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更新日:2020.04.21 / 掲載日:2017.12.18

マツダCX-5の概要と歴史をまとめてみた

マツダCX-5の概要と歴史をまとめてみた

グーネット編集チーム

マツダCX-5は、コンパクトクロスオーバーSUVタイプのグローバル戦略車として2012年2月に発売されました。

コンセプトカー「マツダ 勢(MINAGI)」を経て、マツダ新世代商品群の第一弾として、2011年ジュネーブモーターショーでワールドプレミアされ、マツダ独自の革新的技術「SKYACTIV TECHNOLOGY」と、マツダ独自の新デザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を採用した、個性的で革新的な新世代SUVです。

マツダの新世代デザインに共通するシグネチャーウイングを採用した、ヨーロピアンテイストで立体感あふれるフロントフェイス、躍動感を体現するかのようなダイナミックなボディデザインに加えて、高級感と快適性能を兼ね備えた室内空間、意のままにクルマを繰る操作性と高い安全性能を両立したモデルです。

CX-5から初採用となるSUVの中でもトップレベルの燃費性能を誇る高効率直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」、クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」は低燃費性能とともに高い走行性能が評価され、販売開始約1ヶ月の累計受注台数が、月間販売計画1,000台に対し約8,000台を受注するなど、好調なセールスを現在までに記録しています。

2012年2月の販売と同時に、現在までに北米、欧州、オセアニア諸国などの約120ヵ国で販売され、2016年10月末の時点で約157万台の販売を記録しています。
これはマツダの年間販売台数の約4分の1を占める台数であり、2015年4月には、「アクセラ(海外名:Mazda3)」に次ぐ2番目の早さで世界累計生産台数100万台を達成するなど、今なお高い人気を維持するマツダの基幹モデルです。

また、優れたパッケージングが評価され「2012-2013 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しています。

車名の「CX-5」の由来は、「C」はクロスオーバーコンセプト、「X」はスポーツカーの意味であり、「CX」はマツダのクロスロードモデルを表しています。
数字はマツダ独自の車格を体系化して1から9までの数字を用いており、数字が大きい方が上級モデルとされています。海外戦略を視野に入れた、コードネームのような車名は、新世代SUVに相応しいネーミングと言えるでしょう。

初代 CX-5 KE系(2012年~2016年)

初代 CX-5 KE系(2012年~2016年)

グーネット編集チーム

初代CX-5は2012年2月、初のマツダ独自の「SKYACTIV TECHNOLOGY」を採用した、5人乗りの新型クロスオーバーSUV(スポーツユーティリティビークル)として発売されました。

『優れた環境・安全性能』と、『走る歓び』を両立させることを目指し開発され、マツダの新デザインテーマ「魂動(こどう)」を具現化した精悍でワイドなボディデザインに加え、主力モデルとなる2.2Lクリーンディーゼルエンジンの4.0L V8ガソリンエンジン車並みの力強い走り、優れた低燃費性能を実現しました。
発売当初より全世界で好評価を得るなど、優れたセールスを記録したモデルです。

エンジン、トランスミッションなどのパワートレインはもちろん、ボディやシャシーなどの基幹部分から細部にわたるまで徹底的な造り込みがなされています。
高次元に完成されたCX-5はあらゆるシーンで、乗員全員が快適にドライブを楽しめるスポーティな走行が可能です。

【エクステリア・パッケージング】
獲物に飛びかかろうとするチーターを彷彿とさせる躍動感・生命力あふれるアグレッシブなフォルムを採用しています。
個性的なフロントフェイスは、新世代のマツダに共通した、ブランドシンボルを飾る特徴的な5角形の大型グリルを持つシグネチャーウイングを中心に、吊り上がる大型のフロントライトなど、一目でCX-5と認識できる、モダンでダイナミックなデザインが特徴です。

【インテリア】
インテリアデザインはマツダの特徴的な、シンプルでありながらもスポーティに構成されており、全体的に機能性、実用性が重視されたSUVらしい使い勝手の良さを感じるデザインです。
同時にドア内張りやインナードアハンドルのサテンクロームメッキ加飾が施されるなど、高級感や上質でモダンな室内空間を演出しています。

長時間のドライブでも疲れを感じにくく、かつ適正なドライビングポジションを保持することができるクッション性に優れるシートを備えています。
後席の足元や頭上の余裕と相まって、大人5人がゆったり座れる空間を実現し、大容量のラゲッジスペースもさまざまな用途に活躍します。

【ドライブトレイン・ボディ・足回り】
搭載するエンジンは2.2Lクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」、2.0L直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」の2種類のラインナップで構成されています。

新世代の「SKYACTIV」エンジン技術、アイドリングストップ機構「i-stop(アイ・ストップ)」を採用するそれぞれのエンジンは、SUVカテゴリートップとなる優れた低燃費性能、クラスを超えた全域にわたりトルクフルで力強い加速を実現しました。

