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新車値引き情報
掲載日:2022.11.26 / 更新日:2022.11.26

新型ムーヴキャンバスの値引き交渉術!ディーラー見積もりの結果は?

満点パパを目指して挑戦、激渋キャンバスに大苦戦。正規店脱落、サブ店で起死回生

【プロローグ】 2019年に現在、主に妻が乗っているフレアクロスオーバー(特別仕様車)を購入しました。もちろん本誌の愛読者である私はしっかり値引き交渉をして19万円の値引きを獲得。自信満々で「私もX氏」に投稿し、掲載していただいたまではいいのですが、採点は「4」。松本さんの評価は「発売直後の特別仕様車から値引き率10%が取れれば文句なしの特上クラスです。採点は限りなく5に近い4としました」。残念、あとひと息で満点でした(涙)。
 それから3年が経過。新車に買い替えて“5点”獲得を目指したいところですが、まだまだ早い。当分は乗り続けます。
 そんな折、就職を控えた長女が相談を持ちかけてきました。
「4月から通勤にクルマが必要なの。軽自動車を買おうと思っているんだけど、パパ、なんでも安く買うの、得意でしょ? ディーラーさんとの交渉、頼みたいんだけど?」
「よし、わかった! 俺にまかせとけ♪」
 ふたつ返事で引き受けたのですが、実は厳しい関門がいくつもありました。
関門1:新型問題 娘が大本命としてあげたのはダイハツのキャンバス。フルモデルチェンジ直後だけに値引き状況は激渋。攻略がかなり難しい。
関門2:納期問題 半導体の不足が解消されず、納期にかなりの期間がかかる。果たして3月までに間に合うか?
関門3:予算問題 娘は貯金がほとんどなし。私が銀行でローンを組んで、娘が毎月3万円を支払う。期間は6年間を予定。新卒となる娘の給料は多いはずがなく、そのためには大幅な値引きの奪取が必須!
関門4:親の威厳問題 「パパならなんとかしてくれるよね♡」と大いに期待されており、プレッシャーが半端ない(笑)。
 ともあれ、3月中の納車を目指して、早めに商談をスタートしました。

【1日目(日)】 私の住んでいる地域には経営の違うマツダの販売店が2社ありますが、現在、我が家で所有している軽自動車2台はいずれもマツダA店で購入しています。本来ならこのA店から始めたいところですが、対象のキャロルに決まる可能性は数%。付き合いのある店舗を冷やかしに使いたくないという心情もあるし、なじみの営業氏が一昨年、退社したということもあって、まずはマツダB店へ。
 応対してくれたのは爽やかな笑顔の若い営業マンです。
 早速「娘が来春就職予定のため軽自動車の購入を考えている。納期が遅れているようなので、早めに決めるつもりだ。ともかく予算が厳しい」といったことを伝えてキャロルの見積もりを出してもらおうとすると、
「だったら、ダイハツのキャストなんかどうですか?」
X/娘(ん? あれれ??)
「マツダの看板を掲げていますが、うちはどこのメーカーのクルマも扱えるんです」
X「あっ、俗にサブディーラーとかいう、お店ですか?」
「はい、なんでもOKです。ただしダイハツが一番お値引きできます。とくにキャストなら納期もかかりません」
 しかし娘はキャストにはまったく魅力を感じないため、即、却下。候補車を伝えると、
「ホンダは値引きが出しにくく、とくにN-ONEは本体価格が高めでコスパが悪いのでお勧めできませんね。ワゴンRスマイルとキャンバスだったら、キャンバスをお勧めします」
 そこでキャンバスを選択。本当ならターボを選びたいのですが、価格が高いのでノンターボのG(4WD)の見積もりを出してもらいました。値引きなしの総額は約220万円。
X「う~ん……200万円を大きく超えちゃいますね」
「キャンバスは新型なのであまり値引きできませんが、210万円にはなりますよ」
 10万円引き……最初としてはまずまずでしょう。
 帰りの車内で娘と話し合った結果“コスパが悪い”と評価されたN-ONEは早くも脱落。
 続いてスズキA店へ。
 ラパンの展示車に座ってみましたが、背が高めの娘にはちょっと窮屈。室内も狭く、使い勝手が悪そうなので、これまた候補から外すことに。
 ワゴンRスマイルの見積もりを出してもらうと、値引きは6万3000円。納期は5か月くらいとのこと。
X「以前、こちらで2回商談したことがありますが、2回ともマツダ車に軍配があがりました。今回はお世話になりたいと思っているんですけど……」
「2連敗ですか。今回こそ本気でいかないといけませんね」
X「キャンバスかスマイルかで迷っています」
「頑張ります!」
 ここで店内に蛍の光♪が流れ出したので引き上げました。

