中古車購入
更新日:2018.12.01 / 掲載日:2017.01.16
新春企画!新車より、普通に、中古車が好っきー!

中古車ならではのメリットや、今は中古車でしか買うことができない車種など、「積極的に中古車をチョイスする理由」はたくさん存在する。今回はそんな「中古車が好っきー!」と声を大にして叫びたくなるような2017年に注目したい中古車をご紹介!
新車よりお買い得!中古でしか買えない!憧れの車に手が届く!
中古車を選ぶ理由は人それぞれだが、中古車には多くのメリットが詰まっている。例えば現行モデルを狙っている人にとって、新車よりも装備が充実したクルマを新車よりも手ごろな価格で手に入るチャンスがあるし、法規制の改定により失われてしまった装備を持ったクルマ、排ガス規制のために軒並み絶滅してしまった国産スポーツカーたち、時代の流れでラインナップが縮小されてしまったタイプのクルマ、そしてあの頃に憧れた輸入車なども中古車であれば選り取り見取りで選ぶことが可能なのだ。今回はそんな「中古車だからこそ」という特徴を持ったクルマたちをタイプ別にご紹介したい。きっとあなたにも当てはまるような素敵な中古車が見つかるはずだ。
1.新車よりもお買い得な現行モデル
2.2016年末登場した、2017年に注目したいクルマ
3.排ガス規制&リトラクタブルヘッドライト車
4.絶滅寸前の国産Lクラスワゴン
5.憧れのあのクルマがこの値段

新車の1年落ちでこんなに価格差がある!

新車の購入をお考えのユーザーにオススメしたいのが同型の中古車。今回は実際にディーラー系中古車店にあった1年落ち、4000キロのプリウスで比較をしてみよう。今回の車両にはナビやETCはもちろん、サンルーフや自動ブレーキなども余すことなく装備されていた。もし、新車に同等の装備を付けようとするとオプションだけで60万円を超える計算となるが、中古車はこれらの装備がついてなお、新車車両価格より30万円弱安い価格が付けられていた。しかも保証が3年付くというから驚きだ。車検残は1年短くなるが、それを補って余りある魅力がある。
永野
1974年9月2日生。宮崎県出身。
2011年にGLAYの曲「everKrack」のPVに出演し話題に。その後「ラッセンに捧げる曲」でブレイクし、孤高のカルト芸人として人気を集める。現在「PON!」(日本テレビ系)水曜日レギュラー。
1.新車よりもお得な現行モデル

新車を検討中なら一度は見ておいても損はない、現行モデルの中古車。どのくらいのメリットがあるのか確認してみよう。
見た目では新車か中古車か分からない現行モデルこそ中古車を選ぶメリットが!
新車を検討したことがある人なら経験があるかもしれないが、希望の仕様にしようと思ってカタログを見ていると、オプション品をあれこれ装着したくなってしまって気づいたら予算オーバーなんてこともよくあること。特に最近のクルマはナビやETCはもちろん、自動ブレーキや車線逸脱防止機能などの安全装備からエアロパーツやホイール、ローダウンサスペンションまで、多くのアイテムがオプションとして設定されているからに他ならないのだが、中古車となると、これらの装備が装着されていてもオプション品の価格がそのまま上乗せされることはほぼない。前ページの見積り例のように、必要な装備が装着されているにも関わらず新車の車両本体価格を下回るものだってあるのだ。特にナビやETCなどの現代の必須装備となれば中古車はすでに装備されている車両がほとんど。そこで今回は中古車の中心価格帯と新車価格にナビとETC(15万円相当と想定)を装着した価格で比較してみたぞ。果たしてどのくらいお得に購入することができるだろうか?
選ぶ時のメリット
一.新車に比べ価格が安い
今さら言うまでもないが、新車の車両本体価格と比べて安価で購入できるというのが最大のメリット。年式が新しいクルマであれば新車保証も継承できるので、故障時も安心度が高い。
二.装備が付いている
もはや欠かせないナビ、ETCはもちろん、安全装備として人気が高い自動ブレーキなどのオプションが装着されているケースが多い。もちろん車両価格に含まれているからお得だ。
三.納期が早い
新車だと早くても納車まで1カ月弱、人気の車種だとそれ以上かかる場合もあるが、中古車の現行モデルは車検残があることが多いため、早ければ1週間ほどで納車も可能だ。
トヨタ プリウス(現行型・2015年~)
不動の人気の4代目プリウス
日本にハイブリッドカーというものを根付かせた先駆者プリウスは2015年12月に4代目へとフルモデルチェンジを果たした。新世代プラットフォームの「TNGA」を採用し、走りの質も大きくアップデートされている。また、初の4WDモデルも登場した。
中心価格帯:240万円
中古車の相場:170~390万円
流通台数:約707台※平成27年~28年式の相場

