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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.30

マツダCX-5発売間際

この驚異的な価格を見よ!

ボディカラーは全6色の設定:スカイブルーマイカ ジールレッドマイカ ベロシティレッドマイカ アルミニウムメタリック ブラックマイカ クリスタルホワイトパールマイカ

ボディカラーは全6色の設定:スカイブルーマイカ ジールレッドマイカ ベロシティレッドマイカ アルミニウムメタリック ブラックマイカ クリスタルホワイトパールマイカ

【本記事は2012年3月にベストカーに掲載された記事となります。】まずはこの驚異的な価格を見よ!デミオ、アクセラに続くSKYACTIVテクノロジー搭載第3弾として2月16日にデビューするマツダCX-5。技術発表を早々と展開し、擬装したプロトタイプながら試乗もさせ、市販モデルは東京モーターショーで公開ずみ。形もスペックも判明しているが唯一明らかになっていなかったのが価格。それがデビュー前の1月27日から受注を開始したことで判明!通常ニューカーの紹介といえば、そのクルマのスペック、魅力などを述べた後、価格を紹介して、買い得感が高い、イマイチなどと判断するのが常套手段だが、CX-5は掟破りで価格から説明してしまおう。なにしろ安い、とにかく安いのだ。「国内でのディーゼルに対するネガティブなイメージを払拭し、ディーゼルの普及に努めていきたい」という、山内孝社長のコメントに対し、ディーゼルは価格次第、という指摘もあったが、ふたを開けてビックリ仰天! マツダがディーゼルを日本で本当に普及させたいという思いが価格に込められている。2L SKYACTIV-G(ガソリン)搭載モデルは最廉価モデルの20Cが205万円! 一番の売れ筋と思われる20Sが220万円~、注目のディーゼルはXD(クロスディー)が258万円の超バーゲンプライス。上級モデルにXDのレザーパッケージが設定されているが、XDで充分! 最大のライバルであるX-トレイル20GTの6MTが308万7000円、6ATが313万9500円だから、いかにCX-5の価格設定が安いかがわかるハズ。革命的かつ挑戦的価格のCX-5の魅力を紹介する。これまでのデミオ、アクセラがマイチェンでSKYACTIVテクノロジーが搭載されたのに対し、CX-5はまったくゼロからの立ち上げで、SKYACTIV-G&D、SKYACTIV-ATに加え、SKYACTIV-BODY、SKYACTIV-CHASSIS(シャシー)のフルSKYACTIV第1弾だ。

ボディサイズ

SKYACTIV-BODY:高剛性ボディは世界最高レベルの衝突安全性能を実現すると同時に運動性能を高めるのにも貢献している縁の下の力持ち的存在

SKYACTIV-BODY:高剛性ボディは世界最高レベルの衝突安全性能を実現すると同時に運動性能を高めるのにも貢献している縁の下の力持ち的存在

■ボディサイズ全長4540(-95)×全幅1840(+50)×全高1705(+5)mmで、ホイールベースはクラス最長となる2700(+70)mm。カッコ内はX-トレイル20GTとの比較だが、ショート&ワイド。ただ1840mmの全幅が販売面の足枷にならなければいいが……。車重は1440~1610kg。SKYACTIV-BODYの採用で、高剛性かつ高度な衝突安全性を確保。

エクステリア

押し出しの強いフロントマスク、ボディサイドの流麗なラインなど、躍動感があり、SUVながら強烈にスポーティに仕上げられている。CX-5は魅力にあふれているが、1840mmの全幅が唯一のネック?

押し出しの強いフロントマスク、ボディサイドの流麗なラインなど、躍動感があり、SUVながら強烈にスポーティに仕上げられている。CX-5は魅力にあふれているが、1840mmの全幅が唯一のネック?

