車種別・最新情報
更新日:2022.06.29 / 掲載日:2022.06.25
目的別クルマ選び【6】コスパ優秀/パーソナルカー
あなたのワガママ、かなえます!! 【目的別】大満足のクルマ選び×10
クルマ選びに際しては、こう使おう、あれもしようと、新しいクルマのある暮らしへの夢や期待がふくらむ。今回はクルマで叶えたい目的/用途から10カテゴリーを設定し、それを叶える車種をセレクトした。あなたのクルマ選びの参考としていただければ幸いだ。
●文:川島茂夫 ●写真:澤田和久
01■休日をランクアップ【1】 ミドルSUV
02■休日をランクアップ【2】 コンパクトSUV
03■休日をランクアップ【3】 ラージSUV
04■休日をランクアップ【4】 軽クロカン
05■休日をランクアップ【5】 ツーリングカー
06■コスパ優秀【1】 パーソナルカー
07■コスパ優秀【2】 ファミリーカー
08■実燃費で勝負!
09■充電いらずでEV入門
10■渋滞をラクにやり過ごす!
EX■マニュアル車/大幅値引き車 etc.
コスパ優秀 〜その1〜『便利で安い、狙い目モデル』【パーソナルカー】
軽自動車では少し足りない。そんなユーザーにオススメしたいのが、ここで紹介する3つの実力モデルだ。

高速走行も苦にしない
実用コンパクトに注目
クルマの魅力は移動の自由。寄り道回り道も気ままに自在。徒歩や自転車でもいいのだが都市間移動以上はさすがに無理がある。とはいえ車体が大きくなれば道路や駐車施設の整備の影響を受けやすい。気ままにあちこちと出掛けるなら小さなクルマがいい。
ならば軽自動車が一番手に来るかといえば、そうとはいえない。タウンユース限定ならいいが、たまには高速も走るという向きには走行性能面からして軽自動車はちょっと頼りない。快速は求めないにしても、やはり余裕は欲しい。さらに適応用途に大きく影響するキャビン実用性も欲しくなる。
そこで2名乗車主体の用途を中心とすることで、走りの汎用性とコスパから選んだのが、このコーナーで紹介する3モデルだ。
プレ&ポストファミリーで乗るのは一人か二人。広々キャビンがあったとしても空気を運ぶだけになる。ならばダウンサイジングして、その余裕を走りに向けるというのが趣旨でもあり、単純に経済性を求めるのではなく、行動半径の拡大や運転ストレス減のための贅沢も必要投資と考える。
いずれも日常用途はもちろん、遠出のドライブでも、気兼ねなく使えるモデル達である。
DAIHATSU/TOYOTA ロッキー/ライズ

【ココがポイント!!】見た目以上に使えるキャビン空間。小気味良い走りも魅力のひとつ

装備設定に物足りなさはあるが、性能と価格のバランスは良好
軽自動車の開発ノウハウを活かして開発されたスモールSUV。
ガソリン車も、シリーズ式を採用したハイブリッド車も、フットワークこそ穏やかで大人っぽい味わいを持つが、全体的には活発軽快のスポーティ志向が強い。小排気量ゆえに高速域の余力感はほどほどだが、ロングドライブもある程度はこなしてくれる。ただ、運転支援機能が上級グレード中心となるのは残念な部分だ。
キャビン性能は、後席&荷室は平均的な2BOX車よりも広く、実用性も良好。少人数ならばレジャー用途にもなんとか対応できる懐の深さを持つ。ここで紹介するオススメ車の中でも総合力は優れている。






TOYOTA ヤリス

【ココがポイント!!】ガソリン車の燃費も極めて優秀、コスパの良さは国産車トップクラス

走行性能はクラストップレベル。充実の実用機能も見逃せない
先代(ヴィッツ)までは実用志向が強いモデルだったが、現行車は必要最低限の4名乗車居住性や荷室容量は確保されているが、カジュアル&スポーティ志向を強めたこともあって、パーソナルカーの色合いを濃くしている。
そんなバックグランドもあって、走りの汎用性は極めて優秀。高速走行に関しても、入念に煮詰められたフットワークや運転支援システムの採用により、クラストップレベルの実力を持つ。ハイブリッド車の燃費は量販車最高レベル、さらにガソリン車も動力性能と燃費に優れている。
タウンユース向けの実用装備に関してもターン&チルトシートや上級グレードには半自動駐車システムも用意。ACCに停車保持機能がないものの、街乗りも遠出も余裕で運転できる。



MAZDA マツダ2

【ココがポイント!!】全車4WD! 見た目以上に本格志向

走り重視の選択ならば、積極的に狙う価値あり
スペース効率やキャビン実用性の向上にあまり積極的ではないマツダだが、マツダ2も例外ではない。走りやスタイルへのこだわりは強いのだが、キャビン実用性は二の次といったモデルだ。
走りやデザインは嗜好的な要素も大きいのでマツダのこだわりに誰もが賛同するとは思わないが、スモール2BOXにまでディーゼルターボ車を設定するなど、走りの汎用性を高めているのは事実。ACCは選べるがCTSが非採用なのは惜しいところ。高速域でのフットワークの安心感は間違いなくクラス最良。ガソリン車は性能と価格のバランス、ディーゼル車はゆとりある動力性能と、2つの視点で選ぶことができる。

その他の要チェックモデル
SUZUKI スイフト

MITSUBISHI ミラージュ