プリウスとしては初の4WDモデルを設定。降雪地帯ユーザーにも配慮した結果だ。
トヨタ シエンタ(現行型・2015年~)
個性的なルックスが特徴の新型シエンタ
コンパクトなボディながら3列シートとスライドドアを備えており、ファミリー層に人気の高いシエンタ。2代目となった現行モデルは個性的なルックスが賛否両論であったが、使い勝手は折り紙付き。新たに加わったハイブリッドモデルも注目だ。
中心価格帯:190万円
中古車の相場:140~240万円
流通台数:約259台 ※平成27年~28年式の相場

ハイブリッドは27.2Km/Lの低燃費。バッテリーは床下なので室内空間に影響なしだ。
日産 セレナ(現行型・2016年~)
自動運転技術「プロパイロット」搭載
新型セレナの特徴はなんといっても自動運転技術の「プロパイロット」を搭載していることだろう。高速道路の上で速度の調整だけでなく、ハンドル操作まで制御してくれるものだ。ただ、この装備はオプションとなっているため、車選びの際はしっかり確認したい。
中心価格帯:280~300万円
中古車の相場:200~350万円
流通台数:約100台 ※平成28年式の相場

辛い渋滞や高速走行で力を発揮するプロパイロットは運転手の強い味方だ。
マツダ デミオ(現行型・2014年~)

上級グレードには高級車顔負けのホワイトの本革シートを採用したものも。
ホンダ ヴェゼル(現行型・2013年~)

ハイブリッドは2リッター並の動力性能と7速DCTでスポーツカー顔負けの走り。
日産 エクストレイル(現行型・2013年~)
タフな部分を残しつつオンロード性能も向上
現行エクストレイルは、それまでのタフなSUVというイメージは残しながら、デュアリスやムラーノの都会的なイメージも受け継いだモデルとなった。それまでのイメージ通り、中古車は4WDモデルが圧倒的多数。モデル途中でハイブリッドも追加されている。
中心価格帯:210~230万円
中古車の相場:140~350万円
流通台数:約924台 ※平成25年~28年式の相場

オーテック製の「エクストリーマーX」など、カスタマイズモデルも豊富。
ホンダ N-BOX(現行型・2011年~)

「+」は大きく開くゲートと傾斜した床面で写真のような使い方も可能となる。
スズキ ハスラー(現行型・2014年~)

グレードによってはインパネがボディ同色になるなど、遊び心満点だ。
※相場に関しては、グーネット2016年12月調べ

ダイハツ タント(現行型・2013年~)

ほぼ90度に開くドアとピラーレスのスライドドアでヤングファミリー層に好評だ。
スズキ アルト(現行型・2014年~)
原点回帰を果たした8代目アルト
8代目となるアルトはベーシックな軽という基本に立ち戻り、基本性能を追求。大幅な軽量化を実現し、600kg台半ばという車両重量となった。その結果、ハイブリッドカーに匹敵する37.0km/Lというカタログ燃費を達成している。安価ながら自動ブレーキのオプションも設定。
中心価格帯:60~70万円
中古車の相場:40~140万円
流通台数:約1904台 ※平成26年~28年式の相場

