フロントガラスの飛び石キズ発生時のお願い　ガラスリペアで補修予定の場合は、衝撃点を早めに保護する事がお勧めです｜車検・点検・修理のグーネットピット

フロントガラスへの飛び石キズ修理（ウインドリペア）のご依頼が、スタッドレスタイヤ（冬用）を装着しているこの時期に多い様な気がします。（私の個人的感覚で）
夏用タイヤに比べ、タイヤ溝も深くゴム質が柔らかいので、溝の間に石や異物を噛み込み易くなり、それが走行時の回転遠心力でフッ飛ぶ・・・からですかね。「走るとカツカツッと音が～」っていう異音の原因が石だったり、「さっきまでカツカツしてたのよ～。今はしなくなったけど・・・」という時も、異物が噛んでいたと予想（いわゆる飛んでった）できます。前置きが長くなりました。
ウインドガラスリペアは衝撃点から専用のレジンを流し込んで固めます。傷の奥まで入り込んでしまった汚れは除去できません。撥水剤など油分が侵入すると、仕上がりというよりリペア自体がウマくいかない時も有ります。ので、傷が発生した時は速やかにテープなどで保護してもらいたいです。
冒頭の画像では、ドライヤーでガラスを温め水分を乾かしてます。傷発生から１週間ほどそのまま毎日走行。ご相談頂いてからテープで保護してもらってます。

ご入庫時には、ヤンバイと水気が入っていました。道路はビジャビジャだし、ワイパーで掃いた際に、一番水気が来る箇所の傷なので、しょうがありません。
余談ですが、
今回の補修箇所はＡピラー（ボデーの骨）に近いので、その後の割れに繋がる可能性もあります。油分の侵入で仕上がりも～の件は、ご了解いただいてのリペアになります。
ただ、出来る限りシッカリと～でチャレンジして行きます。
状態を当て布でチェック。侵入した水気はドライヤーで温め乾かします。ここは加熱しすぎも傷によくないので、その都度触りながら確認で。
水分の乾かしが完了し、ガラスが冷めた所でリペア開始です。
以前にも作業はご紹介しているので割愛します。

今回の傷の形はブルーズアイ（目玉きず）でした。端の輪郭部分に若干のクスミが残りました。が、条件からしても、出来る限りの仕上がりになったと思います。
お客様からご確認。ＯＫを頂きホッとしてます。
飛び石キズは、早めの修理が一番な事はわかりますが、現実的にキビシイと思います。（ガラスを交換するのであれば関係ありませんが）
傷口（衝撃点）から撥水剤や汚れが入らない様にして頂く事が、ウインドリペアを行った際の仕上がりに影響が出ます。
テープ系であれば何でも良いと思います。

余談になりますが、
この時期のアルアルな物が飛んでくる事案の一つです。ザブザブになった雪を、走行中の車がタイヤで踏むと、スッパネを超えた量が飛んで行きます。２車線で並んでてもありますが、中央分離帯の反対車線から滝の様に浴びるって経験もあります。避けようがありませんので焦らず行きましょう。