また、新世代6速AT「SKYACTIV-DRIVE」との組み合わせにより、伸びやかでダイレクトなエンジンフィールも魅力的です。

新世代の軽量高剛性ボディ「SKYACTIVボディ」をマツダ車として初採用しました。
フロントバンパー、リアバンパーの内側にダメージを低減させるバンパービーム設置することで、衝突時に車体が受けるダメージを大幅に軽減します。
同時にフレームの軽量化を実現し、高い安全性能と機能性を兼ね備えた新型高剛性ボディです。

また、足周りに関しては、フロントをマクファーソンストラット式、リアにマルチリンク式のサスペンションが採用され、17インチホイール、高剛性ボディの組み合わせにより、走行中の不安定な挙動を抑えています。
安定したダンピング性能を持つ、快適でスポーティなドライビングを実現しています。
スタンダードグレードを除き、2WD/FFとフルタイム4WDモデルが設定されています。

【安全性能】
新世代の軽量高剛性ボディ「SKYACTIVボディ」を採用しています。
カーテン&フロントサイドエアバッグやDSC&TCS、ブレーキの自動制御で衝突被害の軽減を図る「スマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS)」をはじめ、より低速域から作動するように進化した「リア・ビークル・モニタリングシステム(RVM)」を一部のグレードに採用するなど、先進的な機能と世界最高水準の安全性能を実現しました。

それによってドライビングへの安心感、信頼性を高める優れたパッケージングが特徴です。

CX-5 20C(2012年2月モデル)

ボディタイプ:SUV・クロスカントリー・ライトクロカン
乗車定員:5名
駆動方式:FF
ボディサイズ:4540×1840×1705mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:1910×1530×1280mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)225/65R17 102V(後)225/65R17 102V
エンジンタイプ:PE-VPS型 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
排気量:1997cc
最高出力:155ps(114kW)/6000rpm
最大トルク:20.0kg・m(196N・m)/4000rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:16.0km/リットル
車両重量:1460kg
価格:2,050,000円
自動車税:年間39,500円 ※

※自動車税は2017年8月時点で参照したものとなります。

参考:
http://www.goo-net.com/catalog/MAZDA/CX5/10074600/index.html

・主なグレード
「20C」、「20S」、「XD」、「XD Lパッケージ」など。

・主なオプション
アルミホイール(19×7J)、フロントグリルガーニッシュ(ブリリアントブラック)、フォグランプベゼルガーニッシュ(ブリリアントブラック)、サイドアンダーガーニッシュ、リアアンダーガーニッシュ、フロントバンパーフィン、ボンネットガーニッシュ、ATシフトノブパネル(ブリリアントブラック)、フットランプ&イルミネーション、コンソールイルミネーション、スマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS)リア・ビークル・モニタリングシステム(RVM)、ナビゲーション用SDカードPLUSなど。

・カラーバリエーション
ブラックマイカ、アルミニウムメタリック、ジールレッドマイカ、ベロシティレッドマイカ、スカイブルーマイカ、クリスタルホワイトパールマイカ。
(発売時期・グレードにより異なります)

マツダ CX-5 KE系の中古車一覧:
http://www.goo-net.com/usedcar/brand-MAZDA/car-CX-5/model-1-10252021/index.html

2代目 CX-5 KF系(2017年~)

2代目 CX-5 KF系(2017年~)

グーネット編集チーム

CX-5は、2017年2月にフルモデルチェンジを行い、2代目CX-5へと移行しました。
2代目CX-5は「すべてのお客さまを笑顔にするSUV」をキーワードに、基幹車種となった先代モデルより継承される優れたクロスオーバーSUVであり続けると同時に、マツダ独自の先進技術をふんだんに取り入れたモデルとなりました。

発売後の約1ヶ月間で月間販売計画台数の2,400台を大きく上回る、約16,000台の受注を記録するなど、先代モデル以上に安定した高い人気を誇るモデルです。

全体的なデザインはキープコンセプトであり、新たに「REFINED TOUGHNESS=洗練された力強さ」をキーワードに掲げています。
エクステリア、インテリアデザインを「成熟した骨格」、「品格のあるフォルム」、「仕立ての良い質感」の3つの要素を満たしたデザインとなっています。

【エクステリア・パッケージング】
先代よりからの「魂動(こどう)-Soul of Motion」コンセプトはそのままに、より一層の造形美を追求した、彫りの深いディテールデザインを採用することで、全体的に無駄を削いだシンプルながらシャープな力強いデザインが特徴です。

