中古車購入
更新日:2020.04.06 / 掲載日:2015.04.24

5年先の総額を考えて2008~09年登録車 定年式車の賢い選択!

自動車税アップまでまだまだ乗れる!5年先の総額を考えて2008~09年登録車 低年式車の賢い選択!

ちょっと古くなると価格が下がる中古車相場。では、そんなクルマってもうダメなのか?と言われれば、実はそんなことはない。それどころか、まだ乗れるものばかりなのである。
そこで今回は、自動車税が上がる新車登録から13年目を迎えるまで、あと5年以上は乗れる『2008~09(平成20~21)年』を中心に、クルマを維持する際のお金の話も交えて、お買い得なクルマとは?に迫る。

5年先までの掛かる総額を考えてかしこい中古車選びをしよう!

例えば「日産 エクストレイル」の場合

例えば「日産 エクストレイル」の場合

人気の現行型に対して、時間の経過とともに価値が下がってくる先代型。「古いクルマはちょっとね・・・」という人も多いだろうが、クルマを維持する際のお金について考えてみたら、「ちょっと古い」は最高の選択にもなりえるのだ。性能はアップしたとは言え、現行型車種と先代型の年間維持費を見ると、実はほとんど差を生まないのである。
例えば年間燃料費の違いでは、2万円の差を超えるものはほとんどなく、月間換算にした場合は約1600円程度だ。また年間の自動車税は同額であり、オイル交換などのメンテナンス費用も同様とみて問題ない。しかしエコカー減税が適用されているかぎりは、車検時の重量税での差は生まれてくる。だがそれとて、クルマ本体価格差で50万円以上の差があれば、5年使うと考えた場合の総額は先代型の方が断然安く済むのである。そんなことから考えて、今回はちょっと古いクルマに再度脚光を当ててみよう!

カカクヤスクで家族も納得! ファミリータイプの狙い目は先代型!

乗り替えサイクルが比較的に早く、車両販売価格も安めのコンパクトカーは先代型が狙い目。現行型車種の多くはエコカー減税の恩恵を受けるが、その額と燃費の向上率を差し引いても、かかる購入費用+維持費の総額で考えた場合は先代型に軍配が上がる。また人気度の高いミニバンは、現行型中古車価格の急激なダウンは望めない状況でもあるので、やはり型落ちモデルを狙うのが得策だろう。

icon ホンダ フィット 先代型 ※平成19年~25年式の相場

運転しやすく、装備の充実度も高く、さらには燃費も良いことから、絶大な人気を誇るホンダフィット。そして現行型は、デザイン性もスマートになってさらに進化しているが、今回は求めやすい価格に下がった先代型に注目したい。現行型の中心価格の半値近くである、60~70万円台が中心でありながらも、燃費面での差は約2km/Lぐらいと大きな差はない。また、5年先まで乗ったと仮定して総額を試算した場合、エコカー減税による税制面での恩恵が現行型にはあったとしても、購入価格が安い先代型のコストパフォーマンスが上回る形になる。

ホンダ フィット 先代型SPEC グレード/G(2007年型)

中古車価格帯:57~135万円  2008~09(H20~21)年:60~70万円

先代型SPEC グレード/G(2007年型)
全長×全幅×全高:3900×1695×1525mm
車両重量:1010kg
10・15モード燃費:24.0km/L
最大出力:100ps(73kW)/6000rpm
最大トルク:13.0kg m(127N・m)/4800rpm
●先代型:H19.10~H25.9
●流通台数:約2800台

平均は80万円だが狙いの車種はもう少し安い!

平均は80万円だが狙いの車種はもう少し安い!

人気の現行型に対して、性能面で大きな差がある訳ではない先代型に対する需要が今も高い為、相場的に大幅ダウンとはなっていない。そのため、緩やかな下降が続いている。

参考維持費先代型
狙いの年代の価格60~70万円
燃費(カタログ値)24.0km/L
年間燃料費約56,250円
自動車税(年額)34,500円
自動車重量税15,000円

icon ホンダ フィット 現行型

2013年9月に登場した現行型。基本的な機能を継承しつつ、デザイン面では大きく変化させスタイル性をアップ。また、ハイブリッド版もあるので選択肢は広い。

ホンダ フィット 現行型SPEC グレード/1.3G

現行型SPEC グレード/1.3G
全長×全幅×全高:3955×1695×1525mm
車両重量:970kg
JC08モード燃費:26.0km/L
最大出力:100ps(73kW)/6000rpm
最大トルク:12.1kg m(119N・m)/5000rpm

ここがPOINT!

ここがPOINT!

価格の安さと燃費の良さばかりが注目されるこのクルマだが、やはり運転しやすいサイズというのは大きなポイント。そしてそれを表す数字として、最小回転半径が4.7mで収まるところなどは、もっと評価されてもいいところだ。

icon トヨタ シエンタ ※平成15年~27年式の相場

マイナーチェンジはあるものの、平成15年の登場以来まだフルモデルチェンジの経験がないシエンタ。そんなこともあり、低年式であっても見た目の古さはほとんどないのはポイント。広さもあり、使い勝手も良いクルマであり、あとは走行距離や状態の良いものを探せば、実にいい「買い物」となってくるはずだ。

トヨタ シエンタ 先代型 SPEC グレード/Xリミテッド(2007年型)

中古車価格帯:29~147万円 2008~09(H20~21)年:40~80万円

先代型 SPEC グレード/Xリミテッド(2007年型)
全長×全幅×全高:4100×1695×1670mm
車両重量:1210kg
10・15モード燃費:18.6km/L
最大出力:110ps(81kW)/6000rpm
最大トルク:14.4kg m(141N・m)/4400rpm
●現行型:H15.9~
●流通台数:1400台

モデルチェンジ実現まで大きな下落はなさそう

モデルチェンジ実現まで大きな下落はなさそう

発売以来、モデルチェンジがまだないため、大きな値崩れにはなっていないが、6~7年落ちは相場平均の半値クラスも多い。

参考維持費先代型
狙いの年代の価格50~80万円
燃費(カタログ値)18.6km/L
年間燃料費約78,500円
自動車税(年額)34,500円
自動車重量税24,600円

icon トヨタ シエンタ 現行型

トヨタ シエンタ 現行型

エコカー減税対象車でもあり、中古でも重量税で優遇されるところは大きな利点。燃費も悪くはない。

ここがPOINT!

