中古車を処分する際、廃車寸前のような車でも、その中にはまだ使える部品が残っているものです。
しかし、それらのパーツを勝手に取外すと査定時に問題になるケースがあります。
自覚なしにトラブルを起こしてしまわないためにも、何が問題かについて紹介していきます。
壊れた車からまだ使える部品を抜き取る行為を「部品取り」と言います。
使いものにならなくなった車でもお金を出して買い取ってくれる廃車専門の買取業者が存在しますが、彼らはその部品取りを行って利益を得ています。
しかし、車の所有者自身が部品を取外して、カー用品店に売却したり、新しい車の予備パーツにしたりすると違法行為になってしまいます。
なぜなら、2005年に施行されたリサイクル法によって、処分する車を解体してもよいのは、解体業の認可を受けた者だけになってしまったからです。
無許可で解体を行うと罰金や懲役刑などのペナルティがあります。
参考:https://www.env.go.jp/recycle/car/faq.html#a11
処分予定の車を解体するのは違法行為ですが、カーナビ、オーディオ、ラジオ、ETCなどのオプション部品は例外です。
自動車リサイクル法の対象となるのは、車の解体時にシュレッダーダストが出る部品や、環境課題であるフロン類、エアバッグ類のため、解体や破砕を伴わない部品は、自分で取外してカー用品店に転売したり、新しい車に取付けたりすることも可能です。
参考:https://www.jarc.or.jp/topics/2011/111212/
ただ、買取業者はそうした部品も込みで査定を行いますので、査定終了後に部品を取外して車を引き渡すとトラブルになってしまいます。
また、部品を取外したことで車の買取価格が安くなり、取外した部品を売却してもマイナス分を取り戻せなかったといったケースもあります。
したがって、事前に、部品取りをするかもしれないことを買取業者に告げた上で、部品取りをした場合としない場合の両方の査定額を出してもらうのがよいでしょう。
では、カーナビやオーディなどのオプションパーツは、取外して転売するのとのとそのまま買取業者に売るのでは、どちらがお得なのでしょうか?
車の買取業者にもオプションパーツをきちんと査定してくれるところと、あまり重視しないところが存在します。
後者の場合は、取外せるものは取外して、カー用品店や家電買取業者に売却した方が利益になるかもしれません。
ただし、カーナビやオーディオなどは、商品のサイクルが早いので古いものはほとんど値段がつきません。
また、取外しは意外と手間がかかるため、専門業者の手を借りなければならない可能性もあります。
そうなると、当然ながら取外してもらうための工賃を支払わなければならなくなってしまいます。
したがって、まだ新しい機種ならば取外して専門店に売る方が利益になる場合もありますが、可能であればオプションパーツもきちんと査定をしてくれる買取業者に依頼をした方が、手間はかからなくてすむでしょう。
以上の点を念頭に置いて、部品取りをするか否かを検討してみるとよいでしょう。
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