「パブリカ」は、「パブリックカー」を略した車名が表すとおり、大衆向けに開発された車種です。1961年に初代が誕生し、1969年に2代目に代替わりしました。小型ながら大人4人が乗れるセダンボディで、車体重量を軽量化するためにモノコック構造が採用されています。なお、派生車種として「トヨタ・スポーツ800」などがあります。初代モデルのUP10型は、全長3520mm、全幅1415mm、全高1380mmのボディに、水平対向式の2気筒OHVエンジンを搭載しています。このエンジンは排気量697ccで、最高出力は28馬力となっています。また、車体重量は580kgに抑えられており、駆動方式としてはFRが採用されています。