ここがPOINT!

なんと言っても7人乗車も可能な点。ただし、大人7人が乗る場合は狭いのでその点は要注意。しかし荷物スペースとしても使えるのは◎

icon マツダ プレマシー ※平成17年~22年式の相場

サイズも2.0Lサイズで、車体重量も1500kg以内で収まっていることもあり、税制面ではLサイズミニバンより優れているだけではなく、ロールーフミニバンならではの走行安定性の良さもこのクルマの魅力。先代型でもカタログ値の燃費が15.0km/Lなのも悪くはない数字なので、まだまだ乗りこなせるミニバンであることは間違いない!

マツダ プレマシー 先代型SPEC グレード/20S(2007年型)

中古車価格帯:23~120万円  2008~09(H20~21)年:50~90万円

先代型SPEC グレード/20S(2007年型)
全長×全幅×全高:4565×1745×1615mm
車両重量:1490kg
10・15モード燃費:15.0km/L
最大出力:151ps(111kW)/6200rpm
最大トルク:19.7kg m(193N・m)/4000rpm
●先代型:H17.2~H22.7
●流通台数:約500台

安定傾向が続いているので買いを待つ必要は少ない

安定傾向が続いているので買いを待つ必要は少ない

流通台数も価格も安定気味。良くも悪くも変動が少ないため、買い時、待ち時がないので、欲しいものがあったら買い時だ。

参考維持費先代型
狙いの年代の価格60~90万円
燃費(カタログ値)15.0km/L
年間燃料費約90,000円
自動車税(年額)39,500円
自動車重量税24,600円

icon マツダ プレマシー 現行型

マツダ プレマシー 現行型

スカイアクティブなど、独自の技術で性能面での評価も高い現行型。他社ミニバンよりも価格帯が安いのも魅力の一つだ。

ここがPOINT!

ここがPOINT!

プレマシーと言えば、低床で走行安定性に優れるだけではなく、乗降性もよく、子供やお年寄りのいる家族にとってもいい選択肢になっている。

icon 日産 セレナ ※平成17年~22年式の相場

フロント部分のデザインは現行型との違いであるが、スペック部分ではそれほど大きな差はないので、デザイン面での好き嫌いがなければ、先代型を選ぶのは悪くはない選択。購入価格では平均的に50万円程度の差があるので、ガソリン代、重量税の違いを考慮すれば車検2回(4年乗車)なら、先代型の方が安く済むはず。

日産 セレナ 先代型SPEC グレード/20S(2007年型)

中古車価格帯:42~154万円  2008~09(H20~21)年:60~110万円

先代型SPEC グレード/20S(2007年型)
全長×全幅×全高:4680×1695×1840mm
車両重量:1610kg
10・15モード燃費:13.2km/L
最大出力:137ps(101kW)/5200rpm
最大トルク:20.4kg m(200N・m)/4400rpm
●先代型:H17.5~H22.11
●流通台数:約2200台

相場的には下降から安定傾向へ移行と見るべき

相場的には下降から安定傾向へ移行と見るべき

価格的にはこちらも安定傾向。ただし、流通台数がおおいこともあり、ターゲットとなる登録年のクルマの台数は豊富だ。

参考維持費先代型
狙いの年代の価格70~100万円
燃費(カタログ値)13.2km/L
年間燃料費約102,000円
自動車税(年額)39,500円
自動車重量税32,800円

icon 日産 セレナ 現行型

日産 セレナ 現行型

デザイン性では大きく向上した現行型。エコカー減税対象車でもあるが、HVタイプを選択しないと燃費面での期待は薄いか?

ここがPOINT!

ここがPOINT!

全高も高いミニバンだからこそ可能な、抜群の収容力があることがこのクルマの最大の魅力。自転車だって簡単に持ち運びも可能だ!

icon 日産 キューブ ※平成14年~20年式の相場

立方体のイメージがより強い先代型。派生車種には7人乗車可能なキューブシリーズのキューブ・キュービックもあるので、グレード(タイプ)選びでの選択肢が広がるのも特徴。そして何よりも価格が安いのも選ばれるポイントだ。

日産 キューブ 先代型SPEC グレード/14S(2007年型)

中古車価格帯:14~90万円  2008~09(H20~21)年:30~60万円

先代型SPEC グレード/14S(2007年型)
全長×全幅×全高:3730×1670×1640mm
車両重量:1080kg
10・15モード燃費:16.4km/L
最大出力:98ps(72kW)/5600rpm
最大トルク:14.0kg m(137N・m)/3200rpm
●先代型:H14.10~H20.11
●流通台数:約1300台

再び急落し、さらに求めやすい価格になりつつある

再び急落し、さらに求めやすい価格になりつつある

参考維持費先代型
狙いの年代の価格40~60万円
燃費(カタログ値)16.4km/L
年間燃料費約82,000円
自動車税(年額)34,500円
自動車重量税24,600円

icon 日産 キューブ 現行型

日産 キューブ 現行型

エコカー減税対象車でもあり、中古でも重量税で優遇されるところは大きな利点。燃費も悪くはない。

icon トヨタ エスティマ ※平成18年~27年式の相場

こちらも平成18年に登場して以来、マイナーチェンジでの生産が続くエスティマ。人気車種ということもあり、なかなか高年式の価格が下がらないので、コスパ重視でこのクルマを狙うなら6~7年落ちのものを狙いたい。

トヨタ エスティマ 先代型SPEC グレード/X(2007年型)

