新車試乗レポート
更新日:2021.03.01 / 掲載日:2021.02.25
AUDI「A4」試乗レポート
アウディのFF・Dセグメントモデルがビッグマイナーチェンジを実施。全車マイルドハイブリッドとなったその走りをチェック。
穏やかな力強さと収まりのいい挙動を示す
ブリスターフェンダーを採用して刷新した外観が見所のひとつだが、注目は12Vのマイルドハイブリッドを採用した2Lパワーユニット。アウディと言えばダウンサイジングターボの尖兵との印象が強いが、小排気量高過給的なトルク感は減り、排気量に余裕を持たせてトルクに乗せた穏やかな力強さが印象的。電動アシストのキレが今ひとつだが、急激なトルク変化を抑えた品の良い力感はA4のイメージによく似合っている。
FF車としてはリヤサスの動きがしなやかで、深いストロークを使うフットワークも走りの品のよさを後押しする。腰が据わったような重質な味わいはほどほどだが、軽やかにして収まりもいい。長く付き合うための良質なウェルバランスが印象的だった。
主要諸元(A4アバント 35 TFSI アドバンスト)
●全長×全幅×全高(mm):4760×1845×1435●ホイールベース(mm):2825●車両重量(kg):1570●駆動方式:FF●パワートレーン:1984cc直列4気筒DOHCターボ(150PS/27.5kg・m)●トランスミッション:7速DCT●WLTCモード燃費(km/L):13.6●燃料タンク(L):54(プレミアム)●最小回転半径(m):5.5●タイヤサイズ:225/50R17●車両本体価格:552万円
●発売日:’20年10月7日 ●価格:455万~1250万円
●輸入元:アウディ ジャパン ●問い合わせ先:0120-598-106
ブリスターフェンダーなどで外観のスポーティ度が大幅アップ。2LターボをメインにS6の3LV6ターボまで、すべて12Vのマイルドハイブリッドシステムを標準搭載している。
アウディの最新インフォテインメントシステム「MIB3」を初採用し、センタースクリーンはタッチパネル式に。運転支援機能も充実した。
セダンもワゴン(アバント)と同様にスポーティな外観に。外装の変更で全幅が5mm拡大。