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【総合評価】
ノートはバランス型のBセグメント・コンパクトカー。長めのホイールベースや全長を活かして、広いキャビンと使い勝手のいい荷室をパッケージしている。スポーティなルックスや、十分な質感を表現したインテリアも魅力のポイントで、老若男女に支持されている。
搭載する心臓は、日産が新世代機として開発した3気筒1.2L。ダウンサイズ過給のトレンドに乗るもので、スーパーチャージャー付きのDIG−Sモデルは、98馬力/14.5?mの余裕ある性能とJC08モードで24.0〜25.2?/Lの低燃費をバランスさせている。
【良い点】
3気筒エンジンに由来するバイブレーションやノイズ、そしてゴツつきを伝える足まわりなど、デビュー当初のE12型ノートには煮詰めが不十分なところもあった。しかし、14年秋にフェイスリフトを実施したモデルに乗ると、印象は全体に改善されている。とくにアナウンスはないが熟成が進んだようで、サスのつっぱり感が抑制され、フットワークについてはリニアさを増した挙動やステアリングの手ごたえ感に進歩が認められる。
Xグレードの標準設定タイヤは14インチ70扁平だが、やさしい乗り心地を好むならそのままでOK。シャキッとしたフットワークやスポーティなハンドリングを好むのなら、オプションの15インチ65扁平を選択したい。ただし15インチを履かせると、最小回転半径が4.7mから5.2mに拡大するから、その点は注意が必要だ。
グレードについては、エマージェンシーブレーキや車線逸脱警報を標準化した「V+セーフティ」に買い得感がある。
【悪い点】
アイドリングストップ機構が搭載されるものの、暖機中やエアコンの稼働状態、バッテリーの充電状態によっては作動しないこともあり、3気筒を意識させる不快なバイブレーションが気になることがある。また、スーパーチャージャーに頼って気持ちいい加速を楽しんでしまうと、燃費が伸び悩む結果となる。低速域におけるCVT変速のギクシャク感が未だ完治しないのも、ちょっと気になる点といえる。ちなみに自然吸気1.2Lは、街乗りを考えれば及第点だが、ロングクルーズにおける性能や快適性のレベルは高くはない。
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総合評価
外観のデザイン・ボディカラー | 走行性能 | 乗り心地 | 価格 |
---|---|---|---|
4.2 | 4.1 | 4.0 | 4.2 |
内装・インテリアデザイン・質感 | 燃費・経済性 | 装備 | |
3.8 | 4.2 | 3.9 |
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180.2
79.5
27.5