カーライフ
更新日:2018.11.27 / 掲載日:2015.04.03
ライフスタイルに合った理想の1台を探し出そう

クルマに精通した5人の識者が各ジャンルのベスト10を選出!
中古車市場には様々なモデルが流通している。Goo-netに登録されているクルマだけでも34万台以上に及ぶほどだ。そこから理想の1台を探し出すのは、決して容易なことではない。「今、買うべきクルマはなにか?」そんな素朴な疑問を、クルマ選びに精通した5人の識者に聞いた。
闇雲に選ぶのは得策でない まずはジャンル選びが肝心
中古車を購入する際に、まず決めたいのは、どんなジャンルにするのかということ。クルマには、ミニバンやコンパクトカー、そしてSUVなど様々なタイプが存在する。その絞り込みが、愛車購入への第一歩というわけだ。
では、どうやってジャンルを絞り込んでいくべきなのか。まずは“自分がどんな使い方をするのか”をイメージしてもらいたい。多人数で乗る機会が多いならミニバン、運転のしやすさや経済性を重視するなら軽自動車など、日々の生活を思い起こせば、おのずと自分の使い方に合ったジャンルが浮き彫りになってくる。
逆に、欲しいという勢いだけでクルマを手に入れてしまうと、のちに様々なシチュエーションで扱いにくさを感じてしまうことになる。クルマは高額商品なだけに、失敗のリスクはできるだけ減らしたい。しつこいようだが、自分のライフスタイルに合ったクルマ選びが、最高の愛車を見つけるための近道だということを覚えておこう。
自分のライフスタイルに合った、ジャンルが決まったら、次は具体的な車種の絞り込みだ。しかし、中古車市場には様々なモデルが流通しており、車種の選定は意外に難しいという現実がある。
そこで本企画では、クルマ事情に精通した5人のモータージャーナリストに「今、買うべきクルマ」の選定を依頼。様々なニーズに応えられる50台をピックアップしてもらった。中古車相場も併せて掲載しているので、予算と照らし合わせながら、自分のニーズにぴったりの1台を見つけてほしい。
MINIVAN&WAGON 広々とした室内空間を備える
ミニバン&ワゴンクラス #01 日産 セレナ(先代型)
使い勝手のよさにも死角なし 正統派ミドルサイズミニバン
広大な室内空間を備えるほか、驚くほど多彩なシートアレンジや収納性、積載性と、ミニバンの強みを全身で表現したような、まさにミニバンの王道。中古車価格もこなれており、“良いものを買った感”が存分に味わえます。
流通台数が多いので自分好みの仕様を見つけやすい。中古車相場は堅調に下降しており、より手に入れやすい環境が整ってきている。
ミニバン&ワゴンクラス モータージャーナリスト 岡本幸一郎
ミニバン&ワゴンクラス モータージャーナリスト 岡本幸一郎
走りのみならず、使い勝手や快適性など幅広い視点でクルマの良し悪しを判断。ミニバン・ワゴンの試乗も数多く手掛ける。
K-CAR&COMPACT 小回りが利いて運転しやすい
軽自動車コンパクトカークラス #01 ダイハツ ムーヴ(先代型)
コンパクトカー並みの静粛性 そして安全性を兼ね備える
先代のMC後から基本性能が向上しています。快適性、静粛性はコンパクトカー並みで、目が肥えたユーザーが乗り換える軽としても見劣りしません。衝突回避支援ブレーキであるスマートアシスト付きがベストです。
中古車相場は下げ止まった感がある。エアロ仕様となるカスタムRSの人気は堅調。またスマートアシスト付きも高値になる傾向だ。
軽自動車&コンパクトカークラス モータージャーナリスト 藤島知子
軽自動車&コンパクトカークラス モータージャーナリスト 藤島知子
レースで鍛えたドライビングスキルを武器に、走行性能も的確にチェック。女性ならではの視点を交えて選出をしている。
SUV アウトドアを楽しむにも最適
SUVクラス #01 スバル フォレスター(先代型)
100万円前後から探せる本格SUVで、全車フルタイム4WDを搭載する。中古車相場も堅調に下がってきておりおトク感が強い。
SUVクラス モータージャーナリスト 渡辺陽一郎
SUVクラス モータージャーナリスト 渡辺陽一郎
新車はもちろん、中古車事情にも精通している、モータージャーナリスト。ユーザーの視点に立ったアドバイスに定評あり。
SEDAN&HATCHBACK スタンダードでスキがない優等生
セダン&ハッチバッククラス #01 トヨタ クラウン(先代型)
相場動向が安定しているのは指名買いをするユーザーが多い車種ならでは。大事に乗られてきた車両が多く、品質面でも期待できる。
セダン&ハッチバッククラス モータージャーナリスト 松本尊重
セダン&ハッチバッククラス モータージャーナリスト 松本尊重
メカニズム系に詳しく、豊富な知識を元にクルマを的確に分析する。自動車メーカー開発陣へのインタビュー経験も豊富だ。
SPORTS&OPENCAR 日常に刺激を与えてくれる
スポーツ&オープンカークラス #01 ホンダ S2000
バイクのように高回転まで吹け上がるエンジンも魅力だ
優れたスポーツクーペの鉄板方程式であるロングノーズ&ショートデッキに、吹け上がりが優れるエンジンを組み合わせたパッケージが魅力です。とくに前期型はエンジンが9000rpmまで回り、病み付きになる加速感を備えます。
年式の割に値落ちが少なく、相場も上昇傾向となる。予算や条件にぴったり合ったモデルが見つかったら迷わず決断するのが望ましい。
スポーツ&オープンカークラス モータージャーナリスト 五味康隆
スポーツ&オープンカークラス モータージャーナリスト 五味康隆
業界きっての理論派。某メーカーのドライビングスクールでは講師を務めるほどの腕前で、スポーツカーを的確に選出。
※すべての価格は参考価格です
※中古車価格帯と中古車流通台数はGoo-net3月調べ

