車は維持費がかかり、経年劣化するので海外赴任時には売却したほうがよいとされています


海外赴任中は、所有車は手続きも面倒なのでそのまま保管しておいて、帰国後に乗ればいいと安易に考えがちです。しかし、海外赴任期間に車を動かさないと、バッテリーが上がるなど車に不備が起こる可能性があります。

また、メンテナンス、車検や納税の必要があるのでそのままでは乗れません。全てをやり終えると結構多額の費用がかかってしまうものです。

また、年々車は価値が下がる傾向にあるので、海外赴任前に売却しておいたほうがお得だと言えるでしょう。車の売却は流れや必要な書類を知っておくと、スムーズに効率よく行るでしょう。

売却後は保険の手続きも忘れずにやっておく必要があります。万一時間がなくて海外赴任前に売却できなくても、代理人を通じて海外赴任先からでも売却手続きはできます。

必要な書類も違ってくるので確認してやってみましょう。

合わせて読みたい!おすすめ記事
車の査定は何社に依頼するべき?

車の保管だけでも費用がかかり、年々価値が下がる傾向にあります

車の保管には維持費がかかる

海外赴任が決まり、車を運転する人がいなくなると所有している車を売却したほうがよいか、保管したほうが良いか悩むところです。高いお金を出して購入したのに、さほど乗っていない車をすぐに売却するにはもったいないような気がします。

車は乗らなければガソリン代も不要だし、問題ないと思われるでしょう。しかし、逆に多額に維持費がかかると言われています。

なぜなら、車は定期的にエンジンをかけて走行させないと、バッテリーが上がってエンジンがかからなくなるなどかえって故障する原因となります。また、一時帰国して乗りたいと思っても既に車検が切れていると公道を走らせることができません。

自動車税の納税や自賠責保険料の支払いなども必要となります。それらに点検、修理費用などを合わせると数十万かかる可能性もあります。

駐車場を借りている場合などは駐車場代が発生する上に、海外赴任中で無人だと自宅の駐車場であっても盗難に合うリスクも高まります。売却しないで保管したけれど、結局帰国後もその車を乗ることなく買い替えるというケースも少なくありません。

年数が経過すると車の価値が下がりやすい

維持費がかかるだけではなく、年数が経過するとその分車の価値が下がる傾向にあるとも言われています。車は動かして、定期的にメンテナンスすることで長く乗れるものです。

メンテナンスもできない状態で数年放置すると整備不良や経年劣化で、同じ年式、車種、色の車よりも価値が下がってしまう可能性が高いでしょう。更に、中古車市場では車の人気車種というのも年月と共に変化していきます。

当時はとても人気があり中古車市場でも高値がついた車であっても、数年後は人気が下火になり価格が下落するかもしれません。そうなる前に良い状態のまま早めに売却しておけば、後で損をして後悔することもないでしょう。

車売却の流れや必要な書類を把握しておきましょう

車売却の流れ

車の売却は様々な手続きや必要な書類もたくさんありすぐにはできないので、海外赴任が決まったらできる限り早く着手するのが賢明です。売却の流れとしては、まず複数の買取業者に見積もり査定の依頼をし、大体の査定額を出してもらうことが大事です。

査定依頼はネットからでも申し込みができます。その中で査定額が高い3社位をピックアップして、実地査定を依頼しましょう。

できれば実地査定日までに車を洗車し、車内もさっと掃除して綺麗にしておくと、査定での印象もよくなります。実地査定後に時間があれば、査定額の交渉をしてみましょう。

車売却に必要な書類

売却する買取業者が決まったら売買契約を結ぶため、必要な書類を準備します。必要となるのは車検証や自賠責保険証明書、自動車納税証明書やリサイクル券、印鑑登録証明書、実印と譲渡証明書、委任状、買取金を振り込むための口座です。

軽自動車の場合は、印鑑登録証明書と実印、譲渡証明書は不要ですが、代わりに認印が必要となります。車検証や自賠責保険証明書、リサイクル券は、車の助手席ダッシュボード内のファイルに一緒に収納してあるのが一般的ですので、忘れずに確認しましょう。

自動車納税証明書は毎年6月中旬頃までに郵送される振り込み用紙で、納税した際に銀行やコンビニなどで領収書と共に受け取れます。車検証や自動車納税証明書が万一見当たらない場合、再発行する必要があります。

再発行には若干時間を要することもあり、海外赴任前の時間がない時期だと出発までに売却手続きが間に合わない可能性もあります。そのため、必要書類はすぐにでも所在を確認しておきましょう。

印鑑登録証明書は実印が有効であることを証明するもので、役所にいけば即日発行してもらえます。委任状や譲渡証明書は買取業者側が用意するので、必要事項を記入しましょう。

