動かない車でも買取に出せる場合はあります
車買取業者のホームページを見てみると「動かない車でも買い取ります」「水没車でも買取可」と銘打っているところが少なからずあります。このようなところに買取に出せば、いくらかのお金で引き取ってくれる可能性があります。
なぜ動かない車を買取してくれるのか、簡単に言えばパーツを売却することで売り上げが出せるからです。動かない車でもまだ使えるパーツの残っている可能性はあります。
車だけでなく、パーツにも中古マーケットがありそこに売却できます。とくに海外では日本のパーツに対する人気は高く、中古でも欲しいと考えられています。
動かない車にはまだ価値があります
普通の人からすると動かない車には何の価値もないと思いがちです。しかしプロからすれば、たとえ自走できない車でもまだまだ価値はあります。
冒頭に紹介したように、動かない車でもまだ使用できるパーツが残っているかもしれません。解体してバラバラにしてしまって、部品ごとに評価するため買取可能です。
中には中古部品として高い価値を持ったものも見られます。たとえば年式が比較的新しいものや古くても根強い人気がある、しかし部品の製造が中止になった車種などのパーツは結構需要が高いです。
素人からすると、もはや手の施しようのない不動車に見えてもプロが修理すれば復活する可能性があります。もし年式の比較的新しい車種であれば、修理して直せると現状車としての査定金額が出てきます。
年式が古い場合でも、実は束単にバッテリーが上がっているだけで動かなくなっているケースもあります。このような場合バッテリー交換など簡単な作業で動かせられるので、買取価格のつく可能性があります。
国産ハイブリッド車の中には、海外でも高い需要のある車種も見られます。このような場合、高年式で多走行でも買取価格のつく可能性は高いです。
平成12年に排ガス規制が施行されました。それより前に作られたスポーツカーも修理して走らせられれば、コアなファンが根強くいるので不動車でも高値の買取価格がつくかもしれません。
車が動かない、しかもいくら修理しても元に戻せないような最悪の場合でも買取は可能かもしれません。そもそも車は鉄で作られているので、スクラップして再利用できるからです。
鉄スクラップした場合の買取価格のつく可能性が出てきます。もしスクラップする場合には、重さで価格が決まります。
このため重量のある自動車なら、それなりの買取価格がつくかもしれません。一方軽自動車はあまり重みがないので、鉄スクラップにした場合あまり値が付かないでしょう。
車の買取価格は売値の何割が基本なの?
車が動かなくなってしまうのには理由があります
不動車とは文字通り、自力で走行できなくなっている車のことです。エンジンをかける、アクセルで加速する、ブレーキで止まる、ハンドルで車を曲げるのいずれかを満たせないと不動車という扱いになります。
不動車になる原因は主に3つの要素があります。その中でも大きいのが、バッテリー切れを起こしているケースです。
エンジンを始動させるにあたって、電力でモーターを動かす必要があります。その供給源になっているのが、バッテリーと呼ばれる充電電池です。
もしバッテリーに十分な電力が蓄積されていないと、電力をセルモーターに供給できません。その結果、エンジンがかからず動かなくなってしまいます。
バッテリーは走行中に充電できる仕組みになっています。もしエンジンをかけずにしばらく放置していると電力が自然放電してしまい、1~2か月車を動かさないとバッテリーが上がってしまいます。
車が動かない原因として、故障ということも考えられます。車にはさまざまな部品で構成されていますが、些細な劣化でも走行に深刻な支障をきたすこともあります。
また交通事故が原因で不動車になる場合もあります。事故による衝撃で部品が外れた、もしくは歪んでしまったなどで走行性能が著しくダウンすることも考えられます。
車検は定期的に受ける必要があり、その期間が切れてしまうと公道で走行できなくなります。もし車検切れの車を公道で走行した場合、法律違反です。
車の性能的に動かすことはできても、車検切れになれば車を走らせることが認められません。このため車検切れの車も不動車とカウントできます。
車検の期限をうっかり忘れて車検切れになるパターンも結構見られます。このようなことにならないためにも、期限を定期的にチェックしておくべきです。
不動車は買取業者に引き取ってもらいましょう
不動車を買取に出す場合、そもそも車が動きませんから買取業者に出張査定に来てもらう必要があります。この時もし買取に出して車を引き取ってもらう場合、運搬できるかどうかは確認しておきましょう。
