車の査定にはボディの外装や内装・事故歴などの様々なチェック項目があります

車の査定にはボディの外装や内装・事故歴などの様々なチェック項目があります
車の査定を行う際は、色々な部位や車の基本情報がチェック項目となっています。ボディの外装なら傷や凹み、汚れなどの有無、タイヤやホイールの状態など足回りも見ます。

ボディ内装では、車内のにおいやシートの破れや汚れ、カーナビなどの装備品が純正かどうかも見ます。エンジン回りならオイル交換の有無などを確認します。

また、中古車市場で人気の車種や万人受けしそうなカラーか、車の走行性能に関わる大掛かりな修理がなされていないかなどもチェック項目に入っています。他にも走行距離や年式、車検の残りの期間はどの位かなどの基本的な情報もチェック項目に含まれているのです。

まずはボディの外装や足回りなどが細かくチェックされます

まずはボディの外装や足回りなどが細かくチェックされます
査定では車の外装や内装など、エンジン回りから走行距離などの基本情報までありとあらゆるチェック項目があります。順番に詳しく見ていきましょう。

ボディの外装

車の査定では、まず車の外装全体を細かに見ていきます。ボディ凹みの傷の程度や範囲、数などがチェック項目となります。特にドアの鍵穴付近は小さな傷が付きやすいのでよく見ます。

また、ドアやパワーウインドウ、そしてサンルーフなどがついている場合は故障していないか、正常に動くか、アンテナやサイドミラー、ランプ類などの破損や劣化などもチェックします。そして、ボンネットや天井なども見渡して傷や凹みがないかを確認します。

自分でカスタマイズしてエアロパーツを付ける人もいるので、そういったパーツもチェック項目に含まれます。純正品なら査定額があがりますが、社外品だと場合によっては評価が下がることもあります。取り外した純正品があれば、査定時に見せましょう。

他にも、ガラスは気づかないうちに飛び石などで傷がついていることもあるのでチェックします。

足回り

タイヤやマフラーなどの足回り部位についても、外装と一緒にチェックされます。タイやの摩耗度やサイズ、ホイールの傷や凹み、汚れなどがチェック項目に入っています。

また、タイヤと車体の間の空間、タイヤハウスの凹みや汚れ、車高が標準か、車体に傾きはないかなども確認していきます。マフラーが純正か、社外パーツだと査定額が下がる可能性もあります。

あとはオイルの漏れなどが見られないかもチェックします。また、足回り全体としては錆が見られないか、パーツ破損していないかも細かく見ます。

ボディの内装やエンジン回りなども挙げられます

ボディの内装やエンジン回りなども挙げられます
車の中の状態、内装も細かいチェック項目が設定されています。まず、ドアを開けるとすぐわかるのが車内のにおいです。

ボディの内装

ペットや煙草のにおいがきついと査定額が減額になることがあります。長年しみ込んだにおいは、業者が脱臭処理しても完全には消えない場合があります。
煙草のにおいなどを受け付けないという人もいるので、中古車市場でも買い手がつきにくくなります。さらに、シートの汚れや破れ、喫煙者なら焼け焦げなど、リクライニングの動作などの故障がないかチェックしていきます。

糸のほつれ程度の破れや、クリーニングで取れる程度の汚れなら減額されない場合もあります。また、購入時のフロアマットの汚れや破損、劣化などがないかも見ていきます。

次に、カーナビやオーディオの設置状態もチェックされます。純正品や社外品でも人気の新型モデルなら査定額が上がる可能性もあります。

ただし、取り外した跡があると、マイナス査定につながる場合もあります。他にもトランクルームの汚れや破損、スペアタイヤや工具品の有無、ハンドルやメーターの汚れなどもチェックされています。

エンジン回り

エンジンは車の走行性能に関わる重要な部分なので、しっかり査定時に確認します。エンジンの音や動作などの状態、バッテリーやエンジンオイルが定期的に交換されているかなどがチェック項目です。

また、エンジンをカスタマイズして改造しているか、改造部品の有無なども見ていきます。

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車種やカラーや事故歴なども査定時には重要なポイントです

車種やカラーや事故歴なども査定時には重要なポイントです
中古車市場では、人気の車種はニーズが高いので在庫を揃えておけば売れます。そうなると、買取業者にとっては人気車種なら1台でも多く仕入れておきたいと願うはずです。

車種やグレード・カラー

すぐに次の買い手が見つかるなら、多少査定額を上げてでも積極的に買取します。そのため、車の車種は査定時には需要なチェック項目となるのです。

さらに、同じ車種であってもグレードが高ければ、査定額も上がる傾向にあります。装備や内装がスタイリッシュで上質なら、やはり中古車市場では、新車では購入できなくても中古車なら手に入るということで、ニーズが高まる傾向にあるからです。

そして、車のカラーも査定の重要なチェック項目となります。国内では、ホワイトやブラック、シルバーやグレーなど、流行に左右されず、汚れが目立ちにくいベーシックカラーのほうが査定額が上がります。

