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【総合評価】
日本におけるV37型の第一弾はハイブリッドだったが、大きなタイムラグなしに旧2.5Lモデルに代わる200GT−tも登場した。スカイラインとしては久々のターボ、そして4気筒として大きな注目を浴びたが、じつは……直噴ターボを採用する2Lユニットだけでなく、7速のATもダイムラー製。そう、パートナー関係にあるメルセデスの技術を導入した、初のコラボモデルなのだ。
【良い点】
いわゆるダウンサイジングターボのトレンドに乗るモデルだけに、先代2.5Lモデルからの燃費の改善は明確なもの。加えて、4気筒のためノーズが軽く、ハイブリッドモデルとは異なる軽やかなフットワークを楽しませてくれる。DASのような違和感はないから、走り好きはつい気分が乗り、峠道などでペースを上げてしまうことだろう。211馬力/35.7?mの性能は、スカイラインをスポーティに走らせるに十分なものだ。
【悪い点】
200GT−tには、最上級のタイプSPでもダブルピストン式のダンパーは採用されないため、19インチランフラットタイヤを履くと、どうしても足が「ドタドタ」した感じになる。本来の軽快感あるフットワークを活かす意味でも、タイヤは17インチのほうが好マッチングだ。絶対的な旋回限界やハンドリングの正確性はスポイルされるが、トータルとして走りは気持ちのいい方向に向く。
で、もう1つ気になるのは、ステアリングを戻すときに感じるフリクション感。せっかくのFR車なのだから、戻りを含めてナチュラルなフィールを楽しませてほしいものだ。ちなみに、現在はターボモデルでもDASの選択が可能だが、こちらにもクセがあるため、積極的にお薦めする気にはならない。
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総合評価
| 外観のデザイン・ボディカラー | 走行性能 | 乗り心地 | 価格 |
|---|---|---|---|
| 4.5 | 4.6 | 4.1 | 3.7 |
| 内装・インテリアデザイン・質感 | 燃費・経済性 | 装備 | |
| 4.2 | 3.1 | 4.0 |
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2965.2
890.2
930
278.2
91.2
100.6
364.3
277.5
322.4