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【総合評価】
ファンの熱い声援を受けて、2代目コペンは登場した。その最大の注目ポイントは、電動格納ハードトップという初代から伝承した芸に加えて、「着せ替えボディ」という新たな技を身につけた点にある。本格スポーツのムードを漂わせる「ローヴ」はその第一弾。第二弾はクロスオーバー風のルックスを特徴とする「X(クロス)プレイ」で、その登場にあわせてBBS鍛造アルミホイールとフロントスーパーLSDをセットにした「アルティメット・スポーツパック」を追加したのも、ファンには見逃せないところだ。
【良い点】
先代のボディは剛性不足で、それがハンドリングや乗り心地に負の影響をもたらしていた。だが、オープントップをはじめから想定したDフレームを採用する新型は、ルーフを格納したオープン状態でも十分な剛性感を実現している。高速道路を飛ばすシーンでも、峠道を攻めるシーンでも、スポーツカーへの期待を裏切らないのがこんどのコペンだ。高速走行においては、空力の改善も見逃すことのできない進化点といえる。
ハンドリングの正確性はスポーツカーとしてみても合格レベルで、フロントにスーパーLSDを組み込んだモデルはアグレッシブなドライビングも楽しめるようにセッティングされている。ムードを楽しみたいのならCVT車、本格的なスポーツ走行を目指すのならLSD付きの5速MT車をお薦めする。
【悪い点】
スポーツカーとしてあと一歩と感じるのは、ブレーキペダルのタッチ。剛性感をより高めて、「きれいに抜く」、「フロント荷重を残す」といった繊細な操作にも応えられるようにしてほしい。そして快適性。高速走行時のピッチングを抑制し、ロードノイズを低減すれば、さらに走りの気持ちよさがレベルアップするはずだ。
最後は日常の使い勝手だが、オーディオレスのインパネ設計はさすがに割り切りすぎだと感じる。純正のナビ&オーディオを選ぶと、インパネ中央に無粋な出っ張りができてしまうのも困りもので、もっとスマートな手法を考えてほしい。
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総合評価
外観のデザイン・ボディカラー | 走行性能 | 乗り心地 | 価格 |
---|---|---|---|
4.8 | 4.5 | 3.7 | 3.9 |
内装・インテリアデザイン・質感 | 燃費・経済性 | 装備 | |
4.3 | 4.0 | 4.1 |
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158.6
77.2