上級グレードにはリアゲートの色が異なるツートーン仕様も設定される。
コラム1

現行車はディーラー系中古車店で!
高年式の現行車を狙うときにオススメしたいのが、ディーラー系中古車店だ。ディーラーで使用していた試乗車上がりの車両が中古車として並ぶこともあり、そういった車両の場合は仕入れコストがゼロなため相場より安い場合がある。もちろん保障やメンテの面でも安心できるぞ。
2.2016年末発売、登場したばかりの2017年に注目したいクルマたち

昨年末に立て続けに登場した新型車。今後中古車市場で注目される車種をご紹介。
スポーツからハイブリッド、トールワゴンまでバリエーション豊富だ。
果たして2017年はどんな車種が注目を集める?
2016年末も多くの新型車が登場した。トヨタの新型プラットフォームを使って生まれたクロスオーバーSUVの「トヨタ C-HR」や、クーペスタイルが幌モデルとは一線を画し、2リッターエンジンで余裕の走りを魅せる「マツダ ロードスターRF」、胸のすくような走りが楽しめるリーフのEV走行とガソリンエンジンの航続距離のいいとこどりノートシリーズ「日産 ノートe-POWER」、綺羅星の如くトールワゴン界に登場した「ダイハツ トール、トヨタ ルーミー/タンク、スバル ジャスティ」の4兄弟など、立て続けに発売されたのも記憶に新しい。まだまだ中古車市場での台数は少ないが、これらの車種の魅力をお伝えしよう。
注目のポイント
トヨタ C-HR
トヨタが満を持して送り出すコンパクトSUV
トヨタの新プラットフォーム「TNGA」を採用した第2弾として登場したのがC-HRだ。プリウスと同じハイブリッド仕様だけでなく、1.2リッターターボモデルもあり、SUVながらニュルブルクリンク24時間レースに参戦している。
新車価格:251.64万円~290.52万円
マツダ ロードスターRF
ソフトトップとは違ったスタイルを魅せるRF
現行型ロードスターが登場したときから追加が噂されていたリトラクタブルハードトップ仕様の「ロードスターRF」が昨年末に登場。搭載されるエンジンは2リッターとなり、よりGTカーとしての性格が明確化されている。
新車価格:324万円~373.68万円
日産 ノートe-POWER
エンジンで発電し、電気で走る新感覚
日産はリーフで100%電気自動車を実現しているが、どうしてもネックだったのが航続距離と充電だった。それを自らエンジンで発電する形で供給するのがノートe-POWER。この方式が新たなスタンダードになるか注目だ。
新車価格:177.228万円~224.424万円
ダイハツ トール ほか
税制面で有利な1リッターエンジンを搭載
今までスズキ ソリオがほぼ独占していたコンパクトトールワゴン市場に真っ向勝負を仕掛けたのが、トール4兄弟。後発ならではの作り込みと税制面で有利な1リッターエンジンを搭載し、カスタム系と標準の2つを用意。
新車価格:146.34万円~196.56万円
永野さんインタビュー

本当は、普通に、運転が好っき~!
実は僕、運転するのが大好きでマネージャーのクルマを借りて現場に自分で運転していくことも多いです。高速道路なんかだったら80キロを延々とキープして運転するのが好きですね。常に一定の速度で。そのうちにだんだん精神統一というか、“無の境地”みたいな感じになって・・・キャラと違うって思われそうですけど(笑)車種に拘りはそれほどないんですが、映画が好きなので、マッドマックスに登場したインターセプターとか乗りたいですね。その一方でプリウスも所有して「環境に気を遣ってますアピール」したりして(笑)
3.排ガス規制スポーツカー&リトラクタブルヘッドライト車

