ローンが残っている車売却時には、残債分と売却分をそれぞれ別にして仕訳していきます


個人事業主が事業用に使う車を売却する場合は、基本的に税抜で仕訳するのが一般的です。車の売却は個人の場合譲渡となるので気を付けましょう。

更に残債のある車の売却では、ローン一括返済の場合、借方は未払金、貸方は事業主借と仕訳します。新たにローンを組む場合は、借方は普通預金、貸方は借入金と仕訳し、一括返済した時の借方は未払金、貸方は普通預金と2つの仕訳をしておくことが大事です。

残債がある車の場合、売却前にローンを完済しなければなりません。現金で一括返済するか、売却する車の査定額が残債を上回れば、売却代金で完済できます。

不足する場合は現金で補うか、新たに車を購入してローンを組むならそこへ残債を上乗せすることもできます。また不足分だけ新たなローンを組み直すこともできます。

また、ローンを組んでいる場合、車の所有車が信販会社になっていることもあります。ローンを完済後名義変更をしないと売却ができないので注意しましょう。

更に、残債をあまり残さないためにはできる限り高く車を売却することが大事です。中古車市場に精通しており、販路も豊富な買取業者を活用すると良いでしょう。

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ローン一括返済と新たなローンを組む場合では仕訳が違います

車売却時の仕訳

法人として事業用の車を売却する場合は、会計の仕訳が複雑となります。そのため、一個人で処理することはあまりなく、外部の税理士などの専門家や専門部署に任せるのが一般的です。

残債がある場合も同様でしょう。皆さんよく悩まれて問題となるのが、個人事業主として事業に使う車を売却する場合です。

会計の仕訳方法は基本的に税込みです。年間の売り上げが1000万円に満たない個人事業主は、元々消費税の納税義務がないからです。

車の売却事態、法人なら取引とされますが個人だと譲渡だとみなされます。売却で利益を得たら、基本的に譲渡所得となります。

譲渡価額から、取得費と譲渡費用を足した金額と、特別控除の50万円を差し引いた金額が譲渡所得となります。つまり、50万円以上の利益が出ないと譲渡所得はありません。

また車の所有期間が10年以上経過していれば、課税対象は譲渡所得の半分となります。そもそも課税対象となるのは、売却の利益が50万円以上となった場合のみなので、ほぼないと考えられています。

残債がある車の売却の仕訳

車の残債がある、つまりローンがまだ残っている場合の仕訳は、残債分と売却分を別個に仕訳をすることになります。一括返済する場合、借方は借入金や未払金、貸方は事業主借という内容で仕訳します。

ローンの返済という項目を使います。更に利子や金利などもまとめて計上しておきましょう。

また、新たにローンを組んだ場合は仕訳は借方は普通預金、貸方は借入金と仕訳します。更に、一括返済した時の借方は未払金、貸方は普通預金と仕訳しておきます。

基本的に新しくローンを組みなおす時は一括返済した仕訳、新たにローンを組んだ仕訳の2つの仕訳をしておく必要があります。車売却時に残債がある状態での売却の仕訳は複雑なので、会計に詳しくない人だと難しく感じるでしょう。

困った時は税理士など専門家に相談すると確実に仕訳ができます。

売却前にローンを完済しなければなりません

現金で完済する場合

疑問に思う人もいるかもしれませんが、そもそも車の残債がある状態でも車は売却できます。ただ、残債分の支払いを免れることはできないので、完済する必要があります。

まずは、車の残債はどの位あるのかを調べてみましょう。これは、毎月の返済額とローンの支払回数が分かれば、意外と簡単に計算できます。

2年間毎月5万ずつ60回のローンを支払ったことが分かれば、既に24回5万円ずつ支払いが済んでいるので計算できます。いくつかの方法がありますが、残債が少額の場合は現金で一括返済するのも一つの方法です。

個人事業主の場合は、利益を含む事業資産から返済に充てることも可能です。そうすれば即完済となります。

次に、売却の際の査定額が残債よりも高いか安いかを調べます。査定額が残債よりも高い場合は、売却代金をローンの返済に充て、完済することができます。

しかし、残債のほうが査定額よりも高く、車を売却してもローンが完済できない場合もあります。この場合、不足分の残債を現金で支払って補うか、新たなローンを組むかどちらかの方法を採ることになります。

新たにローンを組む場合

現金では支払えない場合、ローンを組むことになります。車を売却して新たに車を購入する際に、ローンを組むというならそのローンに不足分の残債を上乗せすることもできます。

また、不足分の残債だけ新たにローンを組むことも可能です。どちらの方法を採るにしても、ローン会社に問い合わせて可能かどうか確認を取る必要があります。

新しく購入する車のローンに組み込む場合は、販売先の担当者が手続きしてくれるので楽です。

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残債の完済以外にも売却には名義変更が必要となる場合もあります

ローンの種類

残債がある車を売却する際は、車検証の所有者が誰になっているかも確認しておきましょう。ディーラーなどで車を購入し、一緒にローンの申し込みをすると所有者が信販会社や販売元になっている場合があります。

