軽自動車の乗り換えのタイミングは、車の走行距離や車検の時期、ライフスタイルの変化などが目安となります

軽自動車の乗り換えのタイミングは、車の走行距離や車検の時期、ライフスタイルの変化などが目安となります
軽自動車も長年使えば、パーツなども劣化するので乗り換えが必要となります。タイミングの目安の一つが走行距離です。

軽自動車は大体8万㎞が寿命だとされています。パーツの交換などでメンテナンス費用がかさんでくるからです。

また、車検費用も回数が増えると、パーツ交換などで費用の負担が重くなるので車検前も乗り換えのタイミングとなります。更に、中古車としての価値を示すリセールバリューも乗り換えを考える上での重要なポイントとなります。

走行距離やモデルチェンジ時などリセールバリューが下がる前に、中古車市場で高く売れるタイミングで売却し、乗り換えをするのも賢い方法だと言えるでしょう。他にも、転居などライフスタイルの変化により、必要となる車のグレードや車種なども違ってきます。

そういった人生の転機に合わせて乗り換えを行うのも長い目で見れば経済的だと言えます。

走行距離や車検のタイミングが乗り換えを検討する目安となります

軽自動車の寿命

軽自動車は新車で購入しても、永遠に乗れるわけではありません。いくら性能が良くても、万能ではないのでどこかのタイミングで乗り換える必要が出てきます。

その乗り換えの目安の一つが走行距離です。軽自動車は約8万㎞、普通車は約10万㎞がおおよその寿命だと考えられています。

そのため、走行距離が8万㎞に届くタイミングも乗り換えを検討する良い機会だと言えます。8万㎞を超えてしまうと、乗っていても不具合が起きやすく、車検などで部品交換が必要となり費用がかさむことにもつながります。

8万㎞を超えても乗れないことはないですが、費用対効果の観点からは乗り換えがベストだとされているのです。

車検前などのタイミング

軽自動車の乗り換えを検討するには、車検も大きなポイントとなります。車検は新車で購入した場合は3年後、その後は2年ごとに受けなければならないことが法律で決まっています。

車検を1回受けると、車の状態により多少費用に差はありますが、数万円から部品交換が必要だと十数万円かかることもあります。そんなに費用をかけるくらいなら乗り換えをして、車検費用を車の購入費用に充てたほうが得になる場合もあるのです。

例えば新車で購入してから3年後は、ちょうど1回目の車検にあたり、新車購入時の無料保証期間が終了する時期と重なることが多いでしょう。万一故障しても、まだ部品が新しいので交換部品もすぐに取り寄せが可能で、修理費用もさほどかからないはずです。

車の状態も普通に使っていれば内装も外装も綺麗で、走行距離も1年で1万㎞以内なら十分中古車市場での価値も高いと言えるでしょう。

次に新車購入から5年後、2回目の車検時においては特別保証がちょうど切れるタイミングになるので、乗り換えの時期としても適しています。特別保証が延長できないなら、故障や不具合が生じる可能性も3年目よりは高くなるのでメンテナンスをきちんと行う必要があります。

新車購入から7年後の2回目の車検時になると、これまでよりも故障や不具合が生じやすくなります。走行距離も長くなるので、中古車としても価値も下がりやすく、ここで乗り換えを考えないのなら最終的に乗りつぶして新車を購入したほうが良いと言えるでしょう。

燃費の良い車に買い替えれば、燃料費の節約にもつながります。

リセールバリューも乗り換えを検討するポイントとなります

リセールバリューも乗り換えを検討するポイントとなります
リセールバリューは乗り換えを考えるタイミングになる

軽自動車の乗り換えを考える上で、リセールバリューも外せない重要なポイントなります。リセールバリューというのは、中古車として売却する際の軽自動車の価格の指標のことです。

軽自動車は普通車に比べると、国内市場での取引が多く、中古車であっても需要が高いのでリセールバリューは一般的に高い傾向にあります。ただそうはいっても、新車購入から年数が経過すれば、軽自動車であってもリセールバリューは下がっていきます。

大体新車購入から3年目、初めての車検を受ける時期では人気の車種だとリセールバリューは60%位だと言われています。例えば200万円で購入したら、3年後は大体120万円位の価値だということです。

リセールバリューは走行距離などに影響される

軽自動車を新車で購入しても、通勤などで長距離運転が続くと、走行距離が平均より伸びる可能性があります。通常であれば1年に1万㎞、3年で3万㎞以内の走行距離がそれ以上であった場合は軽自動車でもリセールバリューが下がります。

また、モデルチェンジがあり、新型車が発売される、同じようなタイプ、性能や装備で別のライバルメーカーから安くて見た目も良い車は発売される場合はもリセールバリューは下がる傾向にあります。他にもリコールやメーカーの信頼が低下するような不祥事が発覚した時も当てはまるでしょう。

中古車市場で人気のあるうちに、リセールバリューが高いうちにできるだけ高い金額で売却し、新車に乗り換えるというのも一つの方法だといえます。

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転勤や子供の独立など家族のライフスタイルの変化も乗り換えのタイミングとなります