それは、万人受けするので中古車市場でもニーズが高いからです。逆にレッドやイエロー、グリーンやブルーなどのメリハリのある原色カラーはどうしても好みが分かれます。

そのため、ベーシックカラーに比べると査定が下がる傾向にあります。

事故歴

車が事故を起こして大きく破損し、車の走行性能に関わる部分の部品を交換する、広範囲の塗装や板金などの大掛かりな修理をしているかどうかもチェックしていきます。例えば、少しの凹みや傷などは見た目の問題であり、さほど目立たないなら査定額には影響しません。

また、フレーム部分の修理でなければ、例えばドア交換をしていても大きく査定額が減額されることもないでしょう。しかし、大幅な修復を行い、しかも走行性能に関わる部位を修理している車は、完璧な修理であっても故障のリスクが高いので査定額が大幅に下がることもあります。

走行距離や年式も査定価格に関係してきます

走行距離や年式も査定価格に関係してきます
車の走行距離もメーターなどで査定時にチェックします。走行距離が多いと、やはりそれだけ車を使用しているということになります。

走行距離

物は何でも使えば使うほど、部品が消耗して寿命が短くなります。そのため、走行距離が多いと査定額が下がる場合もあります。

目安としては大体1年で1万キロというのが平均的な走行距離となります。それでも多少平均を超えるくらいならよいのですが、新車でも短期間で走行距離が多いと、査定額に響くことがあります。

また、一概には言えませんが走行距離が5万キロ超えると、査定額が大幅に減額されるという場合もあると言われています。買取を考えるなら、5万キロ未満で売却したほうがお得なケースもあるのです。

年式

年式というのは、新車なら車を製造後に、初めて登録された年のことを意味します。やはり年式が新しい車の方が、古いものよりは人気があるので査定額が上がることもあります。

ただ、年式が多少古くても走行距離が少ない場合は、消耗度が低いと判断されて査定額アップにつながることもあります。と言っても、あまりに走行距離が少ないと、車を定期的に動かしていないと思われる場合もあります。

車は長い間動かさないとエンジンなどの故障につながることもあるからです。

車検の残り期間や関係書類の有無もチェックされます

車検の残り期間や関係書類の有無もチェックされます
車検の残り期間は、基本的には数ヶ月ならほぼ査定には影響しないと言われています。ただし1年以上ある場合は次の車検まで期間が長いので、査定額がプラスになることもあります、

車検の残り期間

逆に半年未満なら残り期間が例えば3ヶ月でも1ヶ月でも査定額にはほぼ影響がないとされています。車検が切れていなければ、名義変更を行うだけでよいので残り期間が短くてもマイナス査定にはならないと言われています。

取り扱い説明書などの装備

車の取り扱い説明書やカーナビ、オーディオなどの取り扱い説明書の有無もチェックされます。次の車の購入者にとっては、装備を操作するのに説明書がないと困るからです。

説明書は大体助手席前のコンソールボックスや座席下などのボックスに入っていることが多いので、確認しておきましょう。また、同時に車検証や自賠責保険証明書なども同じ場所に入っているので見ておきましょう。さらに、スペアーキーがあるかどうかも見ておきましょう。

(まとめ)車の査定にはどのようなチェック項目があるの?

1.車の査定にはボディの外装や内装・事故歴などの様々なチェック項目があります

車の査定では、ボディの外装や内装、エンジンや足回りの状態など細かなチェック項目が決まっています。他にも、走行距離や年式、事故歴の有無、車種やカラー、車検の残り期間など様々な基本情報も査定価格の決定要素となるのです。

2.まずはボディの外装や足回りなどが細かくチェックされます

ボディの外装では、全体的な傷や凹みなど見た目にキレイかどうか、パワーウインドウなどの動作が正常か、オプションパーツの有無などを見ます。足回りではマフラーやタイヤ、ホイールの汚れや傷、摩耗程度などがチェックされます。

3.ボディの内装やエンジン回りなども挙げられます

ボディの内装に関しては車内のにおいやシートの汚れ、破れ、ナビなどの装備品の有無やグレードなどがチェック項目になります。また、エンジン回りではエンジン機能やオイル交換の有無、改造の有無によって査定額も変わってきます。

4.車種やカラーや事故歴なども査定時には重要なポイントです

中古車市場で人気のある車種や、ホワイトやブラックなどのベーシックカラーは人気なので査定では有利になることがあるなど、車種やカラーも重要なポイントとなります。また、人気車種でも車の性能に関わる修理歴があるかどうかで査定額が変わってきます。

5.走行距離や年式も査定価格に関係してきます

車の走行距離が多いと、部品の消耗度も高いということで査定額がマイナスになることもあります。1年で1万キロというのが平均走行距離だとされています。また、年式が新しいと査定額がプラスになることもあります。

6.車検の残り期間や関係書類の有無もチェックされます

車検の残り期間は、数ヶ月ならあまり査定額に関係ないとされています。ただし1年以上あれば査定額がプラスされることもあります。

さらに、車本体やナビ、オーディオの取り扱い説明書の有無、スペアーキーの有無なども見られるので確認しておきましょう。


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