中古車価格帯:102~240万円  2008~09(H20~21)年:110~150万円

先代型SPEC グレード/X(2007年型)
全長×全幅×全高:4795×1800×1730mm
車両重量:1700kg
10・15モード燃費:12.4km/L
最大出力:170ps(125kW)/6000rpm
最大トルク:22.8kg m(224N・m)/4000rpm
●2006年型:H18.1~
●流通台数:2900台

一時は反発したものの、しばらくは下降傾向が続きそう

一時は反発したものの、しばらくは下降傾向が続きそう

参考維持費2006年型
狙いの年代の価格50~80万円
燃費(カタログ値)12.4km/L
年間燃料費約116,000円
自動車税(年額)45,000円
自動車重量税32,800円

icon トヨタ エスティマ 現行型

トヨタ エスティマ 現行型

燃費数値こそ低いが、エコカー認定を受けるタイプもあるので、それを上手く狙って選びたい。

足回りの強靭さはまだまだ衰えない!アクティブにレジャーを楽しもう!

趣味性が高い車種であるSUVやワゴン。その中でも現行型SUVは、人気度も高く、ファミリータイプと価格を比べた場合、下落率の幅が少なくないため価格は高めとなっている。やはりこちらも経年車を狙いたいところだが、ハードユーザーが多いことでも知られる車種ジャンルなので、走行距離状態や、足回りのチェックはしっかり行いたい。また、試走ができればやっておいた方がいいだろう。

icon 日産 エクストレイル ※平成19年~26年式の相場

現行型とは違う角張ったデザインで、いかにも『SUV』という逞しいフォルムが特徴的な先代型。こちらのモデルにもクリーンディーゼル搭載タイプが用意されており、ミドルサイズSUVの先代型としては低燃費の部類に入る15.2km/Lを記録。また先代型とは言っても、2014年途中まで現行型と並行して販売されていただけあり、古さを感じさせないのも嬉しいところ。エコカー減税の対象車である高年式も悪くはないが、物によっては100万円を切るものもある、平成19年前後の登録車には掘り出し物がかなりあるので、しっかり探してベストな一台を見つけ出したい。

日産 エクストレイル 先代型/SPEC グレード/20GT(2008年型)

中古車価格帯:114~321万円 2008~09(H20~21)年:80~130万円

先代型/SPEC グレード/20GT(2008年型)
全長×全幅×全高:4630×1785×1685mm
車両重量:1160kg
10・15モード燃費:15.2km/L(軽油仕様)
最大出力:173ps(127kW)/3750rpm
最大トルク:36.7kg m(360N・m)/2000rpm
●先代型:H19.8~H26.4
●流通台数:約1200台

価格はじわりと盛り返し傾向に向かっている

価格はじわりと盛り返し傾向に向かっている

現行型の普及が進んだことにより、高年式モデルの先代型が市場に増えて来たこともあり、価格は反発傾向にある。ただし、台数は多いので狙いの車種はそれほどの価格ではない。

参考維持費先代型
狙いの年代の価格100~130万円
燃費(カタログ値)15.2km/L
年間燃料費約72,000円
自動車税(年額)39,500円
自動車重量税32,800円

icon 日産 エクストレイル 現行型

スッキリとしたデザインにフルモデルチェンジした現行型。タフな走りにも対応する力強さは維持しつつも、より環境に配慮した結果として更なる低燃費も実現。

日産 エクストレイル 現行型/SPEC グレード/20Xグレード

現行型/SPEC グレード/20Xグレード
全長×全幅×全高:4640×1820×1715mm
車両重量:1440kg
JC08モード燃費:16.4km/L
最大出力:147ps(108kW)/6000rpm
最大トルク:21.1kg m(207N・m)/4400rpm

ここがPOINT!

ここがPOINT!

4WDコンピューターがステアリングの操舵量を検知する各種センサー情報を瞬時に分析し、コーナリングラインを予測しながら、自動的にきめ細かい前後トルク配分を行い自然でなめらかな運転を実現してくれる。

icon ボルボ V70 ※平成12年~20年式の相場

現行型であれば、比較的安いものでも300万円台となるV70。しかし、年式を下げれば十分手を出せる物があるが、それでも150万円台が中心。だが、安全性で常に高い評価を受けるボルボ製ワゴンが、この値段で手に入ると考えれば決して悪い話でもない。ただ、ガソリンはハイオク仕様であることだけは考慮しておこう。

ボルボ V70 先代型 SPEC グレード/ベースグレード(2006-08年モデル)

中古車価格帯:16~216万円  2008~09(H20~21)年:70~140万円

先代型 SPEC グレード/ベースグレード(2006-08年モデル)
全長×全幅×全高:4720×1805×1490mm
車両重量:1560kg
10・15モード燃費:9.6km/L(ハイオク仕様)
最大出力:170ps(125kW)/6000rpm
最大トルク:22.9kg m(225N・m)/4500rpm
●先代型:H12.4~H20.3
●流通台数:約350台

値上がり前に良いものがあれば抑えておきたい

値上がり前に良いものがあれば抑えておきたい

現状の相場は比較的安定傾向だが、流通台数が3月以降に減少傾向になるようなので、夏に向けて価格の反発がありそうだ。

参考維持費先代型
狙いの年代の価格120~180万円
燃費(カタログ値)9.6km/L
年間燃料費約151,000円
自動車税(年額)45,000円
自動車重量税32,800円

icon ボルボ V70 現行型

ボルボ V70 現行型

プレミアムエステートと呼ばれるだけあり、高級感と安全性はさすがというところだが、いかんせん高値なのが難点である。

ここがPOINT!

ここがPOINT!

