新車試乗レポート
更新日:2020.04.08 / 掲載日:2016.06.10
ダイハツ ブーン 試乗レポート
ダイハツ ブーン 試乗レポート
試乗
【フルモデルチェンジ】
発表/2016年4月12日
ダイハツお客様コールセンター0800-500-0182
文と写真●編集部
■基本性能を大幅に向上させることで存在価値を高めたベーシックカー
■ドライビング/ユーティリティ
3代目ブーンのメカニズム面での特徴は、全面改良されたプラットフォームを採用し、なおかつエンジンにも大幅な改良を施したこと。そして、軽自動車開発で培ったノウハウを投入することで、装備面も大幅に充実させた。低燃費や低価格といった魅力はそのままに、クルマとしての魅力を高めたのが新型のポイントだ。試乗したのは上級グレードのシルク。標準モデルとの違いは装備面やルックスで、走りについては同等となる。
新型プラットフォームの成果は走り出してすぐに伝わってきた。タイヤがボディの四隅でしっかりと踏ん張りを効かせるプロポーションから想像するとおり、サスペンションがしっかりと働き、ちょっとした段差や路面の凹凸でも頭がゆすられないため快適なのだ。先代に比べると、ワンランク上のクルマに乗っているような感覚になる。
なにより嬉しいのが、数値上の燃費性能よりも扱いやすさを重視したというパワートレーンのセッティング変更。自然吸気エンジンならではのナチュラルなフィーリングで快活に走る新型には、ベーシックなクルマこそいいものを、というダイハツの気概を感じることができた
■インテリア/エクステリア写真[1]
オーディオやエアコン吹き出し口の周囲に加飾パネルが備わるのは上級グレードであるシルクならでは。事故を未然に防ぐ衝突回避支援システム「スマアシII」も搭載。
小さな車体でも広さを感じさせるのが、フロントに採用されたベンチシート。アームレスト内部には小物入れも備わる。ホイールベース拡大の恩恵により、後席の足元は広々。
■インテリア/エクステリア写真[2]
従来あった1.3Lエンジンを廃止し、1L仕様に集中して改良することで、経済性と動力性能を両立。
ベビーカーや9インチのゴルフバックを収納できるラゲッジ。6対4分割式のリヤシートをたためば長尺物にも対応する。
流行のツートンカラーが選択できるのもシルクの特徴で、ボディカラーは全18パターン(シルク)と豊富。ウインカー内蔵の電動格納式ドアミラーやUVカットガラスなど装備も充実している。
ダイハツ ブーン シルク Gパッケージ SAII(CVT)
全長×全幅×全高 | 3660×1665×1525mm |
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ホイールベース | 2490mm |
トレッド前/後 | 1465/1475mm |
車両重量 | 910kg |
エンジン | 直3DOHC |
総排気量 | 996cc |
最高出力 | 69ps/6000rpm |
最大トルク | 9.4kg m/4400rpm |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションビーム |
ブレーキ前後 | Vディスク/ドラム |
タイヤ前後 | 165/65R14 |
価格
ダイハツ ブーン | 115万200円~185万3280円(全グレード) |
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