車を乗り換えるのに今の車を売るにはタイミングや売却方法が重要です
車の乗り換えで前の車をできる限り高く売るには、販売店の決算期やリセールバリューが高いタイミングなどを逃さないことが大事です。また、車検は費用が高いので車検前に売るのも一つの方法です。
更に、下取りよりも買取の方が高く売れる可能性が高いので多少面倒でも自分で買取業者に連絡し、査定してもらいましょう。買取業者の数社に見積もりを出し、査定額を比較してから2~3社、実地査定に来てもらい査定額や査定員の対応の仕方で業者を選ぶのがおすすめです。
そして、査定を受ける前は車を洗車したり、中を掃除したりときれいな状態にしておくだけでも印象が良くなります。ただし、修理が必要な傷や故障は修理代がかさむので依頼しないでそのまま査定に出した方が良いでしょう。
お得になるようにベストなタイミングで売りに出しましょう
車の乗り換えで、今乗っている車を売るのに少しでも高く売りたいという人も多いでしょう。売りに出すのにベストなタイミングがあります。
1年の中では、2、3月と9、10月がおすすめです。この時期は車販売店の決算期に当たります。
店側は決算までに一台でも多くの車を販売したいと動きます。在庫を多く確保して需要に備えたいため、多少高くても買取を強化する傾向にあるからです。
また4月から進学や就職などで生活環境が変わり、車が必要になる人もいます。新入社員だとまだお金もあまりなく、始めは中古車を購入する人が増えるので需要が高まるという理由もあります。
更に、リセールバリューにも注目したいところです。リセールバリューは、再販する際に価値を意味します。
いくら見た目には新車のようでも新車で購入後は車の価値は年々下がっていきます。人気の車種だと一概には言えませんが、3年も経過すると新車時の6割程度の価格になってしまうと言われています。
売ると決めたら1日でも早く査定に出すことが大事です。更に、車がモデルチェンジされると価値が下がってしまうとされています。
モデルチェンジ後はどうしても新しいモデルに人気が出やすいからです。
また、車を維持するにも費用がかかります。中でも車検費用は結構高額になることがあります。
次の車検の前までにタイミングよく売れば車検費用を支払うことなく車の購入費用に回すことができます。初回は3年後ですが、その後は2年ごとが車検の期限です。
長く乗るとその分部品の劣化や消耗などが見られるので、部品代や工賃がかさんでしまいます。車検の何回目で乗り換えるのが良いか見極めが重要ですが、一般的に7年目、3回目の車検前に売りに出す人が多いとされています。
車の買取価格は売値の何割が基本なの?
下取りよりも買取の方が高く売れると言われています

車を乗り換える時に、新しい車の購入先のディーラーに今乗っている車を下取りに出すという方法もあります。下取りはそのまま車を引き渡して手続きなども全てディーラーがやってくれるので確かに面倒ではないかもしれません。
しかし、下取り額は一般的に買取額よりも安くなる傾向にあります。下取りで引き取った車はそのままディーラーで展示するなどして販売されます。
例えば雪の多い地域では4WDが人気というように中古車というのは地域によって人気の車種が異なります。地域での人気車種と当該車種がマッチしていなければなかなか売れないという事態に陥るのです。
売れないとその分、場所代やメンテナンス費用などいわゆる在庫経費がかかります。そういったことも見越して、予め下取り額は低めに見積もられているのです。
また、ディーラーは新車の販売をメインに行うので、中古車市場の情勢には疎く、販路も限られています。中古車市場では人気があって需要が高い車種であっても、知らずに下取りに出してしまうことでだいぶ損をする可能性もあるでしょう。
中古車買取業者は、特に全国に販売店がある大手などは、ある地域で人気の車種を別の地域で仕入れて送り、より高値で販売することもできます。また国内のみならず海外にも販路を見出しています。
在庫を抱えることなく、買い取った車を期間を置かずに次に欲しいと思っている人へ売却すること可能です。在庫を長い期間抱えないことでメンテナンス代などの諸経費を大幅にカットすることができます。
中古車市場を常にリサーチし、価格変動にも即座に対応できるので需要の高い車種はより高値で売却できるというわけです。トータルで考えても下取りに出すよりは買取してもらった方がお得になる可能性は高いと言えるでしょう。
信用できて高く売れる中古車買取業者を選びましょう
中古車買取業者はたくさんあるので、どこを利用すればよいか迷うかもしれません。しかし、どこの業者を選ぶかによって買取額も違ってくるのでポイントを押さえておくことが大事です。
