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更新日:2018.11.29 / 掲載日:2014.06.27

夏を満喫!実用性重視の車種選び

夏を満喫!実用性重視の車種選び

レジャーや帰省など、なにかとクルマが活躍する機会が増える夏。だからこそ、便利に快適に、そして経済的に移動できる、お気に入りのクルマに乗ろうじゃありませんか!ということで、アナタの好みにピッタリ合うかもしれない5台をピックアップします。

CASE 1 ラフロードを走り抜けた先にある穴場のキャンプ場へ家族と行きたい!

性別:男性 年齢:45歳 家族構成:妻・子供2人

買い替えたい理由・条件

●今より広くて快適なミニバンに乗りたい
●妻も運転しやすいクルマを希望
●ラフロードも安心な4WDにしたい

オススメのクルマ 三菱 デリカD:5 (現行型・平成19年1月~)

三菱 デリカD:5

中古車の相場:60万~360万円 流通台数:約860台 ※平成19年~26年式の相場です。

ポイント
●行動範囲が広がる高いオフロード性能!
●見切りの良いボディは女性も運転しやすい!
ユーザー口コミレビュー
ラフロードも雪道も、4WDなので安心して走れます。広い室内は便利で、高いアイポイントは運転しやすい。

Mサイズミニバンより大きく、LLサイズミニバンよりはコンパクトなデリカシリーズのデリカD:5。この絶妙なサイズがレジャーにも日常ユースにも高い利便性をもたらすモデル。しかし最大の特長は、SUVも顔負けの優れた4WDシステムにより、高いラフロード性能を持っていること。そのため、普通車では入れない、穴場のキャンプ場などにも安心して家族で行くことができる。

ココに注目!

三菱 デリカD:5

2.4Lのガソリンと2.2Lのクリーンディーゼルに組み合わされる4WDシステムは、電子制御のフルタイム式。燃費重視の2WD、安定走行重視の4WDオート、悪路などで威力を発揮する4WDロックの3つのモードをロータリースイッチで選択できる。

  • 平成21年式までのモデルが狙い目!

    平成21年式までのモデルが狙い目!

  • 平成21年式までのモデルが狙い目!

    平成19年デビューの長寿モデルゆえ、平成21年式まではリーズナブルだが、ディーゼルモデルは高値安定傾向にある。

CASE 2 安い!広い!カッコイイ!三拍子揃ったSUVで夏デートを満喫!

性別:男性 年齢:30歳 家族構成:独身

買い替えたい理由・条件

●デートに最適なSUVに買い替えたい
●手頃な価格で狙えるクルマを希望
●やっぱりカッコ良くなきゃイヤだ

オススメのクルマ 日産 ムラーノ (先代型・平成16年9月~平成20年9月)

日産 ムラーノ

中古車の相場:60万~200万円 流通台数:約360台 ※平成16年~20年式の相場です。

ポイント
●グッドデザイン賞受賞のスタイリッシュボディ!
●ラージサイズならではの余裕の室内空間!
ユーザー口コミレビュー
街中であまり見ない個性的でカッコイイデザインが◎。乗車スペースも荷室も広く、便利で快適!

北米専用モデルとして開発されたが、スタイリシュな外観が日本でも人気を呼び、平成16年から国内販売が開始された初代ムラーノ。北米向けだったゆえに室内は広く快適。スタイリッシュで広いSUVだが、中古車相場はリーズナブルで、100万円前後の物件も多い。これなら、彼女もきっと満足してくれるはず!ちなみに、4WDモデルは3.5Lエンジンのみの設定となる。

ココに注目!

日産 ムラーノ

国産車というよりも、アメ車に近いイメージの広く高級な室内。シートサイズもたっぷりとしたもので、ラゲッジスペースも広大だ。荷物がかさばるキャンプやスキーなどでも、窮屈感を感じることなく、快適な移動が可能である。

  • 100万円以下の物件が増加傾向!

    100万円以下の物件が増加傾向!

  • 100万円以下の物件が増加傾向!

    現行型の中古車の流通量が増加傾向にあるため、先代型は100万円以下の物件が増えている状況にある。

CASE 3 高級ホテルに行くにも恥ずかしくないシックで広い4ドアセダンが欲しい!