クルマ選びをするうえで重要なのはクルマを知ることだ。イマドキの装備や機能を把握することで、中古車選びはもっと楽しくなる。
欲しいクルマを買う前に徹底チェック ジャンル別 中古車購入の傾向と対策
モデルや車両ごとに異なる仕様や装備に注意したい
識者が選んだオススメの車両を紹介する前に、まずは中古車購入時に知っておきたい予備知識を説明しよう。ジャンルごとにチェックポイントがあるので、頭に入れておこう。
なぜなら、欲しいモデルが安く売られているからといって、すぐに飛び付くのは失敗の元だからだ。新車と違って、まったく同じクルマは存在しないのが中古車の世界。走行距離やボディカラーはもちろん、オプション装備など、購入時にチェックしておきたい項目は多岐に渡る。
たとえばミニバンなら電動スライドドアの有無、軽自動車ではルーフの高さによる居住性などだ。同じ車種でもカーナビやアルミホイールなどオプション装備の違いもある。それを知らずに購入して後悔してももう遅い。しかし、ここで紹介しているポイントを押さえておけば、そんな失敗のリスクが減らせるはずだ。

ファミリーのスタンダード ミニバン&ワゴンクラス
子育て世代に便利な電動スライドドア 3列目シートの余裕もチェックしたい
ミニバンは、電動スライドドアの有無と3列目シートをチェックしよう。電動スライドドアは荷物で手が塞がっていても、スイッチひとつでドアの開閉ができる便利な機能。赤ちゃんを抱っこしたまま車内に乗り込むことができる。子育て世代にはとても重宝する装備だ。
また、シエンタなどのSサイズミニバンは3列目シートをエマージェンシー用と割り切っており、大人が乗るには窮屈さを感じることがある。人を沢山乗せるならMクラス以上のミニバンを選びたい。ワゴンは荷室をチェック。ホイールハウスの張り出しが大きく積載性を損ねてないかを確認しよう。後席の足もとがタイトなモデルもあるので要注意だ。
CHECKPOINT:3列目シートの快適性
3列目シートは実際に座ってみて窮屈でないかを確認。また、シートアレンジや格納方法についても実際に試しておこう。CHECKPOINT:電動スライドドアの有無
電動スライドドアは後付けできない装備なので、予算が許すならぜひ装着車を選ぼう。乗降性も併せてチェックしておきたい。
スモールサイズでも実用性は高い 軽自動車&コンパクトカークラス
欲しい装備が付いているかチェック!高速を走るならパワーにゆとりが欲しい
軽自動車のなかでも人気のあるハイルーフ系を狙うなら、必ずチェックしておきたいのは後席の乗降性だ。モデルごとに開口部の広さは異なるので、実際に乗り降りして確認したい。もちろん電動スライドドア付きがオススメとなる。
また、このジャンルで必ず確認しておくべきなのは、快適装備の充実度だ。電動スライドドアやオートエアコンといった後付けできない装備が揃っているかをしっかりとチェックしたいところだ。
さらに、動力性能にも注意が必要だ。軽自動車ならターボの有無、コンパクトカーなら排気量だ。高速道路を利用する機会が多いならパワーにゆとりのあるモデルを選びたい。
CHECKPOINT:快適装備の充実度
コストを抑えるために装備を簡素化したモデルもある。自分が欲しい装備が付いているか事前に確認しておこう。CHECKPOINT:室内の高さや乗降性
車内の広さを優先するならハイルーフ系がオススメ。ただし立体駐車場が使えなかったり、高速走行時の安定性が犠牲になったりする。
遊び倒せる、今注目のジャンル SUVクラス
降雪地域で使うなら4WDを選びたい アウトドア派は荷室の使い勝手も確認
