新車試乗レポート
更新日:2018.11.06 / 掲載日:2013.10.18
ダイハツ ミライース(2013年~)試乗レポート
ダイハツ ミライース(2013年~)試乗レポート
試乗
【マイナーチェンジ】
発表・発売/2013年8月19日
ダイハツ/0800-500-0182
■一体感のある加速フィールを獲得 実用燃費もかなり向上しているようだ
かぎられた枠のなかでハイレベルな発展をとげているのが軽自動車。すべてのクラスで激戦を展開しているが、この時代もっとも注目されるのはエコ闘争。アルトシリーズのアルト・エコと好勝負のミラ・イースは、8月に大きく改良されて進化。燃費は、ガソリン車界トップの33.4km/Lと発表されている。
■ドライビング/ユーティリティ

Report 横越光廣
改良点は、エンジン、CVT、ボディ、シャシー回りなど多岐にわたる。そのねらいをひと言でまとめれば、高効率に好燃費で、グレードアップということになろう。ムーヴにも採用されたスマートアシストという衝突回避支援システムが上級車に導入されたことにも注目できる。そして総合的にリーズナブルなところが魅力的だ。とはいっても、内容がともなっていなければ話にならない。じつをいうと、レポーターは期待をもって購入した従来ミライースのユーザーでもある。それだけに、このミライースに対しての関心度は並々ならぬものだったのである。
パワートレーンの改良もあってか加速フィールはアップしていた。出足はまずまず。少なくとも40km/h以上になればいい加速をみせてくれた。一体感がともなっていたことに意味がある。ここは従来車と比べると大きな改善。従来車は加速レスポンスがいまひとつで一体感に欠けていた。
ハンドリングは、安定志向でとくに言うことなしで基本的に万人向きだ。ただ、試乗車は乗り心地も硬めでトータル的にスポーティなおもむきだった。このクラスとしては、好みに応じて評価は分かれるところだろう。それはそれとして、もっとも注目すべきは実用燃費だ。わが従来イースは、いつも1名乗車、荷物なし。ほとんど市街地走行で、現在は12km/L台。今回の試乗での最新車は15km/L前後という実用燃費だったこと、これを報告しなくてはいけない。
■インテリア/エクステリア写真[1]
最上級モデルは、ロックツーロック3.4回転の太いレザーリムステアリング。シンプルで上級感をかもすインテリアに好感。
最上級モデルには、タッチのいいアップグレードシートと、リフターが標準となる。それなりの上級感が味わえる。
後席スペースは広々としている。ヘッド、足もとのスペースに余裕があり、ここにいまの軽自動車界のすごさが知れる。
■インテリア/エクステリア写真[2]
排ガスの一部を燃費室へ導入するクールドEGRの採用により、燃費効率を高めるなどの改良が燃費アップを実現した。
2WDは10mmのローダウンサス。最上級車はアルミホイールが標準装備され、いちだんとスポーツ性をアピールする。
タイヤディフレクター、フロアアンダーカバーなどの採用により、空力性をアップ。これも燃費を高めるため。
ミラ イース G SA(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 | 3395×1475×1490mm |
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ホイールベース | 2455mm |
トレッド前/後 | 1305/1295mm |
車両重量 | 730kg |
エンジン | 直3 DOHC |
総排気量 | 658cc |
最高出力 | 52ps/6800rpm |
最大トルク | 6.1kg m/5200rpm |
JC08モード燃費 | 33.4km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションビーム |
ブレーキ前/後 | ディスク/ドラム |
タイヤ前後 | 155/65R14 |
全国メーカー希望小売り価格
ミライース | 74万5000~128万円 |
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