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投稿者評価
平均
新型スティングレーターボを試乗して、まず一言で表すのであれば、「小さなジェントルマン」とでも
表現したら良いのでしょうか?軽自動車という狭い枠組みの中での話しになりますが、先代のMH34Sのターボモデルは、足回りが「カチッ!」と固められた俊足モデルでしたが、新型のMH55Sに関しては、少し乗り心地を重視した足回りに変化しています。その為、山道などのクイックなハンドルターンに対して挙動が少し乱れ、恐らく先代モデルに比べてコーナリングの限界性能は明らかに落ちていると言えます。その為、ロールも生じ、一瞬車体がふわふわと左右に揺れて、姿勢が落ち着かなくなる現象が現れました。
ただ、市街地での走行に関しては、むしろ乗り心地を重視した点もあり、どちらかと言えばダイハツのムーブに追随した印象を受けます。また、外装の塗装の質感の向上や、ヘッドアップディスプレイなどを採用するなど、目新しさも感じますが、昭和生まれの私にとっては、やはりメーターパネルは中央にして欲しくありませんでした。ヘッドアップディスプレイでは、あくまで速度しか確認できず、また、視認性にも若干の改善余地が感じられます。光などの影響で、速度が白字では見えにくい方もいらっしゃるかと思います。
また、ハンドルの切れ味にも違いが見て取れました。先代モデルは素早いクイックなハンドリングなのに対し、新型は少し緩い。感覚としては、馬単体で操っているというよりも、馬車を操る印象を受けました。
その為、燃費や居住性を求め、いざという時には坂道だって力強く駆け上がりますよ?という多様性に富んだ車とも言えます。個人的には、少し牧歌的な優しい車になってしまったな。と、残念にも思いました。先代モデルのような感覚で峠道などを走行すると、非常に危険なので、くれぐれもご注意ください。
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総合評価
外観のデザイン・ボディカラー | 走行性能 | 乗り心地 | 価格 |
---|---|---|---|
4.5 | 4.2 | 4.2 | 3.9 |
内装・インテリアデザイン・質感 | 燃費・経済性 | 装備 | |
4.3 | 4.2 | 4.2 |
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108.8
46.4
30.4