アウトドアを楽しむアクティブ派にとってSUVは最高の相棒となる。キャンプやスキーに行ったときの悪路の走破性はピカイチだ。ところが近年はSUVでも2WDのモデルが数多く存在する。買った後に2WDだった・・・なんてことがないように、駆動方式は確認しておきたい。また、電子制御で2WDと4WDを切り替えられるモデルもあるので、燃費が気になるという人はそういったタイプを選択するのも手だろう。
レジャーで使い倒したいなら、ラゲッジも重要なチェックポイント。たとえばエクストレイルはシートや荷室に防水加工が施されており、濡れた衣類などをそのまま積み込める。タフな使い方ができると好評だ。
CHECKPOINT:4WDシステムの有無
シティ派SUVには悪路走行に向いていない車種もある。どんなロケーションでクルマを使うのかをしっかりと検討したい。CHECKPOINT:荷室空間の使い勝手
アウトドアやマリンスポーツを楽しみたいなら荷室の積載量は気になるところ。シートアレンジのバリエーションを確認しておこう。
脱・定番でも狙い目のジャンルはこちら
今もっとも熱いジャンルであるSUV。シティ向きのクロスオーバーモデルも多数登場し、好評を博している。その影響もあって、本格クロカン4WDが人気再燃の兆し!トヨタからは70系ランドクルーザーがリバイバルで発売されるなど、ますます盛り上がりをみせている。
日産 サファリ
トータルバランスに優れた優等生 セダン&ハッチバッククラス
トランクスルーがあれば便利 乗降性も確認しておこう
セダン&ハッチバックは後席の乗降性をチェックしておきたい。なぜなら、ルーフがなだらかなモデルはスタイリッシュだが、頭を車内に入れにくく、乗降時に無理な姿勢を強いられるケースがあるからだ。とくにスタイルを重視したハッチバックは、十分なリヤドアの開口スペースを確保しにくく、乗降性が犠牲になっているモデルも見受けられる。
また、セダンはトランクの広さも確認しておくこと。週末に仲間とゴルフに行くなど大きな荷物を載せる機会が多いなら、トランクスルー機構は欲しい。こちらは後席の背もたれを倒すだけでスペースが拡大できるので、いざという時に便利だ。
CHECKPOINT:後席への乗り込みやすさ
スライドドアと比べて乗降性が不利なのは否めない。後席に人をよく乗せるなら要確認だ。CHECKPOINT:トランクの広さ
トランクはスペースの広さはもちろん、荷物の積み込みやすさもチェックしておきたい。
エコカー人気は中古車でも根強い
トヨタプリウスα
美しいスタイルと気持ちのいい走りスポーツ&オープンカークラス
乗り心地や室内の広さはもちろんのこと購入後の維持費を考慮するのもお忘れなく
スポーツカーは走りの楽しさやスタイルの美しさと引き替えに、実用性が犠牲になりがち。セダンやハッチバックなら室内はそれなりの広さを確保しているが、クーペモデルではかなりタイトになり、大柄な人が運転席に座ると適切なドライビングポジションが取れないこともある。また、後席の有無も重要。元々収納スペースが少ないのでバッグなど荷物の置き場としても重宝するからだ。
さらにエンジンにも注目したい。大排気量車はハイパワーだが、燃費は悪く、税金も高い。それだけ維持費が掛かるのだ。また、大径タイヤを装着したモデルは乗り心地が硬くなる傾向がある。できる限り、試乗をしてチェックしておきたい。
CHECKPOINT:乗り心地や走りの良さ
試乗をした際に真っ直ぐ走らないクルマは、事故を起こしてきちんと修理されていない可能性が考えられる。避けておくのが無難だ。CHECKPOINT:室内空間の広さ
スポーツカーは概ね室内空間がタイト。日常での使用も考えているなら、それが許容できる範囲なのかをチェックしておきたい。
※すべての価格は参考価格です
※中古車価格帯と中古車流通台数はGoo-net3月調べ

