輸入車
更新日:2026.07.06 / 掲載日:2026.07.06

【2026年の注目】日本導入予定の新型メルセデス・ベンツ3モデルをチェック

メルセデス・ベンツ CLA

ここではドイツ本国で発表された内容をもとに、2026年以降で日本市場に導入されるであろうニューモデルについて解説していく。新技術とコンセプトが一挙に展開されていくことがわかり、メルセデスの底力を感じさせる内容だ。

『メルセデス・ベンツ特集「名車と歩んだ140年」』
2026年、メルセデス・ベンツが創業から140周年を迎えた。「自動車を発明したブランド」としての責任と誇りを胸に、常に時代の最先端を走り続けてきたメルセデスは、人々の憧れと尊敬を集めるブランドとなった。メルセデスはこれまで何を成し遂げ、これからどうなっていくのか。過去、現在、未来を掘り下げる。

Sクラス、CLAそしてCクラスが登場予定

 2026年に日本導入予定のメルセデスで注目すべきは3モデルある。

 フラッグシップサルーンのSクラスは自らが“史上最大のモデルアップデート”と謳うとおり、マイナーチェンジでありながら2700点以上もの部品やユニットを新規開発、または改良したという。

 エクステリアデザインは、約20%大型化したフロントグリル(イルミネーテッド付)、バンパー形状などが新しくなり、スタイリングの印象は従来よりも威厳を増した。

 エントリーモデルは直列6気筒3Lターボのディーゼルで、新たな排ガス規制に対応するべく改良が施された。直列6気筒3Lターボのガソリンも同様に改良。PHEVは2種類用意される。さらに、V型8気筒4Lターボのガソリンは新規開発され、従来よりもパフォーマンスを大きく向上させている。

 新たなE/Eアーキテクチャーが採用され、MBUXやADASの制御が進化。システムの動作が高速化されて性能を向上させている。まさに史上最大の変更を謳うのにふさわしい、全方位的な進化だ。

 フルモデルチェンジを受けて登場するCLAは、コンパクトカーながら上級モデルよりも先に新世代E/Eアーキテクチャー、新しいBEV専用プラットフォームを搭載するなど意欲的なモデルだ。

 日本導入はBEVからで、先代モデルに比べると全長が35mm、ホイールベースが61mm拡大され、ひとまわり大きくなるとともにロングホイールベース・ショートオーバーハングでスタイリッシュになった。

 一充電走行距離は欧州のWLTPモードで792kmにも達している。日本のWLTCモードであれば800km超えは確実であろう。その要因となっているのは驚異的な電費。eAxleの高効率化や2速トランスミッションの採用、空力性能向上などによって実現されている。

 後には直列4気筒2Lターボのガソリン+48V電源のマイルドハイブリッド・モデルも導入される見込みとなっている。

 もう1台の注目モデルはCクラスで、こちらもまずはBEVバージョンから公開されている。

 これまでのメルセデスのBEVはEQCやEQSなど、独立した専用モデルとなっていたが、今後は内燃機関搭載モデルとデザインを共通化し(多少の寸法の違いはあるものの)、「with EQテクノロジー」という名称が付けられる。BEVバージョンはもはや特別な存在ではなく、あくまでCクラスの一員という位置づけだ。これは他モデルも同様。

 メカニズムについては、ドイツで発表済みGLCのBEVと同じく、新世代のMB.EAプラットフォームが採用される。エクステリアデザインは伝統的な3ボックスではなく、「GTリアエンド」と称される流麗なフォルム。美しいうえにBEVにとって重要な空力性能向上という機能ももたらされている。

【メルセデス・ベンツ CLA】電動化と自動化、そしてつながる価値を高めた新型

 新しいデザイン思想や新プラットフォームを採用して登場する最初のモデルとなる。導入当初はBEVモデルからで、航続距離は上級グレードで792km(WLTPモード)と十分以上。MBUXは操作性がさらに洗練されスマホライクになる。運転支援技術の進化により、一般道でも車両が運転操作をサポートする。

【メルセデス・ベンツ Sクラス】大幅マイナーチェンジにより新世代メルセデスを牽引

 メルセデスの理想を体現するフラッグシップモデル。今回も大幅マイナーチェンジにより最新技術とデザインを取り入れたことで、新世代メルセデスを牽引する役割を果たす。AI世代のMB.OSが実現するデジタル的な「おもてなし」を実現させたという。

【メルセデス・ベンツ Cクラス】上質さとAI世代のOSで「Welcome home.」を体現

 6代目となる新型は歴代初となる電気自動車から投入され、ガソリン仕様も追加される。39.1インチもの巨大なMBUXハイパースクリーンも選択可能で、室内の仕立てはクラスの常識を超えた上質なもの。五感に訴えかけるアプローチで「迎え入れられる」感覚を追求。

【メルセデス・ベンツ GLS/GLE/GLEクーペ】人気のSUVモデルが一挙にマイナーチェンジ

 デザインを刷新し、最新世代のMBUXとADASを採用。パワートレインも48Vマイルドハイブリッドを備える新エンジンで、よりパワフルでスムーズになったという。また、48Vシステムを活かした「E-ACTIVE BODY CONTROL」は、クラウドベースのダンパー制御により、バンプに遭遇する直前に自動的にダンピングを調整するハイテクシステムだ。

ドイツ本国で発表されたニューモデル
2025.3CLA Electric
2025.7CLA Shooting Brake
2025.9GLC Electric
2025.12GLB Electric
2026.1S-Class
2026.3VLE、GLB
2026.4C-Class Electric、EQS、GLS / GLE / GLE Coupé
2026.5AMG GT 4-Door Coupé

文●石井昌道 写真●ユニット・コンパス、メルセデス・ベンツ
(掲載されている内容はグーワールド本誌2026年8月号「名車と歩んだ140年【MERCEDES-BENZ SPECIAL】」記事の内容です)

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石井昌道(いしい まさみち)

ライタープロフィール

石井昌道(いしい まさみち)

自動車専門誌の編集部員を経てモータージャーナリストへ。国産車、輸入車、それぞれをメインとする雑誌の編集に携わってきたため知識は幅広く、現在もジャンルを問わない執筆活動を展開。また、ワンメイク・レース等への参戦も豊富。ドライビング・テクニックとともに、クルマの楽しさを学んできた。最近ではメディアの仕事のかたわら、エコドライブの研究、および一般ドライバーへ広く普及させるため精力的に活動中。

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自動車専門誌の編集部員を経てモータージャーナリストへ。国産車、輸入車、それぞれをメインとする雑誌の編集に携わってきたため知識は幅広く、現在もジャンルを問わない執筆活動を展開。また、ワンメイク・レース等への参戦も豊富。ドライビング・テクニックとともに、クルマの楽しさを学んできた。最近ではメディアの仕事のかたわら、エコドライブの研究、および一般ドライバーへ広く普及させるため精力的に活動中。

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