中古車を選ぶ理由はなにも安いからだけではない。中古車でしか買えないモデルが欲しいという人も多くいるはず。次はそんな車種をご紹介したい。
排ガス規制で消えたスポーツカーとリトラ車
最新モデルのクルマは性能的に優れているというのは紛れもない事実だが、性能が優れているからといって全ての人が最新モデルを求めるとは限らない。デザインであったり、フィーリングであったりが旧型の方が好み、というユーザーもいるだろう。また、絶版車種となってしまったモデルをこよなく愛する人もいる。そういうこともあり旧型を愛するユーザーも数多く存在するが、なかでも法改正などにより新型車には導入することができなくなってしまった装備やエンジンを持ったクルマも存在する。今回はそのなかから「リトラクタブルヘッドライト車」と「排ガス規制の影響で販売を終了してしまったスポーツカー」を紹介したい。
失われたポイント
一.リトラクタブルヘッドライト
日本では1967年に登場したトヨタ 2000GTに初めて採用されたリトラクタブルヘッドライト。スーパーカーにも採用されたことから一時は様々な車種に採用された。しかし、対歩行者へ衝突時の攻撃性や部品点数の増加によるコスト増などにより消滅した。
二.平成12年排出ガス規制
それまでの「昭和53年排出ガス規制」から大幅に強化された「平成12年排出ガス規制」に適合できなくなってしまったスポーツカーは、一部車種は改良を加え販売を続けたが、多くの車種は猶予期間の終わる2002年8月を最後に姿を消した。
日産 シルビア(7代目・1999年~2002年)
未だにファンが多い5ナンバーFR車
コンパクトなボディ、FRレイアウト、ターボ仕様が用意されるエンジンと今の国産ラインナップには存在しない部分を持ち合わせていることから未だに人気が高いシルビア。ドリフト系競技などでは今でも一線級のマシンとなっている。
中心価格帯:90万円
中古車の相場:20~290万円
流通台数:約371台 ※平成11年~14年式の相場

オーテックジャパンが手掛けたコンバーチブルモデル「ヴァリエッタ」があるのも特徴。
トヨタ スープラ(2代目・1993年~2002年)
レースシーンでも大活躍したスポーツクーペ
3リッターの2JZ型エンジンを搭載し、流麗なボディを纏ったスポーツクーペのスープラ。特にターボモデルは40キロを超えるトルクで1.5トンのボディを軽々加速させる。スーパーGTにも長らく参戦しておりスポーツイメージが強い1台。
中心価格帯:200万円~
中古車の相場:60~600万円
流通台数:約69台 ※平成5年~14年式の相場

メーター類をすべて運転席に向かって設置しており、まさにコックピットといえる。
日産 スカイラインGT-R(5代目・1999年~2002年)
海外にも熱狂的なファンを持つGT-R
レースで勝つために作られたRB26DETT型エンジンを搭載する第2世代GT-Rの最後を飾ったのがR34型。当時の規制値280馬力に無理やり収められたエンジンは少し手を加えるだけで本来のパワーを取り戻してくれる。
中心価格帯:200万円~
中古車の相場:470~1200万円
流通台数:約57台 ※平成11年~14年式の相場

マルチファンクションメーターは多くの機能をもっており、車両情報も表示できる。
マツダ RX-7(3代目・1991年~2002年)
マツダが世界に誇るロータリーロケット
排出ガス規制&リトラクタブルヘッドライトと両方の要素を持ち合わせるのが、この最終型RX-7だ。どこまでも回っていくようなロータリーエンジンのフィーリングに魅せられたユーザーは多く、唯一無二の存在感を放ち続けている。なお、国産車最後のリトラ車だ。
中心価格帯:240万円~
中古車の相場:70~550万円
流通台数:約137台 ※平成3年~14年式の相場

エンジンはマイナーチェンジの度にパワーアップし、最終型は280馬力を達成。
日産 180SX(初代・1989年~1998年)
さまざまな理由で長寿車種となった1台
S13型シルビアの兄弟車として登場した180SX。といってもリトラクタブルヘッドライトとハッチバック型のリアスタイルでシルビアとは全く雰囲気の異なる車種となっていた。1993年にシルビアはフルモデルチェンジを果たすが180SXは98年まで継続販売された。
中心価格帯:60~90万円
中古車の相場:30~320万円
流通台数:約145台 ※平成元年~10年式の相場