識者が太鼓判を押すクルマとその理由
「こんなふうに使いたい」というニーズに応える1台を教えます!
目的や使い方によって選ぶべきモデルは変わってくる。そうした様々なニーズに応えるクルマを5人の識者が厳選した。果たして選ばれたのは!?
MINIVAN&WAGON[ミニバン&ワゴンクラス]
人を乗せて荷物がたくさん積めるクルマが欲しい
ミニバン&ワゴンなら室内空間が広々です:岡本幸一郎
ミニバン系の多くが採用する3列シート車なら親子孫が一緒に乗車できるし、荷室スペースが広いワゴンなら沢山の荷物を積み込める。流通台数が多いので、手頃なモデルが見つけ出しやすいのもメリットだ。
ミニバン&ワゴンクラス #02 トヨタ エスティマ
スタイリッシュなロングセラーモデル
なかなかモデルチェンジしないおかげで、現行型の相場はだいぶこなれている。新車と見た目がそれほど変わらないエスティマが安く買えるのはうれしい限り。1500W電源を備えるハイブリッドで先進的なカーライフを送るのもアリだ。
モデル末期ということで相場は下降傾向にありお得感が大きい。流通台数も多くて自分好みの装備が付いたクルマを探しやすい。
ここに注目!使い勝手のいい室内空間

3列目シートを床下に格納すれば2列目をかなり後方までスライドさせることができる。また、オットマン機能を備えるなど、クラストップレベルの居住性を誇る。
ミニバン&ワゴンクラス #03 ホンダ オデッセイ(先代型)
立体駐車場にも入るサイズなのも○
乗ると車高の低さが生むメリットの数々を思い知る。機械式駐車場はもちろん、走りについてもいかに重心が低いことが大事かわかる。実は燃費もしかり。こんな画期的なミニバンの程度の良い個体が豊富に探せるうちにぜひ!
相場は順調に下がっており、さらに増して手に入れやすくなっている。3列目シートの床下格納機構を採用しているのも人気の秘密。
ここに注目!上質なインテリア

