エンジンオイル警告灯　あまり気にしない？方が多い｜車検・点検・修理のグーネットピット

エンジンオイルランプ警告灯点灯のご紹介です。
今回はブレーキの修理でご入庫となっているお車です。
どんな具合か確かめるために試運転したところ
信号待ち（アイドリング）で〇印の赤いオイルランプが点灯します。
エンジンを損傷させてしまう可能性があるので、ゆっくり工場に戻り
ました。
メーターの画像はエンジンを止めてのキーＯＮです。
カレーのようなマークのコチラ↓↓

最近になって感じるのですが、
皆さんご存知ない方も多く、点灯したまま走行を続けることは良くない
種類の警告灯になります。
エンジンオイルがほぼ入ってない状態の時に点灯するもので、
潤滑の為にオイルを送り出す事ができない（油圧不足）
とお知らせします。
（他の理由の不具合もあります）

エンジンオイルの点検は、
レベルゲージという〇印の黄色い取っ手のものを使います。
一度引き抜きふき取った後に再度差し込み引き抜きます。
そうした時にレベルゲージに付着したエンジンオイルのレベルの
場所を確認する事で規定量かどうかが分かる仕組みです。

結果、レベルゲージに記載された目盛りが意味をなさないほどに
エンジンオイルが入っていませんでした。

オイルを補充するか交換するかで作業は終えるのですが
このお車の指定オイル種類は「０Ｗ２０」省燃費オイルと一般的に呼ばれています。
フリクション（エンジン内部の抵抗を少なくする）をなくして燃費を良くする
オイルの中では現在の一般的なもので一番柔らかいものです。

昔のお車でオイルの種類が「５Ｗ３０」などの場合は、
エンジンにトラブルが生じている場合でない限り、１万㌔経過して
しまってたなんて言っても、そこまでオイルが無くなるなどという
事はありませんでした。

今のオイルは「０Ｗ２０］［５Ｗ２０」が一般的で、
元々粒子が小さく、オイルが劣化すると尚更サラサラになり、
ピストンのオイルリングで掻き落とせなくなり（回収できない）
燃焼室に残ります。
そして一緒に燃えてしまいオイル量が減少していきます。
メーカーさんでは点検とこまめな補充を推奨しています。

なので
現在のお車のエンジンオイル交換はとても大事な作業といえます。
あまりお車のメンテナンスを行わない方でも時折思い出して
気にかけてみると大事なお車を少しでも長く乗ることができると思います。