V70に限らず、ボルボと言えば安全性にこだわったボディフレームが有名だが、基本部分がしっかりしているからこそ高評価に繋がっている。

icon ホンダ CR-V ※平成18年~23年式の相場

SUVといえば4WDのイメージが強いが、あえてCR-VではFFタイプを選んで欲しい。走行性や走破性を考えれば4WDは魅力だが、FFタイプなら車両重量が1480kgで収まることから、車両重量税が24,600円で済むのである。また、ビッグサイズなクルマだけあり、前列だけではなくリアシートの足下スペースも十分な快適性が保たれている。また、荷物スペースもかなりの広さが確保されているが、さらにシートアレンジを活用すれば、使い方の幅が無限に広がって行く。

ホンダ CR-V 先代型SPEC グレード/ZL(2007年型)

中古車価格帯:101~153万円 2008~09(H20~21)年:100~130万円

先代型SPEC グレード/ZL(2007年型)
全長×全幅×全高:4520×1820×1690mm
車両重量:1480kg
10・15モード燃費:12.2km/L
最大出力:170ps(125kW)/6000rpm
最大トルク:22.4kg m(220N・m)/4200rpm
●先代型:H18.10~H23.12
●流通台数:約200台

下降傾向の終わりと安定傾向へ流れが強まりそう

下降傾向の終わりと安定傾向へ流れが強まりそう

下降を続けていた相場が決算期である3月にやや反発。これから先もレジャーシーズン本番となるので大幅な下降は見込めないだろう。

参考維持費先代型
狙いの年代の価格80~120万円
燃費(カタログ値)13.0km/L
年間燃料費約104,000円
自動車税(年額)45,000円
自動車重量税24,600円

icon ホンダ CR-V 現行型

ホンダ CR-V 現行型

大きさ的にほぼ変わりはないが、デザインをよりスマートなものに変更したことで、乗用車感覚でも乗りこなせるようになった。

ここがPOINT!

ここがPOINT!

サイズのわりには低床仕様になっており乗降性も悪くはない。そして何より後列の快適性がしっかり確保されている点は高評価。

icon トヨタ ハリアー ※平成15年~25年式の相場

SUVカーであっても、高級感を求めたい人にオススメなのが、トヨタ ハリアー。ワイドなボディながらも、気品を感じさせるデザインに仕上がっているからこそ、パワフルドライブを楽しむだけではなく、街中を走る際にもフィットするなど、シーンを選ばず乗りこなせるのは嬉しいところ。そして気になる価格だが、現行型はまだ発売から時間が経過していないこともあり、新車に近い価格だが、先代型のやや低年式を狙えば、現行型の中心価格に比べての1/3程度で手に入るのも大きなポイントだ。

トヨタ ハリアー 先代型SPEC グレード/240G(2007年型)

中古車価格帯:70~245万円  2008~09(H20~21)年:110~160万円

先代型SPEC グレード/240G(2007年型)
全長×全幅×全高:4735×1845×1680mm
車両重量:1600kg
10・15モード燃費:11.0km/L
最大出力:160ps(118kW)/5600rpm
最大トルク:22.5kg m(221N・m)/4000rpm
●先代型:H15.2~H25.7
●流通台数:約1000台

しばらくは安定傾向が続くことが予想される

しばらくは安定傾向が続くことが予想される

現行型登場でしばらくは相場が下落したが、一定ラインまで下がって来たこともあり、ここから先の更なる下降を考えるのは難しい。

参考維持費先代型
狙いの年代の価格140~160万円
燃費(カタログ値)11.0km/L
年間燃料費約123,000円
自動車税(年額)45,000円
自動車重量税32,800円

icon トヨタ ハリアー 現行型

トヨタ ハリアー 現行型

デザインを一新し、最新運転技術に充実装備を贅沢に搭載。SUVでありながらも、より高級車としての側面も高めた。

ここがPOINT!

ここがPOINT!

本革を贅沢に使った座り心地の良いシートを配するなど、贅を尽くした空間だからこそ、乗り疲れとは無縁のロングドライブを楽しめるはず!

icon ホンダ エアウェイブ ※平成17年~22年式の相場

1.5Lサイズでありながらも、1930mmという広い室内長を確保したエアウェイブ。快適な広さ、そして18.0km/L という低燃費を誇る点も大きなポイントだが、それ以上に安く手に入る価格面の魅力は非常に高い。

ホンダ エアウェイブSPEC グレード/M(2007年型)

中古車価格帯:29~116万円 2008~09(H20~21)年:40~80万円

エアウェイブSPEC グレード/M(2007年型)
全長×全幅×全高:4350×1695×1505mm
車両重量:1160kg
10・15モード燃費:18.0km/L
最大出力:110ps(81kW)/5800rpm
最大トルク:14.6kg m(143N・m)/4800rpm
●絶版:H17年4月~H22年8月
●流通台数:350台

不安定な相場状態だが、これ以上の上昇はないだろう

不安定な相場状態だが、これ以上の上昇はないだろう

参考維持費エアウェイブ
狙いの年代の価格40~60万円
燃費(カタログ値)18.0km/L
年間燃料費約75,000円
自動車税(年額)34,500円
自動車重量税24,600円

icon ホンダ フィットシャトル

ホンダ フィットシャトル

エアウェイブの後継車種であるフィットシャトル。ベースであるフィットにワゴンの快適性を融合させた。

icon スバル レガシィツーリングワゴン ※平成15年~21年式の相場

走破性、安全性、居住性と、どれも最高ランクの評価を受けるこのクルマ。Eye Sightなどの最新技術が不要であれば、エンジン性能的に大きな差がないこのモデルは狙い目だ。

スバル レガシィツーリングワゴン 先代型/SPEC グレード/2.5i( 2008年型)

中古車価格帯:17~209万円  2008~09(H20~21)年:70~130万円

先代型/SPEC グレード/2.5i( 2008年型)
全長×全幅×全高:4680×1730×1470mm
車両重量:1440kg
10・15モード燃費:13.0km/L
最大出力:177ps(130kW)/6000rpm
最大トルク:23.4kg m(229N・m)/4400rpm
●先代型:H15.5~H21.5
●流通台数:約1100台

