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更新日:2020.06.23 / 掲載日:2018.11.22
ホンダセンシングの特徴とは?気になる機能や搭載車種を紹介

ホンダが独自に開発をした「ホンダセンシング」は、単眼カメラとミリ波レーダーにより未然に事故やトラブルを防げる機能で、安全で快適な運転をサポートしてくれます。特に、高速道路などで長距離運転をする機会が多い場合や、運転する頻度が高い人におすすめです。ぜひ、どのような機能があるのかチェックをして、車選びの参考にしてみてください。
ホンダセンシングの多彩な先進安全機能
ホンダが開発した「ホンダセンシング」は、単眼カメラとミリ波レーダーで常に安全で快適な運転をサポートしてくれる機能です。まずは、どのような安全機能が搭載されているのかをご紹介します。
事故を未然に防ぐ「衝突軽減ブレーキ」
ホンダセンシングには、事故を未然に防ぐ「衝突軽減ブレーキ(CMBS)」が搭載されています。単眼カメラとミリ波レーダーが前方車や歩行者をすばやく把握し、万が一接触する可能性がある場合には、まず音と表示で運転手に警告を促す点が特徴です。
それでも衝突するおそれがある場合には「軽いブレーキング」と「強いブレーキング」を使い分けて、衝突回避や被害減少へと自動ブレーキを作動させます。このように3つの段階に分けて警告をすることで、被害を最小限に抑えるサポートをします。
「誤発進抑制機能」と「後方誤発進抑制機能」も搭載
誤って急発進をした場合やバックをした場合の衝突を回避する「誤発進抑制機能」と「後方誤発進抑制機能」が搭載されています。「誤発進抑制機能」は、停車をしている時や10km/h以下で走行中に前方の車や人を検知し、急発進を抑制します。
「後方誤発進抑制機能」も、10km/h以下でバックをしようとした時に真後ろにある障害物を検知して、駐車時に壁やポールなどに衝突してしまうことを防ぎます。
衝突を回避する「路外逸脱抑制機能」
居眠り運転やわき見運転で知らぬ間に路外に出ていると、隣のレーンを走行する車と接触してしまい、大変危険です。それを回避するのが「路外逸脱抑制機能」です。
単眼カメラが車線を常に把握し、車線をはみ出した場合には音とステアリング振動で運転手に警告を発します。それでも大きく逸脱する場合は、自動ブレーキとステアリング操作のサポートをして、車線内に戻れるようにアシストしてくれます。
快適に運転できる機能にも注目
ホンダセンシングには、まだまだ運転をサポートしてくれる機能が満載です。そこで注目したい機能をいくつか厳選してご紹介します。
自動に加減速する「アダプティブ・クルーズ・コントロール」
思わぬ事故を起こしたりしてしまうのは、適切な車間距離を維持できないことが原因の一つです。
そこで、ホンダセンシングには「アダプティブ・クルーズ・コントロール」が搭載されています。予め設定した速度内で自動でスピードを調整し、適度な車間距離を維持してくれる機能です。
特に、高速道路などの長距離運転の時には、常に一定の車間距離を保つことができ、安全な運転と快適なドライブをサポートしてくれます。
車線に沿って運転しやすい「車線維持支援システム」
高速道路などを走行する時は通常よりもスピードが速くなり、道路の中心を走るだけでも神経を使います。そこで役立つのが「車線維持支援システム(LKAS)」です。
約65km/h以上で走行している時に作動する支援システムで、車線からはみ出しそうになった時にステアリング振動で警告を促します。その後、車線の中央に戻れるようにアシストし、安全な運転をサポートしてくれる点が特徴です。
「先行車発進お知らせ機能」や「標識認識機能」も
ホンダセンシングの意外と便利な機能として、「先行車発進お知らせ機能」や「標識認識機能」も欠かせません。「先行車発進お知らせ機能」は、信号待ちなどで停車をした時に、先方車が発進したことを表示と音でお知らせしてくれる機能です。
また、うっかり見逃してしまいそうな道路標識も常に単眼カメラが目を光らせてくれます。「標識認識機能」では、道路標識を適切なタイミングでメーター内に表示してくれるため、しっかりと目に留まり、見落としにくくなります。
ホンダセンシングを搭載している車種3選
最後に、ホンダセンシングを搭載している車種を厳選してご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。
N-BOX Gホンダセンシング

・全長:3,395mm
・全幅:1,475mm
・総排気量:658cc
・乗車定員:4名
・価格:138万円~
「日本の家族のしあわせのために」をコンセプトとしたコンパクトなファミリーカー。車体が低く乗り降りしやすいのはもちろんのこと、車内は収納が多く、使い勝手が重視されています。できるだけ車内を広くして、家族が快適に過ごせる空間を保っている点も特徴です。
また、「ホンダセンシング」を搭載しており、安全面や運転の快適さをしっかりとサポート。痒い所に手が届く、ホンダの中でも人気のある車種です。
フィット

・全長:4,005mm
・全幅:1,695mm
・総排気量:1,317cc
・乗車定員:5名
・価格:189万円~
「フィット」は、通勤からファミリーカーとしてまで幅広いシーンで利用できるコンパクトカーです。曲線を描いたフォルムはクールで、男女問わず人気があります。また、座席との距離やラゲッジルームも広く確保されており、快適な乗り心地にもこだわっています。
ホンダセンシングが搭載されることで、より安全性と快適性がアップ。長距離運転が多い人にも寄り添う一台となりました。
アコード

・全長:4,730mm
・全幅:1,840mm
・総排気量:1,997cc
・乗車定員:5名
・価格:249万円~
「アコード」は、「人とクルマの調和」をコンセプトとしたミドルクラスモデルです。高級感のある外観と上質な車内が魅力的。ホンダの中でも人気のあるモデルで、マイナーチェンジによってホンダセンシングが搭載されました。
他にもオプション機能が充実しており、使い勝手や好みに合わせてカスタマイズできます。ワンランク上の一台を所有したい人におすすめです。
今回は、ホンダが開発した安全で快適な運転をサポートする機能「ホンダセンシング」の特徴と搭載車種をまとめてご紹介しました。ホンダセンシングは、単眼カメラとミリ波レーダーを駆使して、想定される危険を未然に防止できるのが大きな魅力。快適な運転をサポートする機能ばかりなので、安全性の向上にも繋がります。
ぜひ、ホンダの車種の中でも搭載されているモデルをチェックしてみてください。