体の軽量化を図っており燃費を向上させているモデルとなります。
【4代目】2015年式~(平成27年式~)のプリウス(ZVW55,ZVW51,ZVW50)の買取相場
年式別の平均買取相場はこちらです。
2015年 : 71.9万円~165.4万円
2016年 : 98.5万円~182.4万円
2017年 : 104.8万円~222.9万円
2018年 : 101.5万円~214.9万円
2019年 : 183万円~215.3万円
【4代目】2015年式~(平成27年式~)のプリウス(ZVW55,ZVW51,ZVW50)の特徴
モデルの概要
4代目プリウスは、新プラットフォームで原価低減を目指すトヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャーを採用した第1号の車両です。乗り心地や走行性は先代と比べものにならないほどだと言われます。
先代よりも20mm車高が下がり、Sグレード以外のバッテリーにはリチウムイオン電池が採用されました。これはリチウムイオン電池の信頼性アップのために広く採用されるようになりました。
Eグレード以外では4WDの選択が可能です。4代目も3ナンバーです。エンジンは最大熱効率40%を目指して改良を施し、ハイブリッドシステム全体で小型化をして約20%の低損失化を図りました。
その結果としてEグレードでは燃費40.8km/Lを実現、その他のグレードでは37.2km/Lと燃費向上しています。電気式4輪駆動の4WDでは、34.0km/Lの燃費です。
低重心フォルムによって走行安定性を確保し、これも燃費向上に貢献しています。走行車感知衝突防止機能の
・プリクラッシュセーフティ
・オートマチックハイビーム
・LEDヘッドランプ
などの装備を備えます。
4代目からは4WDも登場しています。従来の電気式四輪駆動に比べると軽量化されました。
後輪駆動のモーターは7.2馬力で、雪道などでもスムーズな発進を可能としています。通常にはFFの2WDで走行し、フロントタイヤがスピンしたら4WDになります。
より近未来的なデザインのフォルムとなっており、フロントからボンネットにかけての未来的な造形リアの大型コンビネーションランプなど、他の車種と違い一目でプリウスだとわかるフォルムです。旧型の柔らかい印象の顔から、フロントとリアともに鋭角的な造形のライトにしており、4代目でプリウスの印象は大幅に変わりました。
イメージが大幅に変わったので、2015年に4代目登場時は、ユーザーの間でこのデザインは賛否両論が沸き起こっています。2018年にマイナーチェンジを行い、グリル・バンパーなどの外観が変更されました。
前後のライトのデザインを変更し、やや丸みを持たせてデザインにして、少し落ち着いた雰囲気にしています。車内にあるメーターは、速度など表示のグラフィックメーターを右側に、車両情報など表示のインフォメーションメーターも配置。
Aグレード以上に装備のヘッドアップディスプレイはカラーになりました。ボディからは、先代モデルにもあるカラーの他に、
・レッド
・ライムグリーン
・ブロンドメタリック
の3色も加わりました。
トランクルームは、先代と比べて広くなっており、502Lと容量が大幅アップしています。駆動用バッテリーをリチウムイオン電池にすることでバッテリーを後部座席下に配置できたために、広いトランクルームを実現しました。
プラグインハイブリッドのPHVも2017年に2代目になります。バッテリー容量を25Ahに増加したことによって、燃費は68.2kmと大幅にアップしました。
駆動用モーターの他に、発電用モーターも駆動用に使えるようになりデュアルシステムになりました。充電は専用プラグによる急速充電の他に、AC100Vにも対応し家庭用電源もそのまま使えます。
さらには、メーカーオプションによるソーラー充電システム」も採用しています。
人気が高いグレード
発売から比較的時間が経っていないので、どのグレードも人気があります。グレードは、E、S、A、Aプレミアムの順で高くなります。
Sグレード以上には、
・専用サスペンション
・17インチアルミホイール
・専用リアバンパーのツーリングセレクション
が選べます。
Eグレードが廉価版のグレードであり、このグレードのみ燃費が39.0km/Lになっています。営業用の車として人気があります。
燃費を考える人もEグレードを選択しています。標準装備を最低限にして価格を抑え、機能性にこだわったグレードです。
すべてのグレードの中でもっとも燃費が良いのも特徴です。標準グレードとなるのがSグレードです。
ヘッドランプをLEDにして、見栄えを良くし夜間走行性を高めています。大型コンソールボックスを装備しているので、室内の収納性が高くなっています。
Sの上位グレードがAグレードです。プリクラッシュセーフティなどの安全装備をパッケージ化していることで、安全面が大幅強化されました。
安全装備が充実しているという理由で、Aグレードを選択する人も多いようです。そして最上位グレードがAプレミアムです。
シートやコンソールボックスには本革を採用し、最上位グレード相応の内装になっています。ツーリングセレクションは、他のグレードと比べてホイールが違い17インチのアルミホイールを使っています。
タイヤが大きいだけでなく、スポーティーな見た目が注目を集めています。またホイールデザインも、他のグレードとは違います。
ツーリングセレクションでは、電動式のムーンルーフは装備できません。スポーティーな走りを求める人向けのグレードです。
走行距離による平均相場
プリウスも他の車と同じく、走行距離で買取価格は変化します。同じ世代で同じグレードだとしても、走行距離で買取額は違ってきます。