【2日目(日)】 松本さんに昨日の状況を伝えると、
「サブディーラー(マツダB店)をダイハツの正規店にぶつけてキャンバス同士の争いに持ち込むのは土壇場まで温存しましょう。最初から同士討ちをあおると引かれてしまう可能性があるので要注意です」
 このアドバイスを頭に入れて、ダイハツの正規店へ。残念ながらキャンバスの試乗車はまだ用意されていません。
 ともあれ商談を開始。ここでもノンターボのG(4WD)を対象にしました。ワゴンRスマイルとの競合を伝えると「スズキさんの値引きはどうですか? 納期は?」と探りを入れてきました。おっ、反応がいいぞ!と思いきや、
「キャンバスはフルチェン直後で値引きが難しいんです」
X「スズキさんはかなりやってくれそうですよ。ダイハツさんも数年前、商談したときはかなり頑張ってくれましたよね」
「以前は他社さんと値引きを競ったのですが、最近は会社の方針でそういったことができなくなっています」
X「で、どれくらいですか?」
「車両本体と付属品から合計8万円のお値引きです」
X「う~ん……もう少し頑張ってもらえませんか?」
「ワゴンRスマイルもお考えということなので最初からかなり優位な額をご提示したんですけど……」
X「では、試乗車が入ったら、また来ます」
 なお、納期は「現時点で約4か月。ただし今後はどうなるかわからない」とのことでした。


スマイルが渋くて笑えません。まさかの白旗……万事休す!?

【3日目(日)】一週間後、スズキB店へ。営業さんは若くてイケメン。娘(免許取得中)を助手席に乗せてワゴンRスマイルを試乗したあと、商談開始。
 キャンバスとの競合を伝えると「ダイハツならうちでも販売していますよ」。またまたサブディーラーでした。
 そこでワゴンRスマイルだけでなく、キャンバスの見積もりも出してもらう。値引きは「どちらも車両本体と付属品から合計8万円」とのこと。
 娘はちょっとがっかりした様子なので「大丈夫! 本格的な段階になったら、もっと頑張ってもらえるよ」と言って、イケメン君に目で合図を送ると「はい、頑張ります!」と、笑顔で応えてくれました。とても感じがいい人です。
 ダイハツ正規店から「キャンバスの試乗車が用意できた」との連絡が入ったので出向きました。助手席で試乗した娘の感想は「スマイルよりもシートの座り心地が良い。ナビまわりはちょっと邪魔くさい感じだが、フロントの視野はスマイルよりも見やすいかも」。かなり気に入ったようです。
X「3年前、こちらで商談したときはキャンバスから20万円引きを出してくれましたよ」
「以前は営業マンの裁量でかなり値引きが出せたんですが、今はできなくなってしまいました。でもできる限りのことはやらせていただきます。後日、最終的な条件を出します」
 自宅に戻って、
X「キャンバスとスマイル、どっちがいい?」
「キャンバス! でも、あと1か月くらいで免許が取れるから、契約はそれまで待ってね。やっぱり自分で試乗車を運転してから決めたいから」
X「わかった。納車は来年4月には間に合いそうなので、それまでしばらく休戦しよう」

【4日目(土)】 約1か月後、再び出陣。スズキA店と2回目の商談。ワゴンRスマイルの前回の値引きは6万3000円。
セ「決めていただけるなら、店長の決裁を取ります。それでも値引きの上乗せは2万円から4万円というところです」
 6万3000円引きで支払い総額は207万2000円。あと4万円の上乗せがあったとしても200万円を超えてしまう。営業さんから「残価設定型クレジットを利用すれば10万円を超える値引きが可能」と言われるが、金利を考えるとメリットはないのでスルーしました。
 スズキは思ったよりガードが堅い。当初は「キャンバスvsワゴンRスマイル」の争いで攻める計画でしたが、娘の気持ちはキャンバスに大きく傾いているので、ダイハツの正規店にサブ2店を絡めて三つ巴争いに持ち込むという作戦に変更することにしました。

【5日目(日)】 サブディーラー、マツダB店と2回目の商談。キャンバスの値引きは2万円上乗せして12万円引きに。付属品などを削ったこともあって支払い総額は205万円まで下がりました。さらなる上乗せを迫ると「店長に決裁をお願いすれば、あと数万円はいけそう」とのこと。なお、参考までに他の候補車の値引き条件を教えてくれました。ワゴンRスマイル=8万4000円、N-ONE=7万5000円、キャロル=14万9000円とのことです。

【6日目(日)】 一週間後、こんどはスズキB店へ。ここもサブディーラーなので、ワゴンRスマイルではなく、狙いをキャンバスに絞って商談を進めます。他社との競合を伝えると、
「見積もりを見せてもらえれば、上長に相談して頑張ります」
X「お見せするのはかまいませんが、あちらの店に迷惑をかけないと約束してくださいね。それから見せるからにはそれ以上の条件をお願いします」(作戦会議で松本さんから教わった応酬話法です)
「はい、わかりました」
 そこで、マツダB店が提示してくれたキャンバス(12万円引き)の見積もりをみせました。
「少し時間をください。結果は後日、お知らせします」