ボディサイドはフロントノーズ部分からリアエンドまでエモーショナルでスピード感あるフォルムが採用され、躍動感あるモダンでスタイリッシュな造形です。

【インテリア】
インテリアは先代からのブラッシュアップであり、シンプルながらスポーティに演出されており、新開発のデコレーションパネルを採用し、12層の印刷とコーティングを重ねることによって、深みある上質な高級感を醸し出しています。
質感に優れた厚みのある立体的で掛け心地の良いシート、上質でセンスの良いインテリアデザインの採用と相まって、堂々とした安定感と高級感を併せ持つ快適で伸びやかな室内空間が特徴です。

【ドライブトレイン・ボディ・足回り】
先代より継承する、2.2Lクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」、高効率直噴ガソリンエンジンの2.0Lバージョン「SKYACTIV-G 2.0」、2.5Lバージョン「SKYACTIV-G 2.5」の3種類のラインナップとなります。
全エンジンに改良が加えられ、先代を凌ぐ低燃費性能、より一層の滑らかなエンジンフィールを実現しています。

「SKYACTIV-D 2.2」はディーゼル車特有のエンジンメカニカルノイズを大幅に軽減する「ナチュラル・サウンド・スムーザー」、「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」を新たに採用し、走行時の静粛性を高め、アクセル操作の反応をよりダイレクトに機能させる「DE精密過給制御」も採用され、より魅力的なエンジンに進化しました。

また、新採用となるオートマチックトランスミッション「SKYACTIV-DRIVE」は、急加速などドライバーの意図的なアクセル操作を感知し、適正なシフト変速制御を行います。

新世代車両運動制御技術である「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS」の第一弾となる「G-Vectoring Control」は、ドライバーのハンドリングを感知し、エンジンの駆動トルクを緻密に変化させ、4輪への接地荷重をコントロールし、最適化する先進技術です。これらの先進機能を採用することにより、ドライバーをはじめ乗員の誰もがリラックスできる安心感の高い走行をサポートしています。

先代より採用されている「SKYACTIV-BODY」は、ねじり剛性を大幅に高め、新採用のコラム式とともにさらなる操作性の向上、スタビリティの高い走行安定性能を提供しています。

【安全性能】
車両や障害物、歩行者との衝突の危険性を検知し回避、もしくは衝突による被害の低減を図る、先進のぶつからない技術である「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)」、交通標識を認識する「交通標識認識システム」や夜間の安全走行をサポートする「アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)」などの先進安全技術「i-ACTIVSENSE」を搭載し、高い安全性能を備えています。

CX-5 20S(2017年2月モデル)

ボディタイプ:SUV・クロスカントリー・ライトクロカン
乗車定員:5名
駆動方式:FF
ボディサイズ:4545×1840×1690mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:1890×1540×1265mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)225/65R17 102V(後)225/65R17 102V
エンジンタイプ:PE-VPS型 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
排気量:1997cc
最高出力:155ps(114kW)/6000rpm
最大トルク:20.0kg・m(196N・m)/4000rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:16.0km/リットル
車両重量:1510kg
価格:2,462,400円
自動車税:年間39,500円 ※

※自動車税は2017年8月時点で参照したものとなります。

参考:
http://www.goo-net.com/catalog/MAZDA/CX5/10107813/index.html

・主なグレード
「20S」、「20S プロアクティブ」、「XD」、「XD プロアクティブ」、「XD Lパッケージ」、「25S」、「25S プロアクティブ」、「25S Lパッケージ」など。

・主なオプション
アルミホイール(19×7J)、フロントアンダーガーニッシュ、フロントバンパーフィン、サイドアンダーガーニッシュ、リフトゲートガーニッシュ、リアアンダーガーニッシュ、フォグランプガーニッシュ、フロントアンダーガーニッシュ(LEDアクセサリーランプ付)、サイドアンダーガーニッシュ、リアアンダーガーニッシュ、シグネチャーウイングイルミネーション、ウエルカムランプ、ナビゲーション用SDカードPLUSなど。

・カラーバリエーション
ジェットブラックマイカ、チタニウムフラッシュマイカ、ディープクリスタルブルーマイカ、ソニックシルバーメタリック、エターナルブルーマイカ、マシーングレープレミアムメタリック、ソウルレッドクリスタルメタリック、スノーフレイクホワイトパールマイカなど。
(発売時期・グレードにより異なります)

マツダ CX-5 KFの中古車一覧:
http://www.goo-net.com/usedcar/brand-MAZDA/car-CX-5/model-2-10252021/index.html

CX-5は2012年2月の発売以来、スタイリッシュなボディデザイン、優れた操作性とトルクフルなエンジンフィール、優れた燃費性能などから、高い人気を誇るクロスオーバーSUVモデルです。

2017年2月に2代目へ移行されてからも、国内外で高評価を博しており、グローバル戦略車として、今後も進化が期待されるマツダの基幹モデルです。

マツダ CX-5の中古車一覧:
http://www.goo-net.com/usedcar/brand-MAZDA/car-CX-5/index.html

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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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