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更新日:2019.06.18 / 掲載日:2018.04.18
【アウディ】自動運転テクノロジー「Audi AIトラフィックジャムパイロット」
グーネット編集チーム
アウディのフラッグシップを担うA8は、先進技術と洗練された居住性で高級車の概念を確信するフラッグシップサルーンです。
アウディのフラッグシップにふさわしい先進の自動運転テクノロジーとして「Audi AIトラフィックジャムパイロット」を搭載し、ドライバーが注視しなくてもクルマが運転を引き受けてくれる、レベル3の自動運転システムの開発に世界で初めて成功しました。
今回は、アウディの自動運転技術「Audi AIトラフィックジャムパイロット」について解説します。
Audi AIトラフィックジャムパイロットの機能
高速道路や中央分離帯のある片側二車線以上の道路で、時速60km以下の低速で運転している時に、Audi AIトラフィックジャムパイロットは、ドライバーに代わって運転操作を引き受ける機能です。
条件が整えば、発進から加速、減速、ステアリング操作、ブレーキングまで全て引き受けてくれるので、ドライバーはステアリングから手を離して乗車することができます。
車載のカメラがドライバーの頭や瞼の動きを確認していますので、ドライバーが一定時間以上眼を閉じたままでいた場合など、システムが一定の警戒ラインを超えた場合は、警告を発してドライバーに運転操作を再開するよう通告します。
Audi AIトラフィックジャムパイロットの発動条件
Audi AIトラフィックジャムパイロットの発動条件は下記のようになっています。
・高速道路もしくは中央分離帯とガードレールなどが整った、片側二車線以上の自動車専用道路であること
・速度が時速60km以下で、前後を走る車両との距離が詰まった渋滞状態であること
・車載センサーの検知範囲に交通信号も歩行者も存在しないこと
つまり、信号や歩行者がいる交通状況では使用できませんので、注意が必要です。
レベル3の自動運転相当とは
自動運転の区分につて、ヨーロッパ、米国の行政府、ドイツ連邦ハイウェイ研究所、SAE研究所間で、レベル0からレベル5までの6区分を用いると合意されています。
レベル0
非自動運転
ドライバーが全てクルマを操作します。
レベル1
ドライビングアシスト
前車追従型の速度調整を行えるアダプティブクルーズコントロールが該当します。
レベル2
半自動運転
ブレーキ、アクセル、ステアリング操作をクルマが代行してくれますが、ドライバーは常に走行状態を監視する必要があります。
レベル3
条件付きでの自動運転
今回紹介している機能はここにあたります。
「条件付き自動運転」とされ、ドライバーは常時、走行状態を監視する必要がありません。
レベル4
高度な自動運転
高速道路や駐車場などでは完全に人の手を必要とせずに運転できるレベルです。
例としてロボットタクシーなどが目標として挙げられています。
レベル5
完全な自動運転
どのような条件下でも人の手を一切必要とせずに運転できるレベルです。
自動運転の完成形といえます。
今後、自動運転は日々進化を続けると思われます。
交通事故を減らすためにも、いち早い自動運転の開発が期待されます。