日本カー・オブ・ザ・イヤー
更新日:2024.12.05 / 掲載日:2024.12.05
「ホンダ フリード」ミニバンで初の栄冠!【2024-2025 日本カー・オブ・ザ・イヤー】
遂に決定! 2024年12月5日、“2024年の今年の一台”を決める「2024-2025 日本カー・オブ・ザ・イヤー」の最終選考会が行なわれ、ホンダ・フリードが初の栄冠に輝いた。
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【日本カー・オブ・ザ・イヤー】突出したキャラクター生み出したファミリーカー【ホンダ フリード】
フルモデルチェンジを受け、2024年6月に発売されたホンダ・フリードは3代目。重用されるがゆえに突出したキャラクターを生み出しづらかったファミリーカーに新風を起こした点が高く評価された。
ホンダ車のイヤーカー受賞は第31回(2010年)のCR-Z以来、14年ぶり。また、ミニバンタイプのモデルのイヤーカー受賞は史上初。
ホンダ フリード 授賞理由
5ナンバーサイズで3列シート。日本市場で重用されるファミリーカーゆえ、これまでは突出したキャラクターを生み出しづらかったことも事実。ホンダはそこに切り込んだ。居住性、使い勝手の良さに磨きをかけるとともに、動的質感の向上、ひいては操縦の喜びをも加味することに成功した。ガソリンエンジンモデルに加え、ホンダ独自のハイブリッド「e:HEV」を加えたことも大きな魅力のひとつ。ホンダが大切にしているM・M(マン・マキシマム、メカ・ミニマム)思想を見事現代に体現した1台である。
【インポート・カー・オブ・ザ・イヤー】ユーザーが期待する全てを高次元で進化【MINI クーパー】
2024年3月、ラインナップに電気自動車を加えて新登場したMINI クーパー。伝統が作り上げた唯一無二のキャラクターをあらゆる点で進化させた。EV専用モデルが勢いを増す輸入車勢において、ガソリンエンジンモデルもラインナップしている点も注目された。
日本カー・オブ・ザ・イヤーにてMINIのモデルが受賞するのは、今回が初。
MINI クーパー 授賞理由
シンプルさ、痛快なドライブフィール、ラジカルさ…..新型MINIクーパーはその伝統的名称からユーザーが期待するすべてを高次元で進化させた。10ベストカーに4台の輸入車が選出された中で、EVだけでなくガソリンエンジンモデルをラインナップしたのはMINIクーパーのみである。BMW7シリーズと同等の安全装備/運転支援システムを装備したことも注目に値する。コクピットのデジタライズ、リサイクル素材の積極採用等、実用性と遊び心を満載させた点も面白い。
【デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー】新しいライフスタイルを想起させる造形【三菱 トライトン】
12年ぶりの日本再導入で話題を呼んだ1トンピックアップ、トライトンが昨年のデリカミニに続き、2年連続で三菱にデザイン賞をもたらした。新しいライフスタイルをイメージさせる造形が評価に繋がった。
三菱 トライトン 授賞理由
昨年に続きデザイン賞は三菱が獲得した。前回が軽自動車のデリカミニだったのに対し、今回はピックアップトラックの世界戦略車、トライトンでの受賞である。スリーダイヤモンドのお家芸である4WDを、一見武骨な、しかしだからこそ新しいライフスタイルを想起させる造形としたことが授賞につながった。堅牢なフォルムに同社が「ダイナミックシールド」と呼ぶ大胆なフロントエンドのデザインが調和。難しいダブルキャブでありながらバランスの取れたプロポーションを実現している。
【テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー】FCEVの民主化に挑戦、ミドルSUVクラスに投入した意義を評価【ホンダ CR-V e:FCEV】
ホンダが2024年7月に発売した燃料電池自動車、CR-V e:FCEVがテクノロジー賞を受賞。マイナープレイヤーであるFCEVの民主化を目指し、人気カテゴリーのミドルSUVクラスに投入した点が評価された。
日本カー・オブ・ザ・イヤーにてホンダのPHEVが受賞するのは、2018年のクラリティ PHEV以来、6年ぶり(当時設けられていたイノベーション部門賞での受賞)。
ホンダ CR-V e:FCEV 授賞理由
燃料電池車のパイオニアであるホンダのCR-V e:FCEVが受賞した。いまだマイナープレイヤーであるFCEVの民主化を目指し、スタックの小型化、高効率化を実現。同時に低コスト化と高耐久性も両立し、人気カテゴリーであるミドルクラスSUVカテゴリーに投入した意義は大きく深い。また水素ステーションが少ない不安を払拭するために、外部充電が可能なプラグインハイブリッドとして使い勝手を向上させた点も高い評価を得た理由である。
【実行委員会特別賞】ロータリーエンジンを復活、進化への道筋作る【マツダ e-SKYACTIV R-EV】
マツダ伝統のロータリーエンジンを発電機として用いた新パワーユニット、e-SKYACTIV R-EVが特別賞に。未来へ繋がる復活が実行委員会の胸を打った。
マツダ e-SKYACTIV R-EV 授賞理由
マツダ独自の技術として世界で初めて実用化に成功したロータリーエンジン。環境問題を理由に命脈を閉じたかに見えたこの日本固有の技術資産を、発電機として用いる新しいパワーユニットe-SKYACTIV R-EVとして復活させ、未来に向けさらに進化させる道筋を拓いたことを評価した。
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