人気車種だけあり価格は安定した状態が今後も続く

人気車種だけあり価格は安定した状態が今後も続く

参考維持費先代型
狙いの年代の価格80~120万円
燃費(カタログ値)13.0km/L
年間燃料費約104,000円
自動車税(年額)45,000円
自動車重量税24,600円

icon スバル レガシィツーリングワゴン 現行型

スバル レガシィツーリングワゴン 現行型

優れた走破性に高級感、そして最新の停止技術なども導入したモデルも用意した最終型。

※すべての価格は参考価格です
※相場に関してはGoo-net2015年3月調べ
※軽油参考価格:110円/L、レギュラーガソリン参考価格:135円/L、ハイオクガソリン参考価格:145円/L
※年間燃料費は10000キロ走行を目安とする。
※各要素の金額、数値は平均的参考値となります。

自動車税アップまでまだまだ乗れる!5年先の総額を考えて2008~09年登録車 低年式車の賢い選択!

走りも乗り心地も最高級!古くてもいいものは変わらない!

発売当時は十分高級車と言われたクルマも、自動車取得税の残価率が0.1となってくる時期になると、さすがに販売価格も手頃なものになり、新車価格の半額以下で手に入るものもかなり増えて来る。エンジンも車体自体も大きいものが多いことから、燃費面での節約は難しいとことだが、リーズナブルな価格でありながらも充実した走りと乗り心地を楽しめるところは捨て難いところでもある。

icon スバル レガシィB4 ※平成15年~21年式の相場

昨年10月に最新型が登場したため、先々代型となってしまったこのモデル。全タイプの車幅を3ナンバーサイズの1730mmに変更し、走行時の安定性を高めるだけではなく、ゆとりある車内空間も作り出している。エコカー減税の恩恵などは望めないタイプだが、2.0Lサイズもあるので、税制面での節約出来る車種を選べるのもスポーツセダンとしては嬉しいところ。また、スポーティな部分だけではなく、シートなどの装備面では高級さの追求も進化しているので、乗り心地や快適性も十分すぎるものがある。そして肝心な走りの部分では、まだまだ現役という心地よい走りをしてくれるが、燃費面では物足りない部分もある。そこは「走り」との相殺といったところか?

スバル レガシィB4 先々代型SPEC グレード/2.0i(2007年型)

中古車価格帯:22~166万円  2008~09(H20~21)年:60~110万円

先々代型SPEC グレード/2.0i(2007年型)
全長×全幅×全高:4635×1730×1425mm
車両重量:1330kg
10・15モード燃費:14.0km/L
最大出力:140ps(103kW)/5600rpm
最大トルク:19.0kg m(186N・m)/4400rpm
●先々代型:H15.6~H21.5
●流通台数:約500台

現状では上昇だが傾向的には不安定と言える

現状では上昇だが傾向的には不安定と言える

流通台数が年度末に一気に減ったこともあり、価格相場も反発に転じたが、今後も同様な上昇が続くとは考えにくく、下降に転じる可能性もあるだろう。

参考維持費先々代型
狙いの年代の価格70~110万円
燃費(カタログ値)14.0km/L
年間燃料費約96,500円
自動車税(年額)39,500円
自動車重量税24,600円

icon スバル レガシィB4 先代型

スッキリとしたデザインにフルモデルチェンジした先代型。タフな走りにも対応する力強さは維持しつつも、より環境に配慮した結果として更なる低燃費も実現。

スバル レガシィB4 先代型SPEC グレード/20Xグレード

先代型SPEC グレード/20Xグレード
全長×全幅×全高:4640×1820×1715mm
車両重量:1440kg
JC08モード燃費:16.4km/L
最大出力:147ps(108kW)/6000rpm
最大トルク:21.1kg m(207N・m)/4400rpm

ここがPOINT!

ここがPOINT!

オシャレ感もある、バイキセノンヘッドランプを使用。ポップアップ式のウォッシャーも付いているので、汚れが付着してしまった場合などはワイパー同様の簡単操作で対処できるのは便利だ。

icon 日産 フェアレディZ ※平成14年~20年式の相場

快適な空間、低燃費、○人乗れるというようなことは潔いほど切り捨てて、『操る楽しさ』と『走りを楽しむ』だけに特化させた国産スポーツカーの代表格であるフェアレディZ。低年式モデルになっても、依然150万円を切るものが少ないのは、価値が落ちていない証でもあり、だからこそ手に入れる喜びと言うものがあるはず。

日産 フェアレディZ 先代型SPEC グレード/ベースグレード(2007年型)

中古車価格帯:73~223万円  2008~09(H20~21)年:140~210万円

先代型SPEC グレード/ベースグレード(2007年型)
全長×全幅×全高:4315×1815×1315mm
車両重量:1490kg
10・15モード燃費:9.2km/L(ハイオク仕様)
最大出力:313ps(230kW)/6800rpm
最大トルク:36.5kg m(358N・m)/4800rpm
●先代型:H14.7~H20.12
●流通台数:約550台

価格は下落傾向だが、まだまだ中心価格は高めだ

価格は下落傾向だが、まだまだ中心価格は高めだ

緩やかな下落傾向に転じてからは同じ流れで進んでいる。これ以降も同様の流れで進みそうだが中心価格はまだ高めと言えよう。

参考維持費先代型
狙いの年代の価格140~200万円
燃費(カタログ値)9.2km/L
年間燃料費約159,000円
自動車税(年額)66,500円
自動車重量税32,800円

icon 日産 フェアレディZ 現行型

日産 フェアレディZ 現行型

デザインに大きな変化は無いが、性能は大きく向上。本格スポーツモデルやオープンカータイプを選べるなど、バリエーションも多い。

ここがPOINT!

ここがPOINT!

