新車値引き情報
更新日:2022.08.25 / 掲載日:2022.08.25

厳選値引き実例 X氏の値引き特報

その1 アルファードから74.6万円引き!

TOYOTA アルファード
SCパッケージ(7人)
トータル値引き 74.6万円
値引き率 12.8%
From大阪府

武器は“義理とハンコ”です。
3時間で36万円も稼ぎました!


 狙いはアルファード一本。
 9年前にアルファード・タイプゴールドをトヨタA店から購入した際、担当セールス氏から「次回もぜひ!」と言われていたので、義理を重んじて連絡を入れました。ちなみに、事前に下取り車を買い取り専門店にみせると185万円の値が付きました。さらに“即引き渡し”なら190万円とのことです。
 妻と一緒にトヨタA店を訪問。提示してきた条件は値引き50万円/下取り165万円。上乗せを迫ると60万円/175万円にアップしました。
 しかし、まだまだ目標には届きません。実は、妻から告げられている予算額を超えた分は私個人の出費となってしまいます。一応、30~40万円は覚悟していますが、現時点では70万円もオーバーしています。そこで、トヨタ同士の競合をあおる作戦に出ることにしました。
X「実は、ネットでカタログを請求したら、トヨタB店のセールスさんが売り込みにやってきたんです。私が『下取り車を購入したセールス氏に義理がある』と言って断っても引きません。かなり強引な人で『決める前に必ず連絡してください』って言われています」
「え~そうなんですか……」
X「でも、今日は決めるつもりできました。ほら、この通り印鑑も持ってきていますよ」
「ありがとうございます! ただ、最近はパソコンの画面にサインをいただくだけで印鑑は不要なんですけど……」
X「あっ、そうなんだ。9年も経つと変わっちゃうね」(笑)
「ともかく、Xさんの本気度とウチを最優先にしてくれる、お気持ちはよくわかりました。少々お待ちください」
 いったん2階に上がって、しばらくして戻ってきました。
 最終的に車両本体から63万2900円引き、付属品(91万2540円)から11万3000円引き(パスポート会員特典3万3000円を含む)で、値引きの合計は74万5900円に。下取り額はリサイクル預託金の戻し分1万6260円を含めて176万6260円で、納車時(7~8か月後)までそのまま維持してくれます。さらにガソリン満タンも獲得しました。
 契約までの所要時間は約3時間。たった1日で商談が終わったのは初めてです。

値引き採点 5
アルファードは大幅な値引きを出していますが、値引きの合計が70万円を超えた例はほとんどありません。文句なしのウルトラCクラスです。下取りもかなりの高値となっていますが、納車直前にもういちど買い取り専門店と比較することをお勧めします。


その2 ロードスターから27.5万円引き!

MAZDA ロードスター
990S(6MT)
トータル値引き 27.5万円
値引き率 9.2%
From東京都

マツダはマツダをもって制す!
当初は5万円、最後は27万円引き!


 マイナーチェンジ後の新型ロードスターが2022年から発売になるとの情報をキャッチ。昨年10月より経営の異なるマツダ販社3店に情報提供を依頼。年末に概算を知るため、カタログや価格表を取り寄せる。
 年が明けると、各店から連絡が入り始めた。そこで必要な付属品を付けた見積もりを提示してもらう。総額は約350万円。各店に「希望は下取り額(12年落ちBMW130iMスポーツ)と値引き額を差し引いて200万円」と伝える。
 3月に入り、まずは試乗。クルマ自体を評価し、購入してもよいと判断。本格的な交渉を開始する。事前に下取り車を買い取り専門店に見せたところ買い取り額は55万円とのこと。
 自宅から離れたマツダA店は下取り額80万円を提示。しかし「値引きは5万円しか出せない」とのことなので脱落。
 隣県のマツダB店は開口一番「ご希望の200万円は無理」とのことなので、付属品を20万円ほど減らして交渉を進めるが、支払い総額は225万円でストップしてしまった。
 最後は自宅から一番近いマツダC店へ。B店の225万円を伝えると「本日中に契約してもらえるなら同じ条件にします」とのこと。そこで予算の200万円に少しでも近づけるため、さらに付属品を削る。
 その結果、支払い総額が216万6620円まで下がったところで「これが限界です」。契約を迫られたが態度を保留して、いったん引き上げる。
 その夜、すでにC店の営業終了時間を過ぎていたので、担当氏の携帯に直接連絡を入れた。
X「端数の1万6620円を削って支払い総額215万円にしてくれるなら契約します」
 OKとなったので終了。
 注文書に記載された最終条件は車両本体と付属品4万9390円から27万5440円引き、下取り額80万1500円(リサイクル預託金1万7500円を含む)となっていた。
 自宅近くのマツダC店で契約に持って行けたのは今後のメンテナンスなどを考慮するとよかったと思います。

値引き採点 4
県境という“地の利”を生かして越境したのが功を奏しています。「自宅から一番近い店に勝負をかけた」のも評価できます。新型からこれだけ取れれば特上クラスです。「30万円引き」もしくは「値引き率10%」を超えていたら採点は5でした。


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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

内外出版/月刊自家用車

オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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