年式/ 走行距離/グレード/平均買取相場
2012年/50,000km/G/72万円
2012年/70,000km/G/65万円
2012年/100,000km/G/59万円
2015年/30,000km/A/142万円
2015年/50,000km/A/132万円
2015年/70,000km/A/126万円
2017年/10,000km/A/200万円
2017年/30,000km/A/180万円
2017年/50,000km/A/170万円
プリウスは中古市場に多く出回っている車です。世代が古くなったプリウスほど、走行距離での買取価格差はでてきます。
モデルチェンジするごとに、世代が古くなったプリウスの買取価格は下落しています。乗り換えを検討している方は、情報収集を行い、タイミングを見計らって買取に出すと良いでしょう。
プリウスのリセールバリューを考えると、長距離は乗らずに手放すと思ったよりも高値で買い取ってもらえます。
ボディカラーによる買取価格の比較
プリウスにはいくつかボディカラーがあり、カラーによっても買取価格は変化します。一例として、2014年のSグレードのカラーごとの買取価格を見てみましょう。
ホワイト/144万円
ブラック/140万円
グレー/ 141万円
シルバー /142万円
ブルー/137万円
レッド/139万円
人気の高いカラーほど買取価格が高くなり、人気がないカラーほど買取価格は下がります。プリウスで一番人気のカラーがホワイトです。
単なる白ではなく、パールエッセンスを取り入れており、車体に高級感と輝きを与えています。上品な雰囲気なので年齢や性別を問わず人気なのが特徴です。
ホワイトと同じぐらい人気があるのがブラックです。ヘッドライトなどとのコントラストがあり、光でボディが反射するので高級感と落ち着きを与えています。
また、シルバーも人気があり、初代プリウスで主力カラーであったために、プリウスはシルバーだと考えている人も少なくありません。落ち着いた色であり、長く乗っていてもトレンドに左右されないことが人気の理由の一つといえるでしょう。
ホワイトは人気があるので、中古市場で需要があり、査定でプラスの評価に繋がりやすいです。逆に人気のないボディカラーは、市場での需要が少ないので、査定でマイナスの影響を与えます。
下取り価格と買取査定額との比較
同じ年式で同じグレードでも、下取りと買取では相場が違いますので、下取り相場と買取相場をご紹介します。
年式 /グレード /平均下取り相場/平均買取相場
2012年/ G/63万円/72万円
2012年/G/56万円/65万円
2012年/G/50万円/59万円
2015年/A/134万円/142万円
2015年/A/124万円/132万円
2015年/A/118万円/126万円
2017年/A /192万円/200万円
2017年/A /172万円/180万円
2017年/A/162万円/170万円
一般的には買取価格よりも下取り価格の方が安い傾向にあります。下取りであれば相場よりも安値になるかもしれません。
下取りはディーラーに行ってもらい、買取は買取専門業者に行ってもらいます。ディーラーは高値で下取りする気がない場合が多く、買取業者は車を買い取って売らないと利益にならないので、高値で買い取ってくれるのです。
下取りは新車を買いたいときに、ディーラーと交渉して下取り価格を決めます。新しく買いたい車があり、もしも保有しているプリウスを売りたいなら下取りを利用します。
車を売るときの手間は下取りの方が少ないからです。しかし、より高値で売りたいなら買取を利用した方がよいでしょう。買取では、複数の業者に査定を出せば、より高い買取額を示してくれる業者が見つかります。
まとめ
プリウスには以下のような特徴があります。
・ガソリンとモーターによるハイブリッドシステムを採用
・ガソリン車と比べると燃費が良い
・世代が新しいほど燃費が向上している
・3代目からはPHVが登場
・E、S、Aなどのグレードがある
プリウスは、そのハイブリッドシステムによる低燃費から購入希望者が多い車種です。走行距離が伸びれば買取価格は下がりますが、プリウスの場合バッテリーにもその影響が及びます。
バッテリーは使えば使うほど劣化するので、プリウスでの走行距離は非常に重要と言えます。その他に買取価格を大きく左右するのがボディカラーやグレードです。ボディカラーはホワイトやブラックなどの人気のあるカラーは買取価格が高く、人気のないカラーは若干買取価格が下がります。
プリウスは安定した人気を保っている車種なので、年式が古いモデルや1代目や2代目のモデルでもある程度の買取価格は期待できます。1代目だと海外に売るために買い取る業者もいるようです。
中古車の買取り、査定に関してのエキスパート集団です。
車を高く買い取ってもらうコツや下取り、売却手続きに関する様々な疑問にお答えしていきます。
トヨタ プリウス(令和5(2023)年3月)カタログ・スペック情報(現行モデル)
ボディタイプ | セダン |
---|---|
ドア数 | 5ドア |
乗員定員 | 5名 |
型式 | 6LA-MXWH61 |
全長×全幅×全高 | 4600x1780x1430mm |
ホイールベース | 2750mm |
---|---|
トレッド前/後 | 1560/1570mm |
室内長×室内幅×室内高 | 1840x1500x1135mm |
車両重量 | 1570kg |
トヨタ プリウス の他グレード詳細
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