グレードによっては、本格派スポーツサスペンションを装備するなど、『本物の走り』を楽しめるものがあるのもこのクルマの魅力である。

icon レクサス IS ※平成17年~25年式の相場

インテリジェントスポーツセダンというキャッチでデビューしたレクサスIS。発売当時、最安値でも400万円と言われた高級車も、さすがに6、7年落ちになってくれば価格も落ち着いてくる。その昔、憧れたクルマを手にするチャンス到来でもあるが、そのクルマが未だに色あせないのは高級車ならではのオーラがあるからこそだろう。

レクサス IS 先代車/SPEC グレード/S250 エレガントホワイトインテリア(2008年型)

中古車価格帯:109~421万円  2008~09(H20~21)年:130~170万円

先代車/SPEC グレード/S250
エレガントホワイトインテリア(2008年型)

全長×全幅×全高:4575×1795×1430mm
車両重量:1580kg
10・15モード燃費:11.8km/L(ハイオク仕様)
最大出力:215ps(158kW)/6400rpm
最大トルク:26.5kg m(260N・m)/3800rpm
●先代型:H17.9~H25.8
●流通台数:約500台

一時上昇も価格的には安定傾向に向かいそう

一時上昇も価格的には安定傾向に向かいそう

現行型がすでに登場しているが、先代型の台数増加に繋がっていないこともあり、相場状況を大きく左右するまでに至っていない。

参考維持費先代型
狙いの年代の価格140~180万円
燃費(カタログ値)11.8km/L
年間燃料費約125,000円
自動車税(年額)45,000円
自動車重量税32,800円

icon レクサス IS 現行型

レクサス IS 現行型

よりスポーティさを前面に出した姿に変えた現行型。エンジン性能に変化は無いが、燃費のダウンはやや残念な部分でもある。

ここがPOINT!

ここがPOINT!

機動性抜群のV型6気筒2500ccエンジンを搭載しているが、それでいて静粛性も高いところは素晴らしい点である。

icon 日産 ティアナ ※平成20年~26年式の相場

ホイールベースが2775mmというワイドサイズを誇るティアナ。モダンリビングのような快適さがあり、大人5人が乗っても窮屈感を感じさせない車内空間が、100万円程度で手に入るのは中古車ならではだ。

日産 ティアナ 先代型SPEC グレード/250XE(2008年型)

中古車価格帯:79~214万円  2008~09(H20~21)年:90~130万円

先代型SPEC グレード/250XE(2008年型)
全長×全幅×全高:4850×1795×1475mm
車両重量:1480kg
10・15モード燃費:12.0km/L
最大出力:185ps(136kW)/6000rpm
最大トルク:23.7kg m(232N・m)/4400rpm
●先代型:H20.6~H26.2
●流通台数:約270台

高級車らしい安定した価格相場が続きそうだ

高級車らしい安定した価格相場が続きそうだ

さすがの高級車だけあり、簡単に相場が急落していくことは考えにくい。しばらくはこの安定傾向が続くと見るのが無難だろう。

参考維持費先代型
狙いの年代の価格100~130万円
燃費(カタログ値)12.0km/L
年間燃料費約112,000円
自動車税(年額)45,000円
自動車重量税24,600円

icon 日産 ティアナ 現行型

日産 ティアナ 現行型

すべての面で高級感を増したティアナ現行型。エコカー減税対象車で重量税額が15,000円なのは大きな利点。

ここがPOINT!

ここがPOINT!

ちょっと座り疲れなどをしたときに便利なパワーオットマン。足を投げ出してくつろげる快適装備で、助手席に装備されている。

icon トヨタ マークX ※平成16年~21年式の相場

名車と呼ばれたマークIIの後継車であるマークX初代モデル。発売当時は賛否を呼んだが、今となっては「大人が楽しむセダン」として評価されている。購入価格は発売当時の1/3であるが、ハイオクガソリン仕様な点は要注意だ。

トヨタ マークX 先代型SPEC グレード/250Gリミテッド(2007年型)

中古車価格帯:50~123万円  2008~09(H20~21)年:70~120万円

先代型SPEC グレード/250Gリミテッド(2007年型)
全長×全幅×全高:4730×1775×1435mm
車両重量:1510kg
10・15モード燃費:12.6km/L(ハイオク仕様)
最大出力:215ps(158kW)/6400rpm
最大トルク:26.5kg m(260N・m)/3800rpm
●先代型:H16.11~H21.10
●流通台数:約700台

やや反発も大きな動きにはならなそうだ

やや反発も大きな動きにはならなそうだ

現行型の人気が高いこともあり、こちらの価格がその分下落するも、ここに来てやや反発。しかし大きな上昇にはならないだろう。

参考維持費先代型
狙いの年代の価格140~200万円
燃費(カタログ値)9.2km/L
年間燃料費約159,000円
自動車税(年額)66,500円
自動車重量税32,800円

icon トヨタ マークX 現行型

トヨタ マークX 現行型

デザイン性、機能面で進化した反面、燃費数値がやや後退してしまった部分はマイナス点。

ここがPOINT!

ここがPOINT!

トランクは、ノーマル時でもキャディバッグ4つを収納できる広さを誇り、さらにトランクスルーを使えばさらに広さも拡大!