販売店で申し込むローンは信販会社とのクレジット契約になります。信販会社が借主に変わって販売店に購入代金を支払い、借主は信販会社に返済するという仕組みになっています。

そのため、完済するまでは所有者が買い手とはなりません。

一方で、銀行などが扱うマイカーローンは、車の買い手が銀行などからお金を借入、銀行に返済するという仕組みになっています。所有者ははじめから買い手となっています。

所有者が自分であれば、所有権があるので自由に売却することができるはずです。ただし、マイカーローンは契約の際にローン完済までは売却は禁止すると明記されていることもあるので、確認が必要です。

名義変更の必要も

所有者が信販会社の場合、所有権留保の状態にあります。売却は所有者しかできないので名義変更を行う必要があります。

まずはローンを完済すれば所有権解除がなされます。更に名義変更が完了すれば車を売却することができます。

名義変更には車検証と、発行から3ヶ月以内の印鑑登録証明書、車庫証明書、自動車納税証明書や譲渡証明書が必要です。譲渡証明書は信販会社などが署名、押印したものを郵送してもらいましょう。

後は必要書類をもって、陸運局へ出向けば手続きは行ます。名義変更は書類を揃えて、陸運局へ行くなど時間も手間もかかってしまいます。

依頼すれば手数料は多少かかるかもしれませんが、買取業者が手続きを代行してくれる場合もあるので、相談してみましょう。

複数の買取業者の査定額を比較して、業者を決めましょう

買取だと高値で売却される可能性も

個人事業主であっても、残債のある車を売却する際はできれば高く売りたいと願うものです。特に、残債よりも査定額が上回れば、ローンが完済できるので後々楽になるからです。

少しでも高く車を売却するには、下取りよりも買取を利用したほうが良いと言われています。ディーラーにより下取りはあまり高値がつきませんが、手続きは簡単で、下取り額は新車の購入額から差し引かれます。

買取は自分で中古車買取業者を探して査定を依頼し、交渉するので時間を要します。ただ、買取業者は中古車市場に相場を良く知っていて、人気車種などは特に高く買い取って貰える可能性があります。

また、国内でも都道府県によって人気車種が違うので、全国に販路がある業者なら高額査定も望めます。更に、国内のみならず海外に輸出している業者なら更に幅広い車種を買いとって貰えると言えます。

高値での売却を目指すポイント

売却予定の車の相場をまずネットの検索サイトで調べます。そうすることで、どの程度まで査定額を引き上げられるかの目安となるからです。

相場が分かったら、ネットでも簡単にできるのでいくつかの評判の良い買取業者に見積もりり査定の依頼をします。返答がきたら、査定額を比較して高そうな3、4社に今度は実際に車を見てもらう実地査定をお願いします。

実際に車を見ると、見積もりの査定額よりも上がる、もしくは下がる可能性もあります。あえて自分からは相場を言わずに、全ての査定が追えるまで売却の決定は焦ってしないほうが無難です。

査定員は話術に長けているので、思わず契約しそうになるかもしれないので気を付けましょう。査定額が出揃ったら、高い査定額を出した業者と少しでも上乗せして貰えないか再度交渉します。

業者が決まれば、後は必要書類を揃えて車の引き渡しを行い、入金確認をすれば手続きが終わります。納得のいく買取ができるようにきちんと準備して計画的に進めましょう。

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(まとめ)残債のある車を売却した時の仕訳はどうしたらよいか?

1.ローンが残っている車売却時には、残債分と売却分をそれぞれ別にして仕訳していきます

残債のある車の売却時の仕訳は、ローンを一括返済した場合と新たにローンを組みなおした場合では違ってきます。また、ローンを完済し、所有者が本人でない場合は名義変更を行った後でしか売却はできません。

2.ローン一括返済と新たなローンを組む場合では仕訳が違います

個人事業主として残債のある車を売却した場合、残債分と売却分は別に仕訳します。ローンを一括返済した場合と、新たにローンを組んだ場合では仕訳の方法が少し違うので注意して行いましょう。

3.売却前にローンを完済しなければなりません

残債ありの車の売却は、まずローンの完済が必要となります。車の査定額を調べて、残債を上回れば売却代金で完済できます。

下回った場合、不足分を現金で払うか、新たにローンを組みなおすといった手続きをしなければなりません。

4.残債の完済以外にも売却には名義変更が必要となる場合もあります

残債がある車は、所有者が信販会社などになっている場合もあるので車検証を確認しましょう。所有者が本人でないと売却はできないので、ローンを完済した後に名義時変更の手続きを行う必要があるので覚えておきましょう。

5.複数の買取業者の査定額を比較して、業者を決めましょう

買取業者は中古車市場の相場の動きに敏感で、国内外に豊富な販路を展開しているので、中古車をより高値で買い取ってくれる可能性が高いと言われています。いくつかの買取業者に査定を依頼し、査定額を比較しましょう。

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グーネット買取ラボ編集部
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