バッテリー上がりの車でも問題なく買取してもらえます
車を売る時、ありがちなのがバッテリー上がりの状態で自走不可になってしまっている場合です。しかしバッテリー上がりは業者にとってもよくあることであり、修復も簡単なため問題なく買取してもらえるでしょう。
ただし通常のバッテリー上がりではなく、バッテリーを交換しても直らないようなケースではバッテリーの問題でないことが考えられます。査定価格に影響することがあるため注意が必要です。
バッテリー上がりは査定にほぼ影響しません
そもそも車のバッテリー切れは、数ヶ月も乗っていないような車であればよくあることです。またもともと消耗品でもあり、車検などメンテナンスの度に交換されるのが普通でもあります。
このようなことから、バッテリー切れの車であっても査定に響くことはないでしょう。
バッテリーは頻繁に乗っているのであれば、車のエンジンがかかった際に、エンジンの力を借りて動く発電器から充電されるためバッテリーが上がることはあまりありません。しかし車のエンジンが止まっていると、発電器も動かず充電されなくなってしまいます。
スマホやノートパソコンなど、身の回りの電化製品と同様、車のバッテリーも自然に少しずつ放電されるため、ずっと乗らないでいるといつかはバッテリーが尽きてしまうのです。またエンジンが止まった状態での、ライトなど電源を使うものはバッテリーから電力が供給されるため、エンジンを動かさずにむやみに車の機能を使っているとやはりバッテリーが上がる原因となります。
しかしバッテリーが上がったからといって別にバッテリー自体が壊れてしまったわけではありません。充電が0%になったスマホでも、充電すればまた動くのと同様、車のバッテリーも充電すればよいだけです。
そのため充電して動く車であれば査定価格に影響することはまずないと考えてよいでしょう。
車の買取価格は売値の何割が基本なの?
バッテリー上がりは査定員がすぐに直してくれます
バッテリーが上がった車を査定に出す場合、自走できないため査定員が出張査定などで自宅などまでやってくることになるのが普通です。もちろん、自分でレッカーなどを依頼して買取店に持ち込むこともできますが、レッカー代など費用がかかるケースもありあまりおすすめできる方法ではありません。
査定員にあらかじめバッテリーが上がっていることを伝えておくと、バッテリーを動かすための器具を繋いで電源を供給し、バッテリーを充電してくれるため、すぐ動くようになるでしょう。車のバッテリー同士を繋ぐことで電力を分けられるため、査定員が自分の乗ってきた車から分けてくれるのが普通です。
その後いつもどおりに査定が始まります。たったこれだけのことであるため、バッテリーが上がったからといってそのことを隠したり、査定価格を極度に心配したりする必要はありません。
通常バッテリー上がり程度で買取不可になったり、査定価格を大きく引き下げられたりすることはありません。もしバッテリー上がりを理由に査定価格を下げてくる業者にあたった場合は、他の業者も検討するべきです。
複数業者に査定を依頼し、相見積もりをとりましょう。
交換が必要な場合は査定に影響します
一方でもしバッテリーを充電しても動かなかった場合には、注意が必要になります。充電しても動かない原因としては、バッテリーそのものが寿命となってしまっているか、バッテリー以外の部分に動かない原因があるかのどちらかが挙げられます。
バッテリーの寿命の場合は、バッテリーを交換する必要があるため、バッテリー代として1万円ほど査定から差し引かれることを覚悟した方がよいでしょう。もしバッテリー以外の部分に原因がある場合は、どこに問題があるのかを調べ、その上で故障に応じた金額を査定する必要があるため、場合によっては大きく査定額が下がる可能性があります。
バッテリーが上がっているからといって、寿命だと思って自分でバッテリーを交換するのはおすすめできません。バッテリー上がりの原因が単なる充電切れであった場合は、交換費用が全くのムダになります。
またバッテリー以外の部分に問題があった時も、やはり交換がムダになります。バッテリーを交換する必要がある場合にのみ役に立ちますが、その必要性があるかどうかは査定するまでわかりにくいものです。
焦らずまずは査定を依頼してみましょう。
(まとめ)バッテリー上がりの車の買取ってどうなるの?
バッテリー上がりの車はよくあるケースであり、また簡単に修復できることから買取査定に影響しません。ただしバッテリーを交換しても直らない場合は、別の場所の問題である可能性があるため、注意が必要です。
バッテリーはもともと消耗品で、車に長期間乗らずにいると上がってしまうことが多いものです。充電すればまた使えるようになるため、査定価格を下げる要因とはなりません。
バッテリー上がりは、査定員が査定に訪れる際に車から電力を供給することですぐに回復します。それだけのことであるため、逆にそれだけで査定価格を下げてくるような業者にあたった場合は他の業者を検討しましょう。
バッテリーの交換が必要な場合は1万円程度査定価格から差し引かれる場合がありますが、自分であらかじめ交換しておくほどではありません。またバッテリーを交換しても直らない場合は別の部分の故障が考えられるため価格に影響します。