Column 経費の話

column1  6年落ちはまさに狙い目!“自動車取得税”を知ろう

自動車購入時に発生する取得税。新車・中古車それぞれの計算方式があるが、今回のターゲットである新車登録から6年が経過しているクルマは、実質非課税となるのは見逃せない。税額を決める要素の一つである残価率だが、登録6年目のクルマは0.1(6年以降はそれ以下)と設定されており、よほど高額なクルマでない限りは取得価格が50万円を下回る計算になるからだ。ただし、消費税が10%に増税される際に廃止となるこの税だが、中には現行税額を払うよりもアップ分の方が高く付く場合もあるので、増税前に買うのが良いと言えるだろう。

〈中古自動車取得税の残価率一覧〉

経過年数※1年1.5年2年2.5年3年3.5年
残価率0.6810.5610.4640.3820.3160.261
経過年数※4年4.5年5年5.5年6年
残価率0.2150.1770.1460.1210.1

〈中古車自動車取得税の計算式〉
課税標準基準額(※1)×残価率(※2)=取得価額(※3)
取得価額(※3)×3%=自動車取得税額

〈取得税算出例〉
トヨタ エスティマ(2.4 アエラス・2011年登録車)の場合
288.9万×0.215= 621,135円
(平均課税標準基準額)(残価率4年)(取得価額)

※1/税事務所で使われる「自動車取得税の課税標準基準額及び税額一覧表」の記載金額。新車価格に対して90%程度に相当する。
※2/自動車の経過年数から算出された掛け率。新車購入時を1.0として、経過年数によって残価率は下がって行く。
※3/自動車を取得する為の対価として支払うべき金額で、取得価額が50万円以下の場合は非課税となる。

〈新車自動車取得税の計算式〉
課税標準基準額(※1)+付加物の価額(※4)=取得価額(※5)
取得価額(※5)×3%=自動車取得税額

※4/新車購入時にオプションとして装備した、パーツ等の価格を指す。
※5/自動車を取得時支払うべき金額で、自動車本体とオプション装備品の価格も含む

column2 登録から13年を超えなければ変化なし 毎年払う“自動車税”の話

自動車所有者に支払義務が発生する自動車税。この金額に関しては、「契約・納車の基礎知識」ページに詳細があるので、そちらも参照して欲しい。そしてこの自動車税だが、エコカー減税の恩恵を受けるものもあるが、新車購入翌年度の1回しか軽減措置の適用はないため、中古車の場合は恩恵がないと思っていいだろう。また、新車登録から13年を超えたガソリン・LPG車(※ディーゼル車のみ11年)は、自動車税が約10%アップとなるので要注意だ。

車種排気量通常13年経過
乗用車1L以下29,500円32,400円
1L超~1.5L以下34,500円37,900円
1.5L超~2L以下39,500円43,400円
2L超~2.5L以下45,000円49,500円
2.5L超~3L以下51,000円56,100円
3L超~3.5L以下58,000円63,800円
3.5L超~4L以下66,500円73,100円
4L超~4.5L以下76,500円84,100円
4.5L超~6L以下88,000円96,800円
6L超111,000円122,100円

変革を迎える“軽自動車税”
普通車自動車税は、購入した時点での月割額となるが、軽自動車税は月割ではなく年間課税であり、賦課期日は4月1日付となっている。よって、2月、3月の購入は避けたいところ。さて軽自動車税額だが、2015年4月1日以降に登録される新車から、税額が表のとおり値上げとなるが、それ以前に登録している中古車に関しては価格の変動はない。だが、2016年4月1日の時点で、新車登録から13年経過した軽自動車は12,900円となるので覚えておこう。

2015年3月31日までに登録済みの軽自動車2015年4月1日以降に登録の軽自動車2016年4月1日以降に、新車登録から13年が経過する軽自動車
7,200円10,800円12,900円

column3 エコカー減税対象車は現行型だけではない!“自動車重量税”をおさらい

車検時に発生してくる自動車重量税だが、これに関しては今回のターゲット(2009年新車登録分など)となるクルマでも減税対象になるものもあるので、国土交通省のHPなどを参照しながら探してみてはどうだろうか?例えば2009年登録のトヨタ ヴィッツ(車両形式:DBA-KSP90)は、本来であれば10,000円なのだが、10・15モードでの低燃費区分で「低燃費+25%」をクリアしているため、エコカー減税対象車になっているので0円となる。ただし、こちらも各種自動車税同様、新車登録から13年、そして18年経過したクルマに関しては課税対象となるので、下記重量税表を確認してほしい。

エコカー減税対象車に関しては、国土交通省のホームページで確認するといいだろう。

エコカー減税対象車に関しては、国土交通省のホームページで確認するといいだろう。

詳しくはhttp://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000030.htmlを参照。

〈エコカー減税適用あり〉

車両重量免税75%減50%減
0.5t以下0円1,200円2,500円
~1t0円2,500円5,000円
~1.5t0円3,700円7,500円
~2t0円5,000円10,000円
~2.5t0円6,200円12,500円
~3t0円7,500円15,000円

〈エコカー減税適用なし〉

車両重量エコカー右以外13年経過18年経過
0.5t以下5,000円8,200円10,800円12,600円
~1t10,000円16,400円21,600円25,200円
~1.5t15,000円24,600円32,400円37,800円
~2t20,000円32,800円43,200円50,400円
~2.5t25,000円41,000円54,000円63,000円
~3t30,000円49,200円64,800円75,600円

column4 増税適用までの期間を乗りこなそう!“グリーン化特例”について

増税適用までの期間を乗りこなそう!“グリーン化特例”について

税額アップもあるグリーン化税制。そのクルマに乗る期間も考えた購入を!

低排ガス・低燃費なクルマに対し、各種自動車税が軽減されるエコカー減税やグリーン化特例制度。これにより、現行型車種の多くは税制面で優遇を受ける事となったが、その反面で新車登録から13年が経過したクルマ(※電気自動車、ハイブリッドカーは除く)は増税となるなど、デメリットも発生した。「新車買い替えを促すため」とも言われるこの制度だが、価格的にも比較的安価な6~7年落ちモデルを狙う場合は特に気にする必要もない。まだ5~6年乗り続けたとしても、重量税額に変更はないからだ。

column5 購入時諸費用の一つである“リサイクル料金”の内訳に迫る

購入時諸費用の一つである“リサイクル料金”の内訳に迫る

自動車リサイクルのイメージ展開図。自動車本体の98~99%は新車制作の部品としてリサイクルされる。

知られているようであまり知られていない「リサイクル料金」だが、その内訳はこんな感じである。廃車する際に、総重量の80%がリサイクル素材として活用されるが、残りの20%はシュレッダーダスト(クルマの解体に残るゴミ)として主に埋め立て処分されるが、その際に発生するシュレッダーダスト料金。そしてオゾン層の破壊要因にもなったフロンガスの処理。最後に小型火薬を使用して作動するエアバッグ処理など、この3つの料金で成り立っている。そしてその額だが、車種(サイズ)によって異なるが、6,000~18,000円程度が平均的な額となっている。
なお、このリサイクル料金(リサイクル券)だが、所有車が廃車する場合には使用することになるが、中古車としてクルマを売り渡す際には戻ってくることになるので、売却時にも、車両本体価格とは別にきちんとリサイクル料金が計上してあるか注意しよう。

column6 “ガソリン代を抑えるコツ”それを実践する運転術とは?

