車の最新技術[2019.08.14 UP]

HONDA Nシリーズ先進安全性能を体験!

●文/川島茂夫 ●写真/本田技研工業株式会社

ACcやLKASといった先進安全装備を、軽自動車クラスでいち早く標準装備化し、人気を集めるN-BOX。その高い安全性へのこだわりを体感できる取材会が、栃木県の本田技術研究所で開催された。

この記事の目次

要求以上の安全性実現を常に考えているホンダ
新型N-WGNは横断自転車にも対応
世界初・日本初のホンダ四輪安全技術の歴史

関連情報

ボディタイプ:軽自動車 国産車

要求以上の安全性実現を常に考えているホンダ

今回の衝突テストで用いた実験施設は2000年に竣成し、当時取材した覚えがある。興味深いのは双方が走行状態で衝突角度が正面衝突から側面衝突まで15度刻みで設定できることだ。もちろん、衝突安全基準にそういった設定はなく、ホンダ独自の衝突安全研究のためのデータ収集が目的である。また、久々の対面となったが立姿勢の歩行者ダミーも展示されていた。これも公的な基準を超えて実態に近い衝突データを集めるために独自開発したダミーである。

ホンダの安全技術開発の「リアルワールドの事故研究」である。規制条件に限定せずに実効性を求める。もっと言えば規制でカバーされない想定外な状況でも有効な安全性の追求である。

今回の取材では前記衝突実験施設における重量サイズ違いの車種での衝突安全と屋外のテストコースでの対自転車衝突回避の実験が行われた。衝突実験は50%ラップの50km/h走行というかなり厳しい条件。車両はN-BOXとインサイト。軽乗用の場合、多くの対車両衝突は自車よりも上級クラスとなるため、現実に則しているといえる。もうひとつの要点はインサイト側の加害性。衝突安全に優れるクルマの中には相手車両への加害性が高いクルマも少なくない。ホンダでは対軽量車での加害性も考慮した設計を採用。実験車両のN-BOXの被害を抑えられるのはインサイトの加害性を減少させた設計も利いている。

対自転車衝突回避はレーダーにより自車軸線の左右80度、距離30m内の自転車を検知。経路予測から衝突の危険がある場合は衝突回避の緊急自動制動を行う。さすがに死角からの飛び出しには対応できないが、右左折時の横断歩道上の自転車との接触防止には効果的。

どちらの実験も想定される状況がリアルに頭に浮かぶ。広範囲での実効性とはこういうことなのだ。こういった最新安全機能がN-BOXやN-VAN、新型N-WGNに採用される。安全を標準化するのもホンダの実践主義と言える。

軽自動車という限られたサイズで、キャビンを守りつつ衝突時のエネルギーを吸収するのは登録車以上に困難。

ダミー人形も活用しつつ、安全性の高いボディ骨格を設計している。

新型N-WGNは横断自転車にも対応

新型N-WGNは衝突軽減ブレーキ(CMBS)の機能がN-BOXやN-VANよりも高められており、道路を横断する自転車も認識可能に。夜間歩行者の認識性能もさらに向上している。

世界初・日本初のホンダ四輪安全技術の歴史

  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

グーネット SNS公式アカウント