ライフスタイルの変化も乗り換えのタイミング

軽自動車の乗り換えタイミングとしては、家族を含め自身のライフスタイルの変化も考慮すべきです。例えば、出産を機に家族が増えるのでみんなが乗れるミニバンに変える、逆に子供が免許をとり、独り立ちして夫婦2人だけになるので、軽自動車にという家庭もあるでしょう。

また、電車やバスなどの交通機関が不便な場所に引っ越し、車を足代わりにしたいので燃費の良い軽自動車に変えたい、地方から都市部に引っ越し、駐車場も狭いのでコンパクトな車に変えたいという転勤・転居に伴う事情も出てきます。他にも、しばらく海外赴任になるので車を手放したいというケースも存在します。

乗り換えは計画的に

ライフスタイルに合わせて上手に軽自動車を乗り換えることで、購入費用や車検費用など、車のかかるコストを大幅に下がることも可能です。その上、燃料費など日々の車のかかるコスト削減にも効果的だと考えられます。

急な転居などの場合は予測は難しいですが、使いやすい大きさ、グレードの車をライフスタイルを先読みして乗り換えることで、無駄なく効率よく車を所有、使用することができます。また、ライフスタイルの変化と車検時期など他の乗り換え条件を上手く合わせると、より車にかかるコストを節約することも十分可能です。

長い期間車を使うことを考えると、お得だと言えるでしょう。

中古車市場での需要の変化に応じて価格も多少変わってきます

中古車市場での需要の変化に応じて価格も多少変わってきます
中古車はボーナス時期に需要が増える

軽自動車はリセールバリューが高く、価格変動も影響も受けにくいとされています。しかし、少しでも今乗っている車を高く売却し、新車や中古車を安く購入したものです。

そのためには、乗り換えにお得な時期を狙って計画的に売買をするのが賢い方法だと言えます。まず、一般的に軽自動車は7月や12月頃に需要が高まります。

この時期は夏、冬のボーナスシーズンで、多少まとまった収入がある時期に頭金を入れて、軽自動車を乗り換え、中古車を購入したという人が増えるからです。また、4月から就職や転勤、大学、専門学校などへの入学時期も、車を購入する人が増えます。

進学、就職などで地元から離れて一人暮らしをする、車での通勤を始めるなど車を所有したい、車が必要となる人が多くなるからです。特に学生や新入社員の場合、まださほどお金もないので、価格が安くコンパクトな中古の軽自動車を手始めに購入し、まず乗りたいということで、好まれやすい傾向にあります。

中古の軽自動車の需要はぐっと高まるので、買取業者は少しでも多く人気車の在庫を確保し、売ろうとして動きます。他の時期よりも多少高くても、まずは品ぞろえを良くして1台でも多く販売し、利益を得ることを優先させるのです。

そのため、この時期に車を買取に出すことで、他の時期よりも高く売却できる可能性があります。

決算期に安くなりやすい

逆に軽自動車を売却し、新たに新車で購入する際は決算期を狙うと少しでも安く手に入りやすくなります。自動車メーカーは3月と9月が決算期を迎えます。決算期は1台でも多く販売して、売り上げにつなげようにするので、この時期に近づくと値引き率が高くなるのでお得です。

売却時期と購入時期を見極め、よりお得に乗り換えができるように工夫してみましょう。

(まとめ)軽自動車の乗り換えのタイミングとは?

1.軽自動車の乗り換えのタイミングは、車の走行距離や車検の時期、ライフスタイルの変化などが目安となります

軽自動車は走行距離や車検前、無料保証が切れるタイミングが乗り換えを検討するのによい時期だと考えられます。また、リセールバリューや家族のライフスタイルの変化なども乗り換えの絶好のタイミングとされています。

2.走行距離や車検のタイミングが乗り換えを検討する目安となります

軽自動車は走行距離は約8万㎞が寿命ですが、それを超えても乗れます。しかし、部品交換などで費用がかさんでくるので乗り換えを考えたほうが良いとも言われています。

更に、車検を迎える時期も、費用のことを考えると乗り換えのタイミングだと言えます。

3.リセールバリューも乗り換えを検討するポイントとなります

リセールバリューは、中古車としての価値を意味します。年数が経過すると下がり、更にモデルチェンジの時期や走行距離の長さによって、価格が変動することがあります。リセールバリューが高いうちに売却し、乗り換えるのも良い方法だと言えます。

4.転勤や子供の独立など家族のライフスタイルの変化も乗り換えのタイミングとなります

軽自動車は子供の独立や引っ越しを伴う転勤など、家族のライフスタイルが変わるタイミングも乗り換えを検討するいい機会となります。乗り換えの度に、ライフスタイルに合ったグレード、大きさ、装備の車種を選ぶことができるので効率的だと言えます。

5.中古車市場での需要の変化に応じて価格も多少変わってきます

軽自動車を少しでも高く売却したいのなら、ボーナス時期の7月や12月、就職などでライフスタイルが変わり需要が増えやすい2月頃に売却するのがおすすめです。逆にメーカーの決算期である9月や3月は新車も価格が下がりやすいので購入の狙い目となります。


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