#04 マツダ プレマシー

中古車価格帯:108.1万~164.8万円 中古車流通台数:約300台
なんでも揃うとても万能な1台なのだ
価格やサイズが手頃で、車高もほどほどなので乗用車感覚で乗れる。それでいてスライドドア付きだ。車内は十分に広いし、用途に合わせてアレンジできる2列目シートも便利。
#05 スバル エクシーガ

中古車価格帯:88.2万~222万円 中古車流通台数:約300台
低重心化と4WDで安定した走り
雰囲気はミニバンというよりワゴン+α。車内の絶対的な広さを求めるより、この乗用車感覚を好む人にオススメ。操縦安定性が高く、ターボを選べるのもポイントが高い。
まだまだあります!岡本幸一郎が選んだオススメのミニバン
#10 日産 エルグランド
中古車価格帯:171.5万~525万円
K-CAR&COMPACT[軽自動車&コンパクトカークラス]
取り回しが良くて家計に優しいクルマはないの?
軽やコンパクトカーなら運転がしやすくお財布にも優しい:藤島知子
ボディサイズが小さいため、細い路地もスイスイ入っていける。駐車スペースに制約がある人にもピッタリだ。また、排気量が小さいので燃費が良く、クルマに掛かる税金も安い。維持費の負担が少ないのもうれしい。
軽自動車&コンパクトカークラス #02ダイハツ タント
使い勝手がよく開放的なミラクルオープンドアを採用
移動する部屋として使えるほどの広々とした空間や、圧倒的な積載力が、オーナーの想像力を膨らませます。現行型は走りや乗り心地も非常に良くなっていて“使い勝手重視の軽”なんて言わせない魅力がありますよね。
現行型にモデルチェンジして日が浅いこともあり相場は高めに推移するが、流通台数は着実に増えており今後はこなれてくるはずだ。
ここに注目!ハイルーフ軽の先駆者

助手席側ドアの支柱を取り払ったミラクルオープンドアが特徴だ。フロアの低床化や高いルーフにより、ミニバン顔負けの快適空間を実現している。
軽自動車&コンパクトカークラス #03 トヨタ アクア
世界トップクラスの燃費性能
世界最高燃費のハイブリッドカーとして登場したアクア。小柄なボディながらハイブリッドバッテリーのコンパクト化により、後席空間や荷室にゆとりを持たせたのもうれしいポイントです。愛嬌あるリス顔もキュート!
発売から4年が経ちようやく手頃感が出てきた。2年連続、新車販売台数日本一なだけに流通台数が多く中古相場は着実に下がっている。
ここに注目!ハイブリッド専用設計

#04 日産 マーチ(先代型)

中古車価格帯:13.4万~105.4万円 中古車流通台数:約1,800台
デザイン性と居住性の良さをうまく両立
現行型はチト男前になったけど、先代型は手頃なサイズと居心地のいい車内、お洒落なスタイルを備えています。数が出たので中古車のバリエーションが豊富で価格も手頃ですよ。
#05 スズキ アルトラパン