1991年にはエンジンが1.8リッターから2リッターへと変更されている。
※相場に関しては、グーネット2016年12月調べ

ホンダ NSX(初代・1990年~2001年)
総力を挙げて作り上げた和製スーパーカー
「日本車は優秀だが退屈」と海外で言われていた時代にホンダが創り上げた和製スーパーカーのNSXは、海外製のスーパーカーが手本にするほどの完成度を誇っていた。平成12年排出ガス規制もクリアしたが、リトラクタブルヘッドライトは2001年に消滅している。
中心価格帯:440万円~
中古車の相場:260~1030万円
流通台数:約56台 ※平成2年~13年式の相場

1997年にはMT車のみ3.2リッターへの排気量が拡大された。
ユーノス ロードスター(初代・1989年~1998年)

多くの限定車、特別仕様車が登場したのもロードスターの特徴だ。
コラム2

普通のクルマにも採用されたリトラ
リトラクタブルヘッドライトはスポーツカーに多く採用されていたが、あまりにブームになったために普通のクルマにも採用されたことがあった。1985年に登場したアコード/ビガー(写真)や、トヨタのコンパクトカー、ターセル3兄弟などがそれ。どれも今や希少なクルマたちだ。
4.絶滅寸前の国産Lクラスワゴン

輸入車ではまだまだ多くの車種が存在しているステーションワゴンだが、国産車のラインナップからは減る一方。そんな国産ステーションワゴンを紹介だ!
荷物も積めて走りも◎しかもお手頃価格!
人も荷物も載せられて使い勝手も悪くないし、走りはセダンに匹敵するものを持っていながら、国内では減少する一方のLクラスステーションワゴン。一方の輸入車では未だに多くの車種にステーションワゴンが設定されていることからもわかるように、需要が全くなくなってしまったわけではないはず。確かに国産車を選ぶならミニバンの方が広いし、使い勝手も良いかもしれないが、ここはもう一度ステーションワゴンの良さをお伝えしたい。特に、立体駐車場に入るサイズ(155cm以下)というのは、魅力の一つではないだろうか? また、セダンが設定されている車種が多いため、走りのポテンシャルが高い車種が多いのも特徴だ。
選ぶ時のポイント
一.立体駐車場に入る
出かけた先で困るのが駐車場問題。しかし、155cm以下のステーションワゴンであればミニバンが入れない立体駐車場もOKだ。
二.走りが良い
背が高いミニバンは重心が高く、走りの面で不利になる。しかし全高の低いワゴンならセダンと同等の走りが楽しめる。
三.値段が手ごろ
残念ながらステーションワゴンは人気が高いジャンルではない。つまりその分安く上質なクルマを手にするチャンスが!
日産 ステージア(最終型・2001年~2007年)
スカイライン譲りの走りが魅力
11代目のスカイラインとプラットフォームを共有するのがステージア。前期型にはスカイラインにはなかったターボモデルも設定されるなど走りのポテンシャルは高い。
中心価格帯:10~30万円
中古車の相場:10~170万円
流通台数:約166台 ※平成13年~19年式の相場

ラゲッジルームまでフルトリムの高級感ある内装を持つ。
マツダ アテンザワゴン(現行型・2012年~)
新車で購入できる貴重な国産Lクラスワゴン
マツダのフラッグシップ、アテンザにはワゴンが設定されており、ディーゼルエンジンのほか、2.5リッターと2リッターのガソリンエンジンも選ぶことが可能となっている。
中心価格帯:220~240万円
中古車の相場:150~370万円
流通台数:約218台 ※平成24年~28年式の相場

リアシートを倒せば広大なスペース。これもワゴンならでは。
トヨタ クラウンエステート(最終型・1999年~2007年)
日本が誇る高級車、クラウンのワゴン版
レクサスが登場した現在でも日本人からすれば特別なイメージのあるクラウンのステーションワゴン版。荷室が追加されているが、乗り味の高級感はそのままだ。
中心価格帯:10~30万円
中古車の相場:10~220万円
流通台数:約174台 ※平成11年~19年式の相場

後ろを振り返らなければワゴンと分からないほどの静粛性。
ホンダ アコードツアラー(最終型・2008年~2013年)
アキュラブランドでも販売された高級ワゴン
それまではアコードワゴンとして親しまれていたが、アコードツアラーに改名しボディも大型化され堂々としたスタイルに。海外ではホンダの高級ブランド、アキュラでも販売されていた。
中心価格帯:130~190万円
中古車の相場:50~260万円
流通台数:約74台 ※平成20年~25年式の相場

スポーティな装いと2.4リッターエンジンの「タイプS」も。
5.憧れのあのクルマがこの値段!

