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更新日:2020.04.08 / 掲載日:2016.04.14
ダイハツ、「ブーン」をフルモデルチェンジ
フルモデルチェンジをしたコンパクトカー「ブーン」
ダイハツは4月12日、コンパクトカー「ブーン」をフルモデルチェンジした。今回のフルモデルチェンジは、「e:Sテクノロジー」、「Dモノコック」、「Dサスペンション」、「スマートアシストII」といった基本技術を要所に導入。軽自動車では定番となっている“2フェイス戦略”を採用し、ベーシックな「ブーン」、スマートさや上質感を求めた「ブーン シルク」の2種類をラインアップ。それぞれ異なる内外装にして、幅広いユーザーニーズに応えている。エクステリアは、ヘッドライトやフロントグリルなどを中心にフロントフェースを大きく変更。ブーンは、直線を基調しているが、ブーン シルクは、丸形ヘッドライトやフロントグリルのシルバー加飾、大きく左右に連続するデザインのロアグリルなどを採用し、クラシカルテイストをアピールする。
今回のモデルチェンジで3代目となる
インテリアは、インパネ形状でブーンが「広さ」と「軽快感」を表現。ブーン シルクは「上質感」をアピールする。助手席前方部分は、ブーンが水平基調のロングトレイを採用するのに対して、ブーン シルクは、リッド付きのボックスやレッドの差し色などを使用して上質さを表現している。メーターパネルもブーンで採用する単眼メーターではなく、シルバー加飾付きの自発光式2眼メーターに変更されている。上級グレードとなる「ブーン X“Gパッケージ SA II”」と、「ブーン シルク“Gパッケージ SA II”」は、14インチアルミホイール、革巻3本スポークステアリング、メッキ加飾のシフトレバーボタンとインナードアハンドル、オートライトなどを標準装備。高級感を高めている。
Boon CILQ
ブラックルーフの2トーンカラーも7種類用意し、合計19パターンのバリエーションから選択できる
ブーン シルク全車には「Bi-Angle LEDヘッドランプ」を標準装備。パワートレーンは、低燃費技術「e:Sテクノロジー」を導入。吸気ポートのデュアルインジェクター&デュアルポート化により、ピストンは形状の最適化による高圧縮比化や低フリクション化を実現。スパークプラグの改良や、EGRバルブの応答性向上により、燃焼効率の向上が図られた。2WD車のJC08モード燃費は、27.6km/lから0.4km/l向上して、28.0km/lを達成した。先代モデルに引き続き、ガソリン登録車でトップの燃費を誇っている。4WD車は、先代モデルの21.0km/lから24.4km/lへと大幅に改善。
2WD車のJC08モード燃費は、27.6km/lから0.4km/l向上して、28.0km/lを達成した
軽量・高剛性ボディにセットされる「Dサスペンション」は、市街地走行を想定した30km/h以下での走行中に発生する頭部のふらつきを抑制。フラットな乗り心地でドライブ中の疲労を軽減する。
グレード名に“SA II”と入るモデルは、先進安全装備「スマートアシストII」を標準装備。フロントウィンドウのカメラ、フロントグリルのレーザーレーダー、バンパーなどに設置するソナーセンサーの組み合わせで、約4km/h~約50km/hの走行時に、前方を走る車両との衝突回避などを図る「衝突回避支援ブレーキ」を採用。ハイテク装備で、安全運転をサポートする。
メーカー希望小売価格は、115万200円(税込)~185万3280円(税込)