“ガソリン代を抑えるコツ”それを実践する運転術とは?

写真/メーターの部分に、エコ走行の目安、燃費効率が表示されるものも増えて来た。

近年では、「アイドリングストップ」は意識的にやるのではなく、クルマが自動的に判断して行うなど、技術の進歩が一気に進み、燃費面では10年前と比べた場合は平均で20~40%アップとなっている。しかし、性能は良くなったからと言っても、適切な運転をしていなければその能力を活かす事は出来ない。小さなことだが、走行に不要な重い荷物は乗せない、フットブレーキに頼らない運転方法を心掛ける、エアコンは極力使わない、タイヤの空気圧はマメにチェックする、クルマを始動させる際は『ふんわりアクセル』を心がけるなどを、コツコツ積み重ねて行けば、月間、年間を通せば大きな違いを生み出す事になってくる。また、道路では80~100キロを目安として走れば、より効果的な省エネ運転が可能となってくる。

column7 オイルなどの消耗品から洗車代までの“メンテ費用”は?

定期点検や修理、オイルやエアフィルターの交換から、タイヤローテーション、洗車代もメンテナンスに含まれるが、クルマを維持するに当たっては、この額も頭に入れておきたい。修理や整備代などに関しては、状態や店舗の違いもあるので予測は難しいが、それ以外の自分でもやれる部分は予測も成り立つので、年間でどれくらいの予算が必要かあらかじめ計算するといいだろう。そして下記の金額表だが、工賃も含めた上での目安となる額となっているが、自分で対処すれば予算を抑える事も可能。また、ディーラー系販売店などでは「メンテナンスパック」という形で、期間内のメンテをすべて引き受けてくれるものもある。メンテが苦手な人には嬉しいシステムだが、やや割高なのでよく考えた上で契約してみよう。

交換時期費用の目安
エンジンオイル3000~5000km、または半年ごとに交換3,500円~
オイルフィルターオイル交換2回に1回2,500円~
エアクリーナーエレメント40000km程度3,000円~
クーラント(ラジエター液)車検時5,000円~
デフオイル/ミッションオイル/ATF(オートマフルード)50000km程度各5,000円~
ブレーキフルード車検時4,000円~
ブレーキパッド30000km程度9,000円~
バッテリー3~5年程度5,000円~
タイヤ残り溝が2mm以下、または5年30,000円~
スパークプラグ40000km程度5,000円~
ワイパーゴム/ワイパーブレード交換2年程度1,500円~

※交換時期は一般的な目安であり、費用の目安は部品代と工賃の合計となる。

column8 “車検時にかかる費用”これを抑えるテクニック

“車検時にかかる費用”これを抑えるテクニック

この程度の傷でも車検に通らない場合があるので要注意。早めのリペアを!

車検を安く抑える秘訣としては、日頃からのメンテが重要になってくるのは当たり前だが、メンテだけではどうにもならないこともある。車検時には決められた部品のチェックを行うが、その中でランプ類やガラスの割れなど外観の確認があるのだが、例えば小石などが当たって、ガラスに小さな傷などが出来てしまったりすると、車検が通らなくなる可能性もある。通常走行には問題がないと思われても、車検が通らないこともあるので、気になる部分がある場合は事前に見てもらい、適度な価格で修理してもらうのが良い。

Summary S column まとめコラム

近年の中古車市場のトレンドと言えば、高年式モデルが中心であり、先代型となると、価格面ではそれなりの差は生まれてくる。そして21世紀に入って導入されたグリーン化税制では、エコカーに対して優遇策が盛り込まれた反面で、登録から13年目を迎えた経年車は税額アップとなる条項が盛り込まれていることから、低年式になればなるほど、人気も価格も下向きとなる傾向が如実になった。
しかし、登録から6~7年目のものなら、車検2~3回を経ても税額アップとはならないのである。現行型とスペック面で比較しても大きな差がある訳でもなく、さらに価格面から見れば50万円以上、もしくは半額程度で手に入るのは大きな魅力。例えば、登録から10年以上のものなら、それこそ車両価格で1万円程度のものもあるなど購入価格では圧倒的に安いが、税額アップや維持費の面での心配も生まれてくる。だからこそ、安心してあと5年は乗れる『ちょいフル』を狙いたいところであり、購入価格+経費総額を考えた場合でも安く済むので悪い選択にはならないはずだ!

2008~09年登録車を狙う重要な3つのメリットはこれだ!

1. 当たり前の話だが価格が安く、自動車取得税は免税となるものが大半である。
2. 車種によってはエコカー減税対象車(重量税)もある。また税制面でアップとなる登録13年を迎えるまで、それなりの使用期間が残されている。
3. エコカー減税導入となった2009年の前後に生産されたクルマのほとんどは、燃費指数などを含めた性能面で、現行型と大きな差がないこと。

※すべての価格は参考価格です
※相場に関してはGoo-net2015年3月調べ
※軽油参考価格:110円/L、レギュラーガソリン参考価格:135円/L、ハイオクガソリン参考価格:145円/L
※年間燃料費は10000キロ走行を目安とする。
※各要素の金額、数値は平均的参考値となります。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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