性別:男性 年齢:50歳 家族構成:妻・子供2人

買い替えたい理由・条件

●上質な雰囲気が堪能できる高級セダン狙い
●広い室内とトランクを持つサルーン
●良い乗り心地で遠出を快適にこなしたい

オススメのクルマ トヨタ マークX (現行型・平成21年10月~)

トヨタ マークX

中古車の相場:120万~450万円 流通台数:約520台 ※平成21年~26年式の相場です。

ポイント
●上質なセダンらしく静かで快適な室内!
●スポーティかつ安定感の高い走り!
ユーザー口コミレビュー
コストパフォーマンスが高くカッコいい外観!乗り心地が良く長距離移動でも疲れにくいクルマです!

マークIIの流れを受け継ぐプレミアムアッパーミドルセダンがマークX。広さを重視したFFのセダンとは異なり、上質なV6エンジン、振動の少ないステアリング、静かで快適な室内など、高級なFRセダンとしての資質を持つ。高級感溢れる外観はフォーマルなシチュエーションにもマッチし、快適な室内は家族とのレジャーや旅行においても贅沢な移動が可能になる。

ココに注目!

トヨタ マークX

ワイド&ローのスタイリッシュボディとFRレイアウトながら室内も荷室も広々としており、高い実用性が備わっている点にも注目。低い位置から開くトランクリッドと最大479Lの容量を誇るラゲッジは、多くのお土産を積む場合にも便利だ。

  • 高年式&低走行の中古車が増加中!

    高年式&低走行の中古車が増加中!

  • 高年式&低走行の中古車が増加中!

    この3月に高年式の中古車が増加したため、相場は一時的に上昇したが、今後は緩やかに下降し買い得感が増すはず。

CASE 4 避暑地でサイクリングを楽しむため自転車を積めるお洒落なワゴンが欲しい!

性別:男性 年齢:35歳 家族構成:妻・子供2人

買い替えたい理由・条件

●お洒落な輸入車に買い替えたい
●自転車を積める広い荷室が欲しい!
●普段使いに便利な大き過ぎないサイズ

オススメのクルマ ルノー カングー (現行型・平成21年9月~)

ルノー カングー

中古車の相場:150万~240万円 流通台数:約50台 ※平成21年~26年式の相場です。

ポイント
●国産車には見当たらないお洒落なフレンチワゴン
●フランス車らしい快適な乗り心地とシート!
ユーザー口コミレビュー
収納が豊富で荷室も広く便利!可愛らしいデザインが気に入っています。両側スライドドアなど、使い勝手が良い!

小型商業車を意味するフルゴネットの乗用車版といえるのがルノー・カングー。特長は、高い実用性を持ちながらもお洒落なデザインの内外装であること。また、適度な柔らかさとコシのあるシートは快適な座り心地を示し、それらをたためば最大2870Lのラゲッジを作り出すことも可能。折り畳み自転車なら、2台くらい車内に積んで移動することが可能だ。

ココに注目!

ルノー カングー

リアドアは狭い場所でも開けやすいスライド式で、テールゲートは低い位置から開く観音開き。開口部の広いドアを持つため、荷物の出し入れも便利なクルマ。それでいながらボディは高い剛性を確保しているため、運転自体も楽しめる。

  • 流通量の約半分は170万円以下で狙える!

    流通量の約半分は170万円以下で狙える!

  • 流通量の約半分は170万円以下で狙える!

    流通量が少なめなモデルゆえ、高年式の中古車が増えると相場は高めに転じるが、多くは170万円以下で狙える状況。

CASE 5 登山やハイキングへも気軽に行けてしかも通勤に便利な小型SUV

性別:女性 年齢:25歳 家族構成:独身

買い替えたい理由・条件

●経済的な小型車に乗りたい
●ありきたりな小型車はイヤ!
●アクティブに使える4WDに乗りたい

オススメのクルマ スズキ SX4 (現行型・平成18年7月~)

スズキ SX4

中古車の相場:40万~200万円 流通台数:約85台 ※平成18年~26年式の相場です。

ポイント
●小型車とSUVを融合させた個性的なモデル!
●ワイドトレッドゆえに高速安定性もバツグン!
ユーザー口コミレビュー
室内は広く小回りが利いて便利!シートの質が良く長距離移動も疲れない。エアバッグなどが充実していて安心!