中古車価格帯:55万~117万円 中古車流通台数:約1,700台
女性ウケするクラシカルなスタイリング
女性を意識したクラシカルなデザイン。立ち気味のフロントウインドウがもたらす独特な視界感覚も、居心地の良さに繋がっています。ワタシ的にはアルト譲りの爽快な走りも○。
まだまだあります!藤島知子が選んだオススメの軽自動車&コンパクトカー
#10 マツダ デミオ(先代型)
中古車価格帯:40.2万~117.4万円
SUV[SUVクラス]
アウトドアでも使い倒せるクルマが欲しい
SUVならレジャーやスポーツに最適です:渡辺陽一郎
車高が高く、オフロードでの走りも苦にすることなくこなせる。世界的なトレンドとなっており、シティ向けのクロスオーバーSUVからクロカン4WDまでモデルも充実してきた。荷室も広くレジャーやスポーツにも最適だ。
SUVクラス #02 日産 エクストレイル(先代型)
アウトドアでもガンガン使い倒せる
防水シート&フロアも特徴。現行型は走行安定性と後席の居住性を向上させましたが、SUVらしさで選ぶなら先代型です。外観は野生的で、直線基調だから視界は現行型より格段にいいです。乗り心地も柔軟で、快適です。
相場は順調に下がってきておりここ1年でさらにお得感が出てきた。150万円前後でも程度良好なタマが数多く見つかる。狙い目の1台。
#03 日産 ジューク

中古車価格帯:96.5万~259.1万円 中古車流通台数:約1,200台
取り回しもいいスポーティモデル
登場から4年近くが経過し中古車も増えました。価格も下がり買い得です。2WDのみでSUVらしさは乏しいですが、外観は抜群に個性的。オシャレに乗れる1台です。
#04 トヨタ ヴァンガード

中古車価格帯:127.3万~269.6万円 中古車流通台数:約700台
高級志向で実用性も高いミドルサイズ
実用性を重視するなら魅力。前後席の居住性は現行型ハリアーやレクサスNXと同等で(プラットフォームは共通)、3列シート仕様もあります。走りも相応に良く価格も求めやすい。
#05 三菱 アウトランダー(先代型)

中古車価格帯:76.5万~185.3万円 中古車流通台数:約300台
3列シート車の7人乗りモデルも設定
スポーティでカッコイイSUVらしいクルマです。操舵感もけっこう機敏で運転を楽しめます。後席を含めて居住性もグッド。実用性と楽しさを上手にバランスさせたSUVです。
まだまだあります!渡辺陽一郎が選んだオススメのSUV
#06 日産 スカイラインクロスオーバー
中古車価格帯:40.2万~117.4万円#07 スズキ SX4
中古車価格帯:54.1万~130万円
#10 スズキ ジムニーシエラ
中古車価格帯:38.7万~133.2万円
SEDAN&HATCHBACK[セダン&ハッチバッククラス]
冠婚葬祭でも使えるクルマを探しています
セダンやハッチバックならフォーマルな場所でも浮きません:松本尊重
際立つ個性はないものの、どんなシチュエーションにも違和感なく溶け込めるのがセダンやハッチバックの美点。冠婚葬祭にもスマートに乗り付けられる優等生だ。居住性や走り、積載性などのバランスの良さもウリ。
セダン&ハッチバッククラス #02 トヨタ プリウス
相場はここ1年で20万円程度も下がっており、初期型なら100万円を切る中古車も見つかる。流通台数が豊富なので予算に応じて選べる。
#03 レクサス LS(先代型)

中古車価格帯:194.7万~1244.6万円 中古車流通台数:約800台
世界最高峰の高い静粛性能
世界基準の最上級セダンは、一度は乗っておきたい。高い静粛性と気品ある走りが味わえる。狙い目は初期型。新車では到底考えられない予算でレクサスオーナーになれる。
#04 ホンダ レジェンド(先代型)

中古車価格帯:88.2万~222万円 中古車流通台数:約100台
独特の個性を持つホンダの渾身作
北米市場を見据えて開発されたフルサイズセダンだ。丸みを帯びたデザインが特徴的で、個性もしっかりと主張できる。予算が許すなら6速ATの最終型を買うのが理想だろう。
#05 スバル レガシィB4(先代型)