愛車の買取相場を知ることで高く売ることができます 愛車の買取額を調べてみる

売却後は、保険の手続きも忘れずに行いましょう

車の引き渡し後入金確認すれば完了

必要書類が揃ったら、買取業者に連絡して書類を提出し、売買契約完了となります。後は車の引き渡し日を決め、その日に車を業者に渡します。

その前に、再度車内を確認して忘れ物がないかをきちんとチェックしておきましょう。後から気づいても返却できない場合があります。

そして、指定日に車の売却代金が入金されるので確認すれば売却手続きは完了です。

保険手続きも忘れずに

売却手続きが完了すると、安心して忘れがちですが保険手続きがまだ残っています。海外赴任前に忘れないように手続きを済ませておきましょう。

保険の中でも、加入が法律で義務付けられている強制保険である自賠責保険は、車を売却しても名義変更を行うだけなので、特別な手続きは不要です。手続きも業者が行い、保険の未経過期間分の保険料については査定額に上乗せされています。

ただし、廃車となった場合は保険を解約することになります。この手続きは、自分で保険会社に連絡して行わなければいけないので気を付けましょう。

未経過期間によっては、保険料が返還されることもあります。保険の解約申請日から算出されるので、早めに手続きをしましょう。

また、任意保険の場合は解約よりも帰国後にまた車を所有することを考えて、中断という手続きをとります。中断することで、これまでの等級をそのまま次に引き継ぐことができるからです。

無事故期間が長い場合、年数に応じて保険の契約者には等級が付与されます。等級が高くなるとその分保険料が下がるという仕組みになっています。

解約してしまうと等級もリセットされるので、次に加入する際は一番下のランクの等級からのスタートとなってしまうからもったいないものです。中断の申請をして証明書を発行してもらいましょう。

ただ、有効期限は10年と決まっているので注意してください。

海外赴任後でも代理人を通じて車の売却は可能です

海外赴任後でも車の売却は可能

海外赴任が急に決まり、車の売却手続きをする時間がないというケースもあるでしょう。この場合、もう国内にいないので売却は無理だと諦めがちですが、実はまだチャンスは残っています。

売却手続きを親族や友人など他者に依頼して、代理人になってもらい代わりに行ってもらうことが可能なのです。売却までの流れで、査定を行い買取業者を決める所まで同じです。

違うのが売却に必要な書類です。印鑑登録証明書は不要となります。

代わりにサイン証明書が必要となります。赴任、滞在している国の日本大使館や領事館で発行してもらえます。

海外赴任中の車売却に必要な書類

サイン証明書の発行には、パスポートと委任状、譲渡証明書と現在の海外での住所を証明する住民票のようなものが必要となるので準備しましょう。委任状と譲渡証明書は国土交通省のホームページにアクセスすれば、簡単にダウンロードできます。

印刷して必要事項を記載し、押印すれば準備できます。必要なものを大使館などへ持参し、日本で所有している車を売却したい旨を伝えれば問題ありません。

また、住民票の除票も必要となります。これは国内での住所がなく、海外へ住居を移転しているという証明になります。

国内でしか発行して貰えないので出発前に取得しておくか、家族に依頼しましょう。家族も海外へ一緒に来ているなら、委任状を発行して売却を依頼する知り合いなどに取得をお願いします。

直近で帰国予定があり、国内に1週間くらいは滞在できるならその間に自身で車の売却を済ますこともできるので検討してみましょう。

合わせて読みたい!おすすめ記事
車の査定は何社に依頼するべき?

(まとめ)海外赴任が決まったら車は売却したほうがいいのか?

1.車は維持費がかかり、経年劣化するので海外赴任時には売却したほうがよいとされています

車は長期間保管しておくと、再度乗る際に維持費がかかるので海外赴任する前に車を売却しておいたほうが良いと考えられています。売却の際は、一緒に保険の手続きも行いましょう。

また、海外赴任後も代理人を通じて売却することも可能です。

2.車の保管だけでも費用がかかり、年々価値が下がる傾向にあります

海外赴任中に車を保管しておくと、帰国時に乗る際メンテナンスや納税が必要となるので一気に費用がかかります。更に、動かさないで保管しておくと、エンジンなどが劣化して車自体の価値が下がってしまう可能性があり、損をしてしまいます。

3.車売却の流れや必要な書類を把握しておきましょう

海外赴任のために車売却をする際に、焦らないよう売却の流れと必要書類を知っておきましょう。まずは買取業者に査定してもらい、利用する業者を決めて査定額の交渉を行います。

車の引き渡し日までに車検証などの必要書類を揃えるという流れになっています。

4.売却後は、保険の手続きも忘れずに行いましょう

車の引き渡し後は、入金確認ができれば売却は完了となります。売却に際し、保険の手続きも必要です。

自賠責保険は買取業者が名義変更手続きをしてくれます。任意保険は、等級がそのまま次回に引き継げるように中断の手続きをしておきましょう。

5.海外赴任後でも代理人を通じて車の売却は可能です

海外赴任後でも、まだ日本に残してきた車は代理人を通じて売却するチャンスがあるので活用してみましょう。売却の際は日本大使館などで発行して貰えるサイン証明書と、住民票の除票が必要となります。

住民票の除票は代理人に依頼して国内で取得できます。

愛車の買取相場を知ることで高く売ることができます 愛車の買取額を調べてみる