マツダ デミオ 【ロングクルーズで光るディーゼルの才能】のレビューをご紹介

マツダ デミオ[2014年10月]

投稿者評価

平均

ロングクルーズで光るディーゼルの才能 投稿日:2014年11月30日※レビューの内容は投稿時のデータです。

star star star star star 4.3

【総合評価】
「フルスカイアクティブ」のテクノロジーを投入して一新された新型デミオの主役は、なんと言っても1.5Lクリーンディーゼルを積むXD(クロス・ディー)だ。1.3Lガソリンと比べ、パワーはプラス13馬力のレベルだが、トルクはなんと約2倍の25.5kgm(AT用)。力感ある加速フィールをウリとする。

【良い点】
 キュートで個性的なスタイル、「ひとクラス上」を実現した内装の質感と、新型デミオは光るポイントがいっぱい。その中には、ペダルオフセットのない優れたドライビングポジションも含まれる。長時間運転での疲労の少なさは、このドラポジのおかげでもある。
 走りに関しては、印象的なのはディーゼルならではの低回転大トルクが生む力感ある加速とゆとりのクルージング能力。加えて、高速スタビリティもコンパクトカーの松レベルにあり、「一気に200キロ」というようなロングドライブも余裕でこなしてくれる。高めの速度ペースを保っても抜群の燃費を記録(20?/L台も現実的)するのも、ディーゼルのうれしい点と言える。

【悪い点】
 前席を理想的配置としたしわ寄せは、後席のニールームに表れている。長身の人が座る場合は、ほとんど余裕がない。そして音振性能。昔のディーゼルと比べればはるかに静かになったが、アイドリングや低速域におけるカラカラ音はやはり耳につく。閑静な住宅街となると、深夜の帰宅や早朝の出発で、ご近所への配慮が必要かもしれない。
 そして走り。ガソリン1.3Lと比べるとノーズが重く、フットワークの軽快感では後れを取る。また、16インチタイヤを履くXDツーリングは、微小舵角における操舵感や戻りがややスッキリとしない印象。荒れた路面で、タイヤの硬さを感じさせるのもちょっと気になる。ステアフィールの自然さや乗り心地の快適度にこだわる人には、15インチタイヤを履く「素」のXDをお薦めする。

  • 外観4.0
  • 乗り心地4.0
  • 走行性能5.0
  • 燃費・経済性5.0
  • 価格4.0
  • 内装5.0
  • 装備3.0
利用シーン
買物 通勤通学 ドライブ
オススメ
ファミリー 走り好き
特徴
燃費 安定性 キュート
プロフィール画像
森野 恭行

  • 50投稿
  • 798いいね
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デミオ

総合評価

4.0
(833件) (「普通=3.0」が評価時の基準です)
外観のデザイン・ボディカラー 走行性能 乗り心地 価格
4.2 4.1 3.9 4.2
内装・インテリアデザイン・質感 燃費・経済性 装備
3.6 4.1 3.6

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