まず大手の買取業者は、販売店を多く持っており海外にまで販路を拡大しているところが多いものです。中古車市場の価格の動きにも常にアンテナを張っているので、需要の高い車種などの情報にも長けています。
そのため、人気の車種であれば高く売れる可能性もあります。実地査定をしてもらうことも考えて、大手で自宅からもさほど遠くない場所に販売店がある買取業者をピックアップしてみてください。
そして、ネットなどで簡単な見積もりを依頼してください。いくつか見積もりの返事が来たら、査定額を比べて高いところ2~3社に連絡をして実際に車を見てもらいましょう。
実地査定でも、査定員が10分以上かけて車の外装、内装やエンジンルームまで細かく査定している業者なら安心できます。短時間で査定を終わらすようでは、信用できません。
きちんと確認せずに言い値で買い取ってもらったとしても、あとでマイナス査定要素が見つかると減額されるリスクがあるからです。対応がよく、こちらからの質問にもきちんと答えてくれる、売るかどうか即答をしつこく求めない業者なら良心的だと言えます。
査定額の見積もりも、細かく項目分けされていると分かりやすくて良い業者だと判断できるでしょう。即断を求められても、やはり最後の1社に査定してもらうまでは分からないので、できれば待った方が賢明だと言えます。
査定員から他の業者への査定依頼の状況などを聞かれても正直に伝えても問題ありません。ただし、足元を見られるので他業者の査定額は伝えない方が交渉には有利だとされているので気を付けましょう。
できる範囲でメンテナンスしておきましょう

車乗り換えのために車をできる限り高く売りたいなら、自分で査定前に車をある程度メンテナンスしておくことも大事です。外装は洗車して、ワックスがけをしておくだけでも査定員の印象が多少が違ってきます。
車への愛着が感じられ、大事に乗っている車だと伝わりやすいです。また車内も簡単に掃除機をかけてフロアマットの汚れや、ダッシュボードの上などのホコリも拭き取っておきましょう。
タバコやペットのニオイなどがついていると査定額が減額となる可能性が高いです。売りに出す前はしばらくは喫煙やペットを乗せるのをやめて、完全には取れないかもしれませんが脱臭剤などでおいて対策しておくのもおすすめです。
車に積んである荷物なども下ろし、できる限り余分なものを置かないようにしていつでも引き渡しできるように準備しておきましょう。こちらが売るつもりがあるという本気度が伝わり、査定時に内装をチェックしやすいという利点もあります。
外装の細かな傷や小さな凹みなどがあれば気になるかもしれません。擦り傷やステッカーを剥がした痕など軽微な傷ならば、市販の研磨剤で磨くと多少はきれいになる可能性があります。
ただし、板金が必要な凹みなどは下手に素人が触ると更に傷が大きくなるリスクがあります。修理を依頼しても高くつくだけなのでそのままにしておいた方が良いでしょう。
また、バッテリー切れや部品の劣化なども交換した方が査定額が上がりそうな気がします。しかし、実際にはさほど査定額には響かず、部品代だけは高くついてかえって損することにもなりかねません。
そのままにしておいても、買取後に業者が自分のところの修理工場で格安でメンテナンスを行うので問題ないと言えるでしょう。
車の買取価格は売値の何割が基本なの?
(まとめ)車を乗り換えるのに今の車を売るポイントとは?
車を高く売るには中古車の需要が高まる時期やリセールバリューが下がる前などタイミングが大事です。また、下取りよりも買取を選び、数社の買取業者に見積もりを出して査定額を比較することでより高く売ることができます。
今乗っている車を売るタイミングは、販売店の決算期にあたる2、3月や9、10月が良いとされています。更にリセールバリューが下がらないうちに、また維持費のウェイトが高い車検が切れる前に売るのもよいタイミングだと言えるでしょう。
前の車を手放すのにディーラーに引き取ってもらう下取りという方法があります。ただディーラーは中古車の販路が少なく在庫を抱えると維持費がかかるので下取り額が安くなる場合があります。
中古車販売店に買い取ってもらった方が高く売れるでしょう。
できる限り高値で売るには、数社から査定の見積もりを取り査定額を比較する必要があります。2~3社選んで実地査定に来てもらい、丁寧に車を査定しているか、即断を迫らないかなど査定員の対応の仕方もしっかり見て判断材料にしましょう。
査定してもらう前に、洗車や車内の掃除などを簡単に済ませておくと印象が良くなり、大事に乗っているという気持ちも伝わります。ただし、外装の目立つ傷やバッテリー切れなどは修理が高くつくことになるのでそのままにしておいた方が良いでしょう。