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フォルクスワーゲンの世界戦略車として半世紀にわたるヒット作となったビートル(かぶと虫)の後継車種となるのがニュービートル。バックドアを備える2ドアクーペボディは、象徴的であった空冷式RRの駆動方式は室内を有効に使えるFFへと変更。搭載されるエンジンは、水冷式直列4気筒2L OHCとゴルフGTi同搭載の1.8L 5バルブインタークーラーターボの2ユニット。2Lは最高出力116馬力・最大トルク17.3kgm、1.8Lターボは150馬力・21.4kgmを発生。ミッションはフロアシフト4ATが組み合わされる。サスペンションはフロントがストラット、リヤがトーションビーム付きのトレーリングアーム。グレード展開はニュービートル標準仕様、装備を充実したプラス、スポーツグレードのターボの3種。プラスにはレザーシートやレザーステアリングなどのレザーインテリア、電動スライディングルーフ、アルミホイールなどが、ターボには電動リフトアップリアスポイラーやESP(エレクトロニックスタビリゼーションプログラム)などが標準装備される。インテリアはエクステリア同様、各所に円を基調としたデザインを採用し、メーターパネル横には一輪挿しが備わる。オリジナル譲りの堅牢なボディー設計の思想は受け継がれ、安全装備としてデュアル&サイドエアバッグ、EBD付きABS、テンショナー&フォースリミッター付きシートベルトなど最新の装備も標準で装着される。ハンドル位置は左右、ターボは右のみとなる。 |