通常不動車買取に対応している業者であれば、レッカー車など車を運搬できるような車を持っています。こちらに車を載せて、業者が引き取るパターンが多いです。
不動車の運搬をお願いする場合、運搬費用がどうなっているか確認しておきましょう。業者によって運搬費用をサービスで無料にしているところもありますし、有償としているところも見受けられます。
有料な場合、一定距離まで一律いくらでそれを超過すると1km当たりいくら追加されるシステムをとっているところが多いです。また昼間か夜間か時間帯によって料金の変わることが多いので、この部分も注意しましょう。
車検切れの車の中には、走行性能自体は問題がないというケースもあるでしょう。しかし車検切れの車を公道で走行させることは法律で禁じられています。
もし工場まで運ぶために車検切れの車を公道で走らせた場合には、免許停止処分になります。ですからすぐそこの向上であっても、絶対に自分で運行しないことです。
車検切れの車を買取業者に持っていく方法もあります。それは仮ナンバー登録手続きをして、一時的に公道を走らせる許可を得る方法です。
仮ナンバーを取得するためには、車検証・自賠責保険証・本人確認書類・印鑑などをもって役所で手続きします。この時750円の手数料がかかります。
仮ナンバーはあくまでも一時的なもので、5日以内に返却しなければなりません。もしこれに違反すると6か月以下の懲役もしくは30万円以下の罰金と厳しいペナルティが課されます。
車検切れの場合、自賠責保険も切れている可能性があります。自賠責保険に入っていない車を公道で走行しても、これまた違反行為になります。
ということは車検切れの車を走行させるためには、自賠責保険に加入し直さないといけません。このように自分で車を運転して買取に出すのは手続き上面倒なので、運搬をお願いしたほうがいいです。
もし車検切れで公道を走行できない車を買取に出す場合、買取業者に連絡する際その旨を伝えることです。というのも車検切れの車を運搬する場合、その車両にも限りがあるからです。
車検切れの車を公道で走らせてはいけないと何度も紹介しました。その定義ですが、エンジンがかかっているだけでなくタイヤが道路に設置している場合でもNGと考えられています。
レッカー車の場合、車の後輪は地面に設置して回っている状況になります。これが公道を走っていると判断され、法律違反にされてしまいます。
完全に車を積載できるような車両を用意する必要があります。このような運搬車両を持っているかどうか、業者に確認をとっておきましょう。
動かない車を廃車にするのはもったいないです

動かなくなってしまった車の場合、買取に出しても価値がないのでムダと思っている人もいるでしょう。しかし動かない車でも買取価格のつく可能性は大いに考えられるので、査定に出すべきです。
もし廃車にする場合、それなりの費用が掛かります。数万円程度の費用が掛かるので、現金化できるのであればもったいないことです。
修理など手の施しようのない車でも鉄スクラップして再利用する手があります。この場合でもいくらかの金額のつく可能性は大いに考えられます。
車検切れの車の中に走行性能自体は問題ないというケースもあるでしょう。しかし車検切れの車を公道で走行するとどのような理由でも法律違反です。
ですから実質的には不動車にカウントされます。車検切れの車を買い取ってもらうには、買取業者に運搬してもらう必要があるのであらかじめそのように伝えておきましょう。
車の買取価格は売値の何割が基本なの?
(まとめ)動かない車は買取してもらえる?
車買取業者の中には、動かない車でも買取対応しているところは多いです。パーツの中には使えるものもあり、これを売りに出して利益を上げられるからです。とくに海外では高い需要があります。
車買取業者の中には動かない車でも買取してくれるケースもあります。パーツとして売る、修理すれば直る、最悪どうにもならなかった場合でも鉄スクラップにして再利用する方法があるからです。
車の動かない状態の不動車になってしまう原因にはいくつかのことが考えられます。その中でも主だったものとして、バッテリーが上がった、事故などで故障した、車検が切れてしまったという要因が出てきます。
故障などで自走できなくなっている車を買取業者に引き取ってもらうには運搬車両が必要です。車検切れの車の公道で走行できないので、積載して引き取ってくれるかどうか前もって確認しておきたいところです。
廃車にする場合数万円程度の費用が掛かるので、買取してもらえるのなら査定に出したほうがいいです。車検切れの車は走行可能でも公道で走行できない決まりになっているので、運搬して引き取ってもらうべきです。