■エクステリアコンセプトカーの靱(しなり)、勢(みなぎ)で提案した新デザインテーマの魂動(こどう)を具現化した躍動感に満ちたデザインを採用。SUVながらスポーツカールック。どことなくオフロードの香りのするX-トレイルとは対照的。デザイン的には同じ日産のデュアリスがライバルといった感じ。

SKYACTIV-D

SKYACTIV-D

SKYACTIV-Dは世界初の後処理のいらないディーゼルで、それによりシリンダーの薄肉化などにより従来のディーゼルに比べて20kg程度軽量化しているというのも燃費に貢献。しかも、プロトタイプ試乗時には、ディーゼルとは思えないほど高回転まで回ると大評判だったスポーツ性も持っている。ガソリン、ディーゼルの全グレードともエコカー補助金の対象車で、取得税、重量税は免税される。ただし、クリーンディーゼルの補助金については、23年度分は3月7日が締め切りとなっているため微妙(註・両方の補助金はもらえずどちらか)。

トランスミッション

SKYACTIV-AT:6速のSKYACTIV-ATはすでにアクセラで市場投入されているが、CX-5ではさらに進化させている。ロックアップ領域をほぼ全域に拡大、低燃費とダイレクト感のあるシフトフィールを実現。上質かつスポーティな走りを楽しむことができる絶好のアイテム

SKYACTIV-AT:6速のSKYACTIV-ATはすでにアクセラで市場投入されているが、CX-5ではさらに進化させている。ロックアップ領域をほぼ全域に拡大、低燃費とダイレクト感のあるシフトフィールを実現。上質かつスポーティな走りを楽しむことができる絶好のアイテム

■トランスミッション欧州仕様には6速のSKYACTIV-MTがラインアップされているが、日本では6速のSKYACTIV-ATのみ。この6ATはロックアップ領域を全域に拡大し、燃費の向上に貢献しているが、リニアで上質なシフトフィールを実現し、軽快な走りをサポートしている点は見逃せない。

インテリア

インテリア:水平基調のデザインはシック&スポーティ。SUVというよりスポーツ&GTといった雰囲気。最上級モデルにはレザーシートが標準装備される

インテリア:水平基調のデザインはシック&スポーティ。SUVというよりスポーツ&GTといった雰囲気。最上級モデルにはレザーシートが標準装備される

■インテリアエクステリア同様に、SUVながらスポーティでドライバーコンシャスなデザイン。インパネ、ドアトリムなどは、新開発のソフトパッドにより質感が高められている。

メーターは3眼タイプを採用。リアシートは4-2-4分割可倒式で、カラクリ機構により使い勝手を高めている

メーターは3眼タイプを採用。リアシートは4-2-4分割可倒式で、カラクリ機構により使い勝手を高めている

ロングホイールベースにより室内空間の余裕は絶大で、リアシートは4-2-4分割可倒式で、マツダお得意のカラクリ機構も備えているので使い勝手は抜群にいい。トランク容量は503Lでサブトランク付き。長尺ものも楽々と収納。動力性能、ハンドリング、使い勝手、燃費のすべてでクラス最高レベルを誇るCX-5。オマケに超絶に安いとくれば、売れてくれなきゃ困る!

CX-5が新たな魅力でぶち破れるか

■ガソリン車両車FF同士で比較。同じエンジン排気量ながらCX-5はパワー重視、X-トレイルはトルク重視。しかし、JC08モード燃費で比較すると、SKYACTIVテクノロジーの威力を発揮し、CX-5が2.0km/L X-トレイルを上回る。■ディーゼルX-トレイルの173ps/36.7kgmはデビュー当初、そのトルクの大きさに驚かされたものだが、CX-5は175ps/42.8kgmの圧巻のトルクを誇る。排気量はCX-5がX-トレイルより約200cc大きいが、その差以上のトルクの差は圧巻。注目の燃費。CX-5はディーゼル搭載のFFをラインナップするが、X-トレイルは4WDのみ。いっぽうX-トレイルは6MTをラインナップするが、CX-5は6ATのみということで、4WDのAT同士で比較。JC08モード燃費は、X-トレイルの14.2km/Lに対しCX-5は18.0km/L。この差はかなりデカい!いっぽう4WDの総合能力は、オールモード4×4iを搭載するX-トレイルの優勢。価格は、ガソリン同士はほぼ互角ながら、ディーゼルは34万9500円CX-5が安い設定。絶大なるX-トレイルのブランドイメージをCX-5が新たな魅力でぶち破れるかに注目だ。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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