全塗装を行った車は一般的に査定額は下がる傾向にあると言われています


全塗装とは、元の車の塗装を剥がして、もしくは塗装の上から車体全体の塗装をやり直したことを意味します。全塗装を行うと、経年劣化により色褪せたり、塗装が剥がれるリスクもあります。

また大きな傷を隠すために塗装したと思われる、買い手が付きにくい色だと査定額が減額となる可能性もあります。それは、全塗装は修復歴には含まれませんが、中古車として売却する際のマイナス要素となってしまうためです。

ただ希少価値の高い車種だと全塗装がプラス査定に働く場合もありますが、普通車だとまず難しいとされています。全塗装する場合は慎重に行いましょう。

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全塗装は経年劣化の恐れ、買い手がつきにくいなどの理由で査定額が減額される可能性があります

全塗装というのは、車全体の塗装を再度やり直し新しい色を上から塗装し直すことを言います。
全塗装をする理由はさまざまですが、全塗装をすると一般的に査定額が下がると言われています。

その理由としては、自動車メーカーで製造過程において行う塗装はかなり質が高いことにあります。整備工場などに依頼して全塗装を行っても、自動車メーカーの技術を上回るのは難しいとされています。

そのため年数が経過するにつれて光をあてると質感が違う、色があせてくる、塗装が剥がれてくるといった劣化が見られるケースがあります。またとくに普通車で全塗装していると、車に損傷があって修理したと査定時に判断されかねません。

部分的な塗装ではなく、全塗装ということで修復もかなり広い範囲に及んだと予想されます。また当該車種のカラーラインナップにはない色での全塗装だと、万人受けしないので中古車であっても買い手がつきにくいとされ、査定額がダウンしてしまうこともあり得るのです。

全塗装は修復歴には該当しません

車を全塗装しても、いわゆる事故車扱いにはなりません。事故車つまり修復歴車というのは、車の骨格にあたる部分の修理を行った車のことです。

修理により、車の走行性能や安全性に影響がある場合は、事故車扱いとなります。しかし全塗装というのは外装を変えただけなので、車の性能には関係してこないからです。

それでも査定額が下がってしまうのは、自動車メーカーが製造の段階で行う塗装との差が大きいからでしょう。自動車メーカーでは、塗料の中に部品を入れて色付けし、電気を流すことによって色を密着させる特殊な塗装を施します。

この下処理を行うことで、錆びにくく劣化しにくい塗装のベースができるとされています。そこから、幾重にも塗装を重ねて仕上げていきます。

一方整備工場などで行う塗装は、下塗りから上塗りなど同じように何層も塗料を重ねてつけていきます。そのため腕のよい職人が塗装を行うことで純正パーツに近い質感の仕上がりが期待できます。

しかしそれでも、技術や塗料の質に差がでてしまうため、年数がたつと純正品との違いが徐々に出てきてしまうと考えられているのです。

希少価値の高い車種だと全塗装でも査定額が上がる可能性があります


全塗装をしても、まれに査定額が変わらないかもしくはやや増額となるケースもあります。それは、希少価値の高い珍しいスポーツカーにオリジナルの塗装を施す場合です。

また自分でエアロパーツなどを付けてスタイリッシュな見た目にカスタマイズした車も、よりかっこよく見せるために全塗装した場合も含まれます。ただし趣味色が強い車のみに当てはまるので、普通車ではなかなか難しいと言えます。

全塗装といっても、ボンネットやドアの内側など、開けないと分からない部分にまで丁寧に塗装が施してある場合に限ります。目に見える部分のみの簡易式全塗装の場合は、丁寧な塗装とはみなされず、査定額は上がらないとも言われています。

事故などで車に大きな傷がついてしまい、やむなく全塗装となった場合は仕方ありません。部分塗装を施しても、純正塗装との色の違いは年数がたつと出てくると、かえって目立ってしまうからです。

この場合は仕方がなく、複数の買取業者に査定してもらう必要が出てくるかもしれません。しかし自分好みの色にしたいからと全く別の色の全塗装し直す際は、買取のことも考慮して慎重に考えたほうがよいと言えます。

(まとめ)全塗装を行った車は査定額は下がるの?

1.全塗装を行った車は一般的に査定額は下がる傾向にあると言われています

車の全塗装は経年劣化が起きる場合を考え、また買い手がつきにくい色だと中古車としての価値が下がるため、査定額が減額されることもあります。ただ希少価値の高い車の場合はプラス査定になることもあります。

2.全塗装は経年劣化の恐れ、買い手がつきにくいなどの理由で査定額が減額される可能性があります

全塗装は塗装自体の経年劣化による色あせなどの心配の他にも、全塗装を行う位大きな事故を起こした車だと査定員に疑われるリスクがあります。さらに純正車にない色だと受け入れにくいため、査定額が下がってしまう可能性があると考えられています。

3.全塗装は修復歴には該当しません

全塗装しても骨格にあたる部分には手を入れないため、修復歴には該当しません。ただ自動車メーカーによる塗装技術は、後から整備工場などで行う全塗装よりも質が高く、年月が経つと違いが目立つようになってしまうため査定額に響いてくると言われています。

4.希少価値の高い車種だと全塗装でも査定額が上がる可能性があります

全塗装を行うと、希少価値の高い車種などは逆に査定額が上がる可能性もあると言われています。ただドアの内側など見えない部位まできちんと塗装してあることが条件となります。

普通車では難しく、やむを得ない場合を除き全塗装する時は慎重に考えましょう。

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グーネット買取ラボ編集部
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