日産の「ラシーン」は、5ドア5人乗りコンパクトクロスオーバーSUVで、「新感覚のRV」として1994年12月にデビューしました。この車両は、同社の「サニー」B13型の4WDシャーシをベースに開発されており、車高を抑えめとした箱形のボディスタイルを備えています。また、全グレードでビスカスカップリングが用いられたフルオートフルタイム4WDシステムが採用されました。なお、車名は、航海などで使われる「羅針盤」から作られた造語です。1998年4月発売モデルのグレードについては、標準仕様の「ラシーンフォルザ」、背面スペアタイヤに標準装着タイヤを採用し、リアドアに熱反射ハーフミラーグリーンガラスやスーパーファインハードコートなどを装備した「ラシーンフォルザ Sパッケージ」などがラインナップされています。このモデルは、安全装備も充実化を図っており、全車にデュアルエアバッグ、ABSを標準で設定しています。なお、この自動車は、2000年に販売を終了しています。※記載の文章は、2018年10月時点の情報です。