輸入車を一度は所有したいと思っている方も多いはず。国産車に比べて値段が高いというイメージがあるかもしれないが、実は手の届く価格だったりする。
新車価格を考えるとバーゲンセールと言える
値段が高いというイメージが付きまとう輸入車。確かに新車価格で見てみれば、同クラスの国産車と比較して価格が高いというのは紛れもない事実。だが、中古車に目を向けてみると、意外と手が届く価格になっていたりするものなのだ。現行モデルはもちろんのこと、型落ちのモデルでもよほどクルマに詳しい人でない限り、どのくらい古いモデルなのかどうか判別がつかないというのも輸入車のいいところではないだろうか。また、輸入車というと故障の心配をするユーザーも多いが、最近のモデルであれば致命的なトラブルが続発するようなこともない。ただ、購入する店舗は見極めたいところだ。
選ぶ時のポイント
一.信頼できるお店で!
故障率は下がったとはいえ、ノーメンテで乗れるほど輸入車は甘くない。信頼できるメンテ先を探すのも大切だ。
二.不人気色は狙い目
国産車以上にボディカラーが豊富な輸入車。不人気色だと相場より大幅に安い場合も。そういった色をあえて狙うのもアリ。
三.過走行車もアリ
過走行車はある程度消耗品が交換済の場合もあるため、中途半端な距離の車両よりも購入してからの出費が少ない場合も。
アルファロメオ ジュリエッタ(現行型・2012年~)
イタリアの風を感じたいアナタにオススメ
147の後継モデルとして登場したジュリエッタは、1.4リッターもしくは1.7リッターのターボエンジンを搭載するハッチバックモデル。一部グレードでは3ペダルMTも選ぶことができた。
中心価格帯:290万円
中古車の相場:90~390万円
流通台数:約166台 ※平成24年~28年式の相場

イタリア車ならではのオシャレな内装は抜かりなし。
BMW ミニ(先代・2006年~2013年)
中身は大きく変わったが魅力は不変
イギリス生まれのオリジナルミニからBMW傘下のミニへとなったものの、ミニというアイコンは不変。国産のコンパクトカーとは全く違うテイストで、普段の移動も楽しくなりそうだ。
中心価格帯:240万円~
中古車の相場:40~430万円
流通台数:約1767台 ※平成18年~25年式の相場

オプションが豊富なのもミニの特徴。選ぶ楽しみが大きい。
ポルシェ ボクスター(先代・2004年~2012年)
憧れのポルシェも手が届く価格に!
ボクスターはオープンモデルということもあり軟派なイメージがあるかもしれないが、実際に乗ってみるとしっかりポルシェしていることが分かる。ミッドシップのため安定感も高い。
中心価格帯:280万円
中古車の相場:150~440万円
流通台数:約109台 ※平成16年~24年式の相場

ポルシェの走りとオープンが同時に楽しめる贅沢なクルマ。
まとめ
中古車を選ぶことは妥協ではない。積極的に中古車を選ぶ時代だ!
中古車というものは新車に手が届かないから仕方なく購入するものではなく、少しでも賢くクルマを買うためだったり、中古車でしか手に入れることができないクルマを買うためだったり、あの頃の憧れを実現するためだったりと、積極的な理由で購入するものなのだ。ぜひあなたもクルマの購入を検討しているのであれば、積極的に中古車をチョイスして、楽しく賢くカーライフを堪能していただきたい。
※相場に関しては、グーネット2016年12月調べ