中古車価格帯:94.9万~295.2万円 中古車流通台数:約300台
走りと快適性を高次元でバランス
あえて先代型を選んだのは、MTやターボがあるから。広い室内空間を確保しながら、取り回しの良さを実現したのも魅力。ワゴンまで視野に入れれば選択肢はさらに広がる。
まだまだあります!松本尊重が選んだオススメのセダン&ハッチバック
予算を抑えたいなら、走りの良さに定評のあるアベンシスセダン。マツダのアクセラやアテンザも同様に、スポーティな走りを味わえる。マークXはさすがトヨタの王道セダンといえる仕上がりで、トータルバランスがいい。ゆとりのあるクルマが欲しいなら相場もこなれているフーガもオススメだ。
#10 トヨタ マークX
中古車価格帯:129万~273.7万円
SPORTS&OPENCAR[スポーツ&オープンカークラス]
スポーティな走りが味わえるクルマを探しています
スポーツカーやオープンモデルならドライブも楽しい:五味康隆
日常に刺激を与えてくれるスポーツモデル。カッコいいスタイルも所有欲を満たしてくれる。室内空間はタイトだし燃費もあまり期待できないと様々な制約はあるが、それを差し引いても十分に手に入れたい魅力がある。
スポーツ&オープンカークラス #02 トヨタ スープラ
アメリカンテイストの大排気量モデル
トヨタが誇る大排気量スポーツ。歴代モデルともに人気だが、なかでも最終型となる80スープラはファンが多い。バブル絶頂期に設計され、ボディ各部の部材が肉厚で剛性が高いのも魅力。ターボモデルなら280psとパワフルだ。
流通台数が少なく、中古車相場は上昇傾向だ。とくにターボ搭載のMTモデルは高い人気を維持している。買うなら早めに手に入れたい。
#03 ホンダ NSX

中古車価格帯:314.8万~655.2万円 中古車流通台数:約70台
オールアルミボディを採用する
アルミモノコックボディやV6エンジンを車体後方に置くミッドシップレイアウトにより運動性能を高める。今の時代に照らし合わせても十分な性能を持つスーパーカーだ。
#04 トヨタ 86

中古車価格帯:143万~257.3万円 中古車流通台数:約400台
クルマを操る楽しさが味わえる
重量バランスの良さや低重心設計など、クルマの素性を左右する基本設計が優れている。カスタムパーツも数多く発売されており、好みの乗り味に仕上げられるのも醍醐味だ。
#05 日産 スカイラインGT-R

中古車価格帯:466.6万~761万円 中古車流通台数:約100台
絶対的な速さと日常性を両立した
泣く子も黙る、暴力的な加速力。路面に吸い付く強烈なグリップ力により、首が痛くなるほどの旋回性を備える。いつの時代もGT-Rは超絶な絶対性能を誇っている。
まだまだあります!五味康隆が選んだオススメのスポーツ&オープンカー
新型の登場で、ますます中古車の数が増えそうなコペンやロードスター。風と一体になれるオープンスポーツカーだ。また、実用性も無視できないならランエボやインプレッサなど、セダンベースのハイパワー4WDがオススメ。ハンドリングのよさではRX-7。一度乗っておく価値はあるだろう。
#06 スバル インプレッサWRX STI
中古車価格帯:170.4万~312万円#07 三菱 ランサーエボリューションX
中古車価格帯:177.4万~323.6万円
#10 マツダ ロードスター
中古車価格帯:94.7万~232.4万円
結論
まずは自分のニーズに合っているかが大前提 そのうえでおトク感があるかを見極めよう!
中古車市場には様々なクルマが出回っている。そのなかから自分のニーズに合った1台を見つけ出すのは至難の技だ。だからこそ、用途や予算を明確にして、ジャンルや車種を絞り込んでいこう。様々なモデルに触れてきた5人の識者が選んだクルマなら、どれもきっと満足できるはずなので、ぜひ参考にして欲しい。とはいえ、最終的に決断するのはアナタ。この50選以外にも魅力的なクルマは沢山ある。じっくりと検討してほしい。
※すべての価格は参考価格です
※中古車価格帯と中古車流通台数はGoo-net3月調べ