サブ店同士が一騎打ち。決め手は営業さんの人柄♡

【7日目(金)】 5日後、スズキB店が結果を知らせてきました。キャンバスの支払い総額は203万円。マツダB店より2万円安くなりました。
「上長が決裁した、限界のお見積もりです。あと私ができることはガソリンを満タンにして納車することくらいです」
 予算は「月々3万円の6年間=216万円」なので、203万円ならこれを下回っています。しかし、私としては「1クラス上のターボに乗せてやりたい」という気持ちがあるし、長野では必需品のスタッドレスやエンジンスターター、それにETCも含まれていません。
 つまりまだまだ予算オーバーなのです。カワイイ娘のためにもうひと踏ん張りするしかないのです(汗×2)。
 この後、マツダB店とメールでやり取りしました。
X「娘は給料があまりもらえません。さらなるご協力をお願いします。担当さんと店長様の男気に期待しております」
「弊社よりも安くしている確認が取れれば、再度店長に相談いたします」
X「後出しジャンケンはフェアではないので先に頑張っていただいたお店を優先的に考えたいと思っております。各社に最終的なお見積もりをいただき、希望額に一番近いセールスさんのお世話になりたいと思います」
 なお、納期は現時点の発注で来年2月頃とのこと。

【8日目(日)】 娘が免許を取得したのでダイハツ正規店にてキャンバスを試乗。ターボとノンターボの両方を試したところ「明らかに違う! ターボにしたい♡」とのことです。
 いよいよ勝負の時がきました。正規店にサブ店の条件を伝えて一気に攻めます、
「え~そこまで安くしていますか……うちでは無理です……とても太刀打ちできません」
 なんと白旗。まさかの正規店、脱落……こうなったらサブディーラー同士の争いに持ち込むしかありません(汗×3)。
 すぐにスズキB店のイケメン君にメールを入れました。
X「ダイハツさんがギブアップしたので御社とマツダB店さんの一騎打ちです。我が家から近いこともあって私としてはあなたから買いたいです!」
「私としても『ぜひ当社から!』と思っている所存です。よろしくお願いいたします」
 午後2時、スズキB店へ。
 ここまできたら小細工は無用です。ズバリと希望額をぶつけることにしました。
 ストライプスGターボ(4WD)に変更を申し出て支払い総額210万円を要求。さらに持ち込みエンジンスターターとETCの取り付け工賃の無料サービスもお願いしました。本気度をアピールするために持参したハンコをテーブルに置く。
X「OKならすぐに契約させてもらいます」
「わかりました。上長と相談させていただきますので、しばらくお時間をください」
X「良い結果が出るのであればいくらでも待ちますよ」(笑)
 いったん帰宅。(結果が出るまで数日かかるかな)と思いながら月刊自家用車の最新号を読んでいると携帯が鳴った。スズキB店のイケメン君です。
「エンジンスターターは社外品をご購入するとのことですが、最近のクルマは製品によっては対応できない場合があります。純正品にしたほうがいいかと思って、ご連絡しました。よろしければこれも含めて条件を出させていただきます」
 純正品は4万6156円と高めですが、とにかく無駄が嫌いな私は「対応しない」というリスクを考えて、ここは従うことにしました。イケメン君、クルマに詳しく、とても親切です。ますます気に入りました。
 しばらくして再び携帯が鳴りました。
「最終見積もりができましたので、もう一度、ご来店いただけませんか?」
 すぐさまスズキB店へ。提示してきた条件はエンジンスターター込みで支払い総額215万2223円。
「上長と揉みに揉んで、この金額になりました。正直、これが限界です」
X「端数も削れませんか?」
「すみません、もう1円も無理です。これ以上は赤字になってしまいます。新型キャンバスでここまでの数字、今までに出したことがありません」
 さて、どうしよう? マツダB店の「弊社よりも安くしている確認がとれれば、再度店長に相談いたします」という言葉が脳裏をよぎる。★ ここでひとつ、我が家の財務大臣(妻)の意見も聞いてみよう。その場で電話すると、「そこまで頑張ってくれたら、お願いしちゃっていいんじゃない? 娘がこれからお世話になることを考えると営業さんの人柄も大事だからね」。
 これにて一件落着!
 娘よ、これで勘弁してくれ~(笑)。
 最終条件は車両本体とメーカーオプション3万3000円/付属品(29万9856円)から18万1683円引き、持ち込みETCの取り付け工賃サービス、そしてガソリン満タンです。なお、スタッドレスは後日、専門店と交渉してブリヂストンVRX2を格安で購入しました。

購入データ
DAIHATSU ムーヴキャンバス
ストライプスGターボ(4WD)
From長野県
トータル値引き 18.2万円
値引き採点 5
車両本体とメーカーオプション3万3000円/付属品29万9856円から合計18万1683円引き。値引き率は8.1%。さらにETCの取り付け工賃の無料サービスとガソリン満タン納車を獲得。

内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

内外出版/月刊自家用車

オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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