短めの全長に3ナンバーサイズの全幅を持つ、ワイド&ショートのクロスオーバーモデル。SUVよりも乗用車寄りで、小型車にしては高めの最低地上高を持つという、希少なボディタイプが特長だ。よって、小型車ではもの足りずSUVでは大袈裟過ぎるという人には最適。普段は通勤に使用しながら、休日はアクティブなレジャーを楽しみたいという女性にお勧めの1台である。

ココに注目!

スズキ SX4

室内のデザイン自体はシンプルで飽きのきにくいもの。ただし、Aピラーに三角窓が備わることとアイポイントが高めなために、一般的な小型車よりも視界が良い。充実した安全装備に加え、良好な視界が得られることも、このモデルの特長だ。

  • 底値ともいえる前期型は今が買い時!?

    底値ともいえる前期型は今が買い時!?

  • 底値ともいえる前期型は今が買い時!?

    平成21年式までの中古車相場は下落傾向にあり、まさしく今が買い時と言って過言ではない状況にある。

※すべての価格は参考価格です
※相場・口コミレビューに関してはGoo-net2014年5月調べ

夏を満喫!実用性重視の車種選び

今回、清水草一が選出した「夏を満喫するための」クルマは、キャンプやアウトドアで大活躍してくれそうな二台。小さくても使えるフリードシリーズのフリードスパイクと大きくて使えるハイエース、買いの一台は、はたしてどっち!?

ベテラン評論家が独断と偏見で判定を下すライバル対決コラム クルマライバル 勝手にジャッジ

  • PROFILE 清水草一

    清水草一

  • PROFILE 清水草一

    1962年生まれ。自動車ライターにして交通ジャーナリスト。大の中古車マニアとしても知られ、格安車からフェラーリまで、その生涯で25台以上もの中古車を購入している。

清水草一 「私の選択」

  • トヨタ ハイエース

    トヨタ ハイエース(現行型・2004年8月~) 中古車価格帯:161~322万円

    多種類のボディタイプでニーズに応える
    商用車ベースの伝統的ワンボックスカー。現行型は5代目で、スーパーロング、ワイド、ハイルーフなどのボディタイプも揃える。

  • ホンダ フリードスパイク

    ホンダ フリードスパイク(現行型・2010年7月~) 中古車価格帯:115~189万円

    コンパクトで広く、収納も充実
    小型ミニバン・フリードの2列シート専用モデルで、スポーティなデザインが特徴。荷室に多彩な収納を持ち、自在なアレンジが可能。

  • ある程度のコンディションを備えた物件は高い人気を保っており、相場は小さな上下動を続けている。特に高年式モデルは高値維持。

    ある程度のコンディションを備えた物件は高い人気を保っており、相場は小さな上下動を続けている。特に高年式モデルは高値維持。

    「なんにでも使えてあらゆる用途が想定できる」
    ハイエースというクルマは、一言では言い表せない巨大な存在だ。それはまるでブラックホール。なんでも積めて、なんにでも使えて、なんでも吸い込んでしまう引力を持っている。
    夏を前にハイエースを買うことを想像してみよう。そりゃもう、あらゆる用途が想定できる。キャンプ、サイクリング、サーフィン、ダイビング等々。夏にやりたいすべてのことが含まれる。なんでもOK、なんでもござれ!それがハイエースというブラックホールだ。
    ブラックホールだけに、ハイエースの中古車には、あらゆる方向性がある。改造されたドレスアップカーあり、VIP送迎用あり、営業車落ちあり。あまりにも多彩すぎて、専門店も多すぎて、門外漢は足がすくんでしまいそうだ。さらに、あまりにもすそ野が広いがゆえに、どれを買ったらいいか、何に使ったいいか思い浮かばないという、逆転現象すら想定される。
    しかし、とにかくハイエースはブラックホールなのだ。ハイエースを買えば、今年の夏がきっと変わる。いや人生すら変わるかもしれない。何に使うかはっきり決めていなくても、とりあえずハイエースを買ってみるという方向性もアリだろう。

