クラウン(トヨタ)の口コミ・評価：マイチェンで登場した２Ｌターボの実力は？（2015年10月）

トヨタクラウン【マイチェンで登場した２Ｌターボの実力は？】のレビューをご紹介

トヨタ　クラウン[2015年10月]

投稿者評価

平均

マイチェンで登場した２Ｌターボの実力は？投稿日：2015年11月30日※レビューの内容は投稿時のデータです。

3.7

【総合評価】
　デビューから３年を目前にマイナーチェンジを実施。一見した程度では変わっていないようにも見えるが、アスリートは立体メッシュ形状を採用したフロントグリルを採用。グリル形状も下端まで伸ばされており、一段と迫力あるフロントマスクとなった。ヘッドランプも１灯でロー／ハイの切り替え可能なバイビームＬＥＤを装着。リヤコンビランプもひとまわり大きなリング形状となった。ボディカラーの変更ばかりが目につくものの、エンジンラインアップも含めてけっこう変わっているのだ。

【良い点】
新たに設定されたのが２Ｌターボエンジンだ。アスリートに限って言うと、これまでの２．５ＬＶ６に代わって搭載されたユニットで、性能的には２．５Ｌを大きく上回る。とくに３５．７ｋｇｍの最大トルクは３．５ＬＶ６に迫るほど。たしかにアクセルを踏み込むと力強い加速が確かめられるが、アクセルをさほど開けない、ターボを活用しない領域では２Ｌ並みの動力性能にとどまる。４気筒エンジンとしてはスムーズな加速をもたらすものの、Ｖ６の滑らかさとはやはり異なる。エンジンの滑らかな回転フィールにこだわるユーザーにとってはダウンサイジングの影響を受けることになる。

【悪い点】
アイドリングストップからの立ち上がりの振動も気になることも。肝心の燃費は２．５Ｌよりもすぐれているが、ハイブリッドのすぐれた経済性を知っていると正直言って物足りない。都内＆郊外路での実燃費計測ではリッターあたり１１キロ。