  • 最も新車が売れたのは11年式で、それらの物件が最初の車検を迎える今年は狙い目となる。相場もゆっくりだが徐々に下落中だ。

    最も新車が売れたのは11年式で、それらの物件が最初の車検を迎える今年は狙い目となる。相場もゆっくりだが徐々に下落中だ。

    「秘密基地を連想させて車中泊をしたくなる」
    夏を満喫!と聞くと、自動的にオートキャンプを連想する。実は私はあまりオートキャンプをしたことはないのだが、だからこそしてみたい。夏はオートキャンプだ!という思いは強い。男のロマンである。
    その派生形に、車中泊というのもある。オートキャンプと言うと、クルマで行ってテントを張って泊まる形を連想するが、これはけっこう面倒くさい。しかし車中泊なら、道の駅に行けばそれでOK。車内は雨風も防げて安心感抜群だ。車中泊は、昨今かなりのブームでもある。
    車中泊に使われるクルマは、セレナヴォクシーなどの2Lクラスミニバンが最大勢力だが、サイズが一番小さくて車中泊が可能なクルマが、このフリードスパイクだ。リアシートを畳むと、だいたい長さ180cmほどの空間ができ、並んでふたりが寝られる。小物入れなどの装備も充実している。このコンパクトさが、子どもの頃近所の空き地に作った秘密基地を連想させ、見ただけで車中泊をしたくなる。男のロマンだ。
    もちろん車中泊以外の用途も多彩だし、サイズ的にも、ふだんの足にちょうどいい。予算は120万円くらいからというのも、なかなか手頃じゃないだろうか。

ライバル興亡史

  • icon 2004 ハイエース

    2004 ハイエース

    現行型(5代目)へフルモデルチェンジ。
    先代モデルから居住性を向上。全車インパネシフトとして、左右ウォークスルーも容易になった。

  • 2004 ハイエース

  • icon 2010 フリードスパイク

    2010 フリードスパイク

    デビュー。
    小さなボディに最大限のスペースを確保し、カーゴルームのアレンジの仕方で多彩な使い方を提案。

  • 2010 フリードスパイク

  • icon 2010 ハイエース

    2010 ハイエース

    マイナーチェンジ。デザイン変更。
    全グレードでフロントマスクを形状変更し、装備を充実化。ディーゼルエンジンも大幅に改良した。

  • 2010 ハイエース

  • icon 2011 フリードスパイク

    2011 フリードスパイク

    ハイブリッドを追加。
    ベースモデルであるフリード同様に、「ハイブリッド」を追加。JC08モード燃費は21.6km/L。

  • 2011 フリードスパイク

  • icon 2013 ハイエース

    2013 ハイエース

    マイナーチェンジ。装備充実化
    内装センターパネルのデザインを変更。マルチインフォメーションディスプレイを全車標準装備化。

  • 2013 ハイエース

  • icon 2014 フリードスパイク

    2014 フリードスパイク

    マイナーチェンジ。フロントデザイン変更。
    フロントグリル&バンパーを新デザインに。UVカットガラスやプラズマクラスターも搭載された。

  • 2014 フリードスパイク

いろいろ使える両車だが問題はどう使うか!?

フリードスパイクは、非常にわかりやすいクルマだ。ふだんも便利に使えて、いざという時そこそこ大きいものが積めて、車中泊もできる。道筋がはっきりしている。
相場は、ガソリンモデルで車両本体100万円前後から。ハイブリッドモデルで140万円前後からになる。つまり、狙い目はその+20万円というところか。
ガソリンモデルかハイブリッドかで迷うところだが、ハイブリッドの利点は、加速時のプラスアルファと燃費が2~3割いいこと。この程度の燃費差では、価格差を埋めることはほぼ期待できないので、一種のプレミアムグレードと考えた方がいい。経済性を最優先するなら迷わずガソリンモデル。ハイブリッドはロマンを買うつもりでいてほしい。
対するハイエースは、言うまでもなく超多用途だが、ふだんの足に使うにはちょっと大きすぎるきらいがある。盗難被害も多いから、セキュリティには気を使いたい。予算は最低150万円(車両本体)から、上は300万円オーバーがゴロゴロしている。人気モデルでもあり、最低でも200万円は準備しておきたいところだ。
こうして比較すると、一般的なドライバーが手軽に夏を楽しむなら、フリードスパイクの勝ちになる。やはりハイエースは、用途がはっきり決まっていて、「ハイエース以外にない!」という人向けだろう。

今回のジャッジ

ホンダ フリードスパイク WIN

気軽さや経済性でスパイクが優勢となる
ハイエースは用途にこだわらず使えるが、ちょっと大き過ぎる。「ただ手軽に楽しみたい」というのであれば、フリードスパイクに軍